品格を備えたアラド人のための広く浅い知識
アラド戦記世界における人間や他の種族の立ち位置、著名な出来事、主要な国など設定資料集のようなストーリー。
チャプター1
- 人間
短い寿命に弱い肉体など、他の種族に比べ多くの弱点を持っている。
しかし、絶え間なく体を鍛え上げ、限界を乗り越え他の種族より強い力を手にすることもある。
妖精の姿が消えた現在のアラド大陸を守っている代表的な種族でもある。
黒妖精よりも背が高く、手足が長いのが特徴。
1000年も前に天界との交流が絶たれたため、彼らに関する記録はあまり残されていない。
人間をはじめ他の種族と仲が悪く、好戦的だが数が少ない。
身体能力は人間よりも優れており、強力な魔法も使える彼らと争おうとする者はいない。
生まれつき、暗い場所でも見える目と機敏な動きが評判で
大陸各地で暗殺者として活躍する黒妖精も多い。
かつて、現在のヘンドンマイア領域まで支配したという
古代英雄バントゥの名が部族名の由来である。
複数の小さな集団に分かれているが、飢きんや冷竜スカサが目覚めた時には
協力して山脈を越えてきた。人間にしては巨体で力も強い。
極寒の地で暮らしてきた彼らはワイルドで酒と喧嘩を好む。
強力な魔法と幅広い知識を備え持ち、複雑な魔法も駆使した。
細い体と白い肌、長く尖った耳が特徴。
その姿は非常に美しく、今でも美しさの基準となっている。
だが、強い力を手にした何人かの人間が妖精の宝に目をくらませ、
妖精が暮らしていた森を襲い火を放った。
アラド大陸の砂漠化は次第に進んだ。
生き残った妖精たちもグランプロリス森に集まり決壊を張り巡らせて、彼の魔方陣を管理した。
魔方陣を復旧させてアラド大陸から永遠に姿を消した。
人間型とドラゴン型に自由自在に変身することができる。
彼らを脅威とみなした帝国は危険人物は処刑し、
生き残った者には厳しい監視の目を光らせている。
帝国に不満を持っている一部は自分たちがアラドの勢力の中心となるため、
戦い続けている。
凶暴で邪悪な存在。転移の影響でそうなったという説もある。
肉体的な力を重視するため、弱いゴブリンは嫌われる傾向がある。
厳しい階級社会で、人間をさらって作った服や武器などは階級によって分配される。
魔法に多くの影響を受け、その生態はまだ解明されていない。
世の中を構成する各々の属性の影響を受け、属性によって種族が分類されている。
精霊は属性ごとに異なる力を持っている。
知能は人間以下だが、老いた精霊や力の強い精霊は人間より高い知能を持っている場合もある。
チャプター2
- 黒き聖戦
黒い大地で戦闘が繰り広げられ、大勢のプリーストの犠牲によって勝利を勝ち取った。
巨大ヌゴルたちが外に出てきたことが原因で一帯が混乱に陥った。
調査の結果、悲鳴の洞窟の中にはヌゴルより恐ろしい怪物がいることが明らかになった。
その怪物の名が「使徒シロコ」であることを突き止めただけで、
中に入る前に全滅してしまった。
しかし、最後まで生き残りシロコを倒したのは4人のウェポンマンスターであった。
人々は彼らをアラドを救った英雄だと褒め称えた。
ペるロス帝国の最後の王権を強奪し、正当性を確立するきっかけになった戦い。
カンティオンという都市で繰り広げられたこの戦いはその激しさ故、
300年もの時が経った今もなお語り継がれている。
防御に挑んだ戦いで、この時ペルロス帝国の最後の忠臣神官ジグは兵力の差を
克服するために鬼神の力を借りた。
ジグが鬼神の力に飲み込まれたおかげでカンティオンを手に入れることができた。
症状が悪化すると瞳の色が変わり、
身体能力が上昇するが理性を失って目の前のすべてを破壊する。
不治の病で、感情の爆発を避け、静かに暮らすのが延命の唯一の方法。
この患者が近くにいる場合は静かにその場から離れた方がよい。
混沌の神となったオズマの「血の呪い」にかかると偽装者になってしまう。
見た目では偽装者と普通の人間を見分けることができないため、
人々は互いを信頼できなくなり、罪のない人々が命を失うことも多々あった。
黒き聖戦以降は偽装者は見かけられなくなったが、安心するにはまだ早い
チャプター3
- デ・ロス帝国
首都は第1領にある黄金の都市ビタロン。
絶対権力を持つ皇帝が当時する中央集権国家である。
