MH3から登場する大剣。
ウラガンキンの素材によって作られたブラスウォルの強化形。
目次
概要 
- ブレイズブレイド(改)にウラガンキンの素材を加え、新たに打ち直した大剣。
ほぼモンスターの素材で作られていながら金属のような金色の光沢を持つ。
超硬度の素材から打たれた刃を持ち、圧倒的な重量から繰り出される一撃は凄まじく、
驚異的な硬度から守りの面でも優れている。
正に究極の攻防の実現に成功した武器であるが、それ故に扱いは非常に困難である。
まばゆく煌めく刀身は返り血を浴びてもくすむことはない。
性能 
MH3・MHP3 
- 攻撃力がもんのすごく高い。MH3では全大剣トップの1104である。
MHP3でもアカムトルムやウカムルバスの武器に迫るほどで、MH3Gでは下手なG級武器よりも強力。
しかもこの武器を装備すると防御力が大きく上昇する。
MH3、MHP3ではなんと40も上がる。下位の防具をもうひとつ装備したようなものである。
MH3Gでは弱体化されたが、それでもやはり上昇率は他の武器に比べて高い。
また、覚醒を発動させることで火属性を得られる。
これだけなら確かに攻防を両立した非常に強力な武器に見えるのだが…。
- この武器、実は非常に大きな問題を抱えている。それは斬れ味が最高で緑までしかないという事。
しかも斬れ味レベル+1を発動させても、緑ゲージが延びるだけでそれ以上の強化はされない。
確かに攻撃力の数値は文句無しに高いのだが、斬れ味による補正は全くと言っていいほど乗らず、
肉質の堅いモンスターが相手の場合は攻撃を悉く弾かれてしまう事も。
このため非常に扱いが難しく、超攻撃力かと思いきや他の武器よりはるかに時間が掛かってしまう事も多い。
…まぁこの点はウラガンキンの武器についてはほとんどがそうなのだが、
見た目がなかなかカッコイイだけに非常に残念である。
- 一応MHP3では少々の尖竜骨を集めれば作れる上に、攻撃力は周りの大剣より高い。
上位最序盤で不足しがちな防御力を+30補えるので、スタートダッシュには使える。
ただやはり斬れ味が劣悪である点、
それとそもそも強化前のブレイズブレイド改が作成難易度とランクの割には強かったりするので
それで粘ってもう少し上の大剣を作った方がより良かったりはする。
MH3G 
- MH3Gではクラッグクリフに、そしてさらに断崖剣ゴライアスへと強化できる。
生産は出来ないため、地道にブレイズブレイドから強化することになる。
クラッグクリフからは亜種素材を主に使用するためか、刀身の一部が亜種の体色になる。
所謂、通常種と亜種のハイブリッド大剣でもある。
荒々しい剛殻が残る巨剣とされており、振り下ろせば大地が揺らぎ、振りかざせば大気が揺らぐという。- 攻撃力はさらに高まり、断崖剣ゴライアスに至っては角王剣アーティラートに次ぐ
1440となる。これは武器倍率でいえば300にもなる。
- しかし相変わらず斬れ味がひどい。最終強化してもまたまた緑止まり。
断崖剣ゴライアスに斬れ味レベル+1を組み合わせると、
ゲージのほぼ半分が緑になるが、青以上にはならない。
そのため、数値上の攻撃力に反して、
実質的な攻撃力は斬れ味が紫で攻撃力1056の大剣
(アルレボと同値。しかもあちらは強化途上の龍属性武器で、
強化すれば一線級の龍属性大剣となる)と変わらない。
つまり攻撃力1248の武器の青ゲージに本当に僅差で勝つレベルである…
この頃から鈍器のスキルがあれば…
これでは、せっかく覚醒で火属性を手にしても全く使えない。
表示上の数値こそ高いものの、G級で最終強化できる大剣としてはかなり火力の低い部類となり、
特に肉質が非常に硬いG級モンスターが相手では、
事あるごとに攻撃を弾かれて、まともに戦う事さえも困難となる。
しかし、一部の初心者は斬れ味補正が攻撃力にまで影響するとは知らず、
「ゴライアスが最強武器」という勘違いを招いている。せっかくだから誤解を解いてあげよう。
- また、防御力の上昇率もほんの僅かだが引き下げられた。
その反面スロットが追加されて汎用性は…上がったのだろうか?
