このエデン、命を賭けて戦い抜きましょう!
たとえ相手が、強大なる六祖であろうとも!
概要
我々の知るエデンとは異なる、天界から特異点世界にやってきた別のエデンです。
正史・特異点世界と同様、天界においても女神イリアスの最も忠実な僕であり、イリアスのためであれば己の滅びすら厭わないという無二の忠誠心を持っています。
サブイリアスより聖槍ロンギヌスを授かっている事によって他のエデンとは一線を画する戦闘能力を有します。
天界エデンがサブイリアスから授かった神具で、必滅の魔力を宿した武器です。
所有者であるエデン自体よりも遥かに強大かつ危険な力を宿しており、その威光にはルシフィナちゃんすらも震え上がるほど。
必滅の看板に偽りは無く、刺した相手の存在を消滅させるというとんでもない能力を持っています。
「存在を否定する神の呪い」と評されたその威力は絶大で、この手の即死武器にありがちなレベル差で無効化されると言った弱点も無く、直撃を受ければ六祖や七大天使クラスですら即死するという恐ろしい兵器です。神ですら大ダメージは免れないでしょう。
これを有するが故に天界エデンはほぼ同格のはずのアスタロトを瞬殺し、本来歯牙にもかけられない程の戦力差がある六祖からも一定の警戒を受け、実際に格上の強敵たちをも次々と葬る等獅子奮迅の働きを見せました。
一方でその力は天軍の剣やアトミックヘブンのような高エネルギーの大規模破壊能力ではなく「対象の名を宣言しながら投擲し、刺さった相手に必滅の魔力を開放する」という手順を要する、ある種呪殺に近い性質の攻撃であるため、障害物を置かれたり幻惑されたりで正確に対象に当てられないと効果が発揮できないという弱点があります。玉藻が尻尾を切り離して囮にしたり、蛭蟲が分身を盾にして直撃を避けたりしたシーンが典型的でしょうか。
また天軍の剣のような習得者自身がセーフティとなる「技」ではなく望ましくない者の手に渡ってしまう可能性を孕む「道具」である点から兵器としてはあまりに危険すぎるのは本当で、いかに戦局を左右する力があるとしても処分する方が正常であり、正史の私は当然破壊していましたし、魔界でも魔界イリアスの宝物庫に死蔵されていたものを邪神が手ずから破壊しており、玉藻は天界イリアスがこれを処分していなかった事に引いていました。
最強攻撃として名高い天軍の剣は多大な消耗を伴うため連発できないという弱点がありますが、ロンギヌスは防がれやすさと引き換えにある程度の連射が可能であり、そういう所も敵に回った場合に恐ろしい部分ですね。
実際作中では様々な対策が講じられましたが、防御できずに直撃を受けた者は全員即死しています。
こうした性質から、敵は当然として逆心ある者の手に渡るのも致命的であり、本来なら(天軍の剣の弱点を補う理想的なサブウェポンとして)ミカエラあたりに持たせる選択肢もあったはずなのにそうなっていなかったのは造反を恐れた関係もあるのでしょう。散々苦戦した緑竜とかもこれで刺せば多分一発でした。
エデンに持たせていたのはエデンの機嫌を取ったこと以上に、そもそもエデン以外に持たせるのはあまりに不安だったためだと考えられます。実際エデンのロンギヌス運用方法はサブイリアスにとってあまりにも理想的でした。
なお、立ち絵を見比べるとわかりやすいのですが、天界エデンは普段ロンギヌスとは別の槍を携えており、ロンギヌスは装備していないようです。
戦闘時も余程の強敵が現れない限りそちらで戦っており、ロンギヌスはその魔力が必要となった時のみどこからともなく取り出して使用しています。
こちらはロンギヌス初披露時のエデンの手元のアップですが、まだ実体化しきっていないロンギヌスを通して奧側の指が見えていますね。
どうやら使用しない時は何らかの術によって収納しているようです。これによって他の者の手に渡る事を防いでいるのでしょうか。
「普段は別の槍を使っているものの実はロンギヌスを隠し持っている」というのは初見殺しの要素にもなっており、エデン一人ならモリガンと二人がかりで対処できると油断していたアスタロトの撃破にも繋がっています。狙ってやっているのだとしたらエデンらしからぬ巧みな戦法です…
こうした事からわかるように、ロンギヌスの悪用がなされなかったのはただただ天界エデンが女神イリアスの忠実な僕であり、ロンギヌスの管理も徹底していたからに過ぎず、第三の道では異世界からやってきた「全並行世界最強」を名乗る強者がある世界の女神イリアスから奪取したロンギヌスを振るいとてつもない災厄となっています。こういう事があるから、こういう事があるから…私はロンギヌスを破壊したのです。
かの者は二刀流でありもう一本の武器は邪神由来の剣でしたから、武器としては天軍の剣*1をも凌いで本当に最強の一振りである事が分かりますね…。彼女はあらゆる異世界を滅ぼしながら渡り歩いてきており、最強の武器など選びたい放題だったのですから…。
