アイルーを模した木製の大砲。
ずんぐりとした形状が、何とも
いえない可愛さを演出。
(アイルー大砲)
ドドンと一発ぶちかますニャ!
尻に火がつきゃ止まらない!
アイルー大砲の強化版!
(ネコ獣砲ニャノン)
ドカーンと究極の一撃をぶちか
ますニャ!すべてを壊すまで
止まらない最高の大砲!!
(獣王砲ニャーティレリ)
MHXにて突如として現れた、アイルーを模したヘビィボウガン。
目次
概要
- 見た目は猫耳が付いた大タル。
生産画面に並んだこの武器そのままでは、「アイルーを模した」とは言い難いと感じるかもしれない。
そこでパワーバレルを装着すると……アイルーの顔が装着される。
不気味にも口から銃口が覗く、れっきとしたアイルー武器の一員だとひと目で分かるようになるだろう。- ちなみにシールドを装着すると、なんらかの絵が書かれた蝶形の木板が装着される。
性能
MHX
- ★3村クエスト「旧砂漠の縄張り争いニャ!」をクリアすると手に入る「オオ筒ドングリ」がキー素材。
- 一癖も二癖もあるのがアイルー武器である。そこでこの武器の性能を見てみると
- 反動:中
- ブレ:右/大
- リロード:やや遅い
- 癖が強いどころではないと愕然とするかもしれない。
一体何のスキルでこの欠点を補おうかなどと考え始めるかもしれないが、心配は無用である。
MHXにて登場した、武器内蔵弾が記されたページに目を通してみよう。
LV1大砲弾 12発とこやし弾。
そう、この武器は内蔵された大砲弾で戦う漢のヘビィボウガンなのだ。
元々LV2までの散弾と通常弾は無反動で撃てるし、
大砲弾は曲射弾道なのでブレを解消する必要はなく、反動を抑えきるのはほぼ無理なので反動軽減も無用。
そのスキル枠には砲術王や変則射撃を付けることになる。 - そして最後のページにはしゃがみ撃ち対応弾:LV1大砲弾の文字が。
「大砲」と名のつくヘビィボウガンは数あれど、
MHXで登場した「大砲弾」をしゃがみ撃ちできるヘビィボウガンはこれを除くと、
同じ大砲仲間、かつコラボ武器である海賊Jキャノンしかなく、
こちらは強化することでLV2もしゃがめるようになるが、あちらは最後までLV1のみである。
また、こちらは名前に違わず内蔵数も他のボウガンに比べて多い。
- そしてアイルー武器の前例にならいネコ毛の紅玉を2つ用いて最終強化すると
「ネコ獣砲ニャノン」へと名を変える。- ここまで強化すると通常弾が全LV6発、LV1拡散弾が1発まで入るようになるが、そんなことより重要なのが
LV1大砲弾 18発
LV2大砲弾 9発とこやし弾
という武器内蔵弾である。勿論両方しゃがみ撃ち対応。
合計27発にも及ぶ大砲を連続して撃ち続ける様は完全に砲台そのものである。
ちなみにその他の性能は一切改善されていない。 - 生産難度はそのネタ性からすると非常に高く、
リオレウスやウラガンキン、
ドボルベルクやディノバルドといった素材が必要な上に
リオ系希少種から低確率で採れる火竜の煌液まで要求される。
また、強化用のオオ筒ドングリを集めるために
「旧砂漠の縄張り争いニャ!」を何度もクリアしなければならないため、非常に面倒くさい。
- ここまで強化すると通常弾が全LV6発、LV1拡散弾が1発まで入るようになるが、そんなことより重要なのが
- …ここまで読めばおわかりだろうが、完全にネタ武器である。
いくらスキルで強化しようと、計27発のみで補給不能な大砲弾だけでモンスターを倒し切ることはできず、
その後の継戦能力も皆無に近い。
そもそもPTプレイで味方も被害を被る大砲弾を撃ち続けるなど許されない。
ならば全員で撃てばいい!…という方はそんな狩友を大事にしよう。
- まともに運用したいのならば、弾薬節約、特定射撃強化、砲術などを組み合わせたセットが欲しい。
砲術と弾薬節約に関してはセルタスシリーズがスキルポイントを持っているため、活用するといいだろう。
また、装填数UPを発動させ、エリアルスタイルで下射撃を行うことで大砲弾の2連射が可能。
唯一の状態異常弾である毒弾も幾許か使いやすくなるため、検討の余地はある。
- 一応全レベル通常弾が6発装填でき、なんとか実用可能。通常弾強化を付けて通常弾で継戦していくのが吉か。
幸いなことにブレは右方向のみなので、慣れればブレ左右/小よりはよほど当てやすいのも嬉しい。
