日本 RankⅡ 要撃機 Ki-109 / 特殊防空戦闘機 キ-109 
概要 
三菱 キ109は日本陸軍のランクII*1特殊防空戦闘機。
本土空襲になす術が無いわが国の窮乏と、届かぬ高射砲を飛行機で持ち上げるという強引な発想が産んだ珍兵器。
しかし襲撃機に転用すれば、地上目標への痛打が期待できる。
機体情報(v1.**) 
必要経費 
必要研究値(RP) | 14,000 |
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機体購入費(SL) | 55,000 |
乗員訓練費(SL) | 16,000 |
エキスパート化(SL) | 55,000 |
エース化(GE) | 320 |
エース化無料(RP) | 250,000 |
バックアップ(GE) | 10 |
護符(GE) | 860 |
BR・報酬・修理 
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
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バトルレーティング | 2.0/ 2.3 / 2.3 |
RP倍率 | 1.3 |
SL倍率 | 1.5 / 2.9 / 3.0 |
最大修理費(SL) | 1,160⇒1,577 / 1,600⇒2,176 / 4,100⇒5,576 |
機体性能 
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
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最高速度(km/h) | 531⇒570 / 515⇒550 |
(高度6,050m時) | |
最高高度(m) | 9,300 |
旋回時間(秒) | 21.0⇒19.1 / 21.8⇒20.0 |
上昇速度(m/s) | 8.3⇒14.0 / 8.3⇒10.9 |
離陸滑走距離(m) | 650 |
エンジン型式 | 三菱 ハ104 |
最大出力(hp) | 1532⇒*** / ***⇒1,660 |
離陸出力(hp) | 1683⇒*** / ***⇒1,811 |
毎秒射撃量(kg/s) | 2.17 |
燃料量(分) | min30 / 45 / 60 / max100 |
銃手(人) | 1 |
限界速度(IAS) | 650 km/s |
降着脚破損速度(IAS) | 300 km/s |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)450 km/s, (離陸)450 km/h, (着陸)250 km/s |
主翼耐久度 | -1G ~ 5G |
武装 
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 |
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機関砲 | 75mm Type88 | 1 | 15 | 機首 |
機銃 (単装) | 12.7mm ホ104 | 1 | 500 | 尾部 |
弾薬 
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | 費用(SL) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
10m | 500m | 1000m | ||||
75mm Type88 | 既定 | HEFI-T/AP-T | 96 | 95 | 80 | - |
徹甲弾 | AP-T | 150 | ||||
地上目標 | HEFI-T | 8 | 8 | 8 | ||
12.7mm ホ104 | 既定 | T/Ball/IAI/AP | 18 | 17 | 5 | - |
徹甲弾 | T/AP/AP/AP-T | 60 | ||||
汎用 | T/AP-T/AP-T/T/HE-I |
追加武装 
追加武装:無し
機体改良 
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
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I | 胴体修理 | 1,800 | *** |
