概要 
2016年最後の大型拡張。2016/10/05導入。
CyrodiilやDLCゾーンに適用されていたESO独自のキャラ性能調整システムBattle-levelingの全土への適用が主。
またPvEゾーンのAllianceでの分割が廃止され、どのレベルの誰とでも何処でも遊ぶことが出来るようになる。
この拡張によりTES旧作のように、チュートリアル満了後は好きな順序でクエストを進行可能な仕様となる。
このOne Tamrielを含む大型拡張はUpdate 12と呼ばれており全プレイヤーに無償提供される。
該当パッチノート
https://forums.elderscrollsonline.com/en/discussion/294849/pc-mac-patch-notes-v2-6-4-update-12-one-tamriel
日本語版該当パッチノート
http://eso.dmm.com/news/detail/1299
http://eso.dmm.com/news/detail/1300
http://eso.dmm.com/news/detail/1301
GAMESCOM 2016 RECAP: UPDATE 12 & ONE TAMRIEL
個々数年、我々はESOの発展と拡張に尽力してきた。
700万人を超える我々の世界的なコミュニティに向けた4つのDLCや様々なアップデートを通じて。
今、我々は興奮している、gamescomで語られた2016年最後のアップデートOne Tamrielの情報を共有できることについて。
- One Tamriel
One TamrielはUpdate 12とともにお披露目される。PTSでは来週早く、正式には10月に。そしてESOは今までと同じでなくなる。
One Tamrielが導入されるとゲーム内のコンテンツはキャラクターレベルおいて敷居を設けなくなる。
チュートリアルを終えさえすれば、あなたは自由にTamrielを行き来することが出来てどのコンテンツも好きな順で遊ぶことが出来る、
例えば他のTESシリーズのように。
我々独自のbattle-levelingシステムは自動的にあなたのキャラクターをコンテンツに合った性能に調整する。
(もちろん、PvPエリアではアライアンス縛りは健在である)
これはあなたが、何時でも、誰とでも、何処のアライアンスの人だろうとも、グループが組めることを意味する。
高レベルのプレイヤー達もまたESOに新しく来た友達ともグループを組めるようになる、
これはChampion160を下回る人達がレベル調整されるためである。だから全員一緒に冒険をすることが出来る。
あなたが1人で冒険をするのが好きであるならそれも同様にokである。
全てのゾーンは、ワールドボスの追加やソロとグループプレイ用が混在したコンテンツが遊べるように再構築されている。
さらに全てのダンジョンはノーマルとベテランモードが用意される。
これによりあなたには何時でも何か供することが出来るようになるし、どんなプレイスタイルも可能になる。
- Craglorn
Craglornのオリジナルは2014年にグループを対象としたアドベンチャーゾーンとして作られた。
これはグループを必要としない物に再設計されつつある。
今や全てのメインストーリーをソロで完了できるようになり、残るグループ向けコンテンツも1人か少人数でクリアできるようになる。
勿論我々はこのゾーンをあなた自身で楽しんで欲しい、望むのであれば興奮のグループコンテンツに向かうことも出来る。
- Itemization
One Tamrielにおいて我々はitemizationと報酬を全てのゾーンにおいて標準化した。
これらはDLCにおいて受け取っているそれに似た感じになる。
Item setは特殊ゾーンやダンジョンに結びついたものとなる。
さらにこれらは自動的にあなたのキャラのレベルに調整される。
ベテランモードのダンジョンは報酬にモンスターマスクが保証される。
そして新しく、Undaunted Plagesは合理化され日に3回受けることが出来る、モンスターマスクやその他興奮の報酬のために。
変更の詳細については先の週で説明するつもりでいる。
- Dueling
他の高確率で予想されるUpdate12で準備しているフィーチャーとして、他のプレイヤーにDuelで挑戦するというものがある。
PvPスキルを友人相手に試したり、新しいビルドをシロディールやダンジョンに行く前に試したり。
追加の情報は来週PAX west 2016で公開する予定だ。
- Holiday Events
Holidayのお祝いがTamrielに来る。そしてあなたは招待された!
