MH2, MHP2, MHF, MHP2G, MH4G, MHXXに登場する祖龍の素材から作られる防具一式。
当記事では、MHFにおける「祖龍Gシリーズ」についても触れる。
目次
概要・性能 
- 素材由来の白を基調とし、赤いラインに全体から放たれる淡い光がアクセントの防具。
特に腰防具は、当時では斬新なタイプの翼に包まれるようなデザインだった。
MHP2 
- 剣士で斬れ味レベル+1、心眼、龍耐性-10。ガンナーで装填数+1、ランナー、龍耐性-10。
しかもスロットが9つと、一式でも隠しボスの名に違わない非常に優秀な防具となった。
- さらに剣士装備はドラゴンSシリーズとミラルーツシリーズを上手く組み合わせることで、
心眼・業物・斬れ味レベル+1と斬れ味対策万全のスキルを発動させることが出来た。
防御力も護符爪込みで500超と、MHP2GのG級ですらある程度は通用するレベル。
MHP2Gへのデータ引継ぎをした場合には、G級でのスタートダッシュにも向いた装備と言える。
特に、対ミラ種や対モス親子において近接武器を担ぐのであれば極めて優秀であった。
ただし龍耐性は非常に低いため、ミラ系に対しては細心の注意を払いたいところ。
MHP2G 
- 上位装備は前作より大幅な弱体化を喰らってしまう。
スロットは大幅に取り上げられ、そのスキル構成はMH2の時と同じデメリットを抱えてしまう事に。
斬れ味のスキルポイントがマイナスになり、一式ではなまくらがついてきてしまうため、
上記の匠+業物の組合せは実質不可能になってしまっている
(ただしMH3以降と違って匠と斬れ味のポイントは相反していないので、
一式でも装飾品でなまくらを消しても匠は消えない)。
しかし防御力はスタートダッシュとしては申し分なく、
防具の組み合わせ次第ではG級序盤では十分に活躍できた。
- またMHP2Gで登場したミラルーツZでは
剣士は複合スキル真打、
ガンナーは同じく複合スキルの剛弾、さらに共通して回復速度+1に加え、
スロットが11個も空いているという破格の性能を誇る。不運?知らんな
- 腕と脚をクロオビXにすることで、
防御16と引き替えに真打とダメージ回復速度+1を維持しつつ、
龍耐性を-13にまで改善できる上に装飾品も少なく済む。
武器スロットが2つあれば見切り+3等も発動可能なため、
スロ2がありかつ高性能な「スイ【凶】」「ダイダラボラス」などと特に相性がいい。
武器スロットが1つあれば、真打を維持しつつ見切り+1(7スロスキル)
と5スロスキル(砥石使用高速化など)を同時発動でき、
武器スロ3なら業物・5スロスキルや、高級耳栓あたりまでもが発動できる。
防御力16と言っても計算式の関係上ダメージ軽減率はほぼ変わらないため、
素材的にも頭・胴・腰のみで妥協する方がコストパフォーマンスは圧倒的に高い。
本作ではカイザミ装備などのこれより幾分マシな作成難度のテンプレ装備があるので
あまり目立っていないが、こちらも極めて強力な火力スキルがついてくる上、
その気になれば回避系スキル等も付けられるなど、汎用性の高い超高性能防具である。
- 通常種防具の方にもあるが、この防具の見た目は
ドラゴンSの色違い、つまり白くなったトカゲのバケモノである。
無印防具が格好良かっただけに袖を通しづらい感はある。- 意外なことにミラルーツZ防具があるのはこのMHP2Gのみ。
後年のシリーズではミラルーツが上位には登場せずG級の裏ボスとして登場することが多く、
その防具が無印ミラルーツになるためだろう。
そう考えるとある意味貴重な防具である。
- 意外なことにミラルーツZ防具があるのはこのMHP2Gのみ。
MH4G 
- MH4Gでは満を持して復活。
今回はG級個体のみの登場なのでミラルーツZシリーズは登場しない。つまりトカゲのバケモノではない。
デザインは基本的には従来品と変わらないが、各部に着色ポイントが追加されるなど細部が変更されている。
- 頭防具は髪型の変更を反映できるようになったのだが、
なぜかガンナー用のもみあげに当たる部分のみが付け毛のような扱いであり、
髪が大きく露出する女性キャラの場合は特に中途半端な印象を受ける。
しかもデフォルト色ではどう頑張っても頭髪と色を合せることが出来ない。
また旧作だとカツラというより何らかの影響により髪全体が白く輝いていた印象だった*2が、
今回は付け毛という側面が強くなり、旧作のように光輝くような仕様でもなくなっている。
- その性能であるが、
- 驚異の防御力デフォルト120(剣士)、強化で最大156まで上昇
