【引換券】

Last-modified: 2024-05-24 (金) 07:44:24

概要

引き換え所などで何らかのアイテム等と交換するためのアイテム。だが、意外なことに引換券という名のついたアイテムはナンバリング作品ではDQ10にしか登場していない。
しかし、シリーズ中にそういったシステムが無いわけではなく、券ではないが近い立ち位置のアイテムとして【ちいさなメダル】が存在する。
基本的に交換する以外に使い道がないので、転じてDQシリーズでは強力なキャラやアイテムを入手するためのフラグとなっているキャラを指す俗称として用いられる事が多い。
モンスターズ系列では、本人を戦力として起用するためではなく、所持している強力なスキルを配合で受け継がせるために使われるモンスターがこう言われることがある。

DQ4

シナリオ上は【パノン】【てんくうのかぶと】との引換券のような扱いになっている。
初見プレーの場合、多くのプレーヤーは彼をほとんど戦闘に起用することなく速攻で天空の兜に替えてしまったことだろう。
 
しかし実は彼の【ねむりこうげき】【まどろみのけん】はあらゆる敵の耐性を無視して眠らせる強力な能力を有しており、実際バグ技で【ラスボス】戦に投入すると半壊したパーティの危機を救うことすらあるという、有用なメンバーだったのである(DS版以降は本来の性能に引き下げられ弱体化&バグ技も不可能)。
ぜひとも残っていてほしい彼だが、引換券の役割しか与えられないで短期間で離脱してしまうことが非常に惜しまれるため、テリーとは逆の意味で引換券のイメージを残すことになってしまった。
 
なお終盤では【ドラン】【ルーシア】との引き換えで加入するが、FC版では交換しないという選択も可能だった。

DQ6

【テリー】の通称。キャラで引換券と言えば大体彼のことをさしている。
当初は「ドランゴ引換券」と呼ばれており、それが略されて単に「引換券」と呼ばれるようになった。
彼がいると【ドランゴ】という主力間違いなしのモンスターが仲間になる。
一方テリーはそれまでのセリフやイベントで見せていた強さがあっさり失われ、物語も終盤に差し掛かるというのに職業も【戦士】しかマスターしておらず、【バトルマスター】に転職したばかりで特技が少ない、おまけにレベルもステータスも低いなどのガッカリ感から、加入後ドランゴを仲間にしたら用済みとなってその後馬車から出ることはほとんどなく、人によっては【ルイーダの酒場】への直行が確定してしまう。
そのさまがまるで商品(ドランゴ)と引換券(テリー)の交換に見えるため、こう呼ばれている。
 
ちなみに豪華商品の他にも、【アークボルト】国宝である【ライデイン】使い放題の強力武器【らいめいのけん】と、他には【ベストドレッサーコンテスト】でしか入手できない【プラチナヘッド】というおまけがつくことも忘れてはならない。
武器以外はドランゴに使いまわせるので、装備を全て剥ぎ取りすっぽんぽんで酒場に放り込むのがデフォである、などと言い切る輩まで出る始末。
優秀なのはテリー本人ではなくテリーの【初期装備】とテリーの友達であるため、【ひねくれもの】のプレイヤーには【デュラン】戦後の加入イベントにて「らいめいのけんとプラチナヘッドとドランゴが 仲間に くわわった!」と茶化されがちな彼である。
 
エンディングでは、【ミレーユ】が主人公に対し、「お世話になった」と言うが、彼は「俺は世話になっていない」と言う。
本来はただ単に彼の性格を表すシーンなのだが、実際に彼の世話をしていたのはルイーダさんなので、メタなセリフみたいになってしまっており、もはやちょっとしたギャグである。
 
なお、同じDQ6の【チャモロ】もたまに「【ゲントのつえ】引換券」と呼ばれることがある。
彼の初期装備であるゲントの杖の特殊効果が非常に優秀なため「チャモロはゲントの杖のオマケ」と揶揄されるものだが、チャモロはテリーとは比べ物にならないほど優秀なステータスを持つ強キャラであり、本来は引換券とはとても呼べない。
「ゲントの杖引換券」はどちらかというと、強さよりもチャモロのストーリー面での影の薄さ、人気の低さを茶化している節がある。
なので、チャモロがルイーダ行きになることは少なく、少なくとも馬車には入れていた人が多いだろう。実際に連れ歩いているのなら引換券ではなく、むしろ「ゲントの杖がチャモロの本体」という方がしっくりくる。

DS版

「テリーは強化される」との言葉どおり、戦士に加えて【武闘家】もマスターし、レベルも23から28に増加した状態で加入する。
だが、結局バトルマスターに転職したばかりという点は変わらないうえに、それどころか通常攻撃の回避率が高いという特徴が剥奪された。
オマケにドランゴの耐性が超強化。やはりテリーは引換券だった。
プレイヤーにもよるが、【デュラン】を倒した時点でほとんどのキャラが上級職に就きそれなりの職業レベルになっていてもおかしくないので、テリーもバトルマスター★5くらいまでやっても文句は出なかったと思われるのだが……。
一応、【スライムスカウト】と題したスライム系以外の仲間モンスターの大幅削除と【仲間会話】の追加によってパーティ入りする機会は増えた。
ただし会話面でもドランゴが強化され、さらには面白いネタキャラ兼優秀な前衛キャラとして【アモス】の人気が急上昇したのもあって、やっぱり立ち位置で言えば厳しいところにある。