- 3Gでは上位でヒドゥンブレイズ系統に派生強化できるので、
そちらに派生させるのがお勧め。
とはいえ、ヒドゥンブレイズ系統も、強力かと言われるとお世辞にもそうでなかったりするが…。
- 攻撃力はさらに高まり、断崖剣ゴライアスに至っては角王剣アーティラートに次ぐ
MH4 
- 今作でも続投。テツカブラの武骨包丁からブラスウォル→グレンウォル→クラッグクリフとなる。
相変わらず攻撃力が高く、その数値は1008(武器倍率210)とMH4の大剣中3位タイ。- ちなみに1位はアカム大剣の覇剣エムカムトルムとイベント大剣の仁剣【侠客立ち】で、
もう1本の3位はアマデュラ大剣の鎧袖一触に断つダイト、
続く5位はティガ希少種大剣の衝大剣【赤威】となる。- ちなみにエムカムは会心率こそ30%と高いが斬れ味が素で黄、匠でようやく緑と相変わらずで、
ダイトは匠の有無に関わらず青だが、会心率は-10%と許容範囲内。
衝大剣も斬れ味青止まりだが、斬れ味フォロースキルを切っても充分な長さを持つ。
侠客立ち? 気の毒過ぎてとてもツッコめねェよ。 - ではクラッグはどうかと言うと、素では緑までだが、匠で青と白が10ずつ出る。
合格圏とは言えないが、ガンキン大剣だと考えれば健闘したと言えるだろう。
ついでに言えば、会心率も0%と安定していたりする。 - 斬れ味補正・会心込みの期待値では
エムカムが230x(1+0.25x30/100)x1.05=259.6125、
侠客立ちが230x(1+0.25x(-70)/100)x1.2=227.7、
ダイトが210x(1+0.25x(-10)/100)x1.2=245.7、
衝大剣が200x(1+0.25x10/100)x1.2=246.0、
そしてクラッグが210x1.32=277.2となり、この中ではクラッグが最強となる。
- ちなみにエムカムは会心率こそ30%と高いが斬れ味が素で黄、匠でようやく緑と相変わらずで、
- ちなみに1位はアカム大剣の覇剣エムカムトルムとイベント大剣の仁剣【侠客立ち】で、
- 「でも所詮ガンキン大剣でしょ。それに今回は唯一の紫持ちであるミラブレイドもあるし。」
と思う人が大半…と言うかほぼ全員であると思われる。
実際ミラブレイドは武器倍率180x斬れ味補正1.45=261という数値を誇る。
…しかしお気付きだろうか。クラッグの方が威力が上であるという驚愕の事実を。
つまり最大ダメージを出せる大剣は何とガンキン大剣なのである。
- だが、「ではガンキン大剣が最強なのか?」と言われると、そうとも言い切れないのが実情である。
- まず属性では、クラッグは覚醒で火370、ミラブレイドは素で龍300を持ちエムカムは属性を持たない。
しかしクラッグは、今作では匠との両立が極めて困難な覚醒が必要なので、
事実上無属性だと考えて良い。まずここでミラブレイドが1つ有利を取る。
次にスロットだが、ミラブレイドは0、エムカムは1なのに対し、クラッグは何と3もある。
ここではクラッグが有利だ。
また入手時期・難易度に関しては、比べるまでもなくクラッグが有利となる。 - そしてここからが本題だが、斬れ味は上記の通り、クラッグは青10白10である。
それに対し、ミラブレイドは紫20白10、エムカムは緑50である。
そして大剣の基準として、「斬れ味の量は最低20、出来れば30」というのがある。
ここから算出すると、- まず合格圏内ギリギリの20で見た場合、
クラッグは210x(1.32+1.2)=529.2、
ミラブレイドは180x(1.45x2)=522
(エムカムは230x(1+0.25x30/100)x1.05x2=519.2)
でクラッグがミラブレイドを7.2上回る。 - そして希望値である30で見た場合、
クラッグは210x(1.32+1.2+1.05)=749.7、
