モンスター/甲殻種

Last-modified: 2021-11-21 (日) 17:51:40

モンスターの分類カテゴリーの一つ。
現実世界でいう甲殻類、中でも十脚目に近い姿をしている種が多い。

目次

概要

  • 足4本と鋏が2本、背中に背負ったモンスターの頭骨の付いた体の作りで、巨大なヤドカリの様な姿。
    しかし設定が公開されているザザミ科・ギザミ科は分類学上はヤドカリの仲間である尾下目ではなく、
    カニの仲間である尾下目に分類されている。
    またよく見ると頭骨は弱点に被せているだけなので、ヤドカリより深海ガニのオオホモラに近い存在である。
    とはいえ、ヤドを背負う特徴以外にも目と目の幅が狭い顔や長い触角など、ヤドカリに似た特徴も多い
    (モンスターにモデルとなった生物と異なる要素が有るのはよくある事だが)。
  • 全体的に実在する甲殻類よりも脚の数が少ない傾向があるが、
    その分実在する甲殻類よりも運動能力が高い種が殆どである。
    ダイミョウザザミなどの蟹型の甲殻種にはこの傾向が色濃く現れており、
    脚が少ない分脚ごとの可動域が普通の蟹よりも広いため、
    横歩きだけではなく前進や後退なども問題なくこなすことができる他、
    (超巨大なシェンガオレンは流石に無理だが)
    見た目からは想像できないが、高速移動や大ジャンプなど意外と軽やかな動きを見せる。
    他にも急速な奇襲を可能とする地中潜行ブレスなど、甲殻類離れした能力を持つ種も多い。
    中には節足動物の限界をも超越したかのような超高速の猛攻を可能とする種もいる。
    • 特にフィールドで頻繁に目にするヤオザミやガミザミが、
      高速でこちらへ接近してくる様子はベテランハンターでも恐怖を覚える(MH4G以降はオミットされた)。
      さらに、ボウガンの弾や矢に高い耐性がある事、小型モンスターにしては体力があり
      なかなか倒れない事などから、ランゴスタと並ぶガンナーの天敵とされる。
      • 反面ハンマーや狩猟笛などの打撃武器に対して非常に弱く、
        オトモのハンマーに数回殴られるだけでもすぐ気絶する。
  • 地中に潜ることのできるモンスターが多いせいか、全ての甲殻種に落とし穴が効かないのも特徴である。
    その分シビレ罠への耐性が低い(超大型モンスターであるシェンガオレンは無効)。
    • MH4Gでダイミョウザザミ及びその亜種が再登場して以降は甲殻種にも落とし穴が効くようになった。
  • また、MHP2G以前までのシリーズでは打撃でしか壊せない部位があったり、
    破壊するまでに手順を踏む必要があったりと、特殊な部位破壊があるのものが多かった。
  • 攻撃を受けると青黒い体液()を噴き出す。これは現実世界の甲殻類の生物と同じである。
    メインシリーズに登場する甲殻種は、現状全てのモンスターが青黒い体液を出す。
  • MH2では牙獣種等と共に追加された新種族ということもあり、
    ラージャンと同様古龍級であるシェンガオレンが登場したりとMHP2Gまではそれなりの待遇を受けていたが、
    MH3~MH4の間は種族自体が一切登場しない。
    MHP3とMH3Gでは過去作モンスターの一部復活及び新たなモンスターが追加された牙獣種に対し、
    こちらは一切追加なしという憂き目にあってしまった。
    • 一応MH3Gのオープニングでは浜辺で遊んでいるチャチャの足元に、
      ヤドカリのような生き物(足の本数は甲殻種と同じ)が歩いていたり、
      タンジア鍋に巨大な蟹が入っていたりはするが…。
  • その後、MH4Gではヤオザミとダイミョウザザミ、および亜種が復活。
    MHXではガミザミ、ショウグンギザミも復活。シェンガオレンも抜け殻として登場した。
    更にXでザザミの二つ名個体矛砕、XXでギザミの二つ名個体鎧裂が追加されており、
    長く続いた雌伏の時代の鬱憤を晴らすが如く存在感を発揮している。
    ギザミはターボカニとしてもその名を轟かせている。
    • 大型の2種しか登場していないのを憂慮されたのか防具の種類が豊富である。
      下位の無印は当然として上位ではSシリーズ、EXシリーズ、Rシリーズ。
      XXのG級ではXシリーズ、GXシリーズ、XRシリーズがギザミ・ザザミそれぞれに用意されている。
      これに派生の二つ名防具も含めれば如何に多いかがお分かり頂けるだろう。
      パッケージ経験者以外でこれだけのレパートリーを揃えているのは甲殻種だけである。
      あんたもそう思うだろナルガさん
    • 生産できる防具には業物スキルが付いている事が多い。
      モチーフに戦国時代の武将のイメージが含まれるためだろうか。
      ギザミは西洋甲冑だしザザミはアメフト選手やチアリーダーだが。
  • しかし、MHWorldに舞台が移るとまたも姿を消してしまった。
    どうにもシステムが一新されると出番が無くなる傾向にある。
  • 大名、将軍など和風要素を含む名前のモンスターがいることもあって、
    名称が和風ベースな甲殻種のMHRiseへの登場も期待されていたが、残念ながら現時点では登場しない。
    参戦していれば柿を投げつけるビシュテンゴとの共演で猿蟹合戦も再現できたのだが……。
    それどころか現大陸に生息していることが確認されている甲殻種以外の種族は全てMHRiseに登場しており、
    如何にも参戦しそうな雰囲気を漂わせながら唯一ハブられる結果となってしまった
    翼竜種もMHRiseに登場していないが、こちらは現時点では新大陸でしか生息が確認されていないことを考えると妥当か。
    現段階でのRiseに実装されている狩場は新フィールドか、
    甲殻種の確認されていない場所であるため不在なこと自体は不自然ではないが…。
    • MHW:Iにおけるラージャンのようにアップデートで未登場種族が追加される可能性は残されていたため、
      今後の大型アップデートによる追加も期待されていた。
      そして2022年夏、超大型拡張コンテンツ(実質的な続編)として発表された
      『SUNBREAK』にてショウグンギザミの登場が発表され、遂に本種が復活する事が確定した。

