システム/落し物

Last-modified: 2025-11-28 (金) 21:17:33

モンスターが音爆弾を食らう、閃光玉等で地面に落とされる、
に刺さって動けなくなる……などの時に素材やアイテムを落とす事がある。これが落とし物である。

  • 作品によって正式名称が「落し物」「落とし物」で表記ゆれが発生しているが、本項は前者の表記で立てている。

目次

概要

  • 落とし物が発生すると、その場の地面に光る物体が落下する。MHXX以前では「チリン」と鈴のような音も鳴る。
    しかし時間が経つと消滅してしまうので、回収は素早く行おう。
    とは言ってもモンスターが暴れる中で回収するのは危険なので、十分注意を払う必要がある。
    またフィールドによってはかなり見えにくいので、落とした場所から目を離してはならない。
    モンスターがエリア移動して安全になってから拾おうとした途端に消えることもしばしば。
  • 竜の場合は落とし物の多くが精算アイテム「竜のナミダ」や「竜の大粒のナミダ」になっている。
    地面に落ちた液体を拾うというのもおかしな話ではあるが、
    竜のナミダの項にもあるように、竜のナミダは液体ではなく、
    涙腺で体液が結晶となったものでありそこまで違和感はない。
    それに泡立つ滑液極彩色の体液など気にしだしたらキリが無い
    だが、「まだ身の付いた肋骨」や「」を落とすというのは……
    • ついでに言えば、どう考えても落ちた時に「チリン」なんて音が鳴るとは思えないものばかり。
      それも、地面の材質が何であろうと必ず毎回同じ音が鳴る。何なら距離が違っても同じ音量で鳴る。
      まあ、仮に「ボトッ」などのリアルな効果音を流したところで
      「拾えそうなアイテムを落とした」ことがプレイヤーに伝わりづらいので、
      こればかりはゲーム的にも仕方ないことだろう。
  • たまに玉石系天鱗系を落とす。気軽に拾って天鱗が出た時の嬉しさと驚きは筆舌に尽くし難い。
    もしかすると、ゲーム内では落し物を落とす動作が同じように見えるかもしれないが
    ナミダは本当に泣いていて、玉石や天鱗などはごく稀に間違えて吐き出したり、
    体表から取れたりしてるのかもしれない。
    • もともとの確率が低いのもあって、剥ぎ取りなどと遜色ない確率設定のモンスターが多い。
      そのため、レア素材に限って言えば拾った回数分だけ剥ぎ取り回数が増える…といえる。
  • とは言え、基本的に手に入るのは精算アイテムばかりであり、
    「入手できなくても困らない」ため多くのプレイヤーからは無視されがち。
    そんなプレイヤーの裏をかいてか、MHXで登場した燼滅刃ディノバルドには
    落とし物でしか手にはいらない素材が存在し、ストッパー素材として名を馳せた。
    この素材はMHXXでクエスト報酬としても入手できるようになったが、その確率はかなり低め。
    同様に、MHXXで登場した一部の二つ名にも、落とし物では比較的入手が簡単であるが、
    落とし物を拾わないと入手しにくい素材が存在し、これらもストッパー扱いされがちである。
    • このような素材が存在しても、攻撃の手を緩めて落とし物を拾う行為はマルチでは賛否が分かれる。
      トラブルを避けるためにあらかじめ確認しておいたほうがいいかもしれない。
      落し物素材を狙う部屋も存在するので、気になるのであればそのような部屋を利用すればいい。
    • トラブルの火種になる事は無いが、アイルー&メラルーが落とす「肉球のスタンプ」や「ネコ毛の紅玉」など
      基本的には無視されるが、いざ欲しい時に改めて集めるのが面倒な素材もあったりする。
  • 状況によって、どの落とし物が出るかテーブル自体が変化するモンスターもいる。
    例: ババコンガ(尻尾に掴んだもの)、アオアシラ(食事をした場所)など。
  • 消滅した場合でも再度条件を満たすとまた出てくる事もある。
    MHP2G以前の作品(MHF含む)では、そのモンスターの落とし物を既に拾得しているか、
    フィールドに落ちている状態で無い限り、条件を満たすたびに50%の確率で発生する。
    出現判定はプレイヤーごとに行われるので、マルチプレイでも人によって出たり出なかったりする。
    • 例外はタイクンザムザで、岩殻を破壊するごとに毎回落とし物が出現する。
    • MHP2Gより後の作品では、運次第で条件を満たすたびに落し物を取得できるようになった。
      これを利用することが戦略として有用となるモンスターも存在する。
      • オストガロアは各種攻撃の際や怯んだ時など、頻繁に落とし物をするが、
        そこから得られる「古びたバリスタの弾」は精算アイテムであると共に、
        名前通りフィールドにあるバリスタで発射する事も出来る非常に珍しいもの。
        ただし換金額は雀の涙ほどしか無い。
        オストガロアは体力の多いモンスターであるため、残す位なら片っ端から撃ってしまった方がよい。
      • 辿異種のエスピナスガスラバズラは、特定行動時に「抗毒液」という特殊な精算アイテムを落とし、
        これを使う事で、その辿異種モンスターが使う猛毒状態を治療し、更に一定時間これを無効化できる
        猛毒状態は通常の解毒薬や毒無効スキルでは治療・無効化できず、
        また耐毒強化で毒無効を強化しても、通常の毒になるだけで完全な無効化はできないため、
        この抗毒液は、猛毒状態を完全に治療できる唯一の手段となる。
        抗毒液は、通常の落とし物と異なる紫色の光を放ち、また通常より速く回収できる。