ミラブレイドは180x(1.45x2+1.32)=759.6
(エムカムは230x(1+0.25x30/100)x1.05x3=778.8)
でミラブレイドがクラッグを9.9上回る。
- まず合格圏内ギリギリの20で見た場合、
- 実際にはここにモーション値や肉質、更に属性ダメージもあるので計算がややこしくなるが、
どう計算しても龍が効く相手にはミラブレイド一択だろう。
しかしそれ以外の相手には正直誤差レベルの差しか無いのである。
先に述べた余談も含めると、本当に甲乙付け難いと言える。
- まず属性では、クラッグは覚醒で火370、ミラブレイドは素で龍300を持ちエムカムは属性を持たない。
- このようにミラブレイドと接戦を繰り広げるクラッグクリフだが、
この構図はMH3Gにおけるネロ=アングイッシュと剛断剣タルタロスの関係に非常に似ている。
比較すべき項目の詳細が結構違うものの、
甲乙付け難いという点ではMH3Gの最強大剣決定戦の再現と言えなくも無い。
- ちなみに上記のエムカムのデータを見ると分かる様に、希望値30ならば両者を上回る計算になる。
だが匠有りでも緑ゲージなので、肉質が硬い希少種などとの相性は特に悪く、
また会心込みでの期待値であるため、抜刀術【技】を前提とすると両方に負けてしまう。
しかし継戦能力は高いので、闘技場など研ぐ機会が少ないクエストでは猛威を振るう。
よってスキル構成やクエストに応じてこれら3本の大剣を使い分けると良い。
- また、期待値で大きく劣るとはいえ衝大剣も無視できない存在である。
というのも、あちらは匠を切れるため、クラッグと違い覚醒の発動が視野に入る。
そして覚醒で現れるのは汎用性に優れる爆破属性。
匠を切り、覚醒を発動させるのであればラギア一式が非常に有用であり、
クラッグの前提となる大剣テンプレと比較すると、匠が付かない代わりに弱点特効+覚醒が発動する
といった感じになる。
素の火力差が大きいため、弱点特効+爆破属性の有利が付いても尚瞬間火力ではクラッグの方が上だが、
衝大剣は匠を切った状態の青ゲージが50もあり、継戦能力でクラッグを大きく上回る。
必ずしもクラッグに劣るとは言えないだろう。
- その青白ゲージの短さから業物か砥石高速化のどちらかがほぼ必須だが、
業物はご存知の通り匠との両立が困難である。
ならば砥石高速化を…と言いたい所だが、大剣テンプレの研ぎ師の基本SPが-8なのである。
つまり基本的には両方共付けられないことを前提とすべきという、頭の痛い状態になっている。
運用する際には、せめてネコスキルの「ネコの研磨術」あたりの発動はしておきたいところだ。
MH4G 
- MH4Gにおいても続投。
MH4でまさかの超強化を施されたクラッグクリフを見て、
「またグレンウォルがやってくれるんじゃないか」「ゴライアスの逆襲があるんじゃないか」
等とお考えの方も居ただろう。
事実、ガンキン武器には作品名にGがついたことで超強化された先輩がいる。
伝説の黒龍だろうと獄炎の覇者だろうと決して寄せ付けない凄まじい性能の大剣があるのではないか……
と、ご期待の大剣ユーザーもいただろう。
- 結論から言おう。残念ながら彼は弾けなかった。
MH3からプレイしてきたハンターにとってはめざましい強化ではあるが、
正直非常に惜しい性能に留まってしまっている。
ともあれ、論より証拠という訳で順を追って強化派生を見て行こう。
- まず、クラッグクリフ。コレはMH4と変わらず、上位では優秀な大剣である。
G級でも序盤の繋ぎぐらいにはなる。
- そしてそこから、クラッグクリフ改へ強化される。
その性能は、- 相変わらず短い白(但し青は長くなった)
- より向上した防御性能+40
- 同ランクではかなり高めの攻撃力1392
- 覚醒で火属性380
- 安定のスロ3
