【ひくいどり】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:18:36

概要

DQ5などに登場するモンスター。
火喰い鳥の名が示すように紅蓮の羽根を持ち、炎を食べて生きるとされる伝説の怪鳥…とのことだが普通に出てくるので伝説感はない……。
炎を食べて生きるというが、主人公一行を見かけると炎を吐きかけてくることのほうが多い。
食べたものを吐き出している…と考えるとなんだか気分が悪くなってくる。
 
ちなみに我々の世界にも「ヒクイドリ」なる鳥は実在している。
オーストラリア北部およびニューギニアに生息しており、ダチョウと七面鳥を足して2で割ったような姿をしている。空も飛ばないし、もちろん火なんか食べないし吐かない。
名前の由来は諸説あるが、喉の赤い肉垂が火を食べているかのように見えた事から名づけられたとの説が有力である。
現実では強靭な脚力に加え鱗に覆われた強固な足と鋭いツメをもち、その足で攻撃されると重症、最悪死もあり得るので、「世界一危険な鳥」としてギネス認定されていたりする。
ただし生来臆病な性格の為、危険を感じるような事がない限りヒクイドリが襲いかかることはないらしい。
ビジュアル的には【アサシンエミュー】のほうが現実のヒクイドリに近い特徴を持っている。
 
2D作品では常に炎を吐いているようなグラフィックだったが、不自然になると思ったのか3D作品では待機中は炎は吐いていないグラフィックに変更されている。これは上位種も同様。
 
上位種に【ホークブリザード】【れんごくちょう】【凶鳥フレス】がおり、系統最下位種。テリワン3Dにおいてリデザインされた【サンダーバード】もこの系列で、モンスターズサイドでは伝統的にホークブリザードの上位種になっている。

DQ5

主に【エルヘブン】大陸北部に出現するほか、
【天空への塔】【封印の洞窟】にも同種3匹のグループで出現する。
空中に出現し、通常攻撃のほか【かえんのいき】を吐いてくる。見た目からして実に分かりやすい。
攻撃力・守備力ともに同時期に出会う敵より低めであり、この頃には耐性装備もあるため火炎の息程度では大したダメージにはならないはず。
ただ、素早さのみ82と周囲の敵より頭二つほど抜けて早いため、余計なダメージを食らいやすい。
火炎の息が大幅に強化されたリメイク版では注意したい。
 
【ヒャド系】【デイン系】が無耐性で、【ライデイン】【マヒャド】があれば一掃できる。
また、補助呪文も軒並み有効で、【バギ系】も弱耐性なので、【バギクロス】でも一掃可能。
かろうじて【メラ系】は完全無効だが、名前や見た目、行動パターンに反して【炎系】【ギラ系】は強耐性どまりで、やろうと思えば逆に焼き殺すことも可能。
SFC版では高貫通化すれば炎は素通しになる。
 
落とすアイテムは【りりょくのつえ】。全く似つかわしくない所持品である。

小説版

エルヘブンへ向かう途中のリュカ一行に集団で襲い掛かる。
【マーリン】が「喰らうほど火が好きだというなら喰らわせてやろう」と【メラミ】を唱えて攻撃する。メラ系は本来であれば通用しないはずなのだが……。
作中では効いたかどうかは描写されていない。

