概要
【夢現篇】のラスボス。色違いに【デュラン】と亜種に【翠煙の波皇将ネブド】、【邪神ダビヤガ】がいる。
夢の世界に君臨する「破壊と殺戮の神」で、【終わりなき夢の始まり】クリア後に主人公にエモノとしての目印である刻印を刻んだ。
刻印を刻んだ者の命を糧に、現実の世界に侵攻しようとしている。
第3話で【グランマーズ】からその名が判明。主人公以外にも刻印を刻まれている者がいるようで、そのうちの一人が第5話に登場した。
【悪夢の世界】に君臨しており、自身の眷属や悪夢を夢見た元人間を配下としている。
刻印を刻んだ人間を、眷属や【紅衣の悪夢団】のような自身を信仰する教団に拉致させるなどして現実世界に影響を及ぼしていた。
またプレイヤーを魔物の姿に変える幻術も操る。このとき変身させられるのは【くさった死体】【ドロヌーバ】【しのどれい】【スモールグール】というなんとも微妙なチョイスである。
この4体に【アストルティア】へ侵攻し滅ぼすよう命じるのだが、果たして可能だったのだろうか。
ちなみに、この幻術は実際の戦闘では用いらない。【変身】系の状態異常は厄介故に、使われない方が攻略的にはいいが。
元はDQ6の裏ボス。
なお、DQ10ではDQ9の世界とのつながりが至る所で示唆されているが、彼もDQ9に登場している。
6では「魔物の魂を食らって生きている悪魔」とされていたが、今作ではどういうわけか人間を食らうという設定になっている。
単なる設定の変更か、何か理由があってそうなったかは不明。もっとも6でも普通に人間を襲っているため、単に間違った伝承であった可能性もある。
敗北を喫しても悪夢を求める声がある限り不滅で1年後か1000年後か復活するという不吉な台詞を残し、次なる世界へと旅立っていった。グランマーズの項にあるように、この後6の世界に召還されるのかもしれない。
もしそうであれば、今回人間に倒されたことでターゲットを魔物に切り替えた可能性もあるが・・・。
第7話【悪夢の終焉】で戦うことになる。戦闘BGMは6の時と同じ【魔物出現】。
【真・災厄の王】以来の【パーティ同盟】を組んで戦うボスだが、リッキーDが「めちゃ強い」と発言していた通り8人相手でも圧倒するパワーを持ち、DQ6では主人公達に見せなかった手加減無しの力を存分に振るう、登場時点でDQ10最強のボスと話題になっていた。
流石に実装から丸5年以上経過した現在は明らかに彼以上の強敵も増えて強い相手の内の1体になってしまったが、その人気は健在である。
とはいえグランマーズ達の話によれば「ダークドレアムがアストルティアに実体化して降臨してしまえば倒す術は無く、瞬く間に世界は滅びる」、「その前にこちらから悪夢の世界へ乗り込み、完全な力を持って降臨する前に倒してほしい」ということなのでプレイヤーが戦って倒したダークドレアムは本当の実力ではないということになる(このあたりの設定上の事情はレグナードと似ている)。
もしも完全な力で降臨していたら【常闇の聖戦】や【聖守護者の闘戦記】で戦う強敵たちすらも遥かに凌駕する程の強さであろう。それ以前に戦闘になる前に世界が滅んでしまって戦うことすらできないかもしれない。
実際ゲーム内でも単純なステータスで比べれば上記の強敵達には劣る部分もあるが、行動に隙が無く複数人があっという間に戦闘不能になるような攻撃を矢継ぎ早に繰り出してくるために攻撃能力に関しては上回っていると言ってもよく、実質的な強さでは互角かそれ以上と言っても過言ではない。
Ver.4.5現在でも構成や動き次第では容易く蹴散らされるため、十分最強争いに名を連ねられるモンスターである。
ニンドリ2015年6月号の斎藤力インタビューによると夢現篇前から出す予定だったとのこと。オフラインモードの時点で伏線が張られていたことからもそれはうかがえる。
ちなみに真・災厄の王と違い、撃破後は中央の【旅の扉】に触れて解散となるため、「おつかれさまでした」などの挨拶はほぼ確実に行える。
Ver.3.4
武神の護法の極意・技巧の宝珠を落とすようになった。【与ダメージ減少】の成功率上昇狙いに目当てに通う人が増え、更にサポオンリーで倒すのも難しい敵のため、久々にオートマッチングが賑わった。