また、エデンはロンギヌス使用時基本的に投擲していますが、実際にはロンギヌスは所有者であるエデンとリンクしており、エデンが身動きのできない状態であっても対象と認識している敵に向かって自動で飛んで行かせることができるようです。神話武器によくある奴ですね。
この性質は終盤重要な効果を発揮します。
活躍
女神イリアスの腹心である事、当初生まれたのがミカエラ・ルシフィナ・エデンの三姉妹でありながらエデンが圧倒的に格下である事などは変わらないのですが、天界はサブイリアスがルシミカエデンを創造した後更にミカエラ級の強大な天使を六人を生み出して戦力で邪神の軍勢を圧倒、完全勝利を収めた世界線であるため、天界の戦闘能力序列としては離反したルシフィナを抜きにしても八番目あたりまで落ちています。
またこちらは後に技術班にシオン・グノーシスが製造されたことで三大熾天使体制に戻りましたが、戦勝直後の陣営再編時にはルシフィナが離反しミカエラが七大天使として扱われるようになったことで一時は唯一の熾天使という位置にもなってしまいました。
が、そのおかげでエデンは領地運営を任されている七大天使と異なりイリアスの側で仕え続ける側近の立場となっており、エデン自身領地に興味などなくイリアスに奉仕する事が至上の喜びであるため、本人は自らの立場に満足しているようです。
また後発のシオン・グノーシスが七大天使に対して格下の扱いであるのに対し、ミカエラ以外の七大天使よりも先に生まれていたエデンは七大天使と対等の立場にあり、その忠誠心から最強の神具である聖槍ロンギヌスを授かっている等、総じてある種の特別扱いを受けている事から正史エデンより精神面が遥かに安定しています。またそうやって依存させようとする…いつもの手ですね。
ラスダンのイリアス神殿にてそれまでに登場していたグノーシス、シオンらを従えて登場。
神敵滅殺とばかりに先に現れていたリリス三姉妹と対決しますが、これが第三種断界遭遇(異世界から来た者同士の戦闘行為を禁ずる)に相当しソニアのアポトーシスとしての覚醒を誘発、アドラメレクのダウンロードにまで繋がってしまいます。
このままでは自分たちの争いどころか世界が滅亡するということでリリスに共闘をもちかけられ、一度は難色を示しますが、
滅茶苦茶渋い顔をしつつ「三姉妹は無視してアポトーシスを攻撃する」という名目で事実上共闘、アドラメレクを撃破。…するのですが、何度倒しても強くなって復活するアドラメレクには成す術が無く世界の破滅は確定的に…。
この時アリスルートの場合はエデン達は別世界に離脱してしまうのですが、イリアスルートの場合はリリス達が別世界に離脱する一方で*2「イリアス様のために退かない」とエデン達が残って抗戦。
最終的に混沌勢の力によって何とか事なきを得た後は、箱舟計画に難色を示すルカ達に他に方法は無いのだと告げ、邪神サイドの計画を遅らせる作戦のために去って行きました。
この時既にエデン同士でお互いのイリアスへの忠義を褒め合うエデン漫才の片鱗を見せていましたね…。
大いなる選択において邪神の側に付くという決定を下した事でルカ陣営と天界との対立は決定的となり、天界軍は実力行使に出ます。
ガルダを使い魔王城から辛くも離脱したルカ達ですが、エデンはそれを猛追し戦闘に突入。
エデンが捕縛目的だった事もあってルカ達はどうにか渡り合いますが、捕縛が不可能と判断したエデンは聖槍ロンギヌスの使用を決意。
六祖をも滅ぼすロンギヌスの前にこの時点のルカ達では成す術もなく一巻の終わり…かと思われましたが、サブイリアスが色気を出してルカの殺害を許可しなかったため結局使用を中止し、ルカ達を見逃します。後から見るとこの指示完全に敗着でしたね…
この際のエデンをアリストロメリアは「イリアスのイヌ」呼ばわりしており、くえ本編で蔑んでいた理由の一端が分かります…。*3
以降は特異点世界に留まり私の指揮下で魔王城の守備に就いていましたが、デミウルゴスの試運転で乗り込んできたルカ陣営を迎撃するために出陣。
しかしエデンに執着していた蛭蟲の妨害を受け、ルカ達でなく蛭蟲と対決する羽目になってしまいます。
ロンギヌスを使用し一度は蛭蟲に致命打を与えたかに見えました……が、それは分身体でした。
確かに、受ければ死ぬ……が、受けなければよいだけの話。
避ける、受け止める、囮を使う……防ぐ手段はいくらでもある、六祖の前では無力よ。
その後は蛭蟲の生み出す無尽蔵の分身によって「一度に一つの標的しか倒す事ができない」というロンギヌスの弱点を突かれ封殺されてしまう結果に…。
くく……分身体の一体が討たれたとて、痛くも痒くもない。我らが、何百体いると思う……?