これに合わせ、このTamrielでもっともエキサイティングなHolidayを友人と共にスペシャルな報酬付きで祝うことが出来る。
我々は10月の魔女のお祭りをキックオフとし、New Life Festivalで年を締めくくる。
- Crown crates
11月終わりに、我々はあなたにスペシャルアイテムの入手機会を提供する準備をしている、Crown Createsを通じて。
Crown Storeで400Crownで供されるこれは、ランダムで選ばれる便利な消耗品とレアなcosmetic itemかmountの入手機会を与える。
これらはもう販売されなくなったアイテムが含まれる。
このCrateは年を通じ異なったテーマを持ち、あなたにレアアイテムの入手機会を与える。
これらGemは現行Crown Crate seasonの中のアイテムであなたが既に持っていたアイテムの変わりを購入するのに使う事が出来る。
http://www.elderscrollsonline.com/en-us/news/post/2016/09/15/update-12-guide-return-to-craglorn
UPDATE 12 GUIDE: RETURN TO CRAGLORN
アップデート12とOne Tamrielにおいて、重要な変更がCraglornに来る!
沢山のクエスト、ダンジョンそしてゾーン広域のコンテンツが再設計され、
どのレベルのソロでもグループのプレイヤーでもアクセス可能になる。
2014年5月のリリース時、Cralgornは高レベルのグループ向け”Adventure Zone”としてデザインされた。
それらのモンスター集団はソロプレイヤーの命を脅かしていた、そしてそれらのクリアにはしばしばグループが要求された。
アップデート12とOne Tamrielにおいて、全レベルのソロプレイヤーがこれらのコンテンツに参加可能になる。
今やCraglonと他全てのゾーンはOne Tamrielのアップデート後、あなたのキャラを難易度に合ったレベルに調整するようになる。
そして元々2人以上のグループを必要としていたパズルもソロで完了出来るようになる。
もう村から出てすぐにハチの群れに襲われてぶっ殺されるようなことはなくなるだろう。
全てのレベルのプレイヤーはCraglornに入場出来るようになるし、
星座達の消失問題とその調査とその天空の問題の解明が可能になる。
このゾーンの全てのメインストーリーはソロでコンプリート可能になり、
報酬にNirnhonedの武器や防具が与えられる。
我々はCraglorn全土のデイリークエストやダンジョン等のコンテンツを調整してきた。
再受注可能なクエストでパズルを解くのにグループが要求されていた物も全てのプレイヤーで可能になる。
繰り返し可能なクエストの例外として、このコンテンツはグループ向けのままである。
これは誰かの助け無しに生き延びる事ができないという意味ではないが、
友達をつれてきたりグループを組むことで冒険は大幅に容易になるだろう。
CraglornのTrail、Citadel of Hel Raとthe Aetherian Archiveとthe Sanctum Ophidiaには変更は加えられない。
Craglornと残るOne Tamrielではクエストインジケーターの改良をフィーチャーする。
クエストトラッカーや、クエストのアナウンスメッセージやコンパス上のマーカーとか。
グループアイコンは次のクエストネームをクエストのアナウンスメッセージと共に表示する、
そしてクエストトラッカーは、クエストがソロ向けなのかグループ向けなのかを伝える。
青色の再受注可能なクエストアイコンがコンパスや(NPCの頭上?)に表示され繰り返し可能な物か判別がつくようになる。
Craglornはいまだあなたが他のプレイヤーとグループを組みクエストへの挑戦を楽しみたくなる場所としてあるが、
ソロプレイヤーも参加して楽しめる場所にもなる。遊び、戦い、自分だけの場所を探検するんだ。
Craglornに帰還する準備は整ったかい?
主な変更点 
- 自分のキャラのLvが幾つであろうとも、好きなマップやコンテンツを、全てのお友達と探索することが可能に。
- 全てのお友達とと言うことで、敵対Alliance所属のプレイヤーともPvEゾーンでは共闘可能に。
- Craglornがソロに優しい作りになった。
- グループダンジョン全てにノーマルモードとベテランモードが用意された。
- Undaunted Pledgeが報酬がより多くなる形に再調整された。
- アイテムドロップのルールの大幅変更。
- 他プレイヤーと決闘をするDuelシステムの導入。
- 各武器のスキルラインにもUltimateスキルを追加。
- デイリークエストの追加。FighterとMages GuildおよびUndaunted。
- Fighters guildのものは、ある地方のDark anchorを何個破壊してこいというもの。
Mages Guildのものは特定パブリックダンジョンからアイテム回収してこいというもの。各陣営首都のギルドで受領する。- これら新規追加のデイリークエスト報酬で、新MotifのDraugrスタイルの入手機会がある。
- Fighters guildのものは、ある地方のDark anchorを何個破壊してこいというもの。
- 新Motifの、Celestial、Yokudan、Draugrスタイルの追加。
- CelsetialはCraglornのTrial最終ボスで入手機会がある。
また、CraglornのTrialの週ごとの報酬でもチャプターの入手機会がある。Trial毎に抽選される部位は異なる。- style material名はStar SapphireでTrialボスを撃破時に入手機会がある。VeteranやHardモードを選択すると入手率が激増する。
- YokudanはCraglorn内の多くの敵から入手可能。
また、Craglorn内の繰り返し可能なクエストの報酬でもチャプターの入手機会がある。- style material名はFerrous Saltsこれらもまた上記クエストの報酬として入手機会がある。
- DraugrはMage、Fighter、Undauntedのデイリークエストで入手機会がある。
- style material名はPristine Shroudで上記クエストの報酬として手に入る。
- CelsetialはCraglornのTrial最終ボスで入手機会がある。
- モンスターマスクセットを新規に16種追加。
- チャンピオンポイントの上限値を30上昇。振込み上限値が561に。
等
ぶっちゃけどう変わった? 