白ゲージまでしかないのは気になるが、攻撃力1248の紫ゲージの大剣とほぼ同等の火力。
G2時点では一応あのアーティラートが作成可能にはなるものの、
あちらは既に最終強化を迎え此方にはあと一段階の強化が残されている。
そう考えれば、現段階で負けていてもまだ希望は残されるというもの。
作成難易度も一応こちらはグラビモス亜種を倒さなければいけないとはいえ、
こちらにはレア素材は何も要求されない。
一方あちらには大地を穿つ剛角を求められるので、
次のタイタニアスで逆転出来るならばこの性能差も作成難易度における差別化と捉えられる……はずであった。
- そして銘を変えた最終強化の絶崖剣タイタニアス。
その性能は、- 伸びはしたが結局変わらない斬れ味白
- 更に上昇した防御力+50
- 数値だけは高い攻撃力1488
- 覚醒で火属性390
- 安定のスロ3
覚醒による火は続投として斬れ味ゲージは白。涙なしでは見られない成長ぶりといえる。
- ところが、それをあざ笑うかのように今作には、
マイナス会心持ちだが、匠で紫を得て攻撃力がこれを上回るアーティラート、
攻撃力がこれと同じだが、紫ゲージを持ち、デフォルトで龍属性を持つミラブレイドの強化形のブラックミラブレイド、
そして斬れ味は同じく白止まりでマイナス会心も大きいが、
振りきれる攻撃力と若干の氷属性を持つエンテオンカムと強力な大剣が幾つも揃っている。
上記の3本との差別化の為に覚醒を発動させて火属性大剣として運用しようにも、
同じく覚醒火属性大剣のペイルカイザーに斬れ味を加味した攻撃力、属性値、
さらに作成難易度で完膚なきまでに負けているという有様である。
せめてまだ埋まっていない残りのゲージが全て紫だったらこれら三本に並ぶ土俵には登れたのだが……
おまけに、強化や鋼鎚竜の素材交換に必要となる黒鎧竜素材に加え、
鎧竜の天殻まで要求されるなど、性能の割に作成難易度がかなり高い。
これらを踏まえると、今作においては残念武器の烙印を押さざるを得まい。
MHX、MHXX 
ブラスウォル 
- MHXではバスターソードから派生し、ブラスウォル→グレンウォルと強化していく。
本作は覚醒スキルがないため、本武器は純然たる無属性大剣である。
- グレンウォルをLV5まで強化すると攻撃力は240となる。
同ラインの攻撃力を持つ武器としては無骨…じゃなくて武骨な包丁があるが、
あちらはマイナス会心があるのに対しこちらは無い。
防御力+40も中々便利であり、実質的には上位互換と言ってよい。
なお最終強化には獄炎石とウラガンキンの獰猛化素材が必要になる。
- 問題の斬れ味だが、派生時点ではやっぱり黄色ゲージしかなく、LV5でも標準では緑しか出ない。
そして匠を発動させると……なんと青ゲージは出る。
だが、本作では匠が2段階になっており、斬れ味レベル+2、抜刀術【技】、集中の両立は極めて難しい。
期待値としては青ゲージでもかなりのものはあるが、
如何せん前提が厳しく高性能な護石でなければ実現できないだろう。
- だがしかし、本作ではこの武器を鈍器として運用する手が残されている。
匠を外して鈍器スキルで運用することにより、斬れ味の悪さという問題点を逆に長所にしてしまえるのである。
長年斬れ味という面で残念視されていたこの武器であるが、
スキル構成次第だがようやく日の目を見たといえるかもしれない。- 上記運用を行う場合、同じく斬れ味がネタだったハルバードの最終強化である、
ジャッジメントLV5が当武器のライバルとなる。
攻撃力は250とグレンウォルを上回るが、こちらには防御+40という利点もある。
- 上記運用を行う場合、同じく斬れ味がネタだったハルバードの最終強化である、
- MHXXでは強化を重ねることで「グレンウォルゼニス」となる。
