弱々しい様子。臆病な様子や情けない性格などを表した様。
「へこたれる」を崩した、あるいは省略した俗語とされる。
称号
- 称号の一つ。MH3G以降の作品では最初から所持している。
……称号ネタに走らない限り、使用機会はほぼないだろうが。- MHP3以前の作品では獲得条件が若干特殊で、クエストを50回以上リタイアすると取得できる。
クエストリタイアの回数を覚えていない人は知らない間に出ていることが多いだろう。
ちなみにさらに50回リタイアすると、称号「こしぬけ」が貰える。
- MHP3以前の作品では獲得条件が若干特殊で、クエストを50回以上リタイアすると取得できる。
蔑称
- リオレウスの蔑称。ヘタレウスとも。特に剣士からこう呼ばれる。理由は一つ「よく飛ぶから」。
リオレウスは「空の王者」とも呼ばれるように空中からの攻撃や滑空攻撃など、
「飛行」を利用した攻撃を多用するところが最大の特徴……というと聞こえはいいが、
MHP2G以前のリオレウスは実際には以下のような状態である。- (特に剣士は)閃光玉で叩き落さない限り飛んでる間は攻撃が難しい
- その癖キック、ブレスなどのレウス自身の攻撃もホーミング性能が低く、慣れれば殆ど当たらない
- ビギナーでもちょっとこつを掴めばせいぜい風圧に困る程度
- 基本的に真下が安全地帯
- 滑空攻撃は移動距離や風圧の発生、攻撃判定がなくなった後の隙を考えると、
(特にソロでは)実質的に反撃できない攻撃 - その割にはよっぽど運が悪くない限り当たらない命中精度の低さ
- 旋回攻撃は攻撃前と、場合によっては攻撃後に長大な攻撃不能時間が存在する。
しかもやっぱりちょっと観察さえすれば、どう考えたって当たらない
希少種に至っては、急降下攻撃に派生せずそのまま降りてくるだけということもある - エリア移動ができる場合は自分(レウス)が圧倒的に有利な、
言い換えれば(少なくともハンターの行動範囲が)狭いエリアに移動したがる(森丘のエリア9など)
レウスの行動で真に警戒すべきはダッシュ、尻尾回転、威嚇尻尾(MH3以降は威嚇尻尾の判定は消失)、
怒り状態での攻撃力の急上昇であり、やっぱり飛行はあんまり脅威ではない。
他にもチキン、空飛ぶチキンハートなど。いずれにせよかなりひどい言われようである。- アイルー村シリーズではこいつから実際にチキン呼ばわりされている。
この作品でのリオレウスは自分から地に足を着けることはせず、常に高いところを飛んでおり、
アイルー達の攻撃の届かない場所から一方的にブレスや滑空を連発するからか。
- あまりにも不評が多かったからか、MH3以降は低空飛行がメインとなったが、
- やたらと動き回る。
- 足元に風圧が発生、特にランスはきつい。
- 滑空突進で遠くに行ってしまいがち。
むしろ素直に降りてこなくなった分、以前より厄介になったとの声も聞かれる。
そのためか、今度は「低空の王者」などと呼ばれたりする。
こうなってくると、ワイバーンらしく高く飛べば「へたれ」、
低空飛行でハンターを追い詰めれば「低空の王者」と言われるリオレウスがかわいそうな気もするが。
- MH4では高低差の概念が加わり、ハンターは今まで手も足も出なかった高さにも対応した。
壁に張り付いたリオレウスにナイフで応戦して落下させたり、
滑空・ホバリングするさらに上から段差を利用し斬り落とせるようになり、
悲願の空中戦が実現した。
閃光玉などのアイテム以外にも戦略の幅が広がったのは間違いない。- …が、代わりにMH3シリーズからの低空飛行の頻度がさらに多くなり、
高低差の少ないフィールドだと苦戦する場面が、比例するかのごとく多くなってしまう。
また、巣限定で使用頻度はかなり少なくなったものの、例のワールドツアーの時間が再び伸びてしまい、
しかも火球をぶつけてくるものだから、面倒くさい事になった。
そのため、「低空飛行が多くて戦いにくい」「ワールドツアーがまた長くなった」などと不評とする声と、
「閃光玉以外にも空中にいるリオレウスへの対応が増えた。」「操虫棍や崖ジャンプからの空中戦がアツい!」
と、評価する声に大きく分かれている。
- ただこの評価は当時操虫棍以外に積極的に乗りを狙える武器種がなかったことにも原因がある。
操虫棍はリオレウスの頭だけでなく脚からも赤エキスが採取できたり、
