- 種族
- 飛竜種
- 別名
- 水砦竜(すいさいりゅう)
- 登場作品
- MHF
- 狩猟地
- 砂漠
目次
生態、特徴
- メゼポルタギルド管轄地域にて確認された大型の飛竜種。
恵まれた巨体に膨大な水を貯え、それを用いて活動する生態を有しており、
メゼポルタギルドでは鎧竜グラビモスの祖先に当たる存在ではないかと推測されている。
グレアドモスは太古から砂漠で生息しつづけていた種であると推測されており、
古くからの姿を今に残している存在であると考えられている。
そのためギルドではこのモンスターに「水砦竜」という別名を付け、調査を行うことになった。
- 大まかな容姿は鎧竜グラビモスと似るが、細部が大きく異なる。
体を覆う外殻は苔むし、風化したような見た目をしており、
グラビモスのそれには及ばないものの、他のモンスターと比べると硬い部類に入る。
また、苔の生い茂る甲殻は擬態するという目的でも用いられる。
脚部の指の間には膜のようなものがあり、水中では水かきとして用いていると考えられる。
最大の特徴として、身体に多数存在する「管」状の突起が挙げられる。
この管状の器官によって水の取り入れ、又は排出を行うことを可能とする。
頭部には突き出た管状の角を備え、荒々しく力強い印象を受ける。
翼部には指に当たる位置などに左右、大小合わせ16個の管を有する。
背部には4つの巨大な管、それを取り巻くように8つの管が存在する。
また、脚部にも多数の管状突起が認められる。
最も管が多いのは尻尾で、球体から多数の突起が突き出ているように見える。
管が集中する分放水量も圧倒的であり、危険性が高い。
- 砂漠で生き抜くためには、乏しい水をいかに確保するかが重要となる。
これに対し、グレアドモスは身体に大量の水を蓄えるという手段を取る。
オアシスを発見したグレアドモスはその全身を水の中へと浸し、
身体中に存在する管を使い、効率的に周囲の水を取り込む。
身体に溜めた膨大な水は、生命活動を維持するために使われるのみならず、
管を用いて水を噴射し、高圧水流で外敵を攻撃することにも用いられる。
更に、水を噴射した反動で巨体に見合わぬ俊敏性を見せることもあり、
十分な水を確保したグレアドモスは脅威の存在であるといえよう。
興奮すると管へと送り込まれる水の量が増えて外部から視認し易くなり、
また、翼膜も淡い青色へと変化する。
- 発見に至るまでの経緯
- 大量の水に依存した生態ゆえに、グレアドモスは水辺に棲息している。
わざわざ水の乏しい砂漠に移入してこのような生態が築かれたとは考えにくく、
下記のような仮説が提言されている。
太古の砂漠には豊かなオアシスが存在しており、水源に恵まれていた。
このため、グレアドモスの先祖も水を十分に確保できる環境にあった。
ところが、ある時に長期間の干ばつが発生し、存亡の危機が訪れた。
多くの個体は砂漠を離れ、新天地へと旅立っていった。
砂漠に残り続けた一部の個体は、日の当たらぬ地底湖を新たな棲み処とした。
そして、近年に至るまで人々に発見されずに命を繋げてきた。
ところが、近年になって地底湖の水量が減少してきてしまったため、
水を求めて再び地上へと姿を現し、発見に至ったのだと考えられる。
太古の姿を遺すこの竜はハンターズギルドからも研究対象とされており、
発見直後には捕獲も試みられたものの、罠をものともしなかった。
それどころかこの竜の活動が砂漠の生態系に悪影響を及ぼしており、
苦悩の判断の末、ハンターに対して討伐依頼を出すことを決定した。
概要
- MHF-G7にて実装された飛竜種のモンスター。
G7で新しく導入された「始種」に該当する最初のモンスターである。- 配信日は2015年5月20日。剛種と始種が同時解禁された。
- MHFにおける「始種」は"現存するモンスターの祖先と考えられている種"であるという設定で、
メゼポルタギルドではグレアドモスはグラビモスの祖先ではないかとされているらしい。
この設定から、ビジュアル的にはグラビモスやその幼体であるバサルモスとの類似点が見られる*1。
