目次
概要 
- 炎王龍テオ・テスカトルの灼熱の素材を用いたヘビィボウガン。美しさの中に炎の煌きが宿る。
意外にも初登場はMHP2。MH2にはテオ・テスカトル素材メインのヘビィは存在しない。
なお、アーティレリとは英語のArtillery(大砲)を意味する。テオの大砲、まんまである。
- シンプルながら力強い外見の巨砲。まるで古の塔のようなデザイン。
パワーバレル装備時は、先端に金の輪飾りが付く。
シールド装備時は側面に巨大な車輪のようなものが付く。
…カッコイイのだが、その位置にあって正面からの攻撃が防げるのだろうか?
まぁ、これ以上に盾としての役割を果たせているのか心配になるシールドもあるのだが。
- ナナ・テスカトリの素材から作られた「ナナ=アズールカノン」も存在する。
テオ=アーティレリを青くした色違い武器となっている。
- どういうわけか、登場した大半の作品で「弱くないし個性もあるのに影が薄い」立ち位置に追いやられてしまっている。
性能 
MHP2・MHP2G 
- テオ=アーティレリは初期段階の銘。
上位ではテオ=フランマルス、G級ではテオ=フランロンガが生産可能。
- 典型的な火力特化型のヘビィ。
同ランク帯でも一段優れた火力と、会心率15%を持ちながら、反動中、リロード普通を実現。
同じく高火力で知られるブロンズスフィアや老山龍砲に比べ、取り回しに優れている。
またテスカト武器だけあり、火炎弾の装填数が6発とヘビィの中では優れているのが特徴。
- MHP2とMHP2Gでは弾種に細かい違いがある。
- 決して悪くはない性能であり、特に火炎弾6発装填は発売当初は他の武器にはない特権だったのだが
MHP2Gでは二つの理由で立場が怪しい。- 一つは言わずと知れたラオート。
ぶっちゃけこれのせいで属性弾特化型のヘビィは残らず産廃化したと言っても過言ではない。
この武器には、豊富な徹甲榴弾と拡散弾という特徴もあるのでまだ使えなくもないが…。 - もう一つは発売後に追加されたイベント武器の海賊Jキャノン。
会心率がないことを除き、テオ=フランロンガの完全上位互換と言ってもいい性能。
特に火炎弾12発のインパクトはすさまじく、せっかくのG級武器の影が薄れてしまった。
見た目が似ている上に要求素材も同じくテオ・テスカトルとなっており、
こちらは文字通りの「下位互換」となってしまっている。- 一応、クエストの配信は発売後に時間が経ってからであったため、
それまでの間はテオ=フラロンガの方も使われることはあったのかもしれない。
- 一応、クエストの配信は発売後に時間が経ってからであったため、
- もちろんテオ=フランロンガにはG級古龍武器らしくあの古龍の大宝玉が要求される。
それに見合った性能があるかどうかは…。
- 一つは言わずと知れたラオート。
MH4 
- テオ・テスカトルの復活に伴いこの武器も復活。
今作は上位までなのでテオ=フランマルスの強化で打ち止め。
古龍武器としては極めて珍しく、炎龍の宝玉を使用せずに完成する。
- しゃがみ対応弾は爆破弾と火炎弾とLV1徹甲榴弾だけで
ヘビィでありながら物理弾のしゃがみ撃ちに対応していないといういい加減な性能になっている。
…どこかで見たような話である。
- では物理弾の装填はどうなのか
今作ではふつうにありふれているLV2通常弾のしゃがみに対応していないのは痛く、
通常弾運用ならバイティングブラストが目の上のたんこぶになる。
というより通常弾運用ならば後述のナナ=フランマルスのほうを使ったほうがいい。
なら貫通弾運用なら…と思いきやこの銃はリロードやや遅い、反動中である。
今作の貫通ヘビィは激戦区なので取り立てて強みがないこの銃の採用度が高いとはいい難い。
前作のアイツといい、爆破弾とヘビィは相性が悪いのかもしれない…。
- 性能のネタ度ならこのヘビィが一番!…と思いきや、今度はカーサスハウリングが立ちふさがることになる。
MH4G 
- 今作では最終強化としてテオ=フランロンガが登場。
