概要 
元ネタはアメリカ産ファンタジー小説「ファファード&グレイ・マウザー」シリーズに登場する剣。
・と言っても、固有名を持つ銘剣や魔剣の類というわけではなく、持ち主がその時その時の佩剣をそう呼ぶ一種の習慣のようなものである。
FF1・2では最強の短剣として君臨していたが、FF3以降は爪にカテゴライズされる。
なお、表記は「ネコのツメ」「ねこのつめ」「猫の爪」と、作品ごとにまちまちである。
- 初期は最強の短剣・爪だったのに、だんだんと序盤の武器になってしまった。
- ニューファミコン版のFFI・IIの攻略本では、
FF4以降のアイテムデザインを採用しており、解説文も「手袋に近い形状をした武器」と書かれており、爪として扱われている(ゲーム画面内は別として)。
そして新機種によるFF2リメイクでは、扱いは短剣なものの、ゲーム内のグラフィックでは爪として変貌を遂げるのであった。- (DSリメイク版サガ2&3含め)現在では元ネタと異なり爪(ナックル)系統の武器として登場する作品の方が多いため、
逆に短剣として登場する元ネタやFF1・2の方に違和を感じるプレイヤーの方が多いかもしれない。
- (DSリメイク版サガ2&3含め)現在では元ネタと異なり爪(ナックル)系統の武器として登場する作品の方が多いため、
にくきゅうぷにぷに猫の手袋を想像してしまったのは私だけだろうか。
- DS版サガ2は正にその通りのグラフィックである。
- FFUSA冒険ガイドブック・水の章の扉絵でも主人公が明らかに猫の手を象った手袋を着けている。
- 猫の頭部型グローブ……ってこりゃ違うか。
FF1 
ナイフ系の武器。ガイアの町で購入できる。
「使う」での追加効果こそないが黒魔道士が装備できる最強の武器である。
買値は65000ギルと、魔法も含めあらゆるものの中で最高値を記録している。
しかしミスリルソードに僅差で負ける攻撃力(22)であり、
35の高命中率もこの時期にはそれより優秀な武器が宝箱から楽に入手しやすい。
黒魔道士の非力さも相まって、買って運用するのは趣味の領域に入るだろう。
FF1ではリメイクでもナイフのままである。NTT出版の1・2攻略本では爪になっているが。
ちなみに地味に上級職専用武器(ナイト・忍者・赤魔道士・黒魔道士用)である。
FF1(GBA版以降) 
買値が52000ギルに値下がっている。
- そのため買いやすくなってはいるのだが、GBA版以降は黒魔の装備できる武器にこれより攻撃力の高いものが数種類追加されているため、
残念ながらアイテムコレクター以外はわざわざこれを買う必要は皆無。 - 一応GBA版以降でも追加ダンジョンに一切入らないのであれば最強武器であるのは同様なのだが、
知性が魔法攻撃の威力に影響するようになり原作以上に魔法で攻撃した方が強力になっているため、どちらにしろ出番はほぼないだろう。 - カトブレパスのように「HPは低いが属性耐性が強く、魔法だと倒しづらい」という奴を倒しやすくなるので、買っておく価値はある。
無論いつかはお役御免となるだろうが、それは殆どの武器防具に言えることである。
GBA版以降の追加ダンジョンには、これよりさらに高額の武器・防具が販売されている。
つまり最低でもこれを何本も買えるくらいの資金を用意しなければ泣きを見る可能性がある。
FF2 
非売品で最強の短剣として登場。ジェイドで手に入る他、マンティスキングが落す事もある。
魔導系に特攻効果。パンデモニウムではこの魔導系の特攻が効くモンスターが多いため、使い勝手は良い。
魔法干渉が5で、魔導系に攻撃力+20、量産可能とFC版では3番目に強い武器かもしれない。
数値的に見れば最強のナイフだが、リッパーナイフの防御無視ダメージにくらべるとやはり劣る。
- リッパーナイフはヒット数×20のダメージボーナスがつくが
FC版FF2ではダメージ表示のみで実際のダメージには加算されない。
そのため、FC版ではネコのツメのほうが結局は上。
最速入手ではジェイド突入を待たず、竜巻出現後のミシディア~ミシディア東のフィールドでマンティスキングから狙える。
- 猫ではなくカマキリが落とすのはなぜなのか。
FF2(GBA版以降) 
リメイク版の戦闘中のグラフィックはどう見ても爪。
- 素手と違って回避率確保できるから、
SORのヨーゼフの最終装備としてもオススメ(絵的な意味で)。
