マップ/イーストハーレム/螺旋の王座

Last-modified: 2020-08-12 (水) 09:02:32

螺旋の王座

螺旋の王座.png
ハーレムの最奥であるイーストハーレムに位置するマンション・ド・サルポザには奇妙な塔がある。
この塔は逆さに突き上がる螺旋でできていて、まるで神に挑戦でもするかのような姿で空高く伸びている。
ここの主が何を望んでいるのかは誰も知らない。
確かなのは、螺旋の先に到達して彼と対峙しなければならないということだけだ。


心臓破滅者ヒカルド

ヒカルド.png

ストーリー

最高の気分だ。
巨大な気運がアビスを覆った瞬間からだった。
引き裂かれた傷は痕跡も無く消え去り、地面にこぼれた血は新しく満たされた。
頭が熱く湧き上がるような気がして、正気が吹き飛びそうだ。
今まで感じたことのない強烈な力! 喜悦! 快楽!

この力さえあれば、もう隠れる必要は無い。
槍で内臓をめった刺しにした黄金の兜の獣人からも。
大事な時に現れてイチイチ邪魔をするニウからも。
ここまで俺を追い込んだ冒険者とかいう奴からも!

もう少し……
もう少しだけ待ってろよ……。
この気運を全部アビスで吸い込んで俺の物にしたら、
また牙を立てて喉を噛み千切ってやるよ。

  • 卵の殻に残っていたイシスの機運に侵食されたヒカルド。
    イシスの機運に侵食されたことを証明するように、体のあちこちにイシスの赤い羽が定着している。
    魔剣バキラと同じく、ほとんどのパターンのダメージが非常に高い。
  • ヒカルドを倒すとサルポザのいる部屋へと逃げ込むが、サルポザにイシスのオーラを全て吸収されてヒカルドは死亡する。
連打攻撃
前方に向かって拳を振り回して攻撃する
闇の気弾
ストレートパンチを行うと同時に前方にイシスの闇の機運が宿った気弾を飛ばす
気弾の飛ぶスピードが早く前方の範囲も広いため、裏に回り込んでおきたい
闇の呪縛
「こっち来いよ!」といった後、前方扇形のマーカーが表示されキャラクターを吸い込む
吸い込まれて範囲内にいたキャラクターは扇形のマーカーの先端辺りで暗黒の球形に束縛される
束縛されたキャラクターは一定量のダメージを食らう
この呪縛は束縛人数が最後の爆発のダメージ加算をされるため、全員束縛されると全滅する可能性が高い
吸い込まれないように注意したい
闇の爆撃
ヒカルドが拳に気を集めたあと、前方に複数の爆発を起こす
ダメージが高いためヒカルドの前にできるだけ立たないようにしたい
ブラッドブーム
範囲攻撃
ヒカルドが前方に素早く移動して消え去った後、中央に移動して大爆発を起こす
中央の爆発の後、周囲5箇所がさらに追加爆発する
移動前に水平にマーカー表示されるので、それがブラッドブーム開始の合図となる
無敵ではないが連続爆発するので回避に専念したほうが良い
暴走
SGギミック
ヒカルドが画面中央に移動した後、イシスの力が暴走し何度も闇の爆発を起こす
爆発は全方位の直線上+円形範囲の2段構えで両方の爆発に注意しなければならない
特に直線上と円形の同時爆発配置によっては避けられなくなるので位置取りに気をつけたい
バキラのSGパターンと似てはいるが、ヒカルドは無敵のためギミック中は回避しか行えない

ヒカルド攻略

ヒカルドで注意する攻撃は闇の爆撃で早めに回避しないと中央と周囲の2回とも爆発に巻き込まれてしまうこともある
他の攻撃は出が早いが前方のみだったり、闇の呪縛の場合チャネリングでなければダッシュで回避ができる
そのため、あまり驚異になる攻撃はない
SGギミックは特に爆発の間隔が短いため、回復のクールが間に合わずに死亡することもある
できればSGギミックの暴走までに短期決戦で倒したい

BOSS 黒い目のサルポザ

サルポザ.png

ストーリー

「もう一度」

幼い魔法使いの青黒い顔から、わずかに感じられた血の気さえ失せた。
もう、5回目。ここまで来るとどんなに世間知らずでも、何かが上手くいっていないことに気付くだろう。
ウォーロックの始祖を前にして彼への敬畏を示す歌を歌えという命令が、当初は一世一代のチャンスだと思った。

喜んで声を高め、その黒い目を真っすぐに見つめた。
思い返せば、愚かにも自ら命令を催促していたのだ。

「もう一度、と言ったはずだが」
「申し訳ございません! こ、殺してください!」

おどおどと偽りを告げる声はすでに泣き声と化していた。無表情なサルポザが、短くため息をついた。

「……何故どいつもこいつも殺してくれとばかり言うのだろうか」

黒い目が動く。額づいた幼い魔法使いの鼻先まで近寄って立ち止まった声にも身を斬られている気がした。
サルポザの傍にいたカシュパの重鎮たちは息を殺してその成り行きを見守っていた。

「“死を思わせる冷たい声”か。だからか? 私を見ると死が思い浮かぶから?」

「ち、違います。そうではなくて……」

生きる道を必死に模索していると、開いた口から思ってもみない言葉がどんどん垂れ流しになる。

「ぼ、僕が恐れているのは死ではなくて……サルポザ様です。
だ、だって魔界でサルポザ様の名を聞いて震え上がらない者はすでに死んでいる者だけだって言われているんですよ? 
で、でも直接お会いしたら……死者でさえもサルポザ様のことは恐れるんじゃないかと……」

「死者でさえも?」

「はい、そ、そうです! 死者でさえ……いいえ、死、そのものすらサルポザ様を恐れると思います!」

一瞬、サルポザの黒い目に微かな光が宿った。
石膏像のような彼の表情を読むことはできないが、その代わり後に立っていたドッグヘッドがキセルをくわえた唇の端をクッと持ち上げた。

「フフフ、賢い子ね。サルポザ様、私にくださいな。ちょうど首輪もいくつか残ってるし……」

「いや」

一言で全員を黙らせたサルポザが、片手を軽く上げた。

「私がもらおう」

その後に起きたことは、殆どの者が目視できていない。
小さな体を丸めて死の影から逃げようとした幼子は跡形もなく消え去り、いつも肩を怒らせて歩いていた

カシュパの幹部たちですら初めて感じた圧倒的な力の前に、心底震え上がった。
黒い目のサルポザ、ただ彼だけがその場にじっと立って自分の胸元を見下ろしていた。

「博士が言っていたな。例の奴……使徒も殺した英雄だと」

いつの間にかサルポザの傍に寄っていたドッグヘッドが乱れた彼の襟元を直しながら囁いた。

「あの世界では寝ている者の口に槍を刺しただけでも英雄と呼ばれるのですよ」

「1度顔を見てみたいものだ」
「お望みとあれば」

ドッグヘッドはサルポザの気持ちを察し、手に取った槍で円を描いた。
魔力が作り出した波長が拡がり、その場にいたすべての組織員と共に彼女もその姿を消した。
静けさに満ちた何もない部屋。その闇の中で新たに降臨する神のための王座だけがその主を待ちわびている。

  • フェイズ 1
エレメンタルキャノン
サルポザの