ただ、グレアドモスは茶色い甲殻に苔で覆われた管状の器官が生え揃っており、
無骨な灰色の甲殻を持つバサルモス、グラビモスらとはまた違った印象を受ける。
巷ではネギを生やしたグラビモスだとか、苔を生やしたモスの進化系などとも評されていた。- 用いる属性は水で、狩猟地も鎧竜たちが姿を見せない砂漠である。
また、グラビモスとバサルモスと言えば鈍重で強烈な一撃が持ち味だが、
グレアドモスは見た目に反して機敏な行動を数多く備えている。
メインシリーズの世界観設定ではグラビモスはクラグモスという絶滅種から進化した種とされている
(生態樹形図にも派生作品出身であるグレアドモスの名は存在しない)。
逆にMHFの世界観設定においてクラグモスが存在しているかは定かではなく、
MHFでは(クラグモスではなく)グレアドモスがグラビモスの先祖という設定である可能性は否定できない。- 余談だが、MHFには同じオリジナルモンスターとして角竜から進化したと思しき種が存在し、
そちらの設定には「記録的な干ばつで移動を余儀なくされた」という、グレアドモスとかなり酷似した設定がある。
このため、MHF世界でクラグモスとヴァルサブロスの移動の原因となった干ばつが発生したのは同一の時系列であると考える人が多い*2。
- 用いる属性は水で、狩猟地も鎧竜たちが姿を見せない砂漠である。
- 水辺に棲息しているとされており、水辺のあるエリアでの戦闘が中心になる。
地底湖が設定に絡んでいるが、現状戦える場所は洞窟外の水辺のみ。- 烈種対応のモンスターはいずれも逃げ場のない戦闘エリアに登場しているが、
グレアドモス戦では砂漠が舞台になるということで、エリア外退避は可能。
その気になれば仕切り直しも可能である。
- 烈種対応のモンスターはいずれも逃げ場のない戦闘エリアに登場しているが、
- 始種のコンセプトとして「属性に特化し、それを巧みに操る」というものがあり、
グレアドモスもそれに準拠し、過去のモンスターでも類を見ないほど水属性を扱いこなす。
- また、部位破壊可能箇所がグラビモス、バサルモスよりも多く設定されており、
爽快感があるように設計されているとのこと。
MHFのグラビモスは尻尾切断、腹破壊のみと破壊可能な部位がかなり少ないが、
グレアドモスは頭、背中、翼、尻尾、脚の破壊を行えるようになっている。- この内、翼は両側に個別で部位破壊報酬が出るため、部位破壊報酬枠は全部で6個とかなり多い。
- あの巨体となると、ガンナーや穿龍棍でないと背中破壊できないのではないかと思うかもしれないが、
部位耐久値自体は胴体全体で共有しているようで、胸や腹を殴っていても壊れる。
ただし、特に始種の腹は非常に肉質が硬いため、属性攻撃や穿龍棍の肉質反転を利用しないと破壊しにくい。
なお背中と脚には剛種・始種ともに専用素材がないため、該当する攻撃手段が無ければ無視するのも手。
- 直近のモンスター達は部位耐久値が異常に高く、相当慎重に攻撃しないと部位破壊できない事も多かったが、
グレアドモスは破壊可能部位こそ多いものの耐久値はさほど高くはなく、
それ程神経質にならなくてもきっちり全部位破壊できる。
ただし、巨体故に他の部位への攻撃が吸われて意図せず破壊できていたといった事は発生しにくいため、
破壊可能部位自体はしっかり狙う必要がある。
- 肉質はグラビモスのイメージから非常に硬いように思えるかもしれないが、そう言えるのは胴と腹ぐらいである。
弱点としては斬が首、次点で尻尾、打は頭、次点で翼(始種は背中)、弾は首と背中に良く通る。
剛種はそれ以外の部位もそれなりに柔らかい。
また、火属性と雷属性が非常によく効くため、光属性などの複属性も効果的。
ただし脚には殆ど通らないので注意。
麻痺とスタンは普通に有効で、
特に頭は巨大かつ下に降りてくることも多いのでハンマーなどでも立ち回りやすい。
ただしスタンモーションはグラビモスのそれなので追撃し辛いのが難点ではあるか。- また、弾肉質も最近実装のモンスターにしては珍しく、
有効な部位(首と背中)は45~60と非常に良く効くようになっている。