- 「Battle-levelingシステムにより、キャラクターの性能がコンテンツに合わせて調整されます」
ということで、全キャラクターはLv1の開始時からLv50 + Champion Point160 相当の性能に上げ底されます。- この上げ底により、あのマップは高レベル用だから今はレベル足りないからムリというのが無くなる。
(TES旧作のように好きな地方を何時でも遊べます) - ESOのベテランプレイヤーも新しく招いた友人とグループを組み、同じコンテンツをデザイン通りの難易度で遊べます。
- ヌルゲー化しないよう雑魚敵も全てCP160相当になります。初めからHealthが4万とかあります。
自分も敵も強化されているので、差し引きで序盤はやや簡単になった程度です。 - 最初から上げ底されると言っても、成長要素はちゃんと残っています。
初期キャラはスキルを持ってないですし、CPの上限値は導入時で561です。装備の充実度も上げ底幅に影響します。 - 敵のレベルがCP160で揃っていても、その160内でもピンキリです。強いプレイヤー向けの強い160も居ます。
その辺ウロつくザコ敵は弱いCP160で、フィールドボスやグループダンジョンの敵は強いCP160と言う感じ。 - 突飛なルールに見えるかもしれませんが、ESOではDLCゾーンやCyrodiilにおいて年単位で使い込まれたルールです。
- この上げ底により、あのマップは高レベル用だから今はレベル足りないからムリというのが無くなる。
Battle-leveling下におけるキャラクターの成長 
最低レベルのキャラも全地域冒険可能とするため、
最低レベルのキャラも、最高レベルのキャラも、同じ敵に対して同程度の脅威を感じる実装が必要となる。
そのため、ESOでは敵の強さを固定した上で、キャラ性能を最高レベル側に揃える形をとるのだが、成長要素も残す必要もある。
ただ単純に、「低レベルキャラ」 < 「高レベルキャラ」という性能関係にした場合、成長幅を大きくするほど低レベルキャラの序盤戦が辛くなるという問題も出る。
加えて、これでは物語が進むにつれて、強大な敵キャラが出現するという盛り上がりも作ることが出来ない。
そこでESOにおいてはLvが上がれば上がるほど、キャラの基本性能が下がるという思い切った実装となっている。
とはいえ、あくまで基本性能のみの話であって、フル装備状態で高レベルキャラの方が弱いということではない。
レベルの上がる過程で複数のスキルを身につけるため、それらスキルで上手に立ち回ることで、総合的には大幅に強いというデザインが成されている。
- 参考:各レベルでの装備なし状態のステータス
キャラのLvが上がるにつれ徐々にステータスは下がる。カンストしていて特性値を振り込んだ後でも総点では負ける。 一方、高レベルキャラは振り込む特性値を絞ることで、低レベルキャラより高いStaminaやMagicaを得て、優れた戦士や魔法使いになる可能性を持つ。
これは低レベルキャラは、HealthもStaminaもMagicaもやや高いが、どのスキルもそこそこ使える代わりに、高威力では撃てないことも意味する。
- 参考:レベル上げ中のキャラとカンストキャラの装備状態でのステータス
一般MMORPGで想像されるような、天と地ほどのステータスの開きは無い。
一方、戦士として育ったカンストキャラは、魔法の素養では劣るが、物理攻撃面でLv10キャラよりもかなり高い能力を持っている。
徐々に性能が下がるなら、低レベルキャラにコスト度外視して最強装備させればサイキョーじゃね?と考える方も居るかもしれないが、
概ねキャラLvが40台辺にならないと各スキルラインの5つ目のスキルを取得することが出来ない。
つまり低レベルキャラは育ったキャラに比べスキルの充実度で劣り、実現可能なビルドの幅が狭い。
また、各スキルラインや取得したスキルを成長させるにも経験値が必要なため、低レベルに留まるというのは難しい作りになっている。
Battle-leveling下における装備品やアイテムの性能 
Battle-levelingについてキャラ性能に解説してきたが、これは装備や消費アイテムについても適用されている。
非適用で装備性能に大幅な開きがあっては、例えキャラ性能が同等に近くとも、Lv高低混在で同じコンテンツを遊ぶことが出来ないため。
つまりESOにおいては、Lv10キャラの持つLv10の装備と、CP690の持つCP160の装備はほぼ同じ性能を持つ。
ただし、ルーキー時に握っていた剣をベテランになるまでずっと使い続けられたりはしない。
装備についてもキャラ性能と同様に、使っていた装備の性能がキャラのLvアップに応じて下がるという思い切った実装となっているため。
