~万雷を束ね一刃と為し 万雷一切を塵へと還さん~
目次
概要
- MHPから登場しているランス。キリンの素材を用いているため、当然ながら雷属性を帯びる。
- キリンの蒼角をそのまま伸ばしたようなフォルムを持ち、際限なく雷を放ち続けるという。
キリンの皮を張り合わせた盾と揃いで作られ、また槍の根元には雷神の雷太鼓のような装飾が施されている。
その力は万雷(数多くの雷)を槍一筋に束ねたとされるほどで、
この槍に捕らえられたものは遍く塵に還ってしまうと伝わる。- ちなみにこの雷太鼓のようなものはなんと虫かごであり、
中に入っている雷光虫が槍身に充電する仕組みになっている。
- ちなみにこの雷太鼓のようなものはなんと虫かごであり、
- 生産したときは【イカズチ】、強化すると【タケミカヅチ】と名が変わる。
G級のキリン素材でさらに強化を施すと【ナルカミ】といわれる。
タケミカヅチ(建御雷)は日本神話の「国譲り」の場面で登場する武神であり、
ナルカミ(鳴神)とは雷の神格化した呼び名の一つ。
後述するMHFの強化形【トヨフツ】もタケミカヅチの別名と言われており、漢字で書くと豊布都となる。- もう一度繰り返しになるが、生産した時は【イカズチ】、強化すると【タケミカヅチ】となる。
発音してしまえばほとんど変わらないが、非常に紛らわしい。
- もう一度繰り返しになるが、生産した時は【イカズチ】、強化すると【タケミカヅチ】となる。
- 柄の部分は独特な質感の紺色の皮に橙色のアクセントが入っており、ゲリョスの素材で出来ているかのように見える。
だが、ゲリョスが未登場の作品でも柄の部分に変化は無い為微妙な所。
- MHP2GとMHXXには、なんとも紛らわしい名前の「電槍(でんそう)サンダーバグ」というランスが登場しているが、
似ているのは名前だけで材料は鉱石と雷光虫、と全く異なる。
一応、こちらは「雷槍(らいそう)」なのでお間違えなきように。- また、MH3およびMH3Gには「雷槍ドーリス」というこれまたよく似た名前の武器が存在する。
性能
- キリンはシリーズを通して厄介な相手であり、さらにMHP2G以前の作品では2回しか剥ぎ取れない。
そんなキリンを倒さなければ作ることが出来ず、製作難易度はけっこう高い。
また、なぜかどのシリーズでもスロットは空かない仕様でかなり不便である。- 特にランス使いにとって、キリンは素早い上に堅い最悪クラスの天敵であると言える。
泣く泣く武器を持ち替えたランサーも少なくないのではないだろうか。
- 特にランス使いにとって、キリンは素早い上に堅い最悪クラスの天敵であると言える。
MHP
- 雷槍【タケミカヅチ】でも斬れ味が緑で、匠を付けても斬れ味が青にしかならなかったため、
凄く影が薄い武器となった。
MH2
- オンライン上位でのみ生産・強化可能。
属性値こそ高いものの、初期生産で230(雷300)、最終強化のタケミカヅチですら276(雷490)という
オフライン並の低い攻撃力が災いして実用性は甚だ疑わしかった。キリンを倒してまで作るかというと…。
MHF
- やはり攻撃力は低いままだが、雷槍【タケミカヅチ】 はレア度2としては強力な部類。
特に斬れ味レベル+1を発動させることで白ゲージが発生するのは貴重。
他のキリン武器同様に低SRにおいては重宝する武器となる。
さらに雷槍【トヨフツ】へと強化が可能だが、こちらはレア度4としてはやや凡庸な性能かもしれない。
MHP2
- MHP2では一発生産の他に、アイアンランス派生形の一つ「パラライザー」から
さらに派生して強化させることも可能、イカズチの段階では下位から作ることが可能である。
- 肝心の攻撃力はイカズチで322、タケミカヅチで391と大きく引き上げられ、
属性値はほぼ据え置きとされた。タケミカヅチの方は地味に属性値が500に上がっている。
さすがにモンスターを塵にするのは無理だが、これならティガもガノトトスも怖くなくなる。