ちなみに、この武器が装填できる散弾・通常弾は反動【中】やリロード【やや遅い】の影響をほぼ受けないので
その点は心配ない。
MHXX
- 究極強化により「獣王砲ニャーティレリ」の名を手に入れる。
通常弾が7/8/8となったほか、スロットが1つ増えて2つになり、LV2拡散弾にも対応した。
そして大砲弾はLV1が2発、LV2が3発増え、それぞれ20発、12発となった。
体力が増え相対的に固定ダメージの価値が落ちるG級で活躍できるかと言うと…
- しかし、この武器の前には新たな強敵として強化方針が迷走している気がするパープルオクトーバーが立ちはだかった。
運用がほぼ同一のヘビィがもう一丁あった気もするが、多分気のせいだろう。- 最大のウリである大砲弾の内蔵数が18/15とこちらより1発多く、
しゃがむ事こそできないが装填数も3発と実用的な値に。
さらに、大砲弾が尽きても4/4/4の徹甲榴弾に3/2/2の拡散弾と実用的な装填数の火薬弾の運用が可能。
- 最大のウリである大砲弾の内蔵数が18/15とこちらより1発多く、
- と、大砲弾をしゃがめない事を除けば爆薬特化のロマン運用の適性はむこうの方が高い。
それ以外の点は睡眠弾以外ボロボロもいい所だが…。
- なお他の依頼クエストで素材が手に入る武器同様に限界突破以降の強化ではオオ筒ドングリは使用しない。
MHRise
- MHWorldでは音沙汰が無かったが、本作で復活。
最終強化はネコ獣砲ニャノンとなる。
- 基本スペックは、
- 攻撃力:200
- スロット:1-1-1
- ブレ:右/大
- 反動:中
- リロード:やや遅い
- 特殊弾は狙撃竜弾
- 対応弾は以下の通り。
- 武器内蔵弾のシステムが無くなったことにより大砲弾という最大の個性を失ったが、
その代わりにネタ武器の名を返上するほどの実用性を手に入れた。- 拡散弾が百竜強化込みで3発装填できるうえに、この武器は拡散弾発射タイプ「水平型」である。
MHW以降、完全に足を止めて曲射弾道で射撃することを余儀なくされるようになった拡散弾だが、
このタイプの武器に限ってはそれ以前の作品の使用感に近い形で発射が可能。
曲射型の銃がモンスターの拘束を前提としているのに対し、
水平型は通常の立ち回りの中で拡散弾を常用できるわけだ。- またMHWから引き継いだ調合ショートカットにより、
今作では戦闘の真っ最中でも瞬時に調合が可能であり、
調合分まで全て撃ち尽くしてもキャンプでの再補充が可能となるため、
所持数の少なさも問題にはならなくなった。 - ただし、水平撃ちの拡散弾はフルヒットさせるのが難しいという欠点があり、
使いこなすには熟練が必要。
- またMHWから引き継いだ調合ショートカットにより、
- 拡散弾が百竜強化込みで3発装填できるうえに、この武器は拡散弾発射タイプ「水平型」である。
- 拡散弾が肉質無視であるだけでなく、通常弾Lv3も実用圏内なので幅広い状況に対応可能。
弾薬コストの問題さえなんとかなれば、あとはどんなモンスターもとりあえずこれ1本で片付いてしまう汎用性を持ち、
相手によってはタイムアタックにも挑めるポテンシャルを持つ。
- これほどの性能にも拘らず、特に強力なモンスターの素材は要求されず、作成難易度は低め。
拡散弾運用と相性の良い弾薬節約Lv3もプケプケSシリーズで発動でき、
オトモチケットさえ足りていれば簡単に実用化できる。
百竜強化しなければLv3拡散弾は2発しか装填できないが、それでも火力は十分に高い。
装備が整わないうちは、この武器が心強い切り札となることだろう。
MHR:S
- しっかりとMRにも進出。二度の強化を経て、お馴染み「獣王砲ニャーティレリ」となる。
最初の強化にネコ毛の大紅玉を要求されるが、それ以外は特に面倒な素材は要求されない。
ただし、最終強化に傀異化した爪を要求される関係上、完成時期は遅め。
- 上位からの性能の変化点について簡単にまとめると、以下の通り。
- 攻撃力360に会心率0%と火力は高め
- 百竜装飾品スロットはLv2
- 素の状態で散弾6/6/6、拡散弾3/3/3
- それ以外は上位から変化なし
- 攻撃力360と中々の火力を手に入れたことも嬉しいが、それ以上に注目したいのが
拡散弾の装填数と百竜スロット。何と素の状態で全レベルの拡散弾が3発装填で使用可能であり、