やはり貴様は無能なのだ、エデン…。
最終的にその場は何とか切り抜けるものの、その時既に私は危機的状況に陥っており、エデンは私を逃がすために身代わりとなって蛭蟲に捕食されてしまいました…。
最期の瞬間まで私を信じ身を捧げてくれたエデンの忠義を私は忘れません…。
はははっ、美味いなぁ……
ずっとこいつを食いたかったぞ……
大いなる選択において私たち天界の側に付くという決定を下した事でルカ陣営と魔王軍との対立は決定的となり、魔王軍は実力行使に出ます。
ガルダを使い魔王城から辛くも離脱したルカ達ですが、アスタロト・モリガンがそれを猛追し戦闘に突入。
ルカ達は何とか渡り合いますがその成長を危険視したアスタロトは強引にでもこの場でルカを殺す事を決意し、第二ラウンドに突入…しかけたタイミングで同じく猛追してきたエデンが乱入。
私は天界エデンに撤退の支援を命じますがエデンはそれを制し、この場での討伐を申し出ます。
援軍がエデン一人なら問題ないと意気込むアスタロト・モリガンに私が切札を出せばあなた達程度は相手にならないと余裕を見せるエデン。
果たしてエデンが光の中から取り出したのはあの聖槍ロンギヌスだったのでした。
アスタロトを滅ぼしなさい、ロンギヌス──!!
私がロンギヌスの現存に驚き、また誰もがその鳴動に威圧される中、エデンは聖槍を投擲。
直撃したロンギヌスは一撃でアスタロトを消滅させ、その威力をまざまざと見せつけたのでした。
これによってモリガンたちの追撃を逃れた私たちはそのまま天界へと誘われることになります。
魔界突入後は七大天使が早々に封印されてしまったためやむなく私が指揮権を掌握、天界エデンは軍団指揮官としてヘルゴンドに残していったためしばらく活躍はありません。
…ところでこの際、天界のフーリエルからは「エデン様は現状維持の将であり、守りの体勢で犠牲を減らす事は出来ても積極的に軍を動かし攻勢を仕掛けることは不可能」という評を聞くことができます…くえ本編でのエデンの運用がいかに誤っていたかが分かりますね…。全く負けさせるためにやっていたとしか思えません…誰がそんなことを…。
グランゴルド攻略戦では陽動のための市街戦で前線指揮官を担いますが、その後ラファエラが復活した後は私がうっかり前線のエデンをよそにラファエラと方針を決めて指揮権を委譲してしまったため、エデンは面目が立たなくなってしまい、グランドノア攻略後様子を見に戻った時には壁を見つめて拗ねていました…。
己よりもラファエラの方が指揮官として優れている事はエデンも承知でしたが、突然に全権を奪われた事はやはり不本意であったようで、
自分は能力不足の代打に過ぎずイリアスの役に立てない無価値な存在なのかとエデンは苦悩します。これは比較対象のラファエラが格別優秀だったのもかなり悪いのですが…。
しかしラファエラに「七大天使はより強く、より賢くあるように造られた兵器にして戦いの申し子であり、イリアスに寄り添う存在であるエデンとは異なる」「イリアス様に尽くす事においてはエデンが一番」と諭され、私自身も「エデンは私にとって最も近くにある者」と告げたことで能力アップのSEを響かせながら復調。