ただし翼と頭という硬い部位に守られているため、
ピンポイントで狙うか別の手段でカバーする必要はある。
- また、弾肉質も最近実装のモンスターにしては珍しく、
戦闘概要
- ゼルレウスなどの烈種対応モンスターは戦闘に特色のあるものが多かったが、
グレアドモスに関しては「エリア移動しない」こと以外は目立ったギミックが存在しない。
ディオレックス以降は剛種でも非常に高い戦闘力を所持していたが、
グレアドモスは体力、攻撃力共に剛種としては平均的なものとなっており、
最近のモンスターの中では戦いやすい部類に入る。
これは始種の開発コンセプトである「初心に立ち返る」を踏まえてのことと見られ、
剛種に関しては剛種入門としてもそれなり。
ただし腹は非常に硬いのと、後述のポイントから懐にもぐりこんでのごり押しでは時間がかかり、
やられやすくなってしまうので注意。
- ベースはグラビモス特異個体だが、ヴァルサブロス同様に多くが独自モーションであり、
特異個体を見たことのないHR帯で戦う場合、全く違うモンスターという印象を受けるだろう。
- 全身の砲塔のような管から水弾や水流を吹き出す。
本体そのものの動作は鈍重で、攻撃に付随して水弾を発射したり、
水流を噴射して広範囲をなぎ払ったり、反動により巨体を高速移動させての攻撃がメインとなる。
緩急の差が大きいという特徴は、元になったグラビモス特異個体に慣れていれば戦い易いか。- 遠距離への攻撃手段がグラビモスより更に増えて多彩になっている。
また、一部の行動に付随してグラビモスのガスよろしく全身から水を噴射し、
懐に入ったハンターたちへのカウンターとしている。 - 特徴的な要素として、一部の攻撃時に時間経過で炸裂する排出物を設置する行動を行う。
設置された直後は攻撃判定を持たないものの、炸裂することで時間差攻撃を可能としている。
絶対防御態勢のアーマーを剥がされてから本命の攻撃を受けることもあるため、注意を要する。
- 遠距離への攻撃手段がグラビモスより更に増えて多彩になっている。
- 大半の攻撃の判定が見た目通りなのも特徴。
特に突進やタックルなどの肉弾戦はいわゆる亜空間判定がほぼ存在せず、
本体に当たらなければ被弾しないということもざら。
判定も一瞬なものが多く、そのためフレーム回避が全般的に通用しやすいモンスターである一方、
中にはフレーム回避での対処が難しい攻撃や、フェイントとなる攻撃が多数存在しており、
それらを織り交ぜてくるため、グレアドモスの予備動作を観察してそれに適切な行動を取らないと、
多彩な攻撃に引っかかりやすい。
この観察の妨げになることから、常時懐に潜り込んでの戦闘はかなりの熟練を要することになる。
幸い斬打は弱点狙いの場合ある程度グレアドモスを観察できる立ち位置になるので、
ガンナー以外手も足も出ないというほどのものではない。
- 時間経過で炸裂する排出物や尻尾からの水弾(水ブレス)、フェイントを絡めた動きなど、
慣れない内はグレアドモス本体の鈍重な隙が悉く潰されていて理不尽と感じるかもしれない。
ただしこれらの行動は使用するタイミング、予備動作、着弾点がほぼ確定しており、
それらを把握し習熟することでいずれも対処可能となっている。
方向性としてはMHFにはよく居るターン制のモンスターであると言えるだろう。
特徴的な技
- 「尻尾大回転」以外の技名は公式書籍『フロンティア通信G9』に準拠する。
- ウォーターアットウィル
- 怒り状態へ移行する際に必ず行う行動。
身体を屈めつつ水弾を乱射、その後に前方に水ブレスを放つ。
水ブレスは眼前近距離から近距離左をなぎ払い、そのまま振り上げるように中距離右をなぎ払う。
基本的に密着していれば当たらないが、水弾発射時に炸裂する排出物が足元にばらまかれるほか、
最後には全身から水を噴射して密着するハンターへの対策としている。
一方でそれは常時撒かれるものではなく位置もほぼ決まっているため、把握していれば対処はしやすい。
なおウォーターアットウィルとは「水を思うがままに(操る)」という意味になる。