斬れ味レベル+2で白ゲージを得ることは出来たのだが、その代償か攻撃力が360でSTOPしてしまった。
紫ゲージ補正が弱体化した本作では、白どまりとはいえ大剣としてはかなり高い水準ではあるが、
この攻撃力で紫ゲージ持ち(マイナス会心ではあるが)の武器や、攻撃力370の白ゲージ武器などがある以上、
突き抜けた個性は得られたとは言いがたい。
かと言って鈍器運用ではイクセエムカムや二つ名武器である後述のウォルデアマンテのように、
こちらを遥かに凌駕する存在もあり鈍器運用としても厳しくなっており、
差別化要素を見出すのは中々難しくなっている。- 例えば匠の有無にかかわらず斬れ味ゲージがだだかぶりで攻撃力370に狩技ゲージボーナス
と僅かな氷属性と会心率と防御力ボーナスを持つ頭刃叉王の大切断あたりも、
スロット1と防御力ボーナスだけではいささか分が悪い相手である。
- 例えば匠の有無にかかわらず斬れ味ゲージがだだかぶりで攻撃力370に狩技ゲージボーナス
- 防御力+50のボーナスについても、本作ではそれを上回る防御+60の武器があったりする。
- 素の攻撃力こそ330だが最初から紫が出ておりスロットも3あり、
運用方法こそ大きく異なるものの、広い目で見た場合の大剣としての強さは一級品である。
そしてまさかのこちらに負けないほど主張の激しい金ピカ武器である。
- 素の攻撃力こそ330だが最初から紫が出ておりスロットも3あり、
- 一応、匠をつけた際にこちらを上回る期待値をたたき出すライバルには、
こちらに匹敵する防御力ボーナスを持つ大剣はなく、
上記のネブタジェセルは匠をつけた際の期待値で差別化が可能であるため、
そのあたりはこの大剣の個性と言えるだろう。
断骨大剣とネブタジェセルを足して割った性能、と言えるかもしれない。
ついでに見た目も無骨さと金ピカを足して割ったような具合。
ライバルこそ強力すぎるものの十分使える性能ではあるので、
思い入れがあれば担いでいくのも悪くないだろう。
グロボウォル 
- 今作から登場した二つ名持ちモンスターである宝纏ウラガンキンの大剣。
生産時の銘はグロボウォル、最終強化のLV10でグロボウォルゼタとなる。
- やはり無属性……なのだが、攻撃力が220とかなり劣化してしまっている。
最大斬れ味が素で緑、匠で青なのも同じ。
一応会心率5%はゲットしたのだが、5%では誤差の範疇でしかない。
しかも防御力も10に激減してしまっている。- 一応強化された点もあり、緑ゲージが3倍ぐらい長くなっている。
……グレンウォルの時点で大剣としては十分なぐらいの緑ゲージがあったので、
こんなにあっても持て余すだけだが。
- 一応強化された点もあり、緑ゲージが3倍ぐらい長くなっている。
- 結論としてはかなり厳しいと言わざるを得ない。
グレンウォルの時点でライバルは多かったのに、倍率20と防御30を犠牲に得たものが、
5%の会心率と狩技の回転効率と無駄な緑ゲージだけでは強豪揃いの無属性大剣界で存在感を出すのは難しい。
宝纏ウラガンキン自体が強敵というのもあり、相当影が薄いことになってしまっている。
- MHXXでは究極強化で「ウォルデアマンテ」となる。
こちらは最後まで強化しても素が緑、斬れ味レベル+2でも青止まりだが攻撃力は380、
会心率も10%、防御+25となっている。
会心率プラスを活かせる構成(狩猟スタイル)ならかなり強力な「鈍器」運用の大剣となるため、
前作に比べれば強い個性が発揮されたと言えるだろう。- 攻撃力380以上の大剣は他に3本存在し、その内2つは鈍器運用にも優れた性能ではあるが、
マイナス会心ではない武器はヴォルデアマンテのみである。
ただし本作ではマイナス会心も有効活用する術が無いわけではないので、
大剣という武器種の特性もあって一概に比較できない部分ではある。
