天駆ける神の具現。
幾筋もの剣光、振るえば裁きの神光となり、
一切衆生免れる術なし。
MHP3で初登場した太刀。同作でラスボスを務めている嵐龍アマツマガツチの素材を用いて製作できる。
目次
概要 
- 金の刃紋がある黒刀。柄には日輪状のハンドガードが付属している。
このハンドガードの一部は刀身に沿って延長しており、納刀すると鞘の装飾と綺麗に噛み合う。
鞘は金色で、刀を入れる側の端には白い布のような物が付いており、赤い紐が結われている。
正統派の太刀といった外見ながら、通常は用いられないハンドガードなど独自性もあるデザイン。
祭儀にも使われそうな雰囲気さえ醸し出しており、要するにかっこいい。
それに比べて同期の太刀は……。
MHP3 
- 初登場である今作での性能は以下の通り。
- 高い攻撃力240(ブーストで255)と、それを下げる会心率-20%
- 斬れ味は素で長めの緑と短い青 匠で白は出ない
- 低い水属性値12
- スロットはなし
ただ、やはり匠で白ゲージが出ないことが痛く、マイナス会心率も決して穏やかな数値とは言い難い為、
表示されている攻撃力の割には物理期待値が伸びてくれない。
他の水属性太刀と比較すると、鮮刀ハクナギは属性偏重の設計故に住み分けが可能であるが、
南蛮太刀【鮫斬】はかなりの強敵と化す。
あちらは匠でちゃんと白ゲージを出せる上、属性値、スロットの面で勝っていることが強みであり、
仮にあちらが白である場合、物理期待値に於いても凶刀を上回られてしまう*1。
また、匠を切って業物で運用しようとしても、素の青ゲージが短いので必然的に緑ゲージも視野に入れなくてはならない。
そうなってくるとやはり【鮫斬】が青の状態であっても此方を物理期待値で下してしまう為、
運用するスキル構成が同じである限り、どうしようもない。- 一応、お互いが匠を発動している場合は、相手の白よりも此方の青の方が長くなる為、
継戦能力に於いてはまだ見込みがある…かも知れない。
- なお、MHP3に登場する水属性が弱点のモンスターたちは、大体龍属性にも弱い傾向にある。
これが何を意味するかと言うと、大概の水属性弱点のモンスターたちは例の鎌で充分に屠れてしまうと言うことである。
何やら性能的にも環境的にも今一つ活躍の場が奪われてしまっている感が拭えないが、
それでもこの武器のデザインが好きと言うハンターや、効率に拘らないと言う方はこれを担ぐのも良いだろう。
狩りとはあくまで楽しむものである。
MHX(X) 
- Xにて4作品振りに復活を果たした。
生産時の銘が「凶刀【催花雨】」で、最終強化のLV3で「天嵐ノ刀【雨過天晴】」へと銘を変える。
気になる性能は…- 全太刀中3位タイの攻撃力240
- 据え置きの会心率-20%
- 相変わらずささやかな水属性12
- スロットなし
だが匠+2を発動させてみると…
短いながらも白い帯が。
そう、240という攻撃力を持ちながら、白ゲージを手にしたのである。
その期待値は属性を含まずとも斬れ味補正でなんと300に到達する。
- しかし白ゲージはたったの10。
絶対回避【臨戦】や剛刃研磨などによる斬れ味維持は必須である。
剛刃研磨を用いる場合、アイテム使用強化により1.5倍の1分半、気兼ねなく白ゲージで戦えるようになるため、
考慮する余地は十分にある。
またマイナス会心を打ち消すためにも隼刃の羽飾りを装備しておくとベターだろう。
幸いな事にMHXではこの武器と相性抜群のディノ装備が存在するため、
こちらと合わせることで容易に最大火力の維持が可能となる。
- これ以上の攻撃力を持つ太刀は覇剛刀クーネタンカム、崩天刀ウコトオンカム、
白骸の虐刀と、斬れ味がお察しのものばかり。
しかし今作には鈍器使いという低斬れ味を逆に活かせるスキルがあるので、
総合的な攻撃力では上記の鈍刀に譲ることになるかもしれない。
曲がりなりにも水属性太刀なので、水弱点のモンスターに優先して担いでいこう。
たまのをの絶刀でいいとか言ってはいけない。
- MHXXでは限界突破によりG級武器に強化可能となった。
究極強化時の銘は太虚ノ刀【九天】。- 攻撃力は高めの340
- 会心率は-20%
- 斬れ味は短い白、匠で伸ばしても白ゲージが増えるだけ
- 水属性値15
- スロット無し
攻撃力は高いものの、匠で紫ゲージが出ないことと、マイナス会心率によりこちらの期待値も低め。