これにより、冒険が進むにつれ強い武器を入手するとか、装備を買い換えるといったRPG然とした営みも守られている。
各装備はキャラのLvが上がる度に弱い装備となり、Lv10キャラの見るLv1鎧は微妙に頼りない鎧だが、CP690の見るLv1鎧は真ゴミに見える。
Lv3キャラが見る Lv1装備 | Lv3キャラが見る Lv10装備 | Lv10キャラの見る Lv1装備 | Lv10キャラの見る Lv10装備 | Lvカンストの見る Lv1装備 | Lvカンストの見る Lv10装備 | Lvカンストの見る CP160装備 |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
Armor:1724 | Armor:1868 | Armor:1388 | Armor:1868 | Armor:68 | Armor:332 | Armor:1820 |
なお装備性能は各アイテムのLvの他に品質の影響を受ける。
カンストキャラはレベルアップによる買い替えが無いため最高品質のLgendaryを比較的気軽に作ることが出来る。
一方成長途中のキャラが高品質装備を持つことはコスト面で現実的でない。この点でカンストキャラに装備に関する優位がある。
Armor:1820(Normal) → Armor:2084(Legendary)
キャラが装備可能な最高レベルで最高品質のアイテムを使うことで、最高値の装備性能を得ることが可能。
結局、やること自体はOne Tamriel前と変わりません。強い装備持った方が強いということで。
なお、ステータス画面の右上に星印の表記が追加されており、装備によるボーナスが可視化されました。
以降、過去のパッチノートにおけるBattle-Levelingに関する資料
上げ底ボーナスを算出する際に装備の品質も参照している
https://forums.elderscrollsonline.com/en/discussion/comment/2398819#Comment_2398819
Base-Game Patch内、Battle Leveling Updates辺り
>全てのBattle-leveled影響下のキャラクターはピッタリ同じステータスを持つ代わりに(過去のパッチノート上での旧仕様)、 >あなたはBattle-leveled下のキャラクターのキャラを自分の手で調整することが出来る。 > >強力なアイテムを持っていることは、あなたのBattle-leveledのステータスをより強力にする。 >例えば、紫品質のLv34の剣を持っていれば、Lv34の緑品質を持っているよりより多くのダメージを与えることが出来る。 > >真っ裸でCyrodiil(代表的なBattle-leveling適用ゾーンの一つだった)を走り回るのは得策でない。(空きスロットボーナス無し) >低レベルのキャラクターには、装備やパッシブを含むスキルの未調整分の助けとしてより多くのステータスボーナスを与える。 >このボーナスはキャラクターのレベルを基に計算されるため低レベルキャラのボーナスは多くなる。
消耗品のスケーリング
使用可能な最大レベルのアイテムでない場合、効果量が低下する
https://forums.elderscrollsonline.com/en/discussion/188126/pc-mac-patch-notes-v2-0-12
Battle Leveled Consumables内
>CyrodiilにLv10で入ったなら、たとえばBattle-levelingによりLv50相当となる(古いパッチノートでの旧仕様。現在CP160) >;同時にあなたのPotionも同じようにBattle-levelingの影響を受ける。そしてLv50Potionとして回復効果を発揮する。 >あなたがCyrodiilに居る間にレベルが上がりLv11となったとする、それでもBattle-levelingの効果ではLv50相当のままである。 >あなたのPotionもまたLv50相当のPotionのままである。 > >経験値を得てLv20になったとする。(上位の次のレベル帯に入った事を意味する)これでもBattle-levelingにより50相当である。 >しかし先程のPotionは既に10レベル分の上げ底上限を超えている、次のレベル帯に入ったあなたには若干効果が落ちるようになる。 >Lv50Potionとして回復するにしても、回復率が減少する。率は悪くないにせよLv20Potionを使う時程の効果は得られない。
コメント 
- 詳しくはブログESOの備忘録御覧ください。 -- 2016-09-21 (水) 12:59:29