え?素手じゃないから邪道?そんなの知らないよ。- 因みに、火力を重視するのであれば、ルーンアクス、エクスカリバーがあるし、
更に高火力を求めるのであれば本編からマサムネを持ち込めばいいので、
基本的にはキャラクターの得意武器のイメージや絵的な問題で選ぶことになる趣味武器である。- そうそう、絵的絵的。
(一応)格闘キャラのヨーゼフが刀だの斧だのぶん回しても違和感あるしw
- そうそう、絵的絵的。
- 加えて短剣という括りの中でも追加効果込みでこれよりもダメージの出せるリッパーナイフがある。
ただリッパーナイフはSoR中では入手不可のため
リチャードに持ち込ませる必要がある&最大2本までしか持ち込ませられない&強さ重視ならリチャードに持ち込ませる武器もリッパーナイフでなくマサムネ2本一択になるため、
これと同じく見た目重視の趣味武器でしかないのはどのみち変わらないが。
- 因みに、火力を重視するのであれば、ルーンアクス、エクスカリバーがあるし、
- 一応、両方猫科じゃないか。まあ、片方は混じり物だが。
FF3 
最強の短剣の座を引退して初期のツメ系武器として登場する。
攻撃力42、命中率100%。
空手家、忍者が装備可能。レベルの低い空手家はお世話になることだろう。
下水道で入手できる。非売品。
売値は7000ギル。
デザインは3本の爪が備え付けられたシンプルな総金属製の爪。
ただ、猫を冠するには妙に鋭利にも思える。
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版) 
攻撃力と命中率は据え置きだが、素早さ+3の装備補正値がかかる。
モンクとたまねぎ剣士も装備可能になったが、忍者は装備不可能に。
カイザーナックルが強くなった為、攻撃力はそれより弱くなっている。
- DS版では空手家の登場が遅いので、モンクの武器と言う印象が強い。
上記の通りDS版以降ではカイザーナックルより弱くなっているが、
DS版では新たにこれより弱い爪も3種類追加されているため、強さ的には下から4番目の強さへとランクアップしている。
DS版では「とらのつめ」なる上位(?)武器も登場する。
デザインはほぼ全体が青い小型の爪と言った風貌で、基本デザインはとらのつめと共通。
FF3(ピクセルリマスター版) 
獅子の手を型取った爪
攻撃力+38、命中率+99、素早さ+3の爪。
空手家と忍者が装備可能。
アムル下水道で拾え、DS版同様カイザーナックルより弱いが素早さ補正があるのが強み。
FF4 
攻撃力0、命中率99%の爪。力、素早さが5上がり、睡眠の追加効果も付く。
バブイルの塔(地底)で手に入る。忘れたころにシルフの家でも拾えたりする。
ヤンだけでなくエッジも装備できるが、他の爪のような属性や種族特効が無い。
FF2みたいに魔法使い系特効があれば良かったのに。
- 素早さが+5されるため、忍術や「なげる」を連発したい戦闘に限って両手に装備するといい。
- 命中率は爪のなかで最高なので、ヤンが使うならこれと相手の弱点を突いた爪というのが標準になる。
手に入るのが遅いのであまり使う機会はないかもしれない。 - 雷竜とか金竜はじめ、多くの強敵にもねこのつめの眠り効果発動は多かったのでは。
エッジ加入してから暫くはねこのつめでの眠らせ役でもかなり実用的でした。力と素早さが+5されるので成功率も高めですし。
敵は動けなくなるし、殴っても眠りは解除されないので強力ですよ。勿論SFC版。 - 実はSFC~PS版ではエッジ(とヤン)の装備できる武器の中で最も素早さ補正値が高い。
忍術や投げに専念させるのであればエッジの最終装備候補筆頭である。- 特にラストバトルでは武器が無くなるまで投げる以外の行動はまず取らないと思われるので、是非二つとも保持しておこう。
ケットシー、クアールが低確率で落とす場合がある。
PS版以前までは唯一、敵からも入手可能な爪。
売値は350ギル。
SFC版の64階層バグでヤンを最終メンバーにしたい場合はこれの二刀流が基本的にヤンの最強武器になるため、
地底バブイルの塔とシルフの洞窟の両方分を絶対回収すること。
特に地底バブイルの塔はカインが裏切るともう入場不可の為、要注意。
うっかり逃したら、トロイアのケットシーから超低確率ドロップを粘るしかない。まあ、そんなアホはいないと思うが。
ヤンは終盤では、弱点無し・使える種族特効無しのモンスターには基本的にこれの二刀流で殴るor「ためる」が基本である。