暴虐の悪夢
【戦禍の眷属】の一体として再現された。真・災厄の王を再現した災いの神話とセットで登場(のちに別の組み合わせも登場している)。
ステータスや行動パターンは類似しているものの詳細は【暴虐の悪夢】項にて。
攻略
使用特技、呪文は6とDQMBを足して更にパワーアップしたものとなっている。
全ての攻撃が凄まじい威力で、通常攻撃すら後衛では即死級の威力を持つ。
特技や呪文に至っては今作では最上級呪文ではないギガデインまで前衛さえ即死級。
過去本編シリーズで使っていたバイキルトやスカラ、イベントで使ってきた魔物化攻撃等搦め手は一切使わないが、全ての攻撃が即死級である為全く問題にならず、むしろ補助行動の隙がないという点で余計に強さを増している。
プレイヤーを次々と一撃で叩き落としていくその様は「破壊と殺戮の神」の名に相応しく、人によっては最強の隠しボスと呼ぶその強さを今回も見せてくれる。
なお彼の持つ武器は自由自在に分離可能となっており、普段は両剣を片手持ちしているが、グランドクロスや魔神の絶技を使う時だけ、刃を二つに分け二刀流に持ち替える動きをする。
とにかく一撃一撃が即死クラスの攻撃なので、どう凌ぐかが問題。
しかも真・災厄の王よりも更に短い20分という厳しい時間制限がつくので、スピードも要求される。
「20」という数字は、DQ6における「ダークドレアムを20ターン以内に倒すとご褒美が貰える」ことに起因するかと思われたが、その後のエンドコンテンツの制限時間の基準となった。
回復に追われていては約185000と言う【創造神マデサゴーラ】すら上回るHPを削りきれない。【移動干渉】やバフ・デバフを駆使してパーティの死者がなるべく出ないように勤めよう。
但しHPが80%以下になってからはギガスローを、ターンエンドでおぞましいおたけびを使用するようになり、更に中盤以降はターンエンドでもグランドクロスを使用してくるため、あまり大人数で壁をしていると一撃で壊滅することも珍しくないので注意。
おぞましいおたけびや【刺突】で吹っ飛ばされる→グランドクロスでの追撃という鬼畜コンボも平然と使用してくる。
【制限行動】もないため、運が悪いとグランドクロスをひたすら連発してくる場合も。
【武器ガード】率、【回避率】が共に高いため単発の物理攻撃ではダメージを稼ぎにくく、【メラゾーマ】や【メラガイアー】も暴走させなければ結構な頻度でガードされる。
相手は【風属性】と【光属性】が弱点で、どちらも倍率は同じ。耐性低下に属する状態変化もそこそこ通る。
災厄の王同様、行動パターンが変わるHP80%、50%の時に全状態変化が解除されていたが、Ver.3.0後期より解除されないようになった。
職業ごとの戦い方の例は以下の通り。
- 【戦士】
Ver.3.0後期より【真・やいばくだき】【チャージタックル】が強化され、参戦が目立ってきた。
特に真・やいばくだきによる攻撃力低下で、ダークドレアムの一撃で即死する危険を減らせるのが大きい。一方で【たいあたり】は「休み」が入らずに行動の再抽選でグランドクロスや魔神の絶技を誘発する危険性もあるので、使用するタイミングには注意が必要である。 - 【魔法使い】
初期は野良の参加へのハードルが低いのもあって魔法使い+僧侶のツーマンセル×4の構成による四方に分散する戦法が多かったが、物理構成での様々な対策や火力アップが進んだことから下火になった。
現在も火力としては弱くはないが、野良だと【超暴走魔法陣】を複数人で共有しづらく、そもそも陣に乗って戦い続けるのが難しいのがやや難点。 - 【魔法戦士】
フォースと【フォースブレイク】で短期決戦を狙う。前述の通り風・光弱点なので【ストームフォース】か【ライトフォース】を使おう。
【隠者のタロット】【グランドクロス】【ドラゴンソウル】などで雷/風属性耐性低下が発生する機会が多く、また相手が使う強力な雷攻撃の対策に「ストームフォースの護り」を着けているプレイヤーもいるため総合的にはストームの方が便利なことが多い。 - 【レンジャー】
【まもりのきり】でブレス対策、【あんこくのきり】で攻撃力・呪文威力ダウン、【妖精たちのポルカ】でMP管理など大活躍できる。