ラジエーター | |||
12mm銃座用弾薬ベルト | |||
II | コンプレッサー | 2,000 | *** |
機体 | |||
新しい12mm銃座用機関銃 | |||
III | 主翼修理 | 2,200 | *** |
エンジン | |||
75mm弾薬ベルト | |||
IV | インジェクター交換 | 2,900 | 3,600 |
カバー交換 | |||
新しい75mm機関砲 |
カモフラージュ 
標準 | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準カモフラージュ |
△△△ | |
[添付] | |
条件 | △ |
説明 | △ |
研究ツリー 
前機体 | Ki-45 hei |
---|---|
次機体 | Ki-102 otsu |
解説 
特徴 
搭載火器は機首に75mm砲と、防御機銃として12.7mmが後方に一丁あるのみ。
そのため対地攻撃か、鈍足な重爆撃機を狙った時しか撃墜を期待できない。
一応、搭載されている75mm砲は元は高射砲なので、慣れれば2km越えの長距離狙撃も不可能ではない。
陸戦では高精度の砲と、徹甲弾ながら460gという大量の炸薬のおかげで、多少狙いが甘くても貫通さえすれば必殺である*2。
装填は遅いが連続射撃に起因する精度低下もないので、考え様によっては気兼ねなく発砲できるとも言える。
……ここまで読んだ限りでは「優秀な対地攻撃機ではないか」と思う方もいるだろう。
しかし思い出してほしい。実際の試合で本機を見かける機会があっただろうか? ……そう、なんと本機には砲の周囲以外に一切の防御がないのである。
しかもDMに不具合が発生しており、単発機並みの耐久しかない。
爆撃機の図体にこれは致命的であり、地上から12.7mm車載機銃を浴びた日には、燃える、羽がもげる、パイロットが気絶するなどあらゆる災難が降りかかる。
さらにツリー上は要撃機とあるが陸RBでの出撃SPは爆撃機扱いで、流星と出撃SPがダブってしまう。
実装当初こそ怖いもの見たさか本機が戦場で散見された事もあったが、現在ではほとんど姿を消してしまった。
長所
・精度が良く、大威力の75mm。
・砲身加熱がないため、すぐに修正射撃が可能。
・爆撃機にしては高い機動力。
短所
・防弾ガラスがないためヘッドオン時にパイロットがきわめて気絶しやすい。
・防弾板が75mmの下方にしかついておらず、上方から攻撃された際にまれに75mmが破損し何もできなくなる。
・元が爆撃機とはいえ、要撃機として使うには上昇力、最高速度が不足している。
・防御機銃は射撃時は上方を向いた状態から周囲を遠回りして正面を向くのでとっさの射撃ができない。(左右に射撃が可能になるまで大体2~3秒かかる、その間に防弾板はないので当然気絶する。何しに来たんだお前は)
立ち回り 
【アーケードバトル】
こそこそと対地攻撃するか単独飛行してる爆撃機を防護機銃の射程外から攻撃しよう。
ただし、遠距離からの射撃はかなりの慣れが必要。
戦闘機に補足されたらあきらめよう。
【リアリスティックバトル】
空RBでは、榴弾を使うことにより、貨物船や地上目標、海上目標を撃破できるので、敵機さえ邪魔しにこなければそこそこ戦うことができる。
ただし防弾板も何もないので貨物船や上陸艇のラッキーパンチで撃墜されることも多々ある。
手動エンジン管制(MEC)を行なう場合、過給機ギア切換え高度は3,700m、WEP状態なら3,450mあたりで良いだろう。
陸RBでは制空権が取れている状況以外で出すのは自殺行為に等しい。
また出撃SPが爆撃機判定であるため、自衛もできる流星で十分な場合が多い。
仮に、制空権が取れていたとしても地上からの攻撃で簡単に落ちるので油断はできない。
ちなみに徹甲弾の炸薬が上記の通り460gと榴弾並みであるのでトラックやオープントップ車両などの軟目標に対しては至近弾でもダメージを与えられる場合がある。
【シミュレーターバトル】
陸SBでは高い機動性、高い火力、銃座、多少の防弾性能が相まって活躍できる機会がとても多い機体。
エンジンが片方止まろうが、パイロットが一人気絶しようが、炎上しようが、大抵基地まで帰還することが出来る。
しかし、憎きM2ブローニングは機体後方からコックピットまで貫通するので注意。