厳格な軍人文化の南部と賑やかで開放的な北部は雰囲気や文化が大いに異なる。
しかし、団結力が強くアラドの南部地域は第1領が、北部は第2領がまとめあげ
大陸統一に向けて進めている。
黒妖精王糊口を建国したのはフェンネスの偉大なる王グーントラムで、
元老院が設立されてから国として機能するようになった。
そんな女王を長老シャフロンをはじめ、元老院たちが補佐している。
ベルマイアは妖精の言葉で「善なる者たちの国」という意味。
スカディー=バロア=マイア女皇に仕えている3人の議員によって統治されている。
土地が肥えているため、食料は豊かだ。
美術、音楽、文学など様々な分野の文化を発展させ、人々も明るい。
ペル・ロスの記録との相違はあるが自国の記録によると2000年以上の歴史を誇る。
アラド大陸の西北にある小さな国で服飾と言語、文化が他の国と大いに異なる。
穏やかな者が多いが戦いのときは大勢のネンマスターが力を合わせて敵を倒す。
ただの酔っ払いに見えるが実は恐ろしい剣術を駆使するものも少なくない。
現在のデ・ロス帝国の前進でもある。
当時のペル・ロス帝国もまた強力な軍事力を誇った。
特に伝説となったカザンとオズマが生きていた頃の勢いは凄まじく、
アラド大陸を統一できるほどであったそうだ。
チャプター4
- GBL教
最終的には究極の知識を完成させようとする宗教団体。
レスリー=ベイグランスはその奥深い知識に感銘を受け、
世界各地の膨大な知恵を集めるためにベヒーモスに乗って大陸を飛び回った。
悟った彼は自分の死後に究極の知識が完成することを強く願い、
GBL(Grand Blue Lore)という団体を設置した。
終了的な情熱を持っているがその対象はレスリーではなく、究極の知識である。
オズマを封印し、黒き聖戦を勝利に導いた。
神の名の下に行われる正義と献身を高く評価し、各地から集まるプリーストの教育に力を注ぐ。
カラカスが設立した組織で、冒険者たちにアドバイスと支援を行っている。
厄介な冒険者を管理する組織ができたということで人々の注目を集めている。
刀の達人スジュのシラン、鈍器の達人バントゥのブワンガ、
大剣の達人アガンゾ、小剣の達人帝国のヴァンがその4人である。
主に武器開発に力を入れている。
ショナン工房ブランドは最高品質として有名である。
また、非常に買着く魔力が宿っているため、冒険者たちに人気がある。
そのため、大量生産は不可能で選ばれし冒険者だけがショナン工房の装備を使うことが許される。
チャプター5
- メイア女王
和解が非常に理性的で落ち着いていると評価されている。
皇太子であった夫と結婚した一般市民階級の大聖人の娘。
夫が即位すると病弱な夫に代わり国を統治した。
カリスマ性と柔軟な政治手腕は歴代ベルマイア王の中でも群を抜いた。
悲鳴の洞窟事件当時、シロコと戦った4人のウェポンマスターの一人で小剣の達人。
悲鳴の洞窟に転移したシロコを倒した後、帝国に戻り伯爵位を受けた。
明るくて正義感が強い。
全盛期にはアラド各地を飛び回り名を馳せた。
高い名声とは裏腹に弟子は一人しかとっていない。
口数が少ない。
悲鳴の洞窟事件が起きる前は一人で大陸を旅していた。
バントゥの族長。巨体で代々受け継がれてきた巨大鈍器を担いでいる。
プライドが高く、野心家だが、正義感溢れる英雄としての評価も高い。
格闘に天才的な才能を発揮し、ネンマスターとして名を馳せた。
幼い頃から世の中への好奇心が強く、
12歳になると旅に出て見分を広げながら多くの強者と競い、実力を磨いた。
長年行われてきたスジュの鎖国政策を打破するために力を注いでいる。
主婦委の武器と共鳴し、凄まじい力を引き出すというウェポンセレクターを持っている。
自我を持つエゴソードクラリスの使い手。
魔法を人間に伝えた妖精たちも舌を巻くほどの実力と魔力を兼ね備えた伝説の魔法使い。
白色を好んだ。
みなが首をかしげる場面も多々あった。
すべての魔力を振り絞って大魔方陣を作り、自然環境を守った。
それにより魔力を失い。年相応の見た目に戻った。
しかし、グランプロリスで起きた大火災によって彼が作った大魔方陣は消えてしまった。
黒き聖戦を勝利に導いた聖なる5人の一人。
プリーストならではの戦闘術である神撃拳の創始者でもある。