水属性に特化したグレアドモスを象徴する行動と言えるだろう。
- ハイドロプレス / ハイドロジャンプフェイントプレス
- 上空に飛び上がった後に降下、着地時に膨大な量の水をまき散らす。
問題は飛び上がって降下するまでの時間が異なる2種類の技を持つこと。
上昇後瞬時に降下した後、水を噴射して後方に体当たりを行うものと、
空中で軽く水を放って滞空時間を延ばし、着地タイミングをずらしたものが存在するのである。
この2択の判断が重要になると言える。
ちなみに瞬時に降下する方は、使用前に背中から大量の水が噴出する。
全体を見渡せる位置にいれば一目瞭然なのだが、腹下に潜り込んでいるとさすがに見えない。
前者は足を揃えて地に伏せるように下を向き、後者は足を広げて上を向くので、
背中が見えない場合は頭か脚部で判断するのが比較的容易だが、それでも背中に比べると判別しにくい。
動作に入ってから飛び上がるまでのタイミングが後者の方が早いのでそれでも判別可能だが、
その場合は怒り時と非怒り時の速度差を考慮しないとやはり直撃の可能性がある。
- ハイドロタックル(左右)
- 水を噴射し、その反動で側面に居るハンターを狙って体当たりを行う。
(なお、公式では後述の正面へ突っ込んでくる攻撃技もひっくるめて
「ハイドロタックル」と呼ばれるが、ここでは便宜上分けて記述する)。
非怒り時は制動時にコロコロと横転する。
怒り時には往復するように再度体当たりを行うため、反復横跳びに見えなくもない。
サイドアタック時に通過した地点には時間差で炸裂する排出物が設置され、
絶対防御を剥がされた上で戻ってきたグレアドモスに轢かれてしまうこともある。
余談だがターゲットのハンターに対し、軸合わせで必ず横を向くという特徴がある。
PTの場合活かしにくいがソロの場合覚えておいて損はない。
- ハイドロタックル(正面)
- 力を溜めた後に翼部後方の管から水を噴射し、ロケットの要領で滑り込んでくる。
速度といい、モーションといい、某ポケ○ンで有名なあの先制技である。
単発版の他、横転動作を行った後に再度ターゲットを狙う2連続版が存在する。
どちらも時間差炸裂の排出物が設置され、戻ってこない単発版は追撃し難い。
また、いわゆるドリフト突進よりも往復が早いため、見失うと奇襲に遭いやすい。
頭と翼を地面に擦り付けて制動するが、その様子はなんとなく土下座に見えなくもない。
最初のジェットはそのスピード故に、2連続版の2回目はすり抜けるように回避すると
簡単に避けられると見た目に反して判定は小さいようだ。
- バックジャンプハイドロガン
- その場で身体を反らせるような動きをとったのち、
他のモンスターでいう翼爪にあたる部分の管から複数の高速水弾を同時に発射、
そのまま続けてバックステップをとりつつさらに多くの水弾をばら撒く。
1回目の発射は真正面だが地面に着弾すると弾けて周囲に飛散する。
2回目の発射はそれよりも外側の部分をカバーするように扇状に飛んでくるため、
双方の着弾位置を把握しつつ回避行動をとらないと当たってしまう広範囲攻撃である。
- 尻尾大回転
- グレンゼブルの尻尾半回転のような予備動作の後に行う。
尻尾から水を噴射することで一瞬で一回転し、地面に尻尾を擦り付けて制止する。
懐に入ってもこの行動で一掃されてしまうことがある。
使用後は隙だらけになるため、チャージ中に離脱するか回転をフレーム回避して反撃につなげたい。
- ハイドロミサイル
- ハンターとの距離が離れているときに繰り出しやすい。
姿勢を低くし、力を込めてから背中の砲門より水弾を発射、
周囲の決められたポイントと懐以外のハンターにピンポイントで合計3回にわたって降らす。
落ちてくる場所は事前に水を通した影で白く光るのでそれを参考にして回避したい。
- なぎ払いブレス
- いわゆるなぎ払いグラビームの水ブレスバージョンで、
口から吐くものはハンターから見て左から右にゆっくりなぎ払うものと、
特異個体のモーションで右から左に高速でなぎ払うものの2種類が存在する。