- ものすごく下がった龍耐性-35
- 発動スキルは真打(剣士)/剛弾(ガンナー)、見切り+3(SP28)、体術+1、災難、無傷のSPが7
- 無傷か達人に振ってくださいと言わんばかりの総スロット数2
と、多少残念な面もありながら、とてつもない大火力を発揮できる装備になっている。
- 総スロット数の少なさや龍耐性の低さは無視できないが、
MHP2G時代とは違い、刀匠持ち防具にいくつか選択肢があるので、やはりパーツ単位の運用が無難であろう。
あえて一式で使うなら達人珠をスロットに埋めて見切りマスターと真打を併用してみてはどうだろうか。
勿論、混合防具の方が火力を出せるがこちらもロマンと火力が備わる装備となるだろう。
いずれにせよ、運気のマイナスは無視したほうがいい。
- 無傷3と達人5or6を備えつつ刀匠も1あり、スロットも付いている胴と腰防具が特に優秀で、
この二つを装備するだけで見切り+1に無傷SP6、おまけに刀匠SPも2までだが伸ばすことが可能である。
残りの頭・腕・脚及びお守りに相応のものがあれば、
真打は勿論フルチャージや見切りの追加・ランクアップだけでなく、
更に強力なスキルの追加も充分可能である。
- 真打と業物を両立させるようなスキルを組む場合、クジュラシリーズと相性がとても良い。
クジュラシリーズには斬れ味を始め、ミラルーツ防具と同じく無傷・体術、腕には刀匠が付いており、
運気のマイナスを軽減出来るためである。
- やはり製作難易度もかなり高く、祖龍素材はもちろん、
胴と腰に古龍の大宝玉を1つずつ、頭には千刃竜の鏡玉、
腕には獄狼竜の天玉、脚には戦火の龍神玉が要求される。
つまり、全ての部位に何かしらのモンスターのレア素材が必要になるのだ。
ここまで揃えるのはかなり骨が折れるだろう。
MHXX 
- ミラルーツの復活に伴いこの防具も復活。
今作もG級のみなのでミラルーツZは存在しない。つまりトカゲのバケモノではry
見た目はMH2、MHP2(G)、MH4Gと同じだが、剣士頭にもチョンまげ等の髪型が反映されなくなった。
- 性能は概ねMH4G時代を踏襲している。
防御力は剣士で合計870と相変わらずトップクラスの数字を持ち、爪護符を持つだけで防御力900に到達する。
スキル面も真打/剛弾、見切り+2、体術+1、そして運気SP-15と相変わらずの火力偏重。
あと、さりげなく無傷のSPが無くなっている。
スロットの少なさも変わらず、頭・胴・腕にひとつずつしかない。
ただ、生産及び強化に古龍の大宝玉を要求されなくなり、
究極強化にもミラルーツの頭部破壊をこなしていれば割と楽に手に入る
祖龍の霊眼と真鎧玉しか要求されないため、難易度は大幅に下がったと言えるだろう。- 剣士はアトラル・カの武器と相性が良い。
もともと高水準の攻撃力に攻撃力UP【大】と見切り+2の火力ブースト、
素の紫を斬れ味レベル+1で伸ばしつつ、防御力を更に高める防御+60、
おまけに武器スロ3なのでお守り無しで災難を不運に変えても5スロスキルを追加できる。
- 剣士はアトラル・カの武器と相性が良い。
- 真打の事実上の弱体化や乏しい拡張性*3、
相変わらず低い龍耐性-20と、これまで同様に癖の強い装備であることは否めない。
……のだが、真打に見切り+2と及第点の火力に、何より文句なしの防御力900に加え高い雷耐性20と、
青電主ライゼクスを始めとした、雷属性使いの強豪達を相手取るのに相性抜群なのである。
祖龍を狩るために祖龍防具が欲しい
お守りと装飾品で雷耐性【大】を発動し雷属性耐性【大】の食事も併せて雷耐性を50まで上げる*4ことで、
超特殊許可のライトニングブレードさえ耐えられるようになる。
ついでに難易度の割に大した報酬が無いという超特殊許可の特徴にも災難がマッチしている
今作の有力な火力装備が軒並み雷耐性が低い為、被弾≒即死となってしまうケースが多いのも追い風である。
完全に無被弾で戦える腕が無いならば、この防具が最適解のひとつとなるだろう。
GXミラルーツシリーズ 
- イベントクエスト報酬の「EX黒龍チケット・白」を用いて作製できる防具。
チケットの名前が黒なのか白なのかハッキリしないが気にしない
なお、この防具は公式攻略本にも掲載されていない。
- 防御力は無印ミラルーツを超え、剣士で合計890と、二つ名防具を除くと最も防御力が高い防具である*5。
スキル面は剣士/ガンナー共通で見切り+3、超会心、舞踏家(回避距離UPとフルチャージ)、
そして例によって運気SP-15で災難が発動してしまっている。祖なるものに幸運など不要という事なのだろうか?