拡散弾発射タイプ水平型のヘビィの中では唯一、装填拡張のスキルを完全に切ることが可能。
更に百竜スロットがLv2なので、徹甲榴弾と拡散弾の威力を1.1倍にする炎王龍の魂を
武器の傀異錬成でスロットを拡張することなく発動することが出来る。
よって、装填拡張の分を他の火力スキルに回したり、武器の傀異錬成を全て攻撃に振ったりと、
火力の伸び代が非常に大きいのが特徴。火力スキルを注ぎ込めば、LV3拡散弾1発で600に迫るダメージを
与えることも不可能ではない。最高の大砲という謳い文句は伊達では無いと言えるだろう。
- 一方で、取り回しが悪く、機動力に難があるのが本ヘビィの欠点と言える。
LV3拡散弾は反動軽減と装填速度のスキルを最大レベルで発動させても「反動大」「リロード遅い」であり、
射撃とリロードの両方で大きめの隙を晒してしまう。チューンアップを発動して強化パーツを外せば
リロードは「速い」に出来るが、反動の方はどうしようもない。
拡散弾以外に使えるLV3通常弾とLV3散弾についても、移動射撃と移動リロードは不可。
良くも悪くも「固定砲台」という表現が似合う性能をしているので、相手の動きはよく見て戦おう。
逃げるべき時はしっかりと逃げ、撃つべき時にはドカーンと強烈な砲撃を次々と叩き込んでやろう。
- 発射タイプが水平型のヘビィとして競合するのは、パープルオクトーバー改と新顔のオルドマキナ・HB。
パープルオクトーバー改は攻撃力はやや低いものの、物理弾の装填数が非常に多く、LV3通常弾の移動射撃も可能。
拡散弾抜きでもそれなりに戦える上、装飾品スロットもLv2が2つ空いていると使い勝手は上々。
オルドマキナ・HBは拡散弾・徹甲榴弾・竜撃弾の扱いに完全に特化しており、爆発系弾丸の取り回しの良さでは
右に出る者はいないと言っても過言ではない。
さらに、傀異錬成で百竜スロットを拡張すれば火力も高水準なものになる。
ただし、装飾品スロットが無い、LV3物理弾が使えないのでマルチ運用は致命的、といった欠点もある。
こちらは、上で述べた通り拡散弾1発当たりの火力で大きく勝っているので、あとは弱点である機動力を
どう補うかを考えるといいだろう。- 他の差別化点としては水平拡散三兄弟の中で唯一の狙撃竜弾であることが挙げられる。
機関竜弾はうまく扱えば優れた物理火力を発揮できるが、連射するほどダメージが増加する仕様上、
拘束推奨で弱点に一度に全弾発射する運用が望ましく、チャンスを伺って腐らせてしまいがち。
対して狙撃竜弾は回転も早く、
発射前後に大きな隙があるものの単発で大きなダメージを与えるため積極的に使っていきやすい。
会心率にあまり影響されないのも攻撃力をひたすら高めたい拡散弾戦法と好相性。
- 他の差別化点としては水平拡散三兄弟の中で唯一の狙撃竜弾であることが挙げられる。
- 余談だが、このヘビィに限らず、発射タイプが水平型の場合は拡散弾のクラウチングショットが可能。
ただし、ゲージ増加量が大きく2発目を撃った瞬間にオーバーヒートするので実用性はほぼ無い。- クラウチングショットによる射撃は弾倉内の弾を消費しないという特徴があるので、
しゃがんで1発だけ撃つ→ステップなどで解除という動作を調合しながら繰り返すことで、
リロード動作を挟むことなく拡散弾を撃ち続けることが出来るという利点があるにはある。
しかし、1発撃つごとにゲージの回復を待つ必要があり、カウンターチャージャーを利用しても
しゃがみ解除後すぐに撃てるほどの回復速度は見込めないため、やはり実用性は薄い。
小技として頭の片隅に置いておくくらいが丁度いいだろう。
- クラウチングショットによる射撃は弾倉内の弾を消費しないという特徴があるので、
余談
- 射撃時にはポンッっという軽快な音が鳴る。明らかに大砲を撃っている絵とミスマッチである。
ちなみに、このSEはアイルーやメラルーが爆弾を取り出す際の音と同じ。
この重弩もアイルー武器の一角であることを示している。 - 最終強化の「ニャノン」は英語で大砲の一種を意味する「キャノン」、
究極強化の「ニャーティレリ」は大砲全般を意味する「アーティレリ」をネコ風にしたもの。
関連項目
武器/アイルー武器
武器/にゃんにゃんガン - MHFで先に登場していたアイルーヘビィ