己の価値はイリアス様のために尽くす事のみと負傷した天使の慰問のために飛び立って行きました。やはり、エデンは元気が一番です
なお、その様を見ていた特異点エデンはラファエラを「エデンを転がすのが上手」と評しますが、ラファエラとしては佞言*4を弄したわけではなく事実を述べたものであり、実際にエデンと自分では存在意義が異なるという捉え方をしている事が語られます。
エデンが七大天使に能力で劣ることを悩んでいるように、ラファエラもミカエラやエデンと比べ己の存在が歪である事に悩んでいた事が読み取れる貴重なシーンですね。ラファエラはリアリストなので割り切っていますが…。
ヤマタイ攻略戦の際は本来グランドノアの守備を担当していましたが、邪神軍が反攻作戦を発動しヤマタイにも魅凪が差し向けられた事から救援に駆け付けます。
サリエラと玉藻が対峙した後はサリエラを援護する形で玉藻を攻撃。ロンギヌスでの攻撃は切り離した尻尾によって防がれてしまいましたが、あの狐は尻尾を失うごとに弱体化するのでそれなりのダメージを与えたとは言えるでしょう。
更に他の二人のエデン達の加勢によって更にもう一つ尻尾が斬り落とされ、サリエラ達は一時優位に立ちますが、洗脳されたサンメタ姉妹の妨害を受け玉藻を討ち漏らします。
その後は私たちの撤退を支援するためにヤマタイに残って3エデンでサンメタ姉妹と戦い時間稼ぎの任を果たしました。
なお、特異点エデンはこの戦闘の最中攻撃を受けて遥か南の大陸にまで吹っ飛ばされてしまったのですが、軍に救援を出す余裕が無く、天界エデンは「エデンは救助よりも今侵略を受けている都市の防衛を望む。彼女は自分自身故にその考えが分かる」「エデンは頑丈なので必ず自力で復帰してくる」との見解を示し、魔界エデンも「エデンはそう簡単に倒れない」とそれに賛同したため救助しない事を決定しました。
このあたりはエデン同士褒め合うだけでなく信じているからこそ困難にも立ち向かわせる姿勢みたいなものが見て取れて良いですね…。なお、墜落したエデンはこちらで回収しておきました。
天界軍が魔界サバサで敗退した後は、ウリエラ・ラファエラの戦死及び起動したデミウルゴスによってグランドノアが破壊された事によってさまざまな配置転換がなされ、天界エデンがついにパーティに加入。魔界エデンの情報でエンリカを目指す我々に同行します。
加入時点で槍と盾の封印職を極めており、聖槍ロンギヌスも強力なため即戦力として大いに役立ってくれますね…。
エンリカではミカエラの再臨を察知して現役復帰を妨害しに来た蛭蟲と遭遇。
ミカエラは戦争に参加する意思がない事を示し穏便に切り抜けようとするものの、蛭蟲は魔界・天界・特異点世界の3エデンの揃い踏みに大興奮、交戦する羽目になります。もちろんエデンは全員めちゃくちゃ嫌がっていました…。エデンはそんなにおいしいのでしょうか…。
「エデンを囮にして逃げる」という昔の私なら本当に言いそうな女神ジョークを真に受けられたりしつつも、私たちは一丸となって蛭蟲と対決。
死力を尽くした奮戦とミカエラの口車によって何とか蛭蟲を撃退した後は初めて3エデンが一堂に会したという事で戦力アップのために合一を試みます。
…が、なぜかここでの合一には失敗してしまいました。何がいけなかったのでしょうか…?