NTT出版の攻略本のイラストは、解説文からしてみても正直「地獄の爪」のものと取り違えて掲載しているとしか思えない。
あちらのあの肉球交じりの風貌と言い、“手の甲をすっぽりと覆いこむ形”の文面と言い…。
また、こちらは指先に個別に備え付けられた爪の切っ先がある他、スパイク付のナックルや3つの刃入りの小手もセットなので多様性が高そうだが、デザインも飛び抜けている感じで
とてもではないが、猫を連想させ得るものには見えない。
FF4(GBA版) 
ヤンが最終メンバーとして復帰した時点で最強の爪。
2個装備させると素早さ+10とエッジ並の素早さになり、雑魚敵を片っ端から眠らせ続けることができる。
素早さ+15のゴッドハンドを入手したら片方いらなくなる。
- 猫の爪は無属性なので、属性耐性ばかり持っている敵にはこれが良い。
また、すべての爪の中で命中率は最も高いため、力が上がりきった状態での単純なダメージソースとしては最強。
エッジに使わせてもかなり便利。と言うのも、睡眠になりさえすればATBゲージがリセットされるからである。
例え攻撃直後しか睡眠していなくても、それだけで行動を抑制できる。
また睡眠によってカウンターも発動しないため、一方的に攻撃することも可能。
これは月の遺跡でも同様なので、敵を選べば特効武器でゴリ押すよりも有利に戦えるようになる。
夢の竪琴も同様だが、さすがにモンクパンチや忍者の二刀流と比べるとお察し。
- 同じように敵の動きを封じるタイガーファングより有利になることも。
あちらはマヒの追加効果であり、マヒはATBゲージをリセットしない。 - 眠らせる攻撃をするキャラだけが攻撃を繰り返すと真価を発揮する。
「眠らせる⇒ダメージを与えて起こす⇒だけどこの爪でまた眠らせる⇒ダメージを(以下略)」
という、永眠コンボが完成する。- 残念ながらそのコンボはFF4では成立しない。何故なら、FF4の睡眠は攻撃を食らっても解除されない(時間経過で解除される)ためである。
- とはいえ時間経過で目覚めた直後にも眠らせることも可能なので、強いことに変わりはない。
- 残念ながらそのコンボはFF4では成立しない。何故なら、FF4の睡眠は攻撃を食らっても解除されない(時間経過で解除される)ためである。
追加モンスターのクアールレギナも落とす。
FF4(DS版) 
エッジが爪を装備できなくなり、ヤン専用に。
素早さ、体力が上がり回避率も上昇する。攻める武器から守る武器に変わった。
- 具体的には素早さ、体力が5ずつ、回避が10も上がる。他、攻撃力も5上がるが、命中率は95%と少しダウン。
また、今作では睡眠の追加効果がないので、けりに装備武器の効果を乗せる方法は使えない。
以前までのシリーズでシルフの洞窟(シルフの家)にあった物は菊一文字に置き換わっている。
FF4(携帯版) 
SFC・PS版に比べモンスターが格段に強い(素早い)&DS版と違ってエッジも爪が装備できるという理由から重要度が増した。
例えば、強烈な炎で1ターンでこちらを全滅に追い込んでくる魔人兵から逃げるにはこの爪の二刀流が必須。
その内の一つはヤン離脱前にヤンから剥いでおく必要がある。
FF4TA 
ヤン編チャレンジダンジョン最奥でレアとして手に入るが、
各シナリオで出現するケットシーやクアール、終章後編のクアールレギナもレアで落とす。
力、素早さ+5の補正は終盤でもヤン、アーシュラの火力アップに中々役に立つ。
- とはいえ、装備できるキャラがいない章ではあんまり意味がない。
そういう自分はリディア編で手に入れたがなんだか虚しさを感じた。
FF9 
表記は『猫の爪』。
サラマンダーの初期装備の爪。
性能は攻撃力+23で、チャクラとカウンターが使用・修得可能。
焔色の髪の男として戦った時にはポイズンナックルを隠し持っていたのに、
初期装備が何故これなのか腑に落ちない。
デザインは猫の顔をかたどった可愛らしい?爪である。
初期装備というだけあり、ジタンとの一騎打ちバトルの際にもちゃんと装備している。
アレクサンドリアとトレノ(Disc3以降)で4000ギルで購入可能。
何気に主要8キャラの初期装備では最も高価格。この他イプセンの古城で1個拾える。
FFTA 
短いが鋭い爪が付いたナックル。
ホワイトモンクが「チャクラ」、カラクリ士が「金の電池」を覚える。
- 虎の爪は雷属性がついてるのだがこれは無属性。…どこに違いが?