余談

  • 大型モンスターの甲殻種については、作品やモンスターによって異なるものの、
    概ね打撃武器にはあまり強くないがガンナーにとっては厄介な行動が多いとされる。
    なお甲殻種が登場しないMH3では、獣竜種アルバトリオン
    ラギアクルスがガンナーの天敵として挙げられている。
    詳しいことは各項を参照されたし。
  • 現状、甲殻種に分類されているのは概ねヤドカリ・蟹型のモンスターである。
    これらは現実世界でも甲殻類に分類される生物種であり、
    現実の種分類から乖離した形質のモンスターがまま見られるモンスターハンターシリーズの中では
    かなり元ネタに忠実な種族であると言える。
    • 派生作品であるMHF並びにMHOに登場したオリジナルの甲殻種モンスターの中には、
      現実世界では鋏角(きょうかく)亜門に分類されるサソリやクモ型のものが存在する。
      MHFに登場するアクラ・ヴァシム及びその亜種であるアクラ・ジェビアと、
      小型モンスターのクスバミ、MHOの鬼狩蛛がそれである。
      メインシリーズでは鋏角亜門モチーフのモンスターは“鋏角種”に分類されており、
      今後サソリ型のモンスターが登場する場合は甲殻種ではなく鋏角種に区分される可能性が高い。
  • 節足動物型の宿命として、それらが苦手なプレイヤーからはデザイン面で苦手意識を持たれることが少なくない。
    節足動物型モンスター(甲虫種・鋏角種)は2013年以降多数登場しており、
    甲殻種も亜種や二つ名といったゲーム的なバリエーション自体は一応追加されているものの、
    完全新規の甲殻種モンスターは初登場したMH2の頃から一向に増えていない
    • 更に言うとヤオザミ・ガミザミはザザミ・ギザミの「幼体」。
      亜種は「通常種と食性の異なる同一種」。二つ名持ちも「通常種の中で異質な個体」に過ぎないため、
      実のところ甲殻種はシェンガオレンを加えた三種の頃から一切変わっていないとも言える。
    • MHFにおいては「甲殻種モンスターはあまり人気が出ない」という公式発言もあり、
      全く追加されていないわけではないが、牙獣種などと比べると追加ペースは鈍かった。
      サソリ型のアクラ・ヴァシムは特に賛否両論真っ二つに分かれたモンスターだったようで、
      この際にプレイヤーからMHF運営に寄せられた意見が、
      MHFの後のモンスターデザインに極めて大きな影響を残すことになった。
      ゴゴモアのデザインが蜘蛛から猿に変わったのもこれが原因であるらしい。
  • 甲殻種モンスターの血液が青黒いのは上記の通りだが、
    MHFのアクラ・ヴァシム(ジェビア)は体液が状態によって変色する特性を持つため、噴出す血の色も変わる。
    同じくMHFに登場する甲殻種のタイクンザムザは、本体を甲殻や岩石で擬態しており、
    一定の段階に至るまでは、攻撃しても体液は出ずに擬態が剥がれ落ちる演出がある。
    それ以外にも緑色のエフェクトが出るが、これはコナマキダケの菌糸である可能性が高い。
    攻撃した際によく見ると血が吹き出ていないのが分かる。
    そしてその下の橙色の甲殻を攻撃すると、噴き出すのは赤色の体液となる。
    • 人間などの血液が赤く見えるのは、血中で酸素を運ぶ役割を担うヘモグロビンに、
      鉄分が含まれているからである。つまり酸素に触れて錆びた鉄の色なのだ。
      これがイカのような軟体動物やカニなどの甲殻類といった生物の場合、
      ヘモグロビンの代わりにヘモシアニンというものを使っており、
      こちらは鉄ではなく銅を含んでいるために赤色ではなく青色、つまり青錆びの色になる。
      つまるところタイクンザムザは、甲殻種ながら脊椎動物に近い血中成分を持っていることになる。
      • なお、鉄を含む(=血を赤くする)血中成分は他にエリスロクルオリンというものもあり、
        タイクンザムザの血中成分はヘモグロビンではなくこれである可能性もある。

該当モンスター

  • リンク先に一覧表あり。