MH~MHXX

  • MHP2G以前及びMH4の古龍などは、怒り時の咆哮などの際に
    龍秘宝」または「いにしえの龍秘宝」というアイテムを落とすことがある。
    また、MHX(X)におけるゴア・マガラ及びシャガルマガラは、
    同作で精算アイテムとなった狂竜結晶を落とすようになった。
  • MHP3で登場したガーグァは後ろから攻撃して驚かせると、そのはずみでを生み落としてしまう事がある。
    この時のオブジェクトはキラキラ光るものではなく、「明らかに卵」。見間違える事は無いだろう。
    拾った卵は運搬アイテムとなり、これを納品するクエストもよく登場する。
    また稀に金ピカの卵を産む事もあり、より高額で売れるガーグァの金の卵が採取できる。
    • 当然だが、「ガーグァの卵」を納品するクエストでは「金の卵」を納品することは出来ない。
      そういう時に限って金の卵しか落とさないのはもはや定番である。
  • MH4では強力な発掘装備の強化に大量のポイントを必要とするため、
    ギルドクエストに挑む多くのハンターにとってはナミダや龍秘宝等の精算アイテムがアタリで、
    玉石なども含めて素材の方がハズレ扱いされるという珍妙な事態が発生している。

MHW(:I)

  • 落し物のグラフィックがついに一新。白く光る小石のような見た目になった。
    キラキラ光っているため暗い場所だと目立ちやすいが、龍結晶の地や陸珊瑚の台地のような、
    元々白かったりギラギラしている地形だと非常に見つけにくい
    一応、導蟲は反応しているが、あまりにグラフィックが薄い上にこちらも光っているため、
    明るい場所だと見つけにくい問題は解決しない。
    • 落し物が近くにあると画面右にテロップが表示されるようになったため、
      落し物の存在自体には気付きやすくなった。
    • 落し物でもスリンガーの弾は赤色追い剥ぎの装衣による換金アイテムは金色で表示される。
  • 採取システムの変更により、足を止めずに拾えるようになったため、
    モンスターの大きめの隙を窺わなくても無理なく回収可能になった。
  • そしてMHW:Iでは更に真っ白な地形が多いフィールドの渡りの凍て地が追加された。
    流石に開発側も見つけにくいと思ったのか、落し物から白い光の柱が淡く立ち上るように。
    これにより落し物の見つけにくさは大幅に改善された。
  • MHW:Iの導きの地では、諸々の事情から落とし物拾いの重要度が狩猟にも劣らないものとなってしまっている。
    詳しくは該当ページを参照のこと。

MHR(:S)

  • 新システムである操竜でも落とし物が出現する。
    操竜中のモンスターによる強攻撃が他のモンスターにヒットした場合に、受けたモンスターが最大3回まで落とし物をする。
    この落とし物は通常のものとはテーブルが異なり、精算アイテムは一切出ず各モンスターの素材のみが手に入る。
    大抵は鱗や皮ではあるものの、操竜さえ上手く行けば剥ぎ取りと同じ回数分が確実に手に入るというのは大きい。
    中には怨虎竜の刀殻妃蜘蛛の鉤棘など剥ぎ取りでは手に入らないものも。
    ただし玉石系のレア素材は出てこないので注意。一応上位個体なら逆鱗系は落とす場合がある。
    • また、操竜による落とし物の発生機会の多さが考慮されたのか、
      MHW:Iと同様に光の柱が立っている他、落とし物のグラフィックが巨大化してよく目立つようになった。
      さらに残存時間も大きく伸びており、モンスターと戦い終わった後でも拾いやすくなった。
    • MHR:Sのマスターランクではフィールドの各所に変幻翔蟲・金という野生の翔蟲が出現するようになっており、
      これを拾った状態で操竜攻撃を当てると、落とし物の数が最大6個まで増える。
  • 天狗獣ビシュテンゴを特定のタイミングで怯ませると、
    本種が持ち歩いているが落とし物としてばら撒かれる。
    この柿は上記のガーグァの卵と同様に固有グラフィックを持っており、
    落ちている柿の種類に応じて色も異なるという贅沢仕様。
    支給品扱いとなっているため拠点に持ち帰ることはできないが、
    回復アイテムや投擲アイテムとして使用できる。