- 違いがあるからこそ別のアイテム扱いなのではないかと。
FFTA2 
表記は「ネコの爪」。
回避+2、スピード+2のナックル。
ホワイトモンクが「チャクラ」、カラクリ士が「金の電池」、バーサーカーが「いかりのいちげき」を覚える。
ほりだしもの「おれた爪A」(ミスリル銀、良質の皮、あまい粘液)で手に入る。
FFUSA 
表記は「ねこのつめ」。
フェイの初期装備で、最初期ランクの爪系武器。
魔力が5上がり、麻痺と毒の追加効果がある。
氷の洞窟で壁から滑り落ちた後、フェイから半ば強引に渡され
代わりにフェイはロビンフッドのゆみに装備を変更する。
ダンジョン内ではその爪を引っ掛けて、凹凸のある壁を移動可能。
“つめ”の おかげで たすかったわ!
これは かべを のぼることが できるのよ。
あなたに あげるから のぼるときは わたしを
しっかり はこんでねっ。
よくよく考えれば大変なこと(自分を背負って絶壁を移動)をさらっと言ってのけている。
そしてそれをさらっと実行してのけるザッシュもある意味すごい。
- というか結構おいしい立場ともとれる。
なんてたって金髪の美女が自分の背中に乗っかってるので思春期には何か来るものがあるだろ。 - たぶん一個しか無いと思うんだが、片手にはめただけで壁を登れるもんなのだろうか。
- 攻略本のイラストでは両手に装備しているのが確認できる。ちなみに肉球は無いし、そのイラストで装備しているのはザッシュである。
麻痺や毒の追加効果があるのは、現実の猫に引っかかれると爪に付着したばい菌に侵されて
感染症等を引き起こす事があるのに由来するのだろうか?
そう考えるとある意味他のシリーズより随分リアリティある設定に思える。
DFF 
追撃BRVダメージ+30%の効果を持つ格闘。
タイガーファング、巨大亀の甲羅×3、変化の粉×5と20710ギルでトレードできる。
DDFF 
装備Lv60以上の格闘。
HP-522、BRV+69、ATK+58、追撃BRVダメージ+5%の効果がある。
タイガーファング、ベヒーモスの革、忌子の願い×5と130760ギルでトレードできる。
DFFOO 
「猫の爪【IV】」。☆5の格闘。
ヤン専用装備かつ相性装備で、相性性能は「鍛錬の賜物」。
Lv1時の性能(+相性)は、HP+92(+18)、初期BRV+94(+18)、最大BRV+772(+154)、攻撃力+265(+53)、防御力+49(+9)、最大CP+35。
相性性能「鍛錬の賜物」により、『ためる』の使用回数が1回増加し、
「攻撃力アップ」「最大BRVアップ」の効果アップと期間が延長され、行動負荷がダウンする。
さらに『ためる』使用時、自身の攻撃力に依存した量のBRVを加算する。
加えて『ためる』使用後、「通常BRV攻撃」が5ACTIONの間「蹴撃」(2HIT全体近距離物理BRV攻撃)に変化する。
FFL 
竜騎士編、レンジャー編で売られている爪。
速さ+1の装備補正あり。
PFF 
レア3の格闘。
最大まで強化して力+69。飛行特効0.8倍。メインクエストの序盤でもたまに手に入る。
ミスリルクローからなり、タイガーファングに進化する。
FFRK 
- 「猫の爪【I】」
レア6の格闘。FF1共鳴。
スーパーモンクの閃技「気合入魂?」付き。修得ボーナスは攻撃力+10。
2021/11/30、イベント「天命授かりし者たち」装備召喚第1弾で追加された。 - 「ネコのつめ【II】」
レア4の短剣。FF2共鳴。ステータスは下記。()は共鳴時。 - 「猫の爪【III】」
レア1の格闘。FF3共鳴。ステータスは下記。()は共鳴時。Lv 攻撃 命中 1 4(31) 83 3 8(35) 5 12(47) 10 20(74) 15 29(100) - 「猫の爪【IV】」
レア5の格闘。FF4共鳴。FF4同様に睡眠の追加効果を持つ。確率は低。
ヤンのバースト超必殺技「七星地天掌?」付き。修得ボーナスは攻撃力+10。
Lv20時のステータスは攻撃137、命中95。
2016/12/2、FF4TAイベント「最後の赤き翼」で追加された。 - 「ねこのつめ【VI】」
レア6の格闘。FF6共鳴。風属性強化【小】の効果を持つ。
ガウの覚醒奥義「やせいじおおあばれ?」付き。修得ボーナスは攻撃力+10。
Lv25時のステータスは攻撃180、命中95。
2019/5/3、FF6イベント「愛らしき踊りの戦士」第1弾装備召喚で追加された。 - 「猫の爪【IX】」
レア5の格闘。FF9共鳴。特殊効果や必殺技は無し。