MHP2G
- MHP2Gで追加されたナルカミは攻撃力575、属性値520と文句なしの性能を誇る。
斬れ味もスキル込みで紫30と問題ないレベルであり、ナルガクルガの翼もボロボロである。
欠点はG級のキリンを下さなければならないことで、
G★3のキリンクエストはサイズは普通だがゲネポス乱入による事故死が恐ろしい「雷電」か、
一体しかいないがデカい上に特殊フィールドで逃げ場がない「山紫水明の地」のどちらかである。
- ちなみに概要であげた紛らわしいサンダーバグは、
攻撃力こそ598だが属性値は270とナルカミのほぼ半分で、
そのくせ1本だけだが金獅子の剛角などというとんでもないブツを使う。
一見すると食わせ物だが、スロット3という雷ランスの競合相手にはない特徴に活路を見出せる。
- もう一つの競合相手である鬼神槍ラージャンの攻撃力はサンダーバグよりさらに高い621だが、
属性値はなお劣る230で、1本でも大変な剛角を2本も使う。
さらにスロットも一切ないが、会心率は30%とラージャン武器にしては高い。
もっとも素材元のラージャンもランス使いにとっては難敵のひとつであるが…。
MH4
- 今作ではキリンが復活したのでそれに伴い雷槍【イカズチ】系列も復活した。
攻撃力は253、属性値は400とやはり属性特化な性能である。
だが特筆すべき部分はそこではない。
なんと生産時点で斬れ味ゲージのほとんどの部分が埋まっており、
斬れ味レベル+1を発動させるとゲージマックス、さらにしっかりと白ゲージも付いてくる。
というように優秀な性能になっているので下位の雷槍はこれ1本で十分である。- 欠点としてはキリンの登場自体が遅く村でもエンディング後で集会所でもHR3以上となっているのと、
匠スキルがついている防具が下位だと限られている事、
攻撃力は低いので硬い相手に無属性槍として…という運用が出来ない事である。
- 欠点としてはキリンの登場自体が遅く村でもエンディング後で集会所でもHR3以上となっているのと、
- 強化後は上位武器の雷槍【タケミカヅチ】になり、攻撃力345、雷560となる。
上位に上がると雷属性武器のライバルにメガドリルランスと
ジンオウガ武器系列から派生する大鬼槍ラージャンが登場する。- メガドリルランスは最も早く作成でき、スロットが3という利点があるのだが
それ以外にタケミカヅチに勝てている部分がない。あるとすれば生産費用ぐらいかな - 大鬼槍ラージャンは斬れ味が青止まりに加え
かの悪名高い羅刹の金角を使用しているが、
今作の物理最強槍と言われるほど攻撃力が高い。 - 対してタケミカヅチは斬れ味と属性値はトップ、おまけに会心率も10%あるのだが
欠点としてスロットが0なのと、相変わらず攻撃力が低めなままである。
- メガドリルランスは最も早く作成でき、スロットが3という利点があるのだが
- タケミカヅチ強化に必要な上位キリン素材を入手するにはゼルダクエか
条件がHR7以上のキリン原種亜種同時狩猟。
それ以外にはHR解放後のギルドクエストとなる。
イベクエ二つは難易度が非常に高く、ギルドクエストの場合作成が遅くなる。
- キリン亜種の登場により、キリン武器の存在する武器種にそれぞれ亜種武器も追加されたが、
何故かランスにだけは追加されなかった。
MH4G
- G級派生として雷槍【ナルカミ】が追加。
- ライバルには新たにジンオウガ武器のガオウ・バルクラノスが加わり、
属性特化の【ナルカミ】、物理型のラージャン、バランス型のバルクラノスというすみわけが為された。
ギガドリルランス?相変わらずスロ3以外【ナルカミ】に完敗ですが何か?- 【ナルカミ】は匠を付けることで長い紫ゲージを得るが、
素の状態の白ゲージでも十分すぎるほど長いため匠を切っても構わない。
属性特化武器ならば斬れ味紫にはさほどこだわる必要がないというのも大きい。
