アメリカ RankII 駆逐戦車 3-inch Gun Motor Carriage M10 / M10 GMC "Wolverine" 
概要 
Ver1.45*1で実装されたランクII駆逐戦車。
M4A2中戦車の車体を元にして作られたオープントップの対戦車自走砲で、強力な火力と猛烈に遅い砲塔旋回速度が特徴。
車両情報(v2.3) 
必要経費 
必要研究値(RP) | 14,000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 55,000 |
乗員訓練費(SL) | 16,000 |
エキスパート化(SL) | 55,000 |
エース化(GE) | 270 |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理 
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 3.7 / 3.7 / 3.3 |
RP倍率 | 1.3 |
SL倍率 | 0.6 / 1.2 / 1.2 |
最大修理費(SL) | ***⇒*** / ***⇒*** / ***⇒*** |
車両性能 
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 4.0⇒7.9 / 2.7⇒4.5 |
俯角/仰角(°) | -10/30 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 8.1⇒6.3 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し / - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 38 / 19 / 19 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 57 / 25 / 25 |
船体崩壊 | 無 |
重量(t) | 29.9⇒30.4 |
エンジン出力(hp) | 533⇒782 / 332⇒410 |
2,900rpm | |
最高速度(km/h) | 45 / 41 |
実測前進~後退速度(km/h) | 44 ~ -5 / 40 ~ -4 |
視界(%) | 87 |
乗員数(人) | 5 |
暗視装置 
なし
武装 
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
---|---|---|---|---|
主砲 | 76 mm M7 cannon | 1 | 54 | ** |
機銃 | 12.7 mm M2HB machine gun | 1 | 300 | - |
弾薬*2 
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
76 mm M7 | M62 shell | APCBC | 7 | 63.7 | 792 | 149 | 146 | 133 | 119 | 106 | 95 |
M42A1 shell | HE | 5.84 | 390 | 800 | 7 | ||||||
M79 shot | AP | 6.8 | - | 792 | 134 | 132 | 121 | 109 | 99 | 89 |
車両改良 
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | *** | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
弾薬開発1 | |||
II | サスペンション | *** | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
砲火調整 | |||
弾薬開発2 | |||
III | フィルター | *** | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
弾薬開発3 | |||
IV | 変速機 | *** | *** |
エンジン | |||
追加装甲 | |||
砲撃支援 |
カモフラージュ 
研究ツリー 
解説 
特徴 
M4A2中戦車の車体をベースにして作られた対戦車自走砲。
強力な76mm砲が何よりの特徴であり、ほとんどの同格を正面から吹き飛ばせる高い火力を持つ。その代わりに装甲と砲塔旋回速度が犠牲になっており、前線に出て正面戦闘や機動戦を行うのは難しい。前線の味方より数歩引いた場所から、厄介な場所に陣取っている敵重戦車、より後方で狙撃している敵、安易に飛び出して来た敵を始末していくのが主な役割になるだろう。
なお、これ自体はドイツの4号戦車の長砲身75mm砲を上回っている砲ではあるが、これ以降の米の76mm砲は、名称や装填速度は違えど最高200mm貫通のAPCRの追加があったりするくらいで、あまり発展がないままBR5.7~6.0のシャーマンジャンボやらM4A3(76)W HVSSやらまでシャーマン車体と共に使い続ける事になる。米陸のシャーマン地獄の一端である。
【火力】
この車両の目玉である76mm M7戦車砲を搭載している。
3.7というBRで4.7の重戦車M6A1などに搭載されている砲を振り回す事ができ、この砲の高貫徹・高炸薬の徹甲榴弾にかかればT-34やKV-1といった同格も正面装甲から容易に一撃必殺できる。M6A1のものより装填時間が1.0秒長いものの、火力不足を感じることはないだろう。
俯角も-10度と多く取れるので地形対応能力も高い。
ただし砲塔の旋回速度がほとんど固定砲と言えるほど非常に遅い。固定砲の車両に比べて左右にふれるので融通はきくが、接近戦は不得意である。
砲塔上部には便利で強いブローニングM2重機関銃を装備しており、こちらは砲塔より遥かに旋回が速いので対空車両や格下の軽戦車に食いつかれても対処しやすい。
【防御】
砲塔はオープントップなので航空機の機銃掃射に気をつける必要がある。
砲塔正面には強い傾斜のある厚めの防盾があり、車体も傾斜装甲であるため、正面は角度をつければ弾くこともあるが、全体としては厚くなく、基本的には当たれば抜かれるので被弾は避けたい。特に側面は約19mmなので20mm機関砲の高貫通弾を防げない。
一方で車体下部の丸みは奥に変速機があり、砲塔の砲閉鎖機もなかなか大きく、両脇に強靭な装甲板が立っているので、万が一このあたりを抜かれてもそれらモジュールが破片を吸収して乗員が守られる事が意外と多く、乗員自体も5名いるので生存性はそこそこある。
また、開発で装備できる追加装甲をつけることで重量増加と引き換えに車体正面と側面、砲塔側面の広い範囲に20mm厚の履帯が追加される。なお史実欄にある後付けの天板は残念ながら追加されない。
車高はM4A2に比べて抑えられており、-10度という俯角の広さも相まってハルダウンしやすい。しかし本車はオープントップな事に加えて砲塔より上に重機関銃が大きく飛び出しており、ハルダウンしている際に重機関銃に榴弾を食らうと砲塔が壊滅、下手をしたら操縦席まで加害が届いて一撃死してしまうという脆弱な面があるので注意。相手に対して重機関銃しか見せていないにもかかわらず、相手がそこを積極的に狙ってくる様子があったら危険信号である。
【機動性】
M4A2の車体をベースにしているがエンジン出力が低く、M4A2にやや劣るものの中戦車には追従できる程度の機動力を持つ。
後進はM4A2が6km程度に対して4~5kmと輪をかけて遅く、特に撃った後の退避は隙だらけになりがちである。
火力の項目にある通り砲塔旋回速度が極端に遅く、通常の戦車のような感覚では立ち回れないので注意。
ちなみに
全くリロードする仕草は見られないが、後ろで寄りかかってるこいつが装填手である
史実 
M10 GMC(ガン・モーター・キャリッジ)。
M4A2中戦車の車体を使い、3インチ(76.2 mm)高射砲を改造したT12戦車砲をオープントップの新型砲塔に搭載した対戦車自走砲(戦車駆逐車)。
連合国にもレンドリースされ、イギリス軍では「ウルヴァリン(クズリ)」のニックネームが付けられ、「アキリーズ」のベースになった。
なお砲塔後部の出っ張りはカウンターウェイトと呼ばれる錘の様なもので、車体のバランスを取っており、後期型はここが雑具箱として使用された。というのも本車の装備するM7砲は前方が重く、バランスが大変悪かったため道具などを後部に乗せて対応したが不十分で、中期型からこれを装備する事によって解決させた。
オープントップの上部は攻撃を受けやすく、砲弾片が飛び込む等現場では不評であったため、現地改造で天板を後付けする事もあったという。(M36でも同様の処置を行った事例がある)
外部リンク 
Attacker FB.1 and M10 & M36 Slugger
コメント 
誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモードの明記をお願いします。
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照