基本的な性能はそのままに貫通弾が全レベル5発ずつに増加、
更に徹甲榴弾も全レベル3発ずつになっている。
また新たにLV2、3の拡散弾に対応したほかしゃがみ対応弾がLV2徹甲榴弾に変化。 - 相変わらず物理弾しゃがみに対応していないのが痛い。
貫通弾も5発ずつに向上でまだ実用レベルになったかと思いきや思わぬ強敵が登場してしまう。
ディスティアーレとは装填可能弾種がかなり似通っており物理弾ではLV1散弾以外完全敗北の装填数。
反動が同一条件で装填数と装填速度で上回られ素の状態同士では期待値でも敗けている。*1
それ以外にも立ちしゃがみ問わず優秀な貫通銃は他にありふれている中、
劣化ディスティに限りなく近いこの銃の立ち位置はかなり厳しい。
とまあ全くお話にならない状態になってしまった。
徹甲榴弾と火炎弾の扱いで言えばこの銃がと思うが相変わらずの装填速度と反動の重さが足を引っ張る。
そもそもその2種を扱うならばライトボウガンの方が適任ということもあり今作でも趣味性のかなり高い武器と言えよう。
- 古龍武器というのもあって当然のように最終強化に古龍の大宝玉を要求される。
そのせいで作成難易度も高めなほかこの性能でレア度10のため極限強化もし辛い。
この銃を見かけることは極めて少ないだろう。
- またこの銃と同じく物理弾しゃがみに対応していないアイツも今作では復活している。
比較すれば装填速度・反動であちらが有利。
攻撃力・装填可能弾数ではこちらが上回るため一長一短といったところ。
どっちもわざわざ使いたくなるような代物かと聞かれると辛い
MHX 
- 今作でも素材元の続投に伴いこの武器も登場。
下位テオ・テスカトルも存在するがこの銃の登場は上位からで、
最終強化はテオ=フランマルスとなる。
- 基本性能は相変わらずのリロードやや遅いに反動中。
しゃがみ撃ちも過去作と同じくLV1火炎弾、LV1徹甲榴弾、LV1爆破弾の3種。微妙。
また新システムの武器内蔵弾は竜撃弾とLV2重撃弾とLV1&LV2爆破弾が対応する。
せっかくの新システムなのに、まるで使えない弾ばかり…。
- しかし相変わらずの残念砲かというと、案外そうでもない。
攻撃力230に会心率5%とかなり物理性能が高く、通常弾8/8/9発に貫通弾5/5/4発とどちらも中々に高水準。
反動さえなんとかすれば高レベル貫通弾も十分に実用圏内に入る。
物理弾しゃがみが無いのだって、実はMHXのヘビィでは普通の事なのだ*2。
とりあえずしゃがみ撃ちは置いといて、通常弾と貫通弾を扱える汎用性で勝負すれば活路は見えるはず。
またアクセルシャワーという新たな境地によって、無理に反動軽減を使わなくても良くなった。
例えば「通常弾やLV1貫通弾でゲージを溜めて、アクセル中に高レベル貫通弾を撃つ」でもOK。
しゃがみ撃ちがアレなので、いっそのことストライカースタイルにしたって構わないだろう。
獰猛化モンスターの大連続狩猟など、中型大型入り混じるクエストなら活躍はできるはずである。- そしてその技名が披露されてから誰もが望んだであろう、
「テオ・テスカトル武器でスーパーノヴァを放てる」という圧倒的な個性を持つのも魅力。
最早ストライカースタイル運用はコレのためにあるといっても過言ではないかもしれない。
- 以上、決して使い道が無い残念砲ではない事は間違いない。
…が、上位互換気味の銃が存在することは相変わらずだったりする。
その名は白骸の罪砲。詳しくは当該記事を参照してほしいが、
ぶっちゃけ通常弾と貫通弾の立ち撃ち両立を目指してコレに勝てる銃はほぼ存在しない。
とりあえずロマンはある。実用性もそれなりにある。でも1番じゃない。
テオ砲はもうそんな感じが定着しているのだろうか…。- 補足しておくと、これは「貫通弾も撃てる通常銃」としての評価である。
LV1火炎弾のしゃがみ撃ちができる銃としては威力、通常弾の装填数のどちらも最高であり、
チャンス時に火炎弾をしゃがむ通常銃としては十分な仕事ができる。