DQ10オフライン

過去の【ランドン山脈山頂付近】に生息。
メラミやはげしいほのおを使う。
通常ドロップは【炎の樹木】、レアドロップは【レッドアイ】

Ver.2

偽りの【デフェル荒野】に生息。

DQ10オンライン

Ver.3の火山地帯に生息するほか、万魔の塔では強化された個体が出現。
詳しくはこちらを参照。

DQ11(3DS版)・DQ11S

【冒険の書の世界】【迷いの森】に登場。
火を吐くモンスターがこんな森に出てきて、辺り一帯は大丈夫なのだろうか。
 
今回はメラミと火炎の息を使用し、群れで出現することも多い。
 
ドロップアイテムは通常枠が【するどい爪】でレアが【ようがんのカケラ】

DQM1・DQM2

モンスターズでも常連。
1・2では【鳥系】。1では野生のものは生息していないので【他国マスター】から奪おう。
それ以外だと原則配合での入手となるが、そんなに難しいものではないのでその気になれば序盤からでも作れる。
配合の場合は鳥系×【ドラゴスライム】【グリズリー】など。覚える特技は火の息疾風突き追い風
【ドラゴン系】を血統に配合すれば【スカイドラゴン】が生まれる。コイツとドラゴン系またはゾンビ系で【キラーグース】、コイツと【ギズモ】【サンダーバード】がうまれる。そしてホークブリザードとの配合で鳥系最強種族【にじくじゃく】が生まれるのはあまりに有名。
上記の通り強種族の配合素材となるため、調達する機会は多いと思われる。
また、ホークブリザード同様に成長が早く特技もあっという間に成長しきってくれるので、ストーリーでも活躍が見込める優秀な鳥さんである。
ただしにじくじゃくにすると成長が一気に遅くなり扱いづらくなってしまうため、ストーリーをクリアした後配合するといいだろう。
ひくいどりは♂が生まれやすく、相方のホークブリザードは♀が生まれやすいのでにじくじゃくを作りやすい。
ただし能力はHP、賢さ以外は軒並み伸び悩み気味。
1ではパーティの合計レベル19から38の時に【他国マスター】が連れることがあり、にじくじゃくの素材としてうってつけ。
さらに2とPS版では連続攻撃使いの【バピラス】を代用にできるようになり立場が微妙に。一応スカイドラゴンを配合で作るには必須であることに変わりはないが…
なお、コイツを血統にホークブリザードと配合してもにじくじゃくにはならない。つまり【お見合い】で両者に行きわたらないので気をつけよう(これは【ゴールデンゴーレム】にも言える)。

キャラバンハート

キャラバンハートでは【ドラゴンの角】周辺の砂漠地帯などに出現。火炎の息で攻撃してくる他、痛恨の一撃を出すことがある。同じく痛恨を繰り出す【おおさそり】との組み合わせは危険。
コイツにこいつとホークブリザードの心でやはりにじくじゃくを作れる(+8以上必要)。
覚える特技は疾風突きの代わりにメラ以外は1・2と同じ。

ジョーカー2プロ

本編ではホークブリザードが上位種だが、J2両作ではEランクにされたのでこちらが上位種になった。
魔獣系Bランク。遺跡地下の溶岩があるエリアに出現。
【ヘルコンドル】×【フレイム】の配合でできる。
特性はみかわしアップ、炎ブレスブレイク、いきなりマホトーン。
スキルは「ギラ&デイン」。
ヒャド・吹雪ブレス弱点でメラ・ギラ・炎ブレス吸収という明快な耐性をお持ちのモンスター。

テリワン3D

自然系Bランクになったのでマインド弱点に。
ちなみにホークブリザードはBランクに昇格したが、ギリギリのところで下位止まり(位階はホーク305、ひくいどり312)だったため上位種の座をキープ。
野生ではさいはての扉、たくらみの扉、ほむらの扉に生息。
ヘルコンドルとフレイムの配合でできるのは同じなので、頑張れば序盤からにじくじゃくも目指せる。
特性はスタンダードボディ、みかわしアップ、ふくつのとうし。
+値を上げることでマホキテボディ、光のはどうを習得する。
火喰い鳥のくせになぜかギラ系だけ等倍で、食った火は吐き出したくないとでも言うのか炎ブレスブレイクどころかメラ系・ギラ系のコツ/ブレイクも一切ない。

イルルカ

引き続き、自然系のBランク。
【宿り木の塔】の5階に野生のものが出現する。
【新生配合】で炎ブレスブレイクを習得。
また、メガ・ギガボディ化でメラブレイク、ギガボディ化でAI1~3回行動を得る。

ジョーカー3・3プロ

魔獣系に戻ったが、ランクは変わらずBのまま。スキルは【火の使い手】
【焦熱の火山】のフィールドとレジスタンス秘密基地に出現し、【火炎斬り】【はげしい炎】を使う。
こちらに気付くと物凄い勢いで突っ込んで来る。どの方向から近付いてもこちらに気付く上、どういう訳か同種にライドしていても襲い掛かって来るので注意。
また、秘密基地に生息しているものは天敵にライドしていてもその場で立ち止まるだけで逃げない(天敵以外の2枠モンスターにライドしていると逃げる)。
夜または悪天候時のフィールドに出現するものと秘密基地に生息しているものは、どういう訳か最初からテンション最大という鬼畜仕様になっている。おまけに3~4体の集団で現れることが多く、初手で激しい炎を使われる確率は決して低くはない。
こいつの激しい炎は【制限行動】になっており1ターンに1体までしか使って来ないが、テンション最大からの激しい炎は無耐性or弱点で288(激しい炎のダメージ上限値)もの大ダメージを受けるので1発食らっただけでも危険。状態異常や【気力吸収系】、炎耐性の高いモンスターなどで対処しよう。
また、プロ版の秘密基地で【サウルスロード】がコイツのお供として出てきた場合、サウルスロードもテンション最大の状態で出現する。
おまけにサウルスロードも激しい炎持ち。こちらは1ターンに2回行動する内の1回目は必ず通常攻撃をするようになっているのでテンション最大からの激しい炎は使わないのが救いだが、【メガボディ】で攻撃力が高いので危険なのには変わりない。
 