スマホ版

DS版の強化ではまだ足りなかったらしく、更なる強化がなされた。
まず、初期レベルが33になった。加入時の主人公の適正レベルは、上述の通り35前後なので、他の仲間と遜色ないレベルになっている。
次に、職業は戦士と武闘家に加えて【僧侶】【魔法使い】もマスターしている。後者については漫画版のリスペクトともとれる。結果的に最初から上級職が4つも使えることになる。
そして、中途半端だった能力値も底上げされており、力はDS版よりも5高く、素早さは約1.5倍になった。
仲間にした直後にバトルマスターだけでなくパラディンや賢者、魔法戦士への転職が可能。【しんくうは】【バイキルト】【フバーハ】など、今のパーティに足りないところの穴埋めを少ない戦闘回数でやってくれる。
これでようやく状況によってはスタメン入りもあり得る状態となった。
…あくまでもハッサンとドランゴや専用装備を揃えた主人公達のような前衛キャラではなく、どちらかといえば素早さメインでのサポート要員といった役割ではあるが。

DQ10

ルーラストーン引換券等、様々なアイテムが入手できる引換券が存在する。

DQ11

【エマ】との結婚が最強武器を揃えるために必要な【英雄戦記・下巻】の入手条件になっているため、レシピ引換券と言われている。
英雄戦記・下巻は入手時期が遅すぎて今作の最強武器も実質的に称号・アイテムコンプリートぐらいの用途しかないのだが、どちらかといえばエマの記事にあるように結婚に対する不満のネタの一つとして用いられることが多い。

ジョーカー2以降

ぶっ壊れ性能のスキル、【プリンス】を持っている【タイガーランス】【ジャンバラヤン】がこう言われている。
 
テリワン3D以降ではスキルによって霧の維持を図るために【キャット・リベリオ】が引換券として使用される事がある。

イルルカではスキルだけでなく特性も【新生配合】によって引き継げるため、こう言われるモンスターは前作よりも増えた。
有能な固有スキルを持つ【魔軍師イッド】【カンダタワイフ】、早い段階で有用スキル【ゆうき】が得られる【ゴートドン】、素で【AI3回行動】を持っている【冥獣王ネルゲル】、素で【暴走機関】を持っている【せつげんりゅう】などが配合相手として重宝され、【めぐりあいの塔】でよく乱獲される始末……。
【超しもふりにく引換券】なる本物の引換券も登場したが、通常プレイでは入手できないので実際に引き換えを行う機会よりも魔物を引換券として扱う機会のほうが多いだろう。
 
DQMJ3では【HPバブル】のある【破壊神シドー(スキル)】を得るために【シドー】が引換券として扱われる事が増えた。
持久戦に向けてパーティ全員にシドーのスキルを引き継がせるモンスターマスターさえおり、引換券として使用された回数は計り知れない。
【ステルスアタック】を覚えるスキルの中では特技の種類が豊富であり、さらに【スモールキラー】までも習得できる【闇竜シャムダ】も物理アタッカーにとってはありがたい存在。
AI2回行動を持つ上にセンタービルのすぐそばに出現する【オクトリーチ】も配合役は多い。
野生で生息してすぐ捕まえられながら【会心かんぜんガード】【こうどう おそい】を持っている【ディープバイター】
スカウトはやや難しいが素で【超ギガボディ】をもちステータスもそこそこある大空ライド中の【ぬしさま】。イルルカを持っている人は超ギガボディにした【モントナー】引越しで連れてくるのもいい。
【おすそわけ】を唯一初期習得している【だいおうキッズ】
同様に【根に持つタイプ】を唯一初期習得している【ヘルカッチャ】もよく配合相手になっている。
また、上記のオクトリーチと同じ場所には根に持つタイプを+25(無印版のストーリーで出現するモンスターの中では最速)で習得する【ようかい魚】も出現する。コインを消費したくない場合はこちらで代用するのも良い。
プロ版では追加シナリオクリア後にヘルカッチャが野生で出現するようになった他、同じく根に持つタイプを初期習得している【シャンタク】魔王の間へルーラしてすぐというアクセスが容易な場所に野生で出現する。
【最後のあがき】【どんぐりベビー】【ばくだんいわ】から移植されることが多い。
 
DQMJ3Pでは、目下最強のスカウト役となる【ガルバゴルバ】等にAI3~4回行動又は4回行動を付与するため、これらを持つ【聖竜ミラクレア】をはじめとしたモンスターを引越しで連れてくる事が多くなっている。
また、追加シナリオクリア後にはAI3回行動を持つ【グレイブディガー】が野生で出現するようになる。
 
DQM3ではあろうことか【キラーマジンガ】がこのポジションになってしまった。マジンガのスキルは【ギガクロスブレイク】を習得できるスキルの中でも習得とくぎ構成が物理特化の為扱いやすく、下位種である【キラーマシン2】が電撃ブレイク持ちであることも手伝ってマジンガからキラーマシン2へとスキルだけ引き継がせるというスタイルが確立してしまう事態に。
他には【マヒャデドス】【絶対零度】を唯一両立でき、それ以外にも【ビッグバン】【いてつくはどう】といった有用特技が揃うため、【リーズレット】【ナイトウォーカー】への引継ぎ用に【ゾーマ】がこのポジションにされる事がある。

星ドラ

様々な期間限定イベントに登場する。見た目はスライムの絵が描かれた銀or金の切手で銀を金、金を銀に引き換えることもできる。