全般 
オメガやすべてを超えし者などの、ストーリー展開上は倒す必要の無いボスモンスター。
基本的に知らずに挑めば一瞬で壊滅するラスボス以上の強さを持っており、
倒すためには対策を講じたり、通常クリアには不必要なまでに強化したりする必要がある。
一概に「隠しボス」といっても定義が曖昧である。
例えばGBA版FF2の善皇帝のように、ストーリー上必ず倒す必要のある隠しボスも存在する。
また、FF3の上位の召喚獣やFF4のオーディンのように、
ストーリー上必ず倒す必要の無いボスを果たして隠しボスと定義できるのかも怪しい。
(12では、固定ボス以外の召喚獣は隠し召喚獣と位置づけされている)
やはり上記の通り「ラスボスを超える強さ」が重要であろうか。
- ラスボスに限らず、倒す必要が無いボスの中で
明らかにその時点のレベルとはかけ離れた強さを持つボスなども入るかもしれない。
リメイクなどで追加されたストーリーに登場するボスも入るのだろうが、
一概に強いとは言い切れない。 - FF7はなんかは攻守共に優秀な技が揃ってるのに通常版ではそれを活かす相手がいなかった。
弱い敵を強い技でボコボコにしまくるか、強い敵にその技を試すか、どっちが良いと思う?
FF8は…まぁ特殊技の仕様が悪かったということで… - 似て非なる存在として、「強化ラスボス」が挙げられる。
- FF2リメイクの善皇帝はどちらかというとその強化ラスボスになる。
本作の追加シナリオ自体パッケージに堂々と掲載されており隠されているわけではない上に、本編のラスボスと同様に「エンディングを見るためには倒す必要のあるボス」でもある。
ただし追加シナリオのエンディングを「隠しエンディング」だと定義するなら善皇帝も隠しボスの範疇に入るか。
- FF2リメイクの善皇帝はどちらかというとその強化ラスボスになる。
ちなみにFF4TAのアルテマウェポンは堂々と目立つところにいるので
必ず戦わなければいけないボスだと思いがちだが、実は無視して先に行ける。
強さとしては微妙だが。
戦うまでに一定の手順を踏んだり、警告めいたメッセージやエフェクト等で
その存在を暗に知らせるパターンが多い。知らずに挑んで全滅、の悲劇を避けるための配慮か。
やりこみプレイヤーにとっては避けて通れぬ道であり、越えねばならぬ壁でもある。
- 隠しボス初登場の5では普通に通り道をうろついてたり
宝箱からいきなり飛び出したりしてくる初見殺しだったけど。
上記の定義に当てはめると、FF5”ギルガメ”、FF8”アルテマウェポン”、FF9”ダンタリアン”なんかも該当する。
雑魚ボスから、作中最強の敵まで、作品によっても強さはピンキリ。
RPG黎明期はラスボスを倒せば終わりのゲームがほとんどであったが、
ラスボス討伐レベルを大きく超えてキャラクターを育成するプレイヤーが続出した。
そんなやり込みプレイヤーたちの極まった強さをぶつける相手として用意された存在といえるだろう。
やり込みというプレイスタイルが認知され、ゲーム容量にも余裕の生まれた
SFC~PS期あたりから広く見られるようになった。
これはFFシリーズに限らず他のRPG作品でもおおむね共通した傾向である。
各作品の隠しボス一覧 
- FF1:Soul of Chaosのボス(GBA・PSP)/時の迷宮のボスクロノディア(PSP)
- FF2:Soul of Re・birthのボス、善皇帝(GBA・PSP)/秘紋の迷宮のボスフレキオス&デュミオン(PSP)
- FF3:???のボス鉄巨人(DS)
- FF4:月の遺跡ボス(ルナ系幻獣の皆様方、ブラキオレイドス、ゼロムスEG)(GBA)/ゲリュオン、プロトバブイル(DS)
- FF4TA:チャレンジダンジョンボス、オメガ、神竜/ロストバブイル(PSP)
- FF5:ギルガメ、オメガ、神竜/封印の神殿のボス(グランエイビス、アルケオデーモン、ガーディアン、オメガ改、神竜改、エヌオー)(GBA)
- FF6:強化版伝説の八竜、カイザードラゴン、オメガウェポン(GBA)
- FF7:エメラルドウェポン、ルビーウェポン(インターナショナル)