MHWilds

  • MHWildsでは既存作品にあった竜のナミダや素材を落とす形式の落し物は完全に廃止された。
    大型モンスターの落とし物はババコンガの「掘り出されたトリュフ片」以外は全てスリンガー弾になっている。
    アルマの「モンスターの落とし物がありますよ」と言うセリフを聞きモンスターの素材が落ちたと思い
    いざ拾ったらスリンガー弾だったというオチに落胆したハンターも多い事だろう。
    「落とし物って言っても素材じゃねぇのかよ!素材じゃないんだったらいちいち言わなくて良いからさぁ!!」
  • 落とし物で素材が手に入らなくなった代わりに、傷口破壊でモンスターの素材が手に入るようになっている。
    が、傷口破壊では逆鱗やら紅玉といったレア素材は一切落ちないため、
    どちらかというと「操竜限定落とし物」の代替システムといえるかもしれない。
    今までの作品であったように逆鱗や紅玉、各種玉を手に入れられなくなったのは手間だが、
    このリストラを「導きの地のような場で地質学マラソンをさせられる可能性が消えた」と、好意的に見るユーザーもいる。
    傷口破壊でレア素材が出てこない点についても、例外を除いたほぼ全てのモンスターで、
    レア素材が追加報酬に含まれている調査クエストが発生する事から不満はあまり見られない。

MHST

  • ゲームジャンルがメインシリーズと全く異なるRPGである、MHSTでも落し物はある。
    基本的にはいずれのモンスターもダウン状態にした上でさらに攻撃すると落とすようになっているほか、
    一部の部位破壊が狙えるモンスターは部位破壊をした際にも落し物をする
    落とした素材はその場では拾えないが、無事に戦闘に勝つとリザルト画面で鑑定が行なわれ、
    追加報酬と言う形で受け取ることができる。
    • それとは別に、迷子のプーギーを助けた際やケルビを撃退した際にも落し物が手に入る。
      これらは戦闘中ではなく移動中の落し物のため、その場でアイテムが手に入る。

余談

  • そのものズバリ、落し物の傘というアイテムもある。
    ただし、これを落としたのはモンスターではなくハンターの可能性が高い。
  • MHP3やMHXなどの作品において、孤島エリア2の滝付近や渓流エリア6などの水場には
    時折サシミウオや黄金魚が落ちていることがある。
    ソレは落し物とはいえないのでは……と思った方もいるかもしれないが、
    これらの魚は決して自然に打ち上げられたりハンターが手づかみで捕ったりしたわけではなく、
    アオアシラがフィールド徘徊中に生態行動として魚を捕った際のものである。
    • 食事のために捕った魚がその場に残っている(アイテムとして使える程度に原型を留めている)
      ことを疑問に思う方も少なくないだろうが、
      現実の熊は地域差こそあれ捕った鮭の皮部分、次いで頭部や卵を食べることを重視し、
      残りの部分にはほぼ手をつけず捨ててしまうことで知られている。
      サシミウオなどは身さえ残っていればアイテムとして使える、
      と我らがハンターは判断して拾っている……のかもしれない。
      もっとも、何かとコミカルな生態が強調されるアオアシラなので、
      他の獲物やハチミツに興味が逸れて一切手を付けずに残している可能性も捨てきれない……かも。
    • 紅兜やヌシは大技である引っ掻きアッパーを水場で繰り出した際に、同様のテーブルで落し物をする。
      ……ハンターでさえ瀕死~即死になりかねない、殺意満点の渾身の一撃であるため、
      巻き込まれた魚が原型を留めているものかどうかは少々不安になるが。
  • MH4(G)では、ナグリ村の南西部で掘削作業をしている土竜族の傍に落とし物が出現している。
    ここでは余ったものとされるピッケル系統(3種類)がランダムで1本入手できる。
    炭鉱夫になることを強いられている……?
  • システム的な落とし物とは別だが、イャンクックが登場する作品では
    一部フィールドの採取ポイントで怪鳥の鱗が採取できることがある。
    もちろん、地面から鱗が生えてきている…というわけではなく、
    イャンクックが餌を食べている時にたまたま落としたものである。
    素材のフレーバーテキストにもその旨が書かれており、
    システムとしては採取アイテムだが、世界観的にはこれも落とし物だろう。
    • こちらの意味での「落とし物」としては後にMHXXで、
      もっととんでもないもの落としていく奴が登場した。
      モノ自体もさることながら、落とす高度も桁違いである。
    • MHWorldではモンスターの痕跡を採取する際、そのモンスターの素材も同時に見つかることがあるが、
      これも上記仕様の再現と言えるだろう。
  • 各種マイトレプーギーもセッティングによっては落し物をするようになる。
    内容は回復アイテムなどだが、困ったことにMH3Gまではモンスターの落し物と全く見分けが付かず、
    本命の落し物を見失ってしまうこともあった。
    MH4からはオトモの落し物は緑色に光るようになり、青く光るモンスターの落し物との判別が容易になった。
    MHXでは、ニャンターでぶんどりの技・遠隔ぶんどりの技をモンスターに当てると、
    赤色の落とし物を足元に落とす。
    この赤色の落とし物は拾っておくと未鑑定の素材としてポーチに入れられ、
    クエストクリア時に鑑定されてモンスターの素材に変化する。

関連項目

システム/精算アイテム
クエスト/落っことした荷物を探せの巻 - ハンターが依頼主の落し物を探すクエスト。