というよりその2本は斬れ味レベル+1(2)で白ゲージが出るため、
白以上が出ず「鈍器運用がほぼ前提」となるのはウォルデアマンテぐらいのものである。 - なお、純粋に会心率を活かす場合は、最大の敵は覇神剣イクセエムカムとなる。
攻撃力こそ370だが、会心率45%という凶悪な会心率を有するからである。
二つ名武器という特性や、ゲージ量の長さなどで差別化を図っていくことになるか。
- 攻撃力380以上の大剣は他に3本存在し、その内2つは鈍器運用にも優れた性能ではあるが、
MHF 
- 遷悠種としてMHF-G9.1にてウラガンキンが実装され、
それに伴いグレンウォル系統の武器も特殊カテゴリ武器「遷悠武器」として実装された。
MHFにおけるガンキン武器の共通要素として素で火属性を持つようになっている。
遷悠武器の特性として、スロットにシジルと通常の装飾品を両方入れられ、
スキル「早食い」が自動で発動する。
また、モンスター素材の遷悠武器共通の規格として生産と最終強化にレア素材を1つ用いる。
- 最初に生産可能となるのはHR5(旧HR100)段階の「グレンウォル」。
スペックは攻撃力1368・火820・会心率0%・防御力+175である。
他の遷悠武器同様、並の天嵐武器など超越するすさまじいスペックであるが、そこはグレンウォル。
素で持っている斬れ味ゲージは心温まる長い緑ゲージ以下黄、橙、赤。
以上である。
他の遷悠武器がたとえ本家で残念武器だったとしても、MHFでは環境に応じた性能に改善されているだけに、
グレンウォルだけがなぜここまでの本家リスペクトを受けたのか…。 - だがまだ望みはある。これにスキル「斬れ味レベル+1」を適用すると…
結果は緑が伸びる、紫も、白も、青さえも出ない。
そんなバカな…と絶望しそうになるが、その斬れ味ゲージの先端には、緑によく似た、
だが確実に違う色がほんの僅かに…。
そう、この武器は、HR5段階で生産できる武器でありながら、
匠で超極短ながら空色ゲージを持つというある種とんでもないスペックでMHFに爆誕したのである。
特殊防具の効果を受けずに空色ゲージを得られるというのは基本的にG級武器のみであり、
MHFの全武器を通してみても類例がほとんど存在しない異常事態である。
流石に短すぎて大剣の手数でも実用範囲とは言いがたいが、一発のロマンとしては最高峰である。
- そしてGR100*1に至り、G級のウラガンキンと戦えるようになると更なる強化が解禁される。
クラッグクリフ、そして最終強化の断崖剣ゴライアスの登場である。
攻撃力2404・火1190・会心率0%・防御力+175である。
斬れ味ゲージはグレンウォルのものをそのままレベルアップした形になっている。
つまり素で極短の空色ゲージが存在し、それを更に匠系統スキルで伸ばせる。
スペックは火属性大剣としては攻撃力・属性値・斬れ味どの面で見ても現状では頂点に立つほどの性能。
防御力UP効果はG級の防御補正1レベル分を上回るほどの数値であり、かなり大きい効果がある。- あえて対抗馬を挙げるならアビオルグのG級武器「ヒッツェ・ヴァッフェ」(極長リーチ)
くらいのものである(Lv50時: 攻2390・火320・空ゲージ)。
リーチUPシジルは攻撃力が約7%ダウンするという大剣にとっては無視できない大きなデメリットがあるため、
特殊リーチ目的ならヒッツェ・ヴァッフェの方が使いやすいだろう。
ちなみにこの2本の大剣、緑ゲージからいきなり空色ゲージが出現するという共通点を持っている。
MHFではよくあるゲージの流用がされたわけではないので、本当に偶然の一致なのだろう。
- あえて対抗馬を挙げるならアビオルグのG級武器「ヒッツェ・ヴァッフェ」(極長リーチ)
MHXR 
- 通常種と亜種の武器が登場。通常種は土属性、亜種は火属性。
