骨製のランスで、無印から存在する伝統ある武器のひとつ。
目次
概要
- 下位序盤に生産できるランスの一つで、
鉱石製のランスをベースに骨素材で強化したボーンジャベリンの最終強化版。
骨をそのまま加工した鋭い穂先を持つ細槍である。
性能
- 強化難度は非常に低く、骨素材以外は採取で入手できるものばかり。
骨素材といっても、上質なものでもせいぜい竜骨【中】までしか必要としないほど。
- 攻撃力はどの作品でも276とランク相応の平凡な値だが、特筆すべきは斬れ味にあり、
序盤の武器とは思えないほど緑ゲージが長く、モンスターの移動の度に研ぐ程度で事足りるほど。
黄ゲージ以下の斬り方補正とも縁遠いため、実火力は見た目以上に高く、
序・中盤の攻略用に最適な武器。
MH~MHP
- アイアンランス改から派生する。
斬れ味緑の長さはなんと驚愕の110を誇り、あのバベルや豪槍グラビモスに匹敵する長さ。
製作の際、唯一ネックとなりうる素材といえば竜骨【中】だが、アプケロスから剥ぎ取れるため、
大型モンスターを1頭も倒すことなく製作可能である。
さらに言えば、鉱石を山菜爺に渡して交換すれば砂漠に行けない最序盤でも作れる。
明らかに性能とコストが釣り合っておらず、間違いなく序盤のバランスブレイカーである。
- MHGまでは、これ以上の強化はできず将来性はないものの、
これより優秀な武器を作るには、大型モンスター素材を使って強化を繰り返す必要があるので、
この武器のお世話になる期間は相当に長くなるだろう。- MHPでは強化先が設定され、ダークランスに派生するようになった。
- 無印ではこれ1本あればオフラインクエストはスムーズにクリアできる強さである。
序盤に作れれば卵納品クエストのリオレウスを返り討ちにするのも難しくない。
MHGでは、継戦能力の高いこの武器はステップキャンセルによる火力アップの恩恵をより大きく受けられ、
これ一本で村ラオシャンロンの討伐も難なくこなせるほど。
MH2・MHF
- 武器性能は相変わらずだが、本作では鉱石系ランスの斬れ味が全体的に向上しているため、
性能面ではMHP以前ほどのアドバンテージはなくなったものの、
こちらは強化に竜骨【中】すら必要としなくなり、ただでさえ低い生産難度がさらに低下。
- この2作のみ鉱石系ランスではなく、ボーンランス改からの派生となっているほか、
一発生産も可能となったが、のりこねバッタを必要とする。
また、水竜素材で強化することでアクアンスピアやシープソングスピアに派生する。- どちらも、スパイクスピアに水竜のヒレで拵えた穂先を取り付けた形状をしており、
派生先としてはこれ以上ないほどに自然。
- どちらも、スパイクスピアに水竜のヒレで拵えた穂先を取り付けた形状をしており、
MHP2(G)
- 取り柄の斬れ味緑が1レベル分ほど短くなったが、それでも同ランクのものよりは優秀。
攻撃力は276のままだがこの時期のランスで他に斬れ味の良いものが少なく、
近い斬れ味のパラディンランスも攻撃力がワンランク落ちる。
- 再びアイアンランス改からの派生に戻った。
派生先はシープソングスピアとパラライザー。
パラライザーからは雷槍【イカズチ】や、ヴェノムランスを経て豪槍or黒槍グラビモス系列と、
後々まで活躍が期待できる優秀な武器たちに強化できる。
スパイクスピアとしての活躍期間は過去作より短くなるだろうが、
姿形を変え、強化を重ねることで、末長く愛用できるようになったので、
スパイクスピアとしても本望であろう。
- MHP2Gでは、絶対零度のクリア後、スパイクスピアGの生産が可能になる。
無属性G級武器の中では、スロットや防御力+がない代わりに、攻撃力は644と高め。
取り柄の斬れ味はデフォルトで白、匠で紫が出現し、青ゲージ以上が長くなっている。
スパイクスピアの継戦能力の高さは、G級武器になっても健在なようだ。
攻撃力も低くはないため、たまには使ってみるのも悪くないだろう。
MHX
- 性能傾向・作成難度ともに変わることなく登場。アイアンランスからの強化の他、一発生産も可能。