実用的な装填数から貫通弾の活用を考えるとかえって器用貧乏になってしまうので、
この際貫通弾の事は忘れ、長所だけを伸ばした方が活用の機会は多いというわけである。
なお、同じくチャンス時に電撃弾をしゃがむ通常銃としてバイクがあり、
そちらもスロットが無いため、装備の使い回しが効きやすい。
- 補足しておくと、これは「貫通弾も撃てる通常銃」としての評価である。
- 上位テオ素材を要する以上、当然作成時期は遅いし、強敵であるがゆえに素材集めも難しい。
しかしその素材リストをよく見ると、妙に簡単な素材が多い事に気づく。
テオ素材には部位破壊が必要な素材として角(尖角)、翼膜、尻尾があり、いずれも中々大変だが、
テオ=フランマルスには全く必要ない。難しいのは宝玉1個だけである。
狩猟笛なんか下位での生産時点から全部使うというのに、こっちはゼロである。
性能が微妙だから簡単な素材にしてくれてるのか、素材が適当だから性能が微妙になってしまうのか…。
どちらにせよヘビィ使いにとってはなんだか釈然としない話である。
- そしてその技名が披露されてから誰もが望んだであろう、
MHXX 
- HR解放後に究極強化すると、テオ=フランロンガとなる。
やたら剥ぎ取り確率の低い剛爪4つに加え、悪名高い古龍の大宝玉が必要。
攻撃力350に会心率10%と威力は上々だが、ドス古龍砲ではぶっちぎりの空気である。
その理由はただ一つ、物理弾のしゃがみ撃ちに対応していないから。
ブレイヴスタイルの登場によって過去作以上に、
物理弾のしゃがみに対応していない武器の立場が悪くなっているのが厳しい。- また火炎弾しゃがみもLV1弾のみというのもかなりのマイナスである。
貫通+火炎なら炎戈砲アグナバリスト、
通常+火炎ならアルバレッドという名銃(なお前者は名砲と言うべきか)が存在しており、
アクが強い上にスロットも無いテオ砲はかなり見劣りしてしまう。
- また火炎弾しゃがみもLV1弾のみというのもかなりのマイナスである。
- 立ち撃ちの性能は通常弾・貫通弾ともに装填数が非常に多いので、
一応反動を軽減すれば物理性能自体は優秀なのでどちらでも使える。
しゃがみの使えないスタイルならば十分実用的な武器である。
ミェブラク共々かの老山龍砲の同類と言える。
MHWorld 
- 前作で大好評だったダオラ砲がリストラされたのを差し置いて、今作でもテオ砲が続投。*3
最終強化はお馴染みのテオ=フランマルス。
果たしてその性能はというと…前作以上に中途半端性能の権化と化していた。
- まず攻撃力は270。まあそこそこ高いものの、古龍ヘビィでは下から2番目。
ついでに骨武器のパワーシューターと同じ攻撃力と言うと急激に半端な印象に…。
続いてボウガンの心臓部である装填数は、通常弾5/4/3、貫通弾5/4/2、散弾10/0/0とやたらに尻すぼみ。
今作のヘビィは基本的に高レベル物理弾が撃ててなんぼなので、この装填数は正直辛い。
まあ装填拡張スキルを発動すれば使えないことも無いレベルには使えるが、
パワーシューターやらロゼッテスには遠く及ばないことは明白。
おまけにやたらと取り回しが劣悪で、基本的にリロードと反動のどちらかしかまともな値にならない。
総じて産廃ではないものの、もっとお手軽でそれなりに戦えるヘビィはいくらでもあるという結果に…。
- とはいえまるっきり無個性というわけでもなく、いくらかの長所は持っている。
その最たるものが竜撃弾の2発装填というのが唯一無二の個性。
今作では竜撃弾は装填拡張の対象外であるため、本気でこの銃だけの特権である。
まあ連射できるわけもなく、単純にリロードの手間が減るだけだが…
ついでに全レベルの徹甲榴弾と拡散弾も1発とはいえ装填可能。
爆破弾がリストラされたのを好機と見たか、とにかく爆発する系の弾をこれでもかと詰め込んできた。- ただここにきてもマグダ・ゲミトゥスが立ちはだかる。
竜撃弾や拡散弾にも武器攻撃力が反映されるため、単純に威力で負けてしまうのである。