また雷ランスでは唯一20%の会心率を持っているという特徴がある。
攻撃力が低いのであまり役に立たないように見えるが、新登場の会心撃【属性】との相性がいいという長所になる。
総じてスロットがない以外は扱いやすく纏まった武器と言えるだろう。
- 【ナルカミ】は匠を付けることで長い紫ゲージを得るが、
- なお、亜種武器は相変わらず追加されなかった。
氷ランスには属性特化型がいないため、あったら便利だったと思われるのだが…。
MHX
- 【イカズチ】を一発生産した後、レベル5で【タケミカヅチ】になる。
- 前作までとは比べ物にならないほど最終強化形態の武器の数が増えた本作、
雷ランスも当然のように群雄割拠の時代を迎え、いかに名槍【タケミカヅチ】と言えど影が薄くなって……いなかった。
その雷属性値は相変わらず飛ばしまくりの50。属性値第二位の金狼牙槍【若雷】と比べても1.5倍以上。
この高過ぎる属性値で雷に弱いモンスターを悉く沈黙させるこのランスは到底ライバルを寄せ付けるものではない。 - また、本作の雷ランスは属性特化型が驚くほど少なく、
バランス型と物理型で食い合っている形なので【タケミカヅチ】の立場は全く以って安泰であった。
もちろん、その代償に攻撃力は雷ランス中最弱の170しかない(とは言え、決して低すぎるという訳ではない)が、
担ぐ相手さえ間違えなければ十分すぎるほど活躍してくれるはずである。
斬れ味も素の青ゲージが長く、匠で現れるのも全て白ゲージと優秀。
匠で伸ばしても良し、青ゲージで運用しても良しと運用の幅は広い。
MHXX
- G級キリン素材などを使いながら、最終的にシャガル&ラージャンの角を使い雷槍【ナルカミ】へと至る。
その性能は- 攻撃力270と相変わらずダントツ最下位
- 雷属性66とぶっちぎりでトップ。
- 斬れ味は素で白80と異様なほど長く、匠+1で紫5、+2で紫30まで増加する
- スロットは最後まで0のまま
- 属性値42で第二位のサンダーバグへ1.6倍程差を付けている。
今作は会心率を上げやすい環境であり、属性会心も活用しやすい。
継戦能力は素でも群を抜いており、匠を切って会心関係にスキルポイントを回すという選択肢も取れる。
- 本作では他雷ランスも属性値が伸びず、属性特化がこの槍しかないため相変わらずライバルが不在。
新顔としてスパイクスピア系の新たな派生・電槍サンダーバグが追いすがってきたものの、
上記の通り数値にして24と圧倒的と言える差がある。
そのため、今作でも他では真似出来ない唯一に近い立ち位置を確保している。
MHWorld
- 竜骨槍Iから派生する。今作でも属性特化の性能をしている。
本作の雷属性ランスは2種類のみで、必然的にライバルとなるのはバランス型であるライトニングパイルだが、
こちらは属性値では倍以上の差を付けており、その数値はなんと破格の540。
本作の属性攻撃強化スキルは基礎属性値の1.3倍までしか上昇しないという制限があるが、
その効果を最大限受けられる武器はこの武器を含めてたったの3つしかない*1。
また、素で会心率が10%あるのでシリーズスキルの会心撃【属性】と併せる事で更なる力を発揮できる。
その為、基礎攻撃力が高く匠で白ゲージが出現するライトニングパイルか、
属性攻撃強化の恩恵をフルで受けられるこちらとで運用方法が若干異なる。
- また、Ver.3.00のアップデートから追加された鑑定武器の中には
この武器を元に変化が起きたと思われるランスが出現する。
こちらは属性解放が必須なものの、雷属性がなんと600に上昇している、
更にレベル3のスロットが一つあるのである程度拡張性を獲得している。
会心率も20%に上昇している為弱点特効+会心率上昇スキルを発動させる事で
タケミカヅチよりも容易に会心率100%に到達可能。
なお、攻撃力や斬れ味には変化が無く、匠によって延長しても白ゲージが出現しない欠点はそのまま。