無印ミラルーツで行方不明になっていた無傷のスキルが潔癖のスキルとなって帰ってきたのだろうか。- 災難に目を瞑れば発動スキルは非常に優秀。
舞踏家を活かしやすいガンナーなら、一式そのままで使っても十分な性能である。
空きスロットも7あるので、お守りと合わせれば更にスキルを盛ることが可能と、
無印ミラルーツシリーズと比べると取り回しが良い。一方、無印ミラルーツや他の黒龍装備と違って真打や匠が発動しない。 - 個々のSPで見ても非常に強力で、腕以外の防具は達人と会心強化のSPを持ちながらスロット1まで備え、
腕は会心強化のSPは無いがスロット3を持つ。
- 災難に目を瞑れば発動スキルは非常に優秀。
- 匠業物装備として評判のグリードXRやギザミXRと共に組み込めば、絶望的だった雷耐性の改善も期待できる。
龍耐性は悪化するが……
また、S・ソルZシリーズともスキル・耐性の両方で相性が非常によい。
スキル面ではあちらが闘魂と痛撃、こちらが見切りのSPを持ち、会心率の底上げが図れる。
そして双方会心強化のSPを持つため、簡単に超会心の発動も可能。
耐性面ではこちらの火・龍耐性をS・ソルZが、あちらの雷耐性をGXミラルーツが補うことができる。
水耐性はS・ソルZ側の数値が低すぎるので殆ど改善できないが…
- 無印防具と同じく本作屈指の強敵である青電主ライゼクスに対しては決戦兵器とも言える強さを誇る。
一式を装備した上で護石・装飾品で雷耐性【大】を発動させれば、
超特殊許可個体のライトニングブレードが直撃しても体力が2~3割残る。
尻尾突き刺し→放電の必殺の即死コンボも耐えきれる。
火力スキルを盛りたいなら弱点特効がおすすめ。
元から発動する見切り・超会心との相性が抜群なうえ、
帯電状態の青電主は肉質がかなり柔らかく*6、容易に会心率を上げられる。
護石と武器スロ次第では雷耐性との両立も可能。
- 他のGX防具と同じく、この防具も通常のミラルーツ防具と見た目が違い、
P2GのミラルーツZの見た目。つまりトカゲのバケモノである。
いや、逆に考えるんだ…『この時こそ防具合成の出番』と。- ちなみに他のミラ防具とは違いMH4系列に登場していなかったが故にか
ガンナー腰の風になびく加工がされていない。
- ちなみに他のミラ防具とは違いMH4系列に登場していなかったが故にか
MHF 
- MHFではドラゴンシリーズから派生するミラルーツシリーズと、後述のG級防具が存在する。
ミラルーツシリーズはガード性能や風圧無効といったランサー向きの優良スキルが揃っているが、
ある理由から地雷御用達装備として名を馳せたという経緯がある。
そもそもミラボレアス自体にHRで挑む機会が乏しくなった現在では、ネタ装備の域を出ない。
- SP防具やモノデビルシリーズと組み合わせた、
通称「ミラデビSP」というテンプレ装備が存在する。
MHF黎明期より存在する古参のテンプレ装備であり、特にランス用装備として活用されていた。
先述の通り、現在ではあえて用意するほどのものではない。
祖龍Gシリーズ 
- 変異した祖龍を元としているため、デザインは従来までのミラルーツシリーズとは大きく異なり、
赤色ではなく蒼色のラインがアクセントとなっている。
ただし、胸部には赤色のコアのような装飾が確認できるが。
また、頭部位は祖龍の特徴的な角を模しているが、
全体としてはかなりスタイリッシュにまとまっている。つまりトカゲの(ry
また、G級祖龍がそうであったためか、蒼角を初めとした一部箇所は発光しており、
MHFのモンスター防具としては珍しい、発光ギミック持ちの防具となっている。
- G級祖龍の素材から、とは述べたが、狩煉道では剥ぎ取りが不可能となっているため、
祖龍を討ち倒しても直接素材を得ることはできない。
G級祖龍素材は「超特殊アイテム」という区分のものであり、
狩煉道を進めて祖龍を1~3回討伐することで狩煉道ポイントとの交換が可能となる。- ちなみに、1週間の間に交換できる素材の数は決まっているため、
少なくとも狩煉道の実装時点では1週間に1部位しか作ることができないので注意。 - なお、当防具の外装も存在しており、当初は未解禁であったが、
時期不明ながら、超特殊アイテムの1つとして追加された。
G級祖龍を4回討伐することで解禁され、1週間で5枚交換できるので、