デミウルゴス攻略戦では私達と一緒に妖星を攻略する手はずでしたが、肉親全てを失ったリリスが亡き妹たちの力を取り込みリリスオリジンとして覚醒、まさにこれから開戦というタイミングで乱入。
シオンとグノーシスが迎撃に当たりますが、敗北を予感した私が増援として出撃を命じたため天界エデンは再び離脱します。
しかしこれがむしろ裏目となり、既に三大熾天使を超える力を宿していたリリスはグノーシスを瞬殺、捨て身で奮戦したシオンもゴルドポートの住人の生命力を吸い上げる事で撃破し、更に天界エデンの追跡すらも振り切って私たちの前に立ちはだかる事に…。
私達は何とかリリスを打ち伏せますが、憎悪に突き動かされた彼女は一人でも殺して妹たちの餞(はなむけ)にしなくてはと戦いをやめません。
しかしリリスがなおも一撃を加えようとした瞬間、猛追してきた天界エデンがロンギヌスを投擲。
聖槍ロンギヌスよ……リリスを滅ぼしなさい。
一体となった三姉妹といえど聖槍の威力にはひとたまりもなく、やはり一撃でリリスオリジンは消滅。
これをもってリリス三姉妹は全滅したのでした…。
その後我々はサリエラの犠牲によって妖星中枢の破壊及び玉藻の撃破にこそ成功するものの、余力の無い状態でまたしても蛭蟲の追撃を受けてしまいます。
対抗できる七大天使級の実力者ももはやおらず、このままでは全滅は必至──その状況で天界エデンは単身足止めを買って出ました。
天界エデンがいかにロンギヌスを持つとはいえ、分身能力を持つ蛭蟲はロンギヌスの天敵であり、勝てる相手でないことは明らか。
私はエデンを止めましたが、それでも全滅を避けるためには蛭蟲の執着の対象であるエデンが囮となるしかなく、私のためにそうする事がエデンの心からの望みである…。
そう知らされた私はエデンを残してデミウルゴスから離脱する事を決めたのでした…。
崩壊するデミウルゴスの上でエデンは一人蛭蟲と対峙します。
エデンは蛭蟲に対抗する唯一の切札であるロンギヌスを振るい果敢に攻勢を仕掛けます…が、蛭蟲はやはり分身によってこれを攻略。
ははっ、分身体だ!残念だったな!
無駄だという事が分からないのか?やはり貴様は馬鹿なのだな、エデン……
確かにその武器、食らえば六祖さえ滅びるが──そんな物騒なもの、おめおめ当たるとでも思ったか!
バカの一つ覚えのように繰り返すのも良いが……少しは、自分の足元も見るべきだったな!
そしてエデンは、足元の肉床に空いた大口に喰らわれてしまいました。
一度はデミウルゴスと分離していた蛭蟲ですが、死滅したその表面に侵蝕する事で一帯を体の一部としていたのです。
次にエデンが気が付いた時には蛭蟲の胃の中であり、その身体は溶かされ吸収されつつありました。
既に手足は肉床に沈み込み同化してしまっており、もう槍を振るう事は出来ません…。
──聖槍ロンギヌスよ、エデンを滅ぼせ。
イリアス様、お褒めの言葉を──
蛭蟲の捕食が同化吸収を伴うものである事を逆手にとってエデンはロンギヌスを招来。
自らを刺し貫くことで必滅の魔力を一体化している蛭蟲にも向けるという壮絶な最期を遂げます。
蛭蟲は断末魔の叫びをあげ、そして後には何も残りませんでした。
天界エデンは己の命と引き換えに私を守り宿敵だった蛭蟲を滅ぼしたのです…。
三人のエデンはそれぞれ異なる人格ではありますが、この時期の私は全てのエデンを私なりに娘として尊重しており、それだけに彼女を亡くした事には大きなショックがありました…。
しかし特異点エデンは天界エデンに悔いなどないと断言し、私はエデンの見事な最期に賛辞を贈って妖星編は幕を閉じます。
なお、私はエデンの見事な最期を悲しみつつ讃えたのですが、サブイリアスはと言うと「エデンとサリエラの犠牲でデミウルゴスを停止させ、玉藻・蛭蟲・禍撫を倒した」という大戦果にご満悦であり、真のイリアスである私から多大な不興を買っていました。
天界エデンはここで死亡し以降のシナリオには登場しなくなりますが、天界エデンの最期とそれに対する私の反応は魔界エデンの心を動かしパーティ入りさせる事に繋がっています。
第三の道では魔界エデンと異なり大いなる選択直後にパーティに加入。以前三人中二人を殺害しているリリス三姉妹との間にはわだかまりがありましたが、あちらのリーダーであるリリスが同じく理知的なタイプだった事で和解。以後はそれなりに良好な関係を築きます。