そのためテオ砲の評価としてはそれなりに物理弾が撃てて、
チャンスがきたらそれなりに拡散弾や竜撃弾を撃てるというのが落としどころか。
産廃と決めつけるには惜しい性能だが、全てにおいてあと一歩というのはこの銃の宿命なのだろうか。
- ただここにきてもマグダ・ゲミトゥスが立ちはだかる。
MHW:I 
- マスターランク素材で「テオ=フランロンガ」に強化。
攻撃力がマスターランク相当に強化された以外は性能にはほぼ大差無く、
つまり言葉を選ばずに言うと弱い。
なんなら唯一の特徴であった竜撃弾2発装填もこの人に上を越されてしまった為、
もはや個性と呼べるものがあるかすら怪しい。
…見た目はかっこいいのでマイハウスに飾ったり、重ね着したりして楽しむと良いかもしれない。
続投古龍ヘビィは揃いも揃ってなんでこう…。
MHRise 
- 発売より約1ヶ月後に配信されたver2.0.0にてテオ・テスカトルともども再登場を果たした。
ver2.0.0時点では一発生産で強化はテオ=アーティレリIで止まる。
生産に宝玉などのレア素材を要求されないにもかかわらず、攻撃力が210あったりとかなりの性能を誇る。
ver3.0.0で最終強化のテオ=フランマルスが追加。
攻撃力230と順当に強化され、会心率も5%と僅かであるがプラスであり、Riseの重弩の中でもかなり高い期待値を持つ。
ブレは右・大、スロットは無し。
- 百竜スキルは、徹甲榴弾追加I/火やられ特効/炎王龍の魂
特筆すべきは固有百竜スキルの炎王龍の魂。
ボウガンにおける効果は徹甲榴弾と拡散弾の威力が1.1倍になるといったもので、
肉質無視の徹甲榴弾と拡散弾の火力をさらに底上げできるのは非常に有用性が高い。
- ver3.0.0時点の最終強化テオ=フランマルス
- Ver3.0.0にて最終強化の追加と共に徹甲榴弾追加IIが解禁され全LVで4発装填可能になる。この場合同じ百竜スキル、同じ攻撃力を持つ金獅子砲【重雷】と非常に似た性能になる。
- 対応弾の特徴としては、徹甲榴弾、拡散弾、そして竜撃弾の装填数が優秀。
MHRiseと同様に上位までしか存在しないMHWにおいては、
LV3徹甲榴弾は1発装填だったが、MH4、MHX時代の2発に戻されている。
MHWやMHRiseではLV3徹甲榴弾の気絶値がそれ以前の作品の約2倍もあるため
このボウガンの気絶誘発性能は飛躍的に向上した。
LV3拡散弾の装填数は残念ながら1発のみ。装填拡張スキルによるフォローが欲しい。 - 今作では、装填速度と反動軽減スキルがレベル1の装飾品になり、発動と両立が簡単になったため、
徹甲榴弾にありがちな反動かリロードの一方の性能しか高めることができなかった弱点を克服している。
またLV3徹甲榴弾の移動リロードが可能な点も特徴である。
- MHW時代の個性だった竜撃弾2発装填がしっかり継承されている。
今作では竜撃弾含めすべての弾を溜めて発射できるようになっているため、
砲術や攻撃力スキルを発動させると一発700ダメージ以上も与え得る
ロマン溢れる竜撃弾を2発装填できるのは魅力的といえる。
- 拡散弾は発射の際に迫撃砲のような体勢を取らなければならず、竜撃弾を溜めている際中は移動・キャンセル不可、
さらに、今作では不動の装衣が削除されていることから取り扱いが極めて難しくなっていると思われるかもしれない。
しかし、豊富な徹甲榴弾の装填数のおかげで、1クエスト中に何度も気絶を誘発することが可能であり、
テオ・テスカトルの必殺技スーパーノヴァのごとく徹甲榴弾、拡散弾、竜撃弾といった
爆破だけで大型モンスターを狩猟することも可能。- 竜撃弾を2発装填可能なボウガンは他にも存在し、その中でも攻撃力の上昇に特化すれば
上位武器にもかかわらずG級作品並みの攻撃力340近くまで達する攻撃力お化けが存在するが、
あちらは竜撃弾のダメージは1000近くまで叩き出せるものの拘束手段に乏しく、