ジャンプ攻撃が当てやすかったりと、リオレウスと非常に相性のよい武器であるからだ。- 操虫棍以外の武器であっても風圧をかわしつつ懐に入り攻撃をする事はそこまで難しい事ではない。
よくよく見るとリオレウスの攻撃にはそれなりの隙も有り、全く手が出せないわけではない。
風圧に苦しめられやすいランスも、それなりに技術は必要であるがカウンター突きや薙ぎ払い、
新モーションのジャンプ突進を駆使することでしっかりと戦う事が出来る。
3以降のリオレウスはより高いプレイヤースキルが求められるモンスターと言い換える事も出来る。
- 操虫棍以外の武器であっても風圧をかわしつつ懐に入り攻撃をする事はそこまで難しい事ではない。
- …が、代わりにMH3シリーズからの低空飛行の頻度がさらに多くなり、
- MH4Gのメインモンスターであるセルレギオスは、リオレウスと同じく空中戦が得意というコンセプトではあるが、
すぐに飛び立ち素早い蹴りを見せ、その後すぐに着地という攻撃を得意としており、
さらに咆哮や風圧による硬直が短いことから攻撃できる機会が多く、
またストレスが溜まるような要素も少ないことから、プレイヤーからの評価が高い。
- MHXでは新たな個体として黒炎王リオレウスが登場したが、
「翼(ただしすぐに壊れる)を部位破壊するまで閃光玉で墜とせないくせに飛行頻度が多い」という仕様であり、
一部のハンターから通常種に輪を掛けてへたれ呼ばわりされるように……。
閃光玉でリオレウス自身がへたれない強さを持ったのに何とも不憫である。
ただし今回はハンターも空を舞うようになり、
対空手段は前作までに比べれば増えている。
- MHWorldのリオレウスはAIから各種アクションまでほぼ全てが刷新され、
地上戦と滞空戦を切り替えながら戦うスタイルが主となった。
空の王者の異名に違わず相変わらず飛行頻度は高いものの、
一部大技を除けばハンターの攻撃はしっかり当たる位置で滞空を続けるよう調整されており、
また不評の声が多かった大味な滑空攻撃やワールドツアーは完全にオミットされた。
由来となった「時間稼ぎや一方的に攻撃するために飛行する」という往年の印象は概ね払拭されており、
現在のリオレウスに対してこの用語が(上記の意味で)用いられることはほぼなくなった。
- MHRiseでもリオレウスは無事続投。そして再びモーションが変更されたのだが、
- 攻撃がメリハリのある動きに。
- 飛行は「攻撃の一部」として用いるようになり、大技の後は降りて短い威嚇を挟む。
- 戦いやすくなっただけでなく火炎ブレスの命中精度が上がり、高威力広範囲の新技の火炎放射を使う等、
作中の評価に相応しい手強さもある。特に火炎放射はミラボレアスを彷彿させるほどにド派手で非常にかっこいい。
まさにリオレウスは「天空の王者」「モンハンの代表」に相応しいモンスターになったといえる。
MHR:SのMR個体も追加技である超広範囲の火炎放射は強力かつかっこいい一方で着地後の隙もあり、
他に改悪された行動も特にないことから、引き続き高評価で目立った不評意見はほとんど聞かれない。
余談
- ゲーム的に時間稼ぎ・逃げ=ヘタレならばリオレウス以外にも
- 天井に張り付き降りたと思ったら再度天井に張り付くフルフルやギギネブラ、ショウグンギザミ
- 地面に潜ってばかりいるモノブロスやディアブロス、ダイミョウザザミ、アグナコトル
- エリア移動ギリギリのところやマグマの中などで熱線や龍光弾ばかり放ってくるグラビモス亜種、ジンオウガ亜種
- ハンターの間合い外から蜘蛛の糸や泡などトリッキーな独自攻撃で翻弄するネルスキュラやタマミツネ
- リオレウスを超えるレベルで低空飛行し続け、風圧でハンターを寄せ付けない
…だけでは飽き足らず、翻す様な移動と下がりながらの攻撃により
行動の大部分が逃げと待ちになっている上に
大量の設置技でハンターの行動を阻害するMH4~MHXXのクシャルダオラ
リオレウスだけがここまでへたれ呼ばわりされるのは、モンスターハンターシリーズの看板であり、
ハンター達にとって無くてはならない存在だからなのかもしれない。
高空と低空を行き来するというMHP2G以前の戦闘スタイルがハンターから見て「逃げ」を彷彿とさせるというのも否定できないが…。