今作では派生させずそのままの形で強化することも可能であり、最大強化時に「スパイクジャベリン」の銘を賜る。
- 強化には各種鉱石・骨・一部虫・モンスター素材などを求められるが、
どれも大したものではなく簡単に強化可能。
最終形態であるスパイクジャベリンへの強化時には勇気の証Gと獰猛な竜骨が必要だが、
これもそこまで難しくはない。
ならば性能も大したことはないかと思いスペックに目を通すと、
LV4時点では物足りなかった【攻撃力180】が…
【攻撃力:240】- …参考までに、今作最高峰の二つ名モンスター武器の最大レベルでも攻撃力の平均は200程度。
あの攻撃力バカで名高いウカムル武器の崩天槍ケルケオンカムですら250である。
そして全体の半分を占める長大無比な緑ゲージを持ち、匠で若干の青が出る。
今までの性能傾向を突き詰めて攻撃力だけ天元突破させたかのような性能に仕上がっている。 - 最終強化時の性能に目が行きがちだが、実際は強化途中の時点でも攻撃力は、
LV2→3の時点で90→130と大幅に上がっており、
LV3→4の際も130→180と驚異的な伸びを披露してくれている。
もちろん強化素材は上記の通り簡単なものばかり。工房の技術力には毎度頭が下がるばかりである。
- …参考までに、今作最高峰の二つ名モンスター武器の最大レベルでも攻撃力の平均は200程度。
- 今作では斬れ味が悪いほど威力を発揮できる鈍器スキルが存在し、まさにその為の槍ともいえる。
悪いほど攻撃が上がるとはいっても、斬り方補正のため緑以上での運用が基本となるこのスキルと
業物を切っても何の差支えも無いレベルの緑ゲージを有するこの槍との相性は抜群。
要の鈍器スキルはアカムトR脚が5ポイントとスロット2を有し、装飾品を付ければ1部位で8ポイントと発動は容易。
心眼で弾かれリスクを消せば一線級の火力と継戦能力を手にすることができる。
以前からこの槍にお世話になっていたハンター諸氏はこの機会に再び手に取ってみるのも一興ではないだろうか。- 暇があったらさらに鬼人薬や猫飯で攻撃力を増やして、ガードレイジを使ってステータスを覗いてみよう。
そこには圧巻の攻撃力360前後が待っているはずだ。本当に汎用的な素材で作った武器なのか?
- 暇があったらさらに鬼人薬や猫飯で攻撃力を増やして、ガードレイジを使ってステータスを覗いてみよう。
MHXX
- LV8の究極強化で「マーシレススパイク」となる。
攻撃力は350とかなり高いが、斬れ味が青20、斬れ味レベル+2でも白40どまりなのが痛い。
性能的にはダイオーガーやニューミレニアムの完全な下位互換である。
これらとの競合を避けて鈍器運用するにも、怒守度王の全力突などさらに高火力のランスが壁となる。
- しかし、これら最上級の武器に劣りはするが、この武器そのものの性能は高い。
上位のころ同様大して難しい素材も必要とせず、製作難度からすれば十二分な性能のため、
より優秀な武器を作るまでのつなぎに作るのが良いだろう。
余談
- スパイクスピアの盾と片手剣のクロオビソードの盾は形状がそっくり。
サイズと、スパイクが尖っているかどうかくらいしか差がない。
- 盾をよく見ると少しおしゃれな絵がモールドしてあるのが分かる。
左目を開き右目を閉じている女性の、横顔と正面を一緒に描いたもののようだ。
- ジャベリン(Javelin)は投擲用の槍を現す言葉である。
勿論MHの方のジャベリンは投げられないし投げるなんてとんでもないが。
そもそもランスが「馬上槍」を意味する言葉である(スピアは槍状の武器全般の事)。
同メーカーの作品にランスを投げる騎士がいるが気にしてはいけない。
尤もハルバードが大剣だったり、鎌が太刀だったりするモンハン世界であれこれ指摘するのも野暮な話しだが。
肉とかカトラリーとか肺活量とか魔導書とかに比べれば些末な事だし。
関連項目
武器/骨武器
武器/鉱石武器 - 骨武器よりもこちらから派生する作品の方が多い。
武器/エメラルドスピア
武器/レクイエムスピア