チャンスメイクの観点や他の爆発系弾への対応状況による差別化は容易。 - 逆に火力を落とし、拘束手段を増やすとなるとメテオキャノンの名前が挙がる。
竜撃弾は1発のみ、拡散弾は装填不可能、物理弾の装填数も劣っているが、
その代わりに此方より多い徹甲榴弾の装填数に加えLV2の状態異常弾を撃て、拘束手段に優れる。
また、ボウガンには嬉しい2/1/1のスロットも空いている。
- 竜撃弾を2発装填可能なボウガンは他にも存在し、その中でも攻撃力の上昇に特化すれば
- 徹甲榴弾以外の運用に目を向けると、8発装填の通常弾の歩き撃ちが有用。
これを上回る今作最高の装填数9発を持つ通常ヘビィは、歩き撃ち非対応だったり、ブレ左右大のせいでかなり扱いづらい。
高い攻撃力も相まって、テオ砲は通常ヘビィとしてトップクラスの性能を誇っている。
競合相手は、今作で最強格の通常ヘビィとして復権を果たしたオウガ砲。あちらは(百竜強化込みで)攻撃力226会心率10%と期待値においてほぼ同等であり、通常3が7発装填でひとつ少ない。ここまではテオ砲優勢なのだが、テオ砲にはLv2スロットが無く、またブレ右大ゆえにおだんご暴れ撃ちを使う場合ブレが残ってしまう*4。
1発の装填数差が装填拡張スキルLv3に相当すると考えればスロット差には目をつむれるが、MHXX以前のように弾が曲がるようになったブレは人により妥協しがたい*5。通常弾だけの性能で考えるなら、ブレを受け容れられるならテオ砲がやや優勢、というところ。
また徹甲榴弾への高い適性*6はこちらの大きな長所であり、肉質無視ダメージと共にスタン拘束をとれる。
- 過去作で得意であった火炎弾については、取り回しや装填数は良好であるものの、
貫通火炎弾に対応していないため、特化運用は成立しづらくなっている。
MHR:S 
- サンブレイクでは過去のG級作品と同じくテオ=フランロンガの銘に。
気になるその性能は- 伸び悩んだ攻撃力350
- 会心率5%
- ブレ「右大」、反動「中」、リロード「やや遅い」と少々厄介な性能
- 特殊弾は機関竜弾
- スロットなし
- 百竜スロットはレベル2
- 徹甲榴弾の装填数が全レベル2発ずつ増加
- と、順当に強化された性能。
- だが、攻撃力が伸び悩んだことや通常弾の装填数が増えなかったことが仇となり、Riseの様に通常弾運用しようとすると
例のバイクやトリガーofオール、月華妃竜砲【煌撃】どころか下手したら俊足重弩ケルビにすら劣ってしまう。
となればやはりテオ・テスカトルらしく拡散弾や徹甲榴弾、竜撃弾といった爆発弾をメインに
差別化を図っていきたいところ…なのだが、ここで2つのサンブレイク要素が逆風となって襲い掛かる。- 1つ目は、主力となる徹甲榴弾が弱体化してしまったこと。特にLV3徹甲榴弾はRiseの頃と比較して
2割減となってしまっており非常に痛い。
溜め撃ちの強化倍率は上がったため、溜め撃ち主体ならRiseとほぼ同じ単発威力を出せるが… - 2つ目は、百竜装飾品の追加により炎王龍の魂が唯一無二の個性ではなくなってしまったこと。
ある程度徹甲榴弾を扱えて百竜スロットLv2以上(炎王龍の魂はLv2)を持つヘビィなら徹甲ヘビィとして同じ土俵に立ててしまう。
細かいスペックは異なるが熾妃蜘蛛ヘビィはこちらを上回る攻撃力を持ちながら「通常弾と火炎弾が撃てる徹甲ヘビィ」という
ライバル的関係に。幸い特殊弾が異なる為運用の差別化は可能。
- 1つ目は、主力となる徹甲榴弾が弱体化してしまったこと。特にLV3徹甲榴弾はRiseの頃と比較して
- 性能自体は十分戦えるスペックなのだが、ライバルの躍進とシステム変更にとことん泣かされた形である。
差別化しようとすると今作では苦労するだろう。
またしても「弱くはないが影が薄い」立ち位置に落ち着いてしまうのか
- Ver.11アップデートで傀異錬成が追加され、会心率を強化することで、
見切りLv7と弱点特効Lv3で確定会心を出すこと自体は可能となった。