自慢の75mm砲は戦車の天板を抜くより、アメリカ戦車は車体中央(M4だと弾薬庫)、ソビエト戦車なら車体前方辺り(T44だと搭乗員全滅)を狙ってあげよう。
M18はエンジンを狙うと船体崩壊をおこす。
最初はAPHEとHEを交互に組んだ既定弾薬ベルトだが、改修を進めるとAPHE単体の弾薬ベルトに出来る。
既定ベルトは初弾にHEFI-Tが来るので、徹甲弾を使いたい場合は、この初弾をどこかに撃って捨てれば確実に撃つことが出来る。
空SBでは押し寄せる敵重爆を撃墜、とはいかない。巡航速度が遅すぎて敵を発見しても攻撃位置につけることが難しく、投弾を許したり味方が先に撃墜してしまうからだ。
しかし、本機には貴重な地上攻撃機として敵の中戦車を撃滅するという極めて重要な任務がある。
敵味方の戦闘機隊が空中占領を確保すると地上戦が始まるので、護衛戦闘機を引き連れて駆けつけよう。
敵の地上攻撃機や戦闘機に襲われるとひとたまりもないので、必ず事前に安全を確認する事。
史実 
1943年(昭和18年)、キ67(四式重爆「飛龍」)の大型機としての運動性のよさに注目した陸軍により防空戦闘機に改造する指示が出された。そして1944年(昭和19年)には、機首にホ501(八八式七糎半野戦高射砲がベース)を装備し、B-29の防御火器の圏外から一撃必墜を狙う機体としてさらに開発が進められた。ホ501は乗員が1発ずつ再装填して発射するもので、搭載弾数は15発だった。ちなみに発射速度は毎分約60発、一秒に一発撃てる計算である。ただし高度10000mでは酸素が薄く、75mm砲弾の装填に手間取ったとの回想がある。
本機は1944年8月に試作1号機が完成し、10月に44機の発注がなされた。試作2号機以降では、後上方および側面銃座は廃止されていた。また、試作1号機では特呂ロケットを元の爆弾倉内に装着し追尾時の補助エンジンとする実験を、試作2号機では高高度性能向上のために排気タービンの装備の試験をしたが実用化されずに終わった。
B-29迎撃に投入された機体は陸軍審査部に所属する試作機のみと考えられる。日立の技術者の協力を得て試作二号機にル三排気タービン加給機を付け、上昇限度を増強した。記録は10300mである。試作機は迎撃に3回投入された。1回目は高度1万mにて30機から40機のB-29と接敵。1000m下方の5機に対し緩降下で追い、同高度で後方から砲撃、10発ほど発射したものの有効弾を得なかった。敵機の方が速力が早いためそのまま引き離された。2回目は前方から攻撃したものの直撃を得ていない。3回目は視界不良にて砲撃したものの戦果不明であった。自機よりも優速な相手を追尾する戦闘には無理が多く、機材の側にもう少し性能があればという結論に至っている。また空中の標的に対する照準に関しても、最後まで有効な解決法を見出すことはできなかった。
ただしホ501自体の精度・直進性は良好であり、地上物への射撃では照準器の狙い通りに無修正で直撃を得ることができた。地上の目標機の日の丸を狙ってその日の丸に命中させたという回想があるほか、終戦ひと月前の艦艇に対する射撃試験では800tの船に対し4発を発射し全弾命中させている。また上陸用舟艇を一撃で粉砕する威力があった。試験担当の操縦者は「射撃時の姿勢を安定させ正確な射距離で撃てば、命中精度は充分」と判断した。
終戦まで22機が生産配備され、試作1号機および2号機が実戦テストとしてB-29の邀撃に参加したが、 機体の速度性能・照準能力の不足のため当初の目的である迎撃任務ではさしたる戦果をあげることが出来なかった。そのため、大部分が本土決戦時の敵の上陸用舟艇攻撃用に温存され、そのまま終戦を迎えた。
戦訓や条件を見るに、キ109は「制空権を確保した状態」で進出させ、対地・対艦目標に投入するのが戦果を得やすい機材であると考えられている。対空目標に投入するならば相手よりも優速、かつ無修正の直射で直撃を得られる射距離が必要だろう。ゲーム内ではめったに得られない条件であることから、活躍の機会を得るのは難しい。
参考文献:渡辺洋二『審査部戦闘隊』p259-261、p402。橋立伝蔵『日本陸軍機キ番号カタログ』巻末要目表
小ネタ 
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外部リンク 
コメント 
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