前者は通常のなぎ払いグラビームを逆再生した物でフレーム回避が非常に難しい一方、
ハンターから見て右斜めより右側にブレスが来ても当たり判定が消失している。
後者は非常に広範囲をなぎ払うものの、こちらは速く細いのでフレーム回避が容易。
また、尻尾の管からも水ブレスを発射可能であり、こちらは突進後など、
ハンターが後方にいる場合に尻尾をなぎ払う形で使用してくる。
- ハイドロウェーブ
- その場で膨大な水流を地面に打ち付けて近距離をなぎ払いつつ、中距離にその水流を送る。
近距離は水流によるなぎ払い攻撃で、中距離では沢山の噴水で攻撃するというもの。
グレアドモスの、水の力が垣間見れる攻撃の1つと言えるもので、
噴水は扇状に多数発生するため、遠距離だからと油断していると噴水で打ち上げられる他、
グレアドモスから見て手前から奥に向かって、少しの時差を置いて発生するため、
下手に離れようとすると遅れて発生した噴水に打ち上げられてしまう。
側面~後方はがら空きであり予備動作、使用後の隙も甚大だが、
最後の最後で水を噴射し密着するハンターを襲撃するので要注意。
始種
- 剛種と同日の2015年5月20日に実装された。
体力は30000、防御率0.36と覇種よりも高いタフネスを有する。
数値だけ見るとポボルバルムとほぼ同等だが、防御力を強化できるあちらと違い、
G級高難度モンスターとしては常識的な耐久力と言えるか。
ちなみに行動としては剛種にG級行動が追加されただけである。
- 烈種同様、一部の技を除けば防御力によるダメージ軽減が確実に機能する。
また、部位破壊箇所が多いためそれを狙うことで怯みを誘発させ討伐しやすくなる。
攻撃技も大半は予備動作の観察で対処できるものであり、
運営インタビューで明かされていたように、人によっては烈種より戦いやすいと感じるかもしれない。
ただし攻撃に付随する水弾や、大技の後に繰り出す余波(逆もある)など、
絶対防御態勢や根性でのごり押しが非常にやりにくくなっている。
特に水弾だけでも致命的なダメージを受ける低防御力の装備だと、
致命傷→回復→隙を突いた次弾で致命傷のループになってしまい、反撃もままならない。
- 肉質は全体的に硬化しているが、弱点部位には55~60と非常に良く通る点は変わらず。
属性肉質も若干きつくなっているが、火と雷がよく効くのも変わらない。
ただし弱点以外の部位はかなり硬くなっているため、しっかり狙わないと討伐に時間がかかる。
弾弱点を硬い肉質で護られているガンナーについては、それらを突破する策を用意しておきたいところ。
穿龍棍のリーチ短は肉質の硬軟が極端なので多くの部位で有効に機能するものの、
グラビモス種の体躯上空中戦の維持が非常に難しく、密着するハンターを妨害する行動も多いので注意。
嵐ノ型や天ノ型で腹下に潜り込むのも有効だが、予備動作の観察が難しくなるため熟練を要する。
- 始種グレアドモスは「ハイドロブレス」という、いわゆる根性貫通コンボの性質の技を使用するようになる。
眼前の地面に膨大な水を送り込み炸裂させ、前方広範囲に水柱を起こす。
この炸裂する水に当たると打ち上げられ、水柱による追撃で甚大なダメージを受けてしまうことになる。
上述したように防御力が機能する技の多いグレアドモスであるが、
この技だけはフル強化GX防具であってもほぼ確実に根性を貫通される凶悪な威力となっている。
幸い水の炸裂までは非常に長い予備動作があるため、知っていれば対処はしやすい。- ちなみに、この最大技はちゃんと地面に打ち込まないといけないようで、
地面以外の場所(戦闘エリア中央にある岩や水辺)に打ち込むと不発に終わってしまう。
- ちなみに、この最大技はちゃんと地面に打ち込まないといけないようで、
- シジルの★レシピで使用する素材「浄水袋」が剥ぎ取り希少素材のポジションとなっているが、
厳密には剥ぎ取りでは3%のレア素材という扱いで、部位破壊でも出現するほか、
G級ドス鳥竜種同様報酬にも出るようになっている。
- 得られる始種汎用素材は「始淵の黎玉」。
