武器/アグナディオン

Last-modified: 2024-05-18 (土) 22:59:47

アグナディオン
炎戈竜の素材を用いた、蛇腹のふいごを利用した狩猟笛。
山岳民族に伝わる音色を奏でる。

フレイムエリオーネ
アグナディオンの最終形態。蛇腹のふいごは業火を焚き、獲物に烙印を殴り刻む。

目次

概要

  • MHP3で登場した火属性の狩猟笛。
    武器名からも分かるようにアグナコトルの素材を主に用いる。
    説明文通り蛇腹のふいごがあり、おそらくアコーディオンがモデルと思われるが、
    それはそれで狩猟とは何かと問いたくなってくる。
    • ただ、元ネタのアコーディオンは息こそ吹き入れないものの
      空気の出入りによって音を奏でる楽器であるため、打楽器や弦楽器と比べれば
      まだ笛としては違和感がない……かもしれない。
      むしろ最近は楽器ですらない狩猟笛も増えてきているし。

性能

MHP3

  • 直接生産することはできず、ボルボロスの狩猟笛、土砂笙から強化する必要がある。
    攻撃力は140と控えめだが火属性が35、会心率が15%もある。
    斬れ味も僅かだが青があり、その後に長い緑があるのでこちらも上々。
    音色はとなっており非常に芸達者。
    演奏できる旋律は、
    • 水属性耐性&水属性やられ無効
    • 龍属性耐性
    • 耐雪&耐泥
    • 耐震
    • 麻痺無効
    • 属性攻撃力強化
    • 高周波発生
      耐雪&耐泥や耐震もさることながら、属性強化が高い火属性を更に強化する。
      下位後半とはいえ、とても下位の武器のスペックとは思えない。
  • 最終強化するとフレイムエリオーネとなる。
    攻撃力は180でやっぱり控えめだが、火属性45、会心率35%とこちらの勢いは止まらなかった。
    素の斬れ味は大きく強化されなかったが、斬れ味レベル+1があれば短いがちゃんと白が出る。
    旋律は音色のになって属性やられ耐性の旋律2種が【小】から【大】になる。
    もともと多種多様な旋律を吹けて優秀だったせいか変更点は少なく、下位と同じように取り回しが可能。
    唯一の難点といえばスロット数が皆無な点だろうか。
    ドボルベルクロアルドロス凍土のモンスター達多数、
    そしてアマツマガツチウカムルバスにと、活躍の場はなかなかに多い。
    素材の面でも、集めるのが面倒なアグナコトルの爪系素材が必要ないのは嬉しい。
  • 訓練所のドボルベルク演習ではフレイムエリオーネを装備している。
    上述の通り武器性能も演奏効果も非常に相性が良く、笛を使い慣れていれば十分ソロAを狙えるだろう。
    最悪自分強化だけ切らさなければどうとでもなるが、
    可能ならば属性強化、さらに余裕があれば耐震を維持すればかなり楽に狩れる。
    • スキルに破壊王がついているのでコブ破壊も手早く行える。
      しかし落とし穴が支給されていないので、大回転中にこかすか、スタンや疲労を取らないとコブを殴れない。
    • この訓練で意外と重要なのが角狙いである。
      ドボルの角は非常に肉質が硬いが、それは物理に対してであって火属性は35も通る。
      また、頭より角のほうが1.5倍もスタン値が蓄積するためスタンさせやすく、結果コブを殴りやすい。
      しかも狩猟笛なら演奏効果によりどれだけ硬い部位にもはじかれない。
      属性寄りの狩猟笛であるフレイムエリオーネには非常に狙い目の部位なのである。
      • もちろん物理肉質の硬さからダメージ効率はそこまでではないため、
        スタンを1~2回取ったら後脚を狙った方がいい。
  • このようにMHP3では武器の属性と旋律が噛み合っており、
    火弱点の敵に振動無効や、耐雪&耐泥が効果的なこともあってかなりの活躍ができていた。
    麻痺無効の活躍? ああ、うーん...