アピロ兎によってポ魔城が陥落した際には行方不明となってしまうのですが、イリアス神殿の深層に何の前触れもなく形態変化してうろついており、話しかけるとパーティに復帰します。見覚えのない天使だし手前のマップでネフィリムウェポンなんてものがうろついてた直後だったので正直敵かと思いましたよ。
金の衣に鳥居と金の雲を纏った(?)非常にありがたい姿となっていますね。
この変化は「魔界の審判」以外のルートで特異点エデンが行うのと同じように冒涜の山ソドム聖山アモスを訪れ力を得た事によるものだそうです。
つまり枠としてはエデン神社と同じはずなんですがどうしてこうも違うのか…。天界と一体化させたのは失敗でしたかね…
ともかく天界エデンは下山後にサブイリアスが死神に殺られた事を知ってイリアス神殿に確かめに来たとの事で、目的は同じですから以降は心強い仲間となります。
次元侵蝕者との戦いでは妖星デミウルゴスにて因縁の蛭蟲とも再会。
第二次聖魔大戦における二人の戦績はあくまで蛭蟲の一勝一分けであり蛭蟲は負けていないのですが、やはり格下のはずのエデンに一杯食わされて死亡したのは相当な屈辱だったようでバチバチです。
なお、ここではシリアスな顔をしている天界エデンですが、実際には蛭蟲を倒した大金星を一生擦るようになっており、ポ魔城ではなんと当の蛭蟲本人までこれで煽ります。
また浸食デミウルゴス内では蛭蟲細胞に浸食されたロンギヌスも発見。これは「魔界の審判」において天界エデンと蛭蟲が相打った時のものであり、次元侵蝕者の引き起こした世界線の乱れによって第三の道にも流れ着いたようです。
この浸食されたロンギヌスは単体でも最後系装備並みの高性能を持っている上に、エデン最強装備の素材にもなります。因果なものですね…。
最終盤では再び訪れた例の山の頂で特異点エデン、魔界エデンと合一を成し遂げエデン・トリニティとして降臨します。
三本のロンギヌスと一本のガンランスを持ったその姿にエデンの歴史を感じますね…。
ところで浸食されたロンギヌスを取得していなくてもトリニティ形態はロンギヌスを三本持っていると思うのですがこれはどういう事なのでしょうか…?
クリア後のサブイリアスとの会話では新天界でも地の底でも変わらずサブイリアスに付き従う事を誓い、忠義の塊である事を評価されていました。
同時に七大天使の不忠ぶりを愚痴られていますが、これには「我が強いからこそ発揮できる力もある、そう考えて七大天使を造ったはず」と答えています。
地味にここは正史の私が己の分身であるルシフィナ・ミカエラは我が強く、時に自分に逆らう気概すらあった事を恐れて強大な天使を造らなかった話の補完になっていますね…。
キャラ性能
天界エデン
固有アビリティ
女神の右腕たる熾天使
槍・重槍を装備可能
物理攻撃で頻繫に聖痕状態にする
「槍技」「投擲技」「聖技」を使用可能
「槍技」「聖技」の威力が大幅にアップ
「槍技」「聖技」の消費SPが1/3増える
「槍技」「聖技」の威力が攻撃力に依存
装備していなくても「聖槍ロンギヌス」を使用可能
状態異常の敵に「聖槍ロンギヌス」で特攻大ダメージ
固有アビリティ(強化形態)
神意を宿した熾天使
槍・重槍を装備可能
「槍技」「投擲技」「聖技」を使用可能
「槍技」「聖技」の威力が最大限にアップ
「槍技」「聖技」の消費SPが1.5倍になる
「槍技」「聖技」の威力が攻撃力に依存
装備していなくても「聖槍ロンギヌス」を使用可能
状態異常の敵に「聖槍ロンギヌス」で特攻大ダメージ
育成・運用
魔界の審判
デミウルゴス編のみのスポット参戦ですが、特異点エデンからステータス補正を削って聖痕付与・ロンギヌスの特攻効果・投擲使用可能を付け足したような強力なアビリティを有しています。
目を引くのがロンギヌス周りのスキルで、道具使用時のロンギヌスは神竜の騎士の最強攻撃であるスターダストエンドと同じ威力4Sを誇り、しかもエデン側に状態異常特攻の効果がついているため、特攻が乗った時には威力Zのスターバーストノヴァをも凌ぐ火力を出すことが可能です。
それを抜きにしても神竜の騎士とシールドヒーローを極めているため単体戦力として単純に強力であり、火力に加えてシールドバッシュでパーティの生存にも寄与してくれるという頼れるユニットですね。特異点エデンに慣れていれば使いこなすのが難しくないのもありがたい所です。
惜しむらくはラスダンを前にパーティを離脱してしまう点でしょうか。