- 無印のOPムービーではランポスが捕まえたアプトノスの子供を横取りし、颯爽と飛び去るというシーンがある。
MH3のOPでは、アプトノスの群れをジャギィ達が追いかけ、
ドスジャギィが襲おうとした個体を空中よりリオレウスが仕留める場面もあり、
ことリオレウスは格下のモンスターから獲物を奪い取るシーンが多い。
その後ジャギィ達とアプトノスを取り合ってる際にラギアクルスが乱入し、
いざ戦いが始まるか!と思いきや威嚇をした後にすぐ飛んで逃げ去るため、
なおのことヘタレ呼ばわりされやすかったりする。- しかし獲物の横取りという行為は現実の世界では日常茶飯事であり、
生態系において上位の捕食者が下位の捕食者から食料の横取りを行うことは多い。
堂々と弱い者から横取りするというのは、言わば強者の特権とも言える。
以下の対ラギアクルスの事例と似ているが、横取りもあくまで生きる為の行動に過ぎないのである。
- また、ラギアクルスからとっとと逃げた点に関しても、野生界ではごく自然な行動である。
縄張りの主張、食料の確保、繁殖相手の獲得といったやむを得ない状況を除けば、
わざわざ他の生物と積極的に争うのはエネルギーの浪費以外の何物でもない。
既に獲物を確保したリオレウスもそうだが、目的を果たしている=戦う意味がないのであれば
無駄な消耗や負傷を避けるためにもさっさと撤退するのが定石であり
(寧ろ黒狼鳥の様に命の危機を顧みず好き好んで争いを仕掛ける生物の方が極めて異常と言える)、
リオレウスも野生に生きる動物であると考えれば、これは色々な意味で当たり前の行動と言える。
……勿論、「空の王者と海の王者の頂上決戦を見たかった」というプレイヤー達の意見は間違ってはいないが。
- ただ、なぜわざわざジャギィ達が狙っていた個体を狙ったのかは不明
(件の個体はジャギィに注意を向けており、他の外敵への警戒が薄れていたところを不意打ちした、とも考えられるが)。
更に野生的に考えれば、両者共々一番後ろ=最も弱いor運の無い個体をなぜ狙わなかったのだろうか。
先頭を塞いで後続をも屠ろうと欲をかいていたのか?- メタな言い方をすれば、ムービーの視点たる「カメラ」が一番前にあったからだろう。
ドスジャギィがアプトノスを仕留めるシーンがドアップで映る中、リオレウスが群れの最後尾のアプトノスを仕留めている姿が遥か遠方に映るようなムービーが果たして視聴者的に面白いだろうか?ということである。
もっとも、これはジャギィ達にも言えることであり、
どちらかというと潰されても轢かれても先頭を狙うジャギィ集団の方がおかしいと言えなくもない。
リオレウスも、たまたま騒ぎの渦中の個体を狙っただけで、先頭後方自体はどうでもよかったのであろう。
- メタな言い方をすれば、ムービーの視点たる「カメラ」が一番前にあったからだろう。
- しかし獲物の横取りという行為は現実の世界では日常茶飯事であり、
- 当然の事だが、リオレウスの事を好いている人達と掲示板並びに現実で会話する時、
「へたれ」や「低空の王者」…だのと呼称するのは控えておこう。
不毛な争いに発展する可能性がある。
これは決して、「愛称」ではなく「蔑称」である事を意識しよう。
無論これはリオレウスに限らず、全てのモンスターの話をする場合に言える事である。
- ちなみに、前述のセルレギオスと同様にリオレウスのライバル的存在としてMHXにて新登場した
電の反逆者ライゼクスだが、
モーション的にもリオレウスを意識した行動を持ちながらも、
意外にもセルレギオスと同じく「へたれ」と呼ばれる事は無い。
これはリオレウスのオマージュを含みながらも独自の攻撃ルーチンを持つ点が大きく、
宙を舞えば即座にハンター目掛けて何かしらの攻撃を仕掛けて来る上に、
むしろライゼクスの側からハンターの間合いに突っ込んで来る突進系の技が多いので、
果敢に攻めて来るアグレッシブな戦闘本能を表現しつつ戦いやすくもある、とハンターからも一目を置かれて高く評価されている。
ただし果敢な攻め手が好評と言えども、それらの攻撃は回避が簡単な単発のものが多く、
「強い」と称される事も少なかった。
関連項目
アクション/ワールドツアー
モンハン用語/糞モンス
システム/クエストリタイア - MHP3以前における称号獲得条件