G9.1より実装されたトア・テスカトラからも入手できるので、
それぞれ専用素材が欲しい方を選択して狩ることが可能であった。- ちなみに始淵の黎玉は、
最初の始種汎用素材故にそのポジションの認識に若干の差異があった。
G7での実装当初は始種共通の素材と見られていたが、
G8で強化先が用意された始種武具には始淵の黎血という素材が要求されており、
これの入手元はヤマクライであったことから全始種共通の素材ではない、
またはグレアドモス専用の素材と認識されていた。
その後登場したトア・テスカトラで同素材が得られることが確認され、上記のような認識に落ち着いた。
なお素材自体は実装当初からシジル素材区分は「その他」に分類されており、
飛竜種ではないことから汎用素材であると言う事は示されていた。
- ちなみに始淵の黎玉は、
武具
- 武器、防具に烈種武器などを経て「始種武具」へと強化される。
- 武器は「水砦○○」という名称で、管状の部分が多数見受けられる。
中でも弓はグレアドモスの顔を模したユニークな形状をしている。
烈種武器以降で付与されるスキルは吸血スキルが確認されている。- 水属性を強く有するグレアドモスの武器ということで非常に高い水属性値が特徴であり、
穿龍棍以外の始種武器は、いずれも水属性値が1000を超える。
特に双剣と弓でその水準に到達している武器はG7時点では存在していなかった。
また、属性特化と言いつつもやはり穿龍棍以外は物理性能も防具補正なしで最新のG級武器Lv50級であり、
属性特化武器にありがちな「物理がイマイチ」ということもない。
ただ、G9.1以後の始種武器に比べるとやや攻撃力が低いのが難点と言えば難点である。
MHF-Zアップデートで強化される吸血+2スキルの自動発動を活かしたい。
- 水属性を強く有するグレアドモスの武器ということで非常に高い水属性値が特徴であり、
- 防具は「グレアシリーズ」という名称。グラビモスの防具に似た厳つい見た目である。
特に目立つのが胴部で、巨大な肩パーツと柱のような管の存在感がかなりある。
他の部位はそこまででもないのだが、一式だと胴部の印象が強すぎるかもしれない。- 固有スキルとして「血気活性」というスキルが付与される。
これはHP100以上の時に攻撃力が1.15倍に上昇する効果を持ったスキルとなっており、
メインシリーズのスキル「フルチャージ」に似た物、と言える(あくまで似たものであって同じではない)。
詳しくはこちら。
- 固有スキルとして「血気活性」というスキルが付与される。
余談
- 新しい○種の登場の際には常に話題となるので捕捉するが、
始種モンスターは烈種の上位ランクという位置付けということであるため、
グレアドモス自体が"グラビモス(バサルモス)始種"という訳ではない。
あくまで剛種グレアドモス、始種グレアドモスとして登場することに注意。
- メラギナスとは太古に絶滅したとされている、
つい最近まで洞窟に引きこもっていたなど、生態上の共通点が多い。
また、ゼルレウスのようなバリバリの魔改造を施されていた烈種に対し、
始種は従来のモンスターに自然的なアレンジを加えられているが、
メラギナスに関して言えばメカニカルなアレンジは薄めであり、その点でも似ている。
ただしメラギナスは洞窟内の生活に適応して進化(或いは退化)しているのに対し、
こちらは元からそういう生態だったらしいなど、設定面での相違が見られる。- ちなみに動きの面では、グレアドモスの水を噴射しての高速機動の数々が、
クイックブーストやバレルロール、二段ジャンプとも言われ、
何の因果か尻尾にブースターを搭載するメラギナスと戦法に共通点が見られる。
ただし鈍重な本体を無理矢理高速化させるイメージの強いグレアドモスと、
軽快な身体を更にブーストさせるメラギナスでは、見た目のイメージも対処方法も全く異なる。
- ちなみに動きの面では、グレアドモスの水を噴射しての高速機動の数々が、
- このモンスターが発見された原因は、地底湖の水量が減ったからとされる。