【弓聖の守り星】による状態防御、【デュアルブレイカー】による各種デバフ技の支援など弓にもブーメランにも利点がある。両方使えるとなお良い。 - 【どうぐ使い】
武器ガードされることもあるが、ハンマーを持っての【スタンショット】がそこそこ入る。
【どうぐ倍化術】+【どうぐ範囲化術】による範囲完全蘇生も便利だが、アイテム消費が前提のためリプレイではあまり見かけなくなった。 - 【踊り子】
毒が比較的入りやすいので、短剣アタッカーとして機能する。そのほか【風斬りの舞】や【よみがえり節】も有用。 - 【占い師】
人数の多いコンテンツであるため、【力のタロット】【審判のタロット】といった支援系タロットの効果が大きい。【世界のタロット】による範囲呪文防御も他の職には無いアドバンテージである。 - 【天地雷鳴士】
召喚する幻魔はやはりカカロン一択。【めいどうふうま】を中心に攻撃するも良し、【風斬りの舞】を使うも良し、時には魔法使い用に【超暴走魔法陣】を張ることもできる。
その他、各自ブレス対策の【心頭滅却】やギガデイン対策の【スペルガード】で自衛するとよい。占い師以外にも、旅芸人や扇持ちが初手で範囲バイキをできると魔法戦士やどうぐ使いの負担が減って楽になる。
1PTサポートオンリーではLv100を超えた現在でも厳しいが、全く絶望的というほどではない。
序盤~中盤はまだ対策しやすい技ばかりなので楽なほうではあるが、対処しにくいグランドクロスや魔神の絶技を使い始めてからが問題。グランドクロスの使用頻度如何によっては勝ち目はある。
使用呪文・特技
- 【ギガデイン】(HPが半分以下になると詠唱速度が大幅にアップ。怒り時暴走しやすい)
- 【はやぶさ斬り】
- 【煉獄火炎】
- 【凍結地獄】
- 【おぞましいおたけび】(行動間隔延長×2、呪い、混乱、呪文封印、特技封印、ノックバック(強))
- 【ギガスロー】(マヒ)
- 【グランドクロス】
- 【魔神の絶技】
- 【刺突】(ノックバック(強))
- 【悪夢招来】(現れたばくだん岩が【メガンテ】を使う(即死))
- 【武器ガード】
※HP一定以下になると特技に反応して怒るようになる
※3回連続行動
配下
【すごろく】
Ver.3.5中期に追加されたマップ「悪夢に囚われし街」のボスとして出現。他のマップと違い、必ずこいつがボスとして登場する。
必ず2回行動し、【バラモス】を上回る約1600のHPに加え、
- ランダムで2人に50程度のダメージ+稀にマヒ(1ターン休み)を与えるギガスロー*1
- 全体に40程度のダメージのグランドクロス
- 全体に30程度のダメージ+稀に1ターン休みのおぞましいおたけび
- 単体に35程度のダメージを2回与えるはやぶさ斬り
- ランダムで7回、25程度のダメージを与える魔神の絶技
といった各種強力な攻撃を持つボス。
Lv12程度であっても1ターンで倒される場合もしばしば。
出会いの酒場でNPCを味方につけていないとMPがもたない上、さらにPTはLv12以上でアタッカーと回復役がバランス良くいて、なおかつ全快の状態で挑んでようやく勝てる可能性が出るくらいの難敵。
仮に全員【旅芸人】のままだった場合、Lvが15以上でも勝てるかどうか。
ちなみに各種行動のモーションはすごろく外と同じなので、普段落ち着いて観察しづらい彼のモーションをじっくり見ることが出来る。
初めて倒すと称号【双六の悪夢を破る者】が手に入る。
討伐時に手に入るコインは5000で、更に赤箱が3000、黒箱は5000、金箱は15000程度追加で手に入る。
アクセサリーやコインに関してはこいつ固有のドロップはないが、出会いの酒場マスで出会ったNPCに応じて更に追加で家具や称号が貰える。
ダークドレアムが強いということもあるのだが悪夢に囚われし街のマップ自体難易度が高いためこれを目的にすごろくで遊ぶ人は少ない、自動マッチングですごろくを遊ぶ際は注意しておこう。
【大富豪】
Ver.6.1に開催された第3回【大富豪決定戦】「ダークドレアム杯」で「ダークドレアムトランプ」が実装され、【キャラクターボイス】がついた。声優はDQRAと同じく若本規夫。