加えて、特殊種であるウラガンキン輝岩種の物も実装されている。属性は氷属性。
- 輝岩種武器であるジャイアントキリング(☆6)は白銀に輝いており、
鈍い金色の通常種武器とは正反対のカラーリングとなっている。
光の反射による光沢で、外観の美しさも増しており、
刀身上部の突起は紫色、刃自体は青色に変化しているのも特徴。- 武技は全体バフ&回復効果で大剣の需要とマッチしていないため、
秘技と落とし穴を備える輝岩種の片手剣・巌剣ウルツァイトを使った方がいい。
そのウルツァイトも秘技と落とし穴を活用しないと巨獣剣の下位互換という有様だが…
- 武技は全体バフ&回復効果で大剣の需要とマッチしていないため、
余談 
- 最終強化武器として使うにはかなり難があったものの、
MH3Gにおいては、下位および上位では他の武器も緑ゲージ止まりであることが多いため、
高い攻撃力も相俟って、繋ぎ武器としてはそれなりに使えたりしていた。
- また、防御力の上昇効果を利用し、いっそ防具のように考えて採集クエストなどに挑むハンターが稀にいる。
さらに言えば、匠が必要ない(というより意味をなさない)ので、
参加条件が「防具護石未装備」のクエストでは役に立つ…かもしれない。
- ゴライアスとは旧約聖書や新約聖書に登場する巨人の名前。
"Goliyat"を英語読みしたのがゴライアスであり、
原語であるヘブライ語読みの「ゴリアテ」の方が有名かもしれない。
現代の単位に換算して身長2.9mという巨体と、それに見合う高い戦闘能力を誇っていたが、
戦士でもない羊飼いの少年と一騎討ちになり、大見得を切ったところを
スリング*2で額に石を打ち込まれ一撃で倒されるという最期を迎えた。
この羊飼いの少年こそ、後に古代イスラエルの王となる「ダビデ」である*3。
この逸話は、体格や実績に優れる相手を打ち倒す「ジャイアント・キリング」の慣用句の元になったとされていて、後述の輝岩種武器の名称にもなっている。
- クラッグクリフとは「(ごつごつした)岩」+「崖」のことであり、この武器の見た目によく似合う銘である。
また派生直後のブラスウォルは、金属質の見た目からおそらく「真鍮」+「壁(wall)」と思われる。
じゃあ記事名のグレンウォルは…?となると、ヒントは英語版での名称「Crimsonwall」にある。
クリムゾンとは燃え上がるような赤色を表現する英単語であるが、この意味と「グレン」という響きに
合致する単語を当てはめた場合「紅蓮ウォル」とするのが適当かと思われる。まさかの和洋折衷…?
- MH4Gの最終強化銘に冠されたタイタニアスはティターン(Titan)の英語読み「タイタン」が元ネタだと思われ、
こちらはギリシア神話に登場する古の巨神の総称である。
12柱存在するとされ、オリュンポスの神々と全宇宙を揺るがす大戦争(ティタノマキア)を行ったという。
ゴライアスから進化し過ぎである。
- 因みにガンキンXシリーズ一式を完全強化した上で断崖剣ゴライアスを装備すると、
防御力は600を突破する。
- 輝岩種武器の『ジャイアントキリング』であるが、
これは上記のゴライアスとダビデのエピソードから「小が大を制する」、
転じて現代英語では「番狂わせ」を意味するのだが、
この武器の場合は直訳である「巨人殺し」の意味合いだろう。
和製ファンタジー作品だと、水野良氏が原作の小説『ロードス島戦記』にも「巨人殺し」という言い回しが登場する。
作中では「ジャイアントバスター」とも読み、巨人を一撃で仕留める氷結の魔法武器であると同時に、
巨人を退けたハイランド王子レドリックの二つ名ともなった。
関連項目 
モンスター/ウラガンキン
モンスター/ウラガンキン亜種
モンスター/宝纏ウラガンキン
武器/ガンキン武器
武器/ハルバード - MHシリーズでは古参と言える、元祖ネタともいえるほど斬れ味の悪い大剣。