実質エンリカ、黒の屋敷、月、デミウルゴスあたりでしか起用できず、長期的な育成の余裕があまりありません。
もしも余裕があるなら合一を見据えて究極剣士とかソーサラースプリーム方面にタッチしておくと良いかもですね。
第三の道
四大国イベント後、中盤に差し掛かったくらいのタイミングで強化形態を引っ提げてパーティに復帰します。
通常形態と比べると物理攻撃の聖痕付与効果がなくなり、槍・聖技の威力がアップし消費も重くなっているという形で、単純に大型化していると言えるでしょう。
ただ、いかに最大限アップを持つとはいえやはり特異点エデン同様ミカエラの下位互換気味である事は否めません。
火力要員としての起用は可能ですが、消費増大の関係で息切れも早いのが難。ロンギヌスの道具使用時の性能も徐々に型落ちを隠せなくなってきます。
もしベンチに下げる場合はエデン・トリニティの強化を見越して育成していくと良いでしょう。
魔界エデンが元々銃方面を極めており全テヲ撃チ抜ク者に適正がありますから、天界エデンと特異点エデンで剣ヲ極メシ者と全テヲ穿ツ者を分担して取っておくと後々強くなれます。
スーパーリンク
最強天界エデン名場面・名台詞ランキング
コメント欄
- あんなゴミクズみたいなサブイリアスにこんな有能な忠臣がいるのが不思議 -- 2025-01-26 (日) 09:38:03
- 本当にサブイリアスにはもったいないくらいの忠臣だよな。蛭蟲と相打ちした後の小イリアスとサブイリアスの反応の差が顕著だけど。 -- 2025-01-26 (日) 10:13:15
- 一番エッチなエデンさんだ -- 2025-01-26 (日) 10:13:36
- エデンにロンギヌスを持たせる判断はサブイリアスの判断の中でも一番の正解だったと思う。マジで徹頭徹尾メリットしか生んでない。ここはルシミカの手に渡ることを恐れて早々に破棄した小イリアスを本当に超えてる。 -- 2025-01-26 (日) 10:43:42
- 蛭蟲倒した武勇伝を自慢しまくる天界エデン好き -- 2025-01-26 (日) 14:01:23
- まあ蛭蟲はマジであれでしか死んでないからな… -- 2025-01-26 (日) 14:22:02
- ●界エデン「…本当にいいのですか?きっと得るものは力だけではないでしょう。私たちが一つになれば…憎しみも悲しみも全てあなたが抱え込むことになってしまいます」その後、とある平行世界のエデントリニティが女神を滅ぼしたらしい -- 2025-01-26 (日) 21:47:14
- 魔界エデンが理性的な人で良かった… -- 2025-01-26 (日) 21:59:17
- アスタロト(ほぼ同格)、リリスオリジン(格上)、蛭蟲(超格上)を殺してるから本当に大活躍なんだよな天界エデン… -- 2025-01-26 (日) 22:00:15
- 魔界エデンは小イリアス様の人格が完全に安定した状態で出会ったのが良い影響をもたらしたと思う。仮にサブ川様と先に邂逅してたらそのあとに小イリアス様と出会っても印象改まらなかっただろうし。 -- 2025-01-26 (日) 23:24:18
- そういえば魔界エデン、小川様に出会ったばかりの頃、無視したり怒りぶつけたりしてたけど、報復に裁きの雷落とされるかもとか考えなかったんかね。重々承知してたけどよっぽど腹に据えかねてたとかかな -- 2025-01-26 (日) 23:34:39
- 小イリアスは足手まといって評価してたからそんな力無いと思ってはいただろうけど仮にその力があってもあの態度で変わらないと思う。そもそもエデンさんは敬意で態度が変わる人であって保身では態度変えないのは全員共通してるし。 -- 2025-01-27 (月) 01:10:59
- 改めて見るとロンギヌス本当につえーな… -- 2025-01-27 (月) 01:17:26
- もう一人のロンギヌス使いについて、もう一本の武器は邪神由来の剣とあるけど実は彼女の武器はランドルフ製のものと会話にあったり…それに彼女のパワーが注がれたものらしい。天界エデンさんのページだけど一応コメント -- 2025-01-27 (月) 01:49:47
- 天界の破壊者の描写だとノーチャージでロンギヌス連投できる疑惑あるよね。蛭蟲戦で両腕溶けた状態でロンギヌス自分に突き刺してるの見ると、宙に生成してそのまま飛ばすことも可能だろうし、小イリアス様が破棄した理由もわかりますね... -- 2025-01-27 (月) 01:58:22