MH3G

  • MHP3と同じ土砂笙からの強化に加え、一発生産が可能になった。
    …のだが、アグナディオンは上位武器に格上げされて下位では生産不可能となった。
    会心率も5%に低下し、音色もと非常に地味になってしまい、やれる事の幅は狭まった。
    前作の空黄音色は非常に多様な旋律効果を奏でられたので、自己強化を除き3種のみの赤黄音色とは落差も激しい。
    ただしスロット数は2と増加しているので悪い話ばかりではない。
    • 演奏可能なのは攻撃力強化【小】、火耐性強化、高周波。
      一番謎なのは火耐性強化だろう。
      わざわざ火属性使いのモンスター相手に火属性のこの武器を担いで行けと?
      …アグナコトル通常種の鎧軟化? 確かに高周波もあるので相性はそう悪くないだろうが…。
      炎戈竜イメージカラーとしては赤黄音色は合うが、
      奏でられる旋律は武器と噛み合っているとは言い難いか。
      それでも攻撃力強化の旋律が吹けるという点だけでも有用とはいえる。
  • フレイムエリオーネを経た後、G級のフィアロ・グリーナへと強化できる。
    会心率は10%と伸びなかったが、攻撃力1104(武器倍率240)、火属性350とこちらは悪くなく、
    スロットも火属性狩猟笛で唯一の3つになる。
    ただし斬れ味は火属性狩猟笛の中で一番悪い。素の白、斬れ味レベル+1で現われる紫が一番短いのだ。
    まあ幸いにも狩猟笛、自分強化で心眼をつければ、ダメージ効率はともかく弾かれて困ることにはならない。
    そして何より、一番の特徴はその音色だろう。
    と大きく変わらないように見えるが…攻撃力強化【小】は吹けても【大】は吹けない。
    「は?」と驚くハンターや「ホントにG級の武器?」と疑うハンターもいるかもしれない。
    が、この話には続きがある。
    攻撃力強化【小】の演奏パターンが3つある。
    これにより、どの音符からでも攻撃力強化【小】へ繋げることができるのである。
    • 旋律効果を得るための楽譜というのは基本一つであり、
      演奏しようとするとある程度動きが縛られてしまう。
      「本当は叩き付けたいけど音色のために我慢してぶん回し」
      という思いをしたことのあるカリピストは少なくないだろう。
      しかしフィアロ・グリーナでは、攻撃力強化【小】限定ではあるが、その悩みは一気に薄れる。
      どの攻撃を出した後からでも、後二振りで旋律が完成する。
      やれる事の幅は減ったが、立ち回りは非常に自由になったと言っていいだろう。
      • そもそも攻撃力強化【小】と【大】を比べた時、必ずしも【大】が優れているという訳ではなく、
        攻撃力上昇率の上限では【大】が勝り、
        演奏までに必要な音色の数と演奏の効果時間では【小】が勝っている。つまりは一長一短なのだ。
  • 狩猟笛の中でもまた少し面白い特徴のあるこの笛を、気になったら手にとってみて欲しい。
    強化に剛爪も必要ないので、作るのもそこまで面倒ではない…ハズである。
    なお、これと同じ音色が揃っているのは
    ボルボロス亜種の狩猟笛、フロストガリバーとその強化系のジェネラルフロストだけである。
    • 更にMH4ではシャミセンが、MH4Gではザボアザギルの笛が引き継いでいる。
      特にザボアザギルの笛は火に対して氷と、まるで対極であり、面白い組み合わせである。
  • 火属性かつ火耐性強化を吹けるため、次回作のG級のラスボスにピッタリであるのだが、
    アグナディオンの参戦は叶わなかった。
    4Gでは火属性で攻撃力強化旋律を吹ける笛が覚醒させた太鼓しかなく、
    特に緊急クエストで使える武器に難儀してしまう。
    この武器があれば活躍が見込めたであろうに非常に惜しい。

MHX

  • アグナコトルが久々に復活し、再登場を果たす。
    しかし、登場が上位からなのでこの笛の製作も上位からで
    アイアンホルンからの派生となる。
    生産段階から、会心率30%、斬れ味青、
    火属性40(他作品での400に相当)とアグナ武器らしい性能となる。
  • 最終強化で銘がフレイムエリオーネに変わる。
    気になる性能は
    攻撃力170、会心率35%、火属性45、
    斬れ味は素で青であり、匠発動で白ゲージが出る。スロットは0。
  • 音色はMH3Gと同じくとなっている。
    MHP3時と比べて攻撃力こそ下がったが、
    MHXでは攻撃力強化が演奏できる笛は、おおむね素の攻撃力が下げられているので問題にはならない。
    つまり、この笛自体の性能は大きな変更がない。
  • 一方で、同じ旋律が吹ける笛が他に2ある。
    強化途中というわけではなく最終強化で、である。
    そんならこの笛を空黄にもどしてくれてもよかったのに...
    • ただし一応差別点は存在し、フレイムエリオーネのみ音色の並びが、
      ではなくとなっている。
      抜刀攻撃→右ぶん回し→叩きつけを当てると攻撃力強化【小】を演奏でき、
      同様に左右ぶん回しから叩きつけのコンボからも、攻撃力強化につなげることができる。
      また、ギルドスタイルであれば抜刀攻撃→連音攻撃でも同じように演奏できるため、
      攻撃力強化の旋律を他の2種よりも演奏しやすくなっている。
    • 幸い今作の火力装備のテンプレともいえる、弱点特効超会心との相性は良いので、
      高い属性値なども活かして差別化を図りたい。

MHXX

  • G級への強化が解禁され、究極強化でフィアロ・グリーナとなる。
    なおG級の性能を得られるのはアグナコトルが登場するG★4となるため、
    攻略の際は登場の早いクックやヴォルに出番を譲ることになる。
  • フィアロ・グリーナの性能は
    攻撃力280、火属性50、会心率40%に素で実用的な白ゲージ
    斬れ味レベル+1から一応紫ゲージが出て、スロットが1つ。
    順当に強化を受けたが相変わらず攻撃力が低く、旋律込みでも攻撃力は320程度にしかならない。
    とはいえ非常に高い属性値と会心率により、
    超会心や会心撃【属性】で強化すれば見た目の数値以上の火力を発揮してくれる。
    • MHXXでは紫ゲージの斬れ味補正が低めに設定されており、
      会心率40%以上の白ゲージ武器では匠で紫ゲージを出すよりも超会心を発動させた方が物理期待値が上になる。
      そのため斬れ味レベル+2を発動させないと実用的な紫ゲージが得られないこの武器では
      超会心を発動させた方が火力を上げやすい。
      護石も使って火属性攻撃強化+2を発動させれば属性・物理共に非常に強力な武器となる。
  • ちなみに、本作ではが第二弱点かつ、火属性のブレスを使うあの禁忌のモンスターが復活したため、
    音色も火属性も無駄なく生かせる状況は従来の登場作品よりも増えていたりする。
    そもそも耐性をガチガチに固めないとこんがり肉じゃすまない火力なので、受けるよりも避けた方がいいのは内緒。

関連項目

モンスター/アグナコトル
武器/アグナ武器
武器/クックソング - 火属性だけど火属性防御強化が吹ける兄弟その一
武器/ラヴァアルパ - 火属性だけど火属性防御強化が吹ける兄弟その二
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