メインシリーズでは旧砂漠(デデ砂漠)で同様の事象が発生しているが、
MHFの世界でも砂漠の干ばつが進行しているのだろうか。- 砂漠のベースキャンプにある廃井戸は水位が高ければ直接水を汲めるはずだが、
ゲーム中に水位が高くなる夜でも廃井戸のある場所までは水が上がってこない。
岩場のエリアには地形が侵食された形跡があるが、太古にはその高さまで水位があったのかもしれない。
- 砂漠の生態系についての関係性が示唆されるモンスターには、
グレアドモスやヴァルサブロスの他にオディバトラスが存在する。
「MHFのセクメーア砂漠が今のような環境になってしまった一因である」という設定や、
オディバトラスが近年活動を活発化させていることを踏まえると、
地底湖の水位現象に何らかの因果関係が設定されていてもおかしくないかもしれない。
- 砂漠のベースキャンプにある廃井戸は水位が高ければ直接水を汲めるはずだが、
- 実装前のグレアドモスはPVに登場せず、紹介動画などがネット配信されたりもしていない。
G7体験会参加者が動画で動く姿を確認できたのみで、印象としてはハルドメルグに劣りがち。
更に、G7大型アップデートから実装日までの期間に「MHFにジンオウガ参戦」という重大ニュースがあり、
実装までどうにもスポットライトが当たる機会の少ないモンスターになってしまった。
一方始種の武具は一部性能が公開されたことで大きな話題を呼んでおり、
その供給源である始種第一号としての実力(と難易度)に注目が集まっていた。
実装後の様相としては、セオリーをつかめれば理不尽な点が殆どないこと、
一部で懸念されていた装備の作成難度も高すぎるということはなかったため無難な評価となっている。
また、ガンナーとの相性がかなり良いモンスターであることや、
ガンナーの復権に繋がる始種防具の供給源であることから、ガンナーからの評価が高い。
運営インタビューにおいても、モンスター本体・装備の両面で好評であったことが明らかになっている。
素材
- 水砦竜の甲殻
- グレアドモスの甲殻。苔に覆われており、水を身体の各所に送る管が四方に伸びている。
始種と断定された強力な個体からは「始殻」と呼ばれる、より立派に成長した甲殻が剥ぎ取れる。
- 水砦竜の皮
- 湿気を帯びており、保水性と強度に優れるグレアドモスの皮。
始種個体より剥ぎ取れるより上質なものは「始皮」と呼ばれ、絞ると水が溢れ出てくる程の保水力を持つ。
- 水砦竜の翼
- グレアドモスの翼膜。張り巡らされた毛細管の影響か、表面はひんやりとしている。
より上質なものは「潤翼」と呼ばれるが、水分を多く含むため重量がある。
- 水砦竜の管
- とても弾力のある管。グレアドモスはこれを使って体内の各所へ水を送る。
より柔軟性に優れた管は「柔管」と呼ばれ、伸縮することで放水時の水圧調整へ役立てる。
- 水砦竜の尻尾
- グレアドモスの尻尾。特異な形状をしているが、先端から水を噴射することで、
推進力を得ることができる仕組みになっている。
始種個体から得られるより上質なものは「苔群尾」と呼ばれ、
大量の苔に覆われているため、丁寧に取り除いてから加工する必要がある。
- 水砦竜の苔
- グレアドモスの甲殻に生えている苔。野生のものは綺麗な水辺にしか生えないらしい。
中でも「希少苔」と呼ばれるものはグレアドモスの体表でしか成長しない不思議な苔であり、
始種個体から稀に得られることがある。
- 水砦竜の水袋
- グレアドモスの十八番である水を蓄える器官。
中に蓄えられた水はそのまま飲用できるほど澄んでいる。
始種個体から得られるものは「浄水袋」と呼ばれ、浄水機能があるようだが詳細は不明である。
関連項目
モンスター/グラビモス - 容姿が酷似しており、設定に関わると考えられる。
モンスター/バサルモス
モンスター/ヴァルサブロス - 「太古の砂漠で干ばつが発生」という設定の類似が指摘されている。
システム/始種
スキル/血気活性
グレアドモス素材の装備
武器/水砦獄双剣【万水】 - 双剣
武器/水砦始棍【五百重波】 - 穿龍棍