ちょうど1式分、2週間で全部解放することができる。
- ちなみに、1週間の間に交換できる素材の数は決まっているため、
- 性能は以下の通りで、部位によって剛撃、一閃スキルを主体とした構成となっている。
防具名 タイプ スロット数 スキル1 スキル2 スキル3 スキル4 スキル5 祖龍GXヘッド 共用 3 剛撃+5 纏雷+4 猛進+4 吸血+5 巧撃+5 祖龍GXフェイス 一閃+4 弾丸節約術+5 射手+5 穏射+6 三界の護り+5 祖龍GXハイド 剣士 一閃+4 巧流+4 猛進+4 腕利き+5 巧撃+5 祖龍GXクロウ 一閃+4 巧撃+5 剣神+5 三界の護り+5 抜納術+6 祖龍GXスパイン 剛撃+5 巧流+4 剣神+5 贅撃+4 巧撃+5 祖龍GXフット 一閃+4 達人+6 閃転+4 痛撃+5 巧撃+5 祖龍GXスキン ガンナー 一閃+4 装着+5 狙撃+4 纏雷+4 射手+5 祖龍GXフィスト 一閃+4 弾丸節約術+5 扇射+5 装着+5 射手+5 祖龍GXスケイル 一閃+4 血気活性+4 腕利き+5 吸血+5 射手+5 祖龍GXレグス 剛撃+5 閃転+4 闘覇+4 抜納術+6 射手+5
- 装飾品精錬にも対応しており、上記の表からスキル5以外が抜き出される。
祖龍GXシリーズの生産特性より、精錬後の剛撃のスキルポイントは+3と高性能であるが、
一閃のスキルポイントも+3で抜き出される。
当装飾品が実装されるまで、
精錬装飾品での一閃のスキルポイントは真秘伝珠を含めても+2が最大値であった。
よって、当装飾品は初となる、一閃+3の精錬装飾品となっている。- 後に一閃+4のG級装飾品が登場したが、
あちらはスキルが2つしか無いのに対し、当装飾品はスキル4つの組み合わせとなっている。
どちらも生産に制約がある*7という共通点はあるが、
一点集中のあちらに対し、幅広くスキルポイントを強化できるこちらと、差別化は成されている。 - なお、2017年11月アップデートで実装された「精錬珠の直接生産」については、
当シリーズは素材元のG級祖龍との遭遇に特殊条件がある事、
素材入手方法が特殊なためか、直接生産の対象外となっている。
よって、精錬珠を入手するにはしっかり1週間に3回討伐し、
すべてのG級祖龍素材を交換、入手する必要があるのだが、
これとは別に極征貢献証、輝累石、絢累石も必要となるため、
ハンターによっては、追加で極征クエストに赴く必要があるだろう。
- 後に一閃+4のG級装飾品が登場したが、
ミラルーツネコシリーズ 
- MHXXより登場したオトモ用のミラルーツ装備。
防具のデザインはMHP2の男性剣士用のものが基になっている。つまり(ry
オトモ用リデザインにあたって翼や鱗といった装飾が一部省略されており、ハンター用防具に比べ鎧っぽさが目立つ。 - 防具はオトモ防具の中でもトップに位置する防御力に、雷耐性も備え実に優秀。*8
龍耐性は(ry - 着彩設定では、兜の羽飾りと襟巻き部分のカラーが変更可能となっている。
- 武器は「ミラニャンセスロッド」。
黒龍ネコ眼剣のカラー違いだった黒滅ネコ眼剣とは根本的にデザインが異なっており、
祖龍素材をあしらったロッドのような神秘的なデザインとなっている。
裏ボスの端材を用いるだけあって、雷属性武器としては申し分ない性能。- ライバルは同じブーメラン特化型の獰ラギアネコアンカー。
こちらはミラニャンセスロッドよりも攻撃力と属性値が微妙に高く、微量ながら5%の会心率も存在する。
しかし、斬れ味補正を考慮にいれた場合、期待値は僅かながらミラニャンセスロッドの方が上。
…とはいえ、両者の性能差はあくまで好みで選んでも構わないレベルに落ち着いている。
- なお、オトモ武器にしては珍しく端材だけではなくモンスター素材そのものも要求される。
G級大型モンスターを素材にしたG級オトモ武器が100本を超える中で
2桁に届かないといえばその希少さがわかるだろうか。
剛角はともかく霊眼は集めづらいので作成は慎重に。
防具の方は端材のみで作成できる。
- ライバルは同じブーメラン特化型の獰ラギアネコアンカー。
余談 
- 全身をミラルーツシリーズで固めた装備のことを、フル+ルーツでフルーツと呼ぶことがある。
過去のMHFではこの呼び方は悪い方向で有名だった。