ただしVer.12の時点では会心率強化Lv1と攻撃力強化Lv1を併用するのが限度であり、
この強化パターンを選んでしまうと傀異錬成を全て攻撃力に振れる重弩との差がますます開いてしまう。
徹甲榴弾を活かすことを考えても攻撃力に振るのが妥当であろう。
足りない会心率は挑戦者Lv2など、スキルで補うのも手である。
- 弾種の傾向から最も類似するのはRiseでもライバルだった金獅子砲【渦雷】
あちらは麻痺弾を交えた拘束力に優れているのに対して、こちらは会心率の高さと機関竜弾が使用可能な点もあって物理弾がメイン。
特殊射撃強化は特射珠【4】が追加された他、リノプロ腕などに付いてくるので発動しやすいのも利点
積極的にダウンを狙い、機関竜弾で畳み掛けるなどの戦法で差別化を図りたい。
火炎弾は歩き撃ち不可であるものの6発と、「蛮炎重弩ロギンテルマ改」と並び最多タイの装填数を誇る。
MHF 
- MH2だけでなくMHP2の要素も引き継いだMHFにも登場。
オリジナルと同様の紅蓮の武器としては、下位のテオ=アーティレリ・上位のテオ=フランマルスの2段階。
その他に、HR5(旧HR100)~のSP武器として転生した漆黒のテオ=ヴェルメリオSPが実装されている。
基本スペックはMHP2とあまり変化がないが、拡散弾は全LVに対応(2発ずつ)。- SP武器はその装填数設定から特定のクエストにおいてデファクトスタンダードと言える立場を獲得した。
詳細は個別記事を参照。
- SP武器はその装填数設定から特定のクエストにおいてデファクトスタンダードと言える立場を獲得した。
- G級武器として、テオ=アーティレリと同デザインの「テオ=プーシカ」が存在する。
プーシカとは、ロシア語で「大砲」を意味する。
直訳で「テオの大砲」であり、テオ=アーティレリから意味が全く変わっていない。
攻撃力774に会心率25%と、かなり高いステータスを誇る。
装填可能な弾は、捕獲用麻酔弾など以外では通常弾全LV(装填数はLV1から、9/9/12)と滅龍弾が1発のみ。
…のみである。
そう、物理弾が通常弾しか装填できず、属性弾はMHFにおいては産廃と化している滅龍弾のみ、
あろうことか火炎弾すら装填不可というトンデモ仕様なのである。
あの不破でさえ、雷極属性が内包する電撃弾と滅龍弾の両方が一応装填可能であるというのに…
閃転やG10において強化された圧縮した通常弾を使え、ということなのかもしれない…- 同じG級武器でライバルとなるのは、同期のグァンゾルムの武器である、絶帝征重砲【仁王】だろうか。
攻撃性能こそテオ=プーシカに若干劣るものの、通常弾の装填数が12/12/12であり、
他の弾種全てのLV2、LV3弾を装填できる上、こちらが失った火炎弾の扱いにも長けているため、使い勝手が良い。
単純な攻撃性能を活かして、差別化していきたいところである。 - 通常弾特化でG級技巧武器まで見れば、滅砲ディアブロスがいる。
会心率こそないものの攻撃力はG級進化武器を除けばトップの828をマークする。
無補正で800台の攻撃力を持つヘビィはG10現在他にはない。*7
更には反動:小で圧縮撃ち適正も高い。
ただし滅砲ディアブロスには生産素材集めが非常に面倒という欠点がある。
- 同じG級武器でライバルとなるのは、同期のグァンゾルムの武器である、絶帝征重砲【仁王】だろうか。
余談 
- 武器銘にある「フランマルス」「フランロンガ」に該当する固有名詞はなく、その語源は不明。
「flam-」は仏語や独語では炎と関連の深い単語の接頭語であるため、何らかの関連性はあるかもしれない。
「マルス」に関しては、大砲のデザインから鑑みてもローマ神話における軍神マルスであろう。
関連項目 
モンスター/テオ・テスカトル
モンスター/テオ・テスカトル/派生作品
武器/テスカト武器
武器/海賊Jキャノン - この武器のデザインを流用したコラボヘビィボウガン。
武器/テオ=ヴェルメリオSP - 同デザインのSP武器。テオ版は黒く、ナナ版は白い。