スロットも開いておらず、数ある水属性武器の中でも不遇の位置にいる武器である。- ただし、獰猛化モンスターの素材が不要で、G級アマツマガツチ数回で究極強化までできてしまうため
慣れている人にとっては、一番楽に生産できるG級水属性太刀だったりする。
もちろん天空の龍神玉を手に入れることができれば、である。
獰猛素材無しでHR解放前に完成するシャルトゥリスがある?言っちゃいけない。
MHR:S 
幾筋もの剣光、振るえば裁きの
神光となり一切免れる術なく、
鉄蟲に破滅の力を与えん。
- Ver.15でアマツマガツチが帰ってきたことにより、満を持してこの太刀も再登場。
凶刀【催花雨】の一発生産のみで、強化段階は存在しない。
- 気になる性能だが、
- 全太刀1位タイの攻撃力350
- 何があった水属性43
- お前もどうした斬れ味素紫10、匠延長可
- 最早お馴染み会心率-25%
- 防御力や通常スロットは無し
- 百竜装飾品Lv3
- アマツ武器共通の鉄蟲糸技強化
まず攻撃力350だが、これはあの轟刀【飢虎】改と同じ数値*2。
但し向こうは会心率が-15%とこちらよりも若干高く、
さらに無属性故に傀異スロット拡張の攻撃力増加がこちらより大きいので、数値上の物理火力では轟刀に敵わない。
しかしこちらには、アマツ武器共通の鉄蟲糸技強化がある。その効果はRise時代の百竜強化と全く同じ物。
気刃解放斬り以外の火力が鉄蟲糸技に集中している太刀において、その有用性は言わずもがな。
これを加味すると、傀異錬成込みでも轟刀【飢虎】改を上回る物理火力を出せる。
あちらもRise時代には鉄蟲糸技強化でブイブイ言わせていただけに悲しい…
- 水属性太刀として見ると、まず斬れ味はダントツである。
水の怪物D=ギィドゥは属性特化故に物理面で大きく差が着く。
それ以外はと言うと、ヴァッサーファロス改を除いて水属性値はこちらが上、そして攻撃力は言うまでもない。
但し会心率はビリな他、凶刀以外の水属性太刀は全てスロットを持っている為、そこが大きな差別化点になるだろう。
- 運用としては、同時実装の狂竜症【翔】や風纏、翔蟲使いと併せて鉄蟲糸技特化にする構成が考えられる。
桜花や飛翔蹴りを連発しても水月や受け身に使う蟲の余裕が出来るほどで、それらを直接強化できる本武器は相性抜群。
その高い攻撃力から万能武器として扱う事も出来るため、太刀使いなら持っていて損は無い逸品と言えるだろう。- 一方で気刃解放斬りを連発する構成の場合、鉄蟲糸技強化のアドバンテージが薄くなり、
低い会心率とスロット0も相まって他の武器に負けることも多いので注意。
そういう意味では全ての太刀に対する明確な差別点が用意されていると捉えることができる。
- 一方で気刃解放斬りを連発する構成の場合、鉄蟲糸技強化のアドバンテージが薄くなり、
余談 
- 銘にある【催花雨】「さいかう」は、春に花の開花を急き立てて促すかのように降る雨のことである。
アマツマガツチが降らせる雨は勢いが強すぎて、かえって花を散らせそうだが。
最終強化時の【雨過天晴】「うかてんせい」は雨が降り去って空が晴れることを指している。
アマツマガツチを討伐した時の演出にピッタリな言葉である。
また、悪かった状況や状態が、良い方に向かうという意味もある。
究極強化時の【九天】「きゅうてん」とは、古代中国で天を九つの方角に分けたもので、
日本でも広く使われる八方位に"中央"を指す方角が加わった九つの方角を指す。
MH4Gで一世を風靡したクエスト名にも用いられているので、
そちらの印象が大きいハンターもいるかもしれない。
また、それぞれの方角に独自の名称が与えられているのも特徴。
中央を鈞天(きんてん)、東方を蒼天(そうてん)、西方を昊天(こうてん)、
南方を炎天(えんてん)、北方を玄天(げんてん)、北東方を変天(へんてん)、
南東方を陽天(ようてん)、南西方を朱天(しゅてん)、北西方を幽天(ゆうてん)という。
その一部は他のアマツ武器の名にも取り入れられている。
- オトモアイルー用のアマツ武器「凶ネコ刀【鰯雲】」はこれのミニチュア版のようなものであり、
後にMH4Gで登場した「凶ネコ神刀【天照】」も同様のデザインをしている。
- 「日輪」状の部位があり、「黒い刀」で、「水」属性となるとあれを連想するかもしれない。
ただしあちらは火属性である。