あれ?ドロップする武器に「邪神に授かった~」みたいなこと書いてあったからそういうものだと思ってました。後で確認しておきますね。気のせいでした。が、「オーラで生成したもの」と書いてありこれはこれで謎な事に…いったいどういう事なんだ… -- 2025-01-27 (月) 01:59:31- 実際ロンギヌス残ってたら緑竜とかも格好の的だったよね。何らかの対策はされるかもだけど最悪ミカエラに渡して当ててもらうとかもできただろうし。 -- 2025-01-27 (月) 02:00:45
- そういえば魔界編でウラギリエラがネームドの遺品武器を見つけた中でロンギヌスだけは行方不明だったのって実際には危険だから隠蔽してたのかな?あんなもん持ちだされたら超回復コンボ破綻するし。 -- 2025-01-27 (月) 02:45:34
- それこそミカエラの手に渡ってたら終わりだったからあり得る。イリアス様の危惧通り神をも殺せる戦神になってしまうし -- 2025-01-27 (月) 17:22:20
- コ〇〇ちゃんのはランドルフに手入れしてもらいたいとか戦闘会話にあったはず -- 2025-01-28 (火) 08:46:43
- 元記述書いた者ですが異世界の強者の装備について混沌化する理由が分かりました。魔物図鑑だと本当に「邪神に授かったもの」と書かれており、戦闘中会話だと本当に「ランドルフ製」と述べられており、そして武器解説だと本当に「己のオーラで生成した」と書かれています!パラドックス!! -- 2025-01-28 (火) 12:31:44
- ↑ギリギリ整合性をとるなら邪神に授かった己のオーラによって生成したものをランドルフによって加工して生まれた武器・・・!!!いや、この表現でも普通に混沌すぎるわ -- 2025-01-28 (火) 16:37:25
- 黒の三貴現象ですわ。 -- 2025-01-28 (火) 17:43:47
- 邪神が授けた物をランドルフが完成させ、己のオーラで「精製」した……とか……無理矢理すぎますね -- 2025-01-28 (火) 18:09:53
- ロンギヌスは最強武器ランキングがあったら確実に1位取れる -- 2025-01-28 (火) 18:23:14
- コロちゃんソードの誕生経緯がなんであれコロちゃんソードが最強の武器でありロンギヌスがそれと双璧を為す事には変わらないからな…イリアスもアリスフィーズも基本的に処分してるし本来存在してはいけない物体だ -- 2025-01-28 (火) 19:32:25
- 普段ロンギヌスとは別の槍を携えて~との事ですが、装備アイテムとして手に入る聖槍ロンギヌスのアイコンは立ち絵の金色槍と同デザインです。持ち替えているのではなく通常形態(金)が必殺形態(白)に変化しているようですね。ところでヴァルキリーが落としてギリエルからは盗める「聖槍」と付かないほうのロンギヌスは一体何のナニなんですかね……? -- 2025-02-02 (日) 11:56:05
- エデンを滅ぼせの時のロンギヌスは金でアスタロト殺した時のロンギヌスは白なんだよね。ムム…? -- 2025-02-02 (日) 12:52:32
- 今二周目やってたから見返してきたけどロンギヌスは「光の中から一本の槍を取り出した」と描写されてて、イリアスは「あれをエデンに与えたのですか!?」って反応してたからやっぱ持ってないのかもしれない。 -- 2025-02-02 (日) 12:54:57
- あと一般ロンギヌスは狐の里クリア時に聞ける情報で「名前だけあやかったまがい物」みたいな話が聞けました -- 2025-02-02 (日) 12:56:01
画像テストだぞ我 -- 2025-03-02 (日) 07:36:53
寒気がします… -- 2025-03-02 (日) 07:42:07
- わざわざこの場所でその画像を選ぶところに悪意とこだわりを感じる(褒め言葉 -- 2025-03-02 (日) 08:20:36
- …慰めてください。かわよ -- 2025-04-07 (月) 08:36:56
- 何かコメントにアイコンあってワロタ、そんなこともできるのか -- 2025-04-07 (月) 19:45:39