- CCFF7:実験体百廿四號、ミネルヴァ
- FF7R:モルボル、プラウド・クラッド零号機/プラウド・クラッド零号機改、ヴァイス(インターグレード)
- FF8:オメガウェポン
- FF9:クエール、ハーデス、オズマ(共通して経験値65535がもらえる)
- FF10:すべてを超えし者/ダーク召喚獣、デア・リヒター(インターナショナル)
- FF11:各種エンドコンテンツのノートリアスモンスター(尚、実装時に公式からも隠し扱いだったのは七罪、五神、七元徳のみである)
- FF12:隠し召喚獣、魔神竜、オメガmk.XII、ヤズマット/ジャッジマスター軍団(IZJS)
- FF13:死将、ロングイ、シャオロングイ
- 旧FF14:ネール・デウス・ダーナス(「紅月下の闘い」版)
- 新生FF14:オーディン、ベヒーモス、クァールレギナ、ノクチルカ、玉藻御前、イクシオン、フォーミダブル、アルケオタニア、ダイヴァディーパ、カイ(全て「隠しFATE」で戦えるボス)並びに特殊条件で出現するSランクリスキーモブ等
- FF15:ナグルファル、アンゲルス、悪名高きトレント、悪名高きキングベヒーモス/オメガ(ロイヤルエディション)
- FFT:サーペンタリウス
- DFF:カオス(「究極の幻想へ」のLV110カオス)
- DDFF:デスペラードカオス
- FFL:アダマンタイマイ、ジャボテンダー、オメガウェポン
- FFL2:プロトバブイル
- FF零式:朱雀の闇、ギルガメッシュ・アッシュル、スペースモルボル
- 光の4戦士:ランダムダンジョンのボス
- WOFF:XG
考察 
ちなみにラスボスよりゲームシステム上強い敵ではあるが必ずしも設定上までラスボスより強いとは限らない
暁の四戦士が力を封じてなければエクスデスはオメガや神竜以上に強い可能性もあるし
LRFF13のラスボスも最後は大勢の協力の末に倒せたので頑張ればタイマンで倒せるLR13の隠しボスより強いという見方もある
実際にどちらの方が強いかは作品によってまちまちなので議論はほどほどに
隠しボスの強さにもある程度種類がある。
- パターン型
攻略パターンがほぼ決まっており、育成不足やプレイヤーのミス以外で負ける要素が少ないタイプ。
運ゲー型と比べてあまり強いと言われないタイプだが、パターンが崩れたり、攻略パターンをそのまま採用できない制限プレイでは猛威を振るう。
特にパターンなど知る由もない初見プレイでのインパクトは絶大。- デア・リヒター(FF10INT)、ジャッジマスター軍団(FF12IZJS)など
- 運ゲー型
どうあがいても対処できない部分が存在し、運次第で勝てないタイプ。
どんなに育成しても最終的に運次第という関係でパターン型と比べて強いと言われやすいタイプ。
言い換えれば運次第で勝てるとも言えるため、育成が多少不足していても勝てることも。 - 耐久型
HPが非常に高く、どうしても長期戦になるタイプ。
これ単独の場合は「強いというより面倒」と言われやすい。
パターン型との複合型だとプレイヤーの集中切れによるミスが致命傷となったり、
運ゲー型との複合型だと理不尽な事故死に遭遇する可能性が高まったりと、他との複合により猛威を振るうタイプ。 - 育成型
求められる育成のレベルが非常に高く、事前準備に時間や手間がかかるタイプ。
隠しボスならば本編クリアできる程度の戦力では大抵話にならないが、それでも最強育成まではせずとも問題ないことが多い。
それに当てはまらない例外がこのタイプで、この育成にかかる時間を含めて考えるかで強さの評価が分かれる。- デア・リヒター(FF10INT)など
- 遭遇型
遭遇するための条件そのものが非常に厳しいタイプ。
遭遇の前に強敵との戦闘が必要というケースが多く、この前座撃破に苦労する印象が強く残り、結果として大したことないという扱いを受けがち。
きちんとカタログスペックを見て考察して初めて意外と強かったと分かる…こともある。
これらとは別に、明らかな抜け道要素を許容するかも強さの評価に大きく影響する。