フィールドに生息するものは時々【マグマロン】を捕まえて連れ去っているが、主人公がマグマロンにライドして近付くとサイズ差に関わらず襲い掛かってくる上、突っ込んで来る時に肉の吹き出しを出すという芸の細かい仕様になっている(全滅してもマグマロンが食べられてしまうことはないのでご安心を)。マップ上で他のモンスターを襲うモンスターは他にもいるが、わざわざこのような仕様になっているのはこいつだけである。
秘密基地の個体は野生のマグマロンには目もくれない癖に主人公がマグマロンにライドして近付くと肉の吹き出しを出す。【公式ガイドブック】には秘密基地の個体もマグマロンを連れ去ると書かれているが、これは誤りである。
今作ではフィールド上で他のモンスターを連れ去るモンスターには専用のモーションが作られているのだが、こいつのみ何故か「マグマロンを捕まえた直後にリアクターを起動すると専用モーションをせず待機モーションのまま連れ去る」というバグが存在する。
 
【にじくじゃく】が前作と同じくこいつとホークブリザードをそれぞれ2体ずつの4体配合で作れるほか、こいつの4体配合で【れんごくまちょう】【まかいファイター】との配合でれんごくちょうが作成できる。
 
突然変異した個体は【電撃ガードEX】?を持っていることがある。
 
プロ版での合体特技は【地獄落とし】、合体特性は【超みかわしアップ】

DQM3

自然系のBランク。
野生では【流神殿の魔界】【覇王城の魔界】の上級に夏のみ出現。
ドロップアイテムは【けんじゃのせいすい】、レアドロップは【熱砂のイヤリング】
自然系とドラゴン系の系統配合、【アンズー】【ほのおのせんし】の特殊配合で生まれるほか、モンスターのタマゴ・金から生まれることがある。
 
特性は【火のコツ】【ときどきまもりの霧】(Lv20)・【火ブレイク大】(Lv40)・【1~3回行動】(Lサイズ)・【超みかわしアップ】(Lサイズ)・【魔力の強風】(Lサイズ・Lv60)。
所有スキルは【フレア】
 
【ホークブリザード】【ほうおう】【ロックちょう】との四体配合で【にじくじゃく】ができる。

少年ヤンガス

【ようがんまじん】系がリストラされた代わりに相方と共に少年ヤンガスにも登場。
【しゃくねつのほら穴】を皮切りにクリア後ダンジョンの多くにも登場する。
目立った能力値はないが、【ほのおむこう】を持っているのが特徴。
 
成長限界はレベル15。
デフォルトネームは♂が「ひくっぴ」、♀が「どりーん」。
レベル12で【ゾンビぎり】を習得する。
配合パターンは【メタッピー】系統×ドラゴン系。
悪魔・ゾンビ・水系相手で配合すると【ホークブリザード】が生まれる他、そのホークブリザードと配合すると(どちらが血統でもOK)【にじくじゃく】…ではなく、【れんごくちょう】が誕生する。

不思議のダンジョンMOBILEシリーズ

無印では天上の塔、もっとではまどわしの山以降に出現。
鍛えた武器なら一撃で倒せる程度のHPしかなく、ひのいきを吐いてくるが射程が直線状なので
上位種に比べれば対処しやすい。

星ドラ

ブルリア星 マホラッド大陸 小火山の洞窟 地上2階のボスなどで登場。
【かえんのいき】【メラミ】などを使用してくる。

ライバルズ

第1弾「スタンダードパック」に収録された共通のノーマルカード。

5/6/4
貫通

ウォーク

メインストーリー3章9話~4章3話などで出現する、めったに見かけないモンスター。火炎の息やメラを使う。
こころの色は紫でコストは47。じゅもんダメージが上がり(特にメラ系)、メラ属性耐性や即死耐性もつく。グレードSでメラを覚える。

タクト

2020年12月31日開催の「ドラゴンクエストVイベント」
イベントクエストで仲間にすることが可能。現在はストーリーや追憶でも入手可能。
とくぎは【いなずまぎり】/【おにび】/【はげしいほのお】
才能開花で才能開花とくぎ「業火」
才能開花特性「メラ属性息威力+10%」/「火の玉の追撃」等を習得できる。

ダイの大冒険(2020年版アニメ)

【デルムリン島】に住むモンスターの一匹として登場。
おそらくは原作における【バピラス】と入れ替えられたものと思われるが、【魔のさそり】戦に呼ばれることはなかった。
魔王軍側のモンスターとしても動物型モンスターであるため【百獣魔団】の中にその姿を確認できるが、相方のホークブリザード共々人手不足気味の氷炎魔団の方が良かったのではないかと突っ込まれているとかいないとか。
 
一方で【チウ】【獣王の笛】でモンスターを呼び寄せた場面では、差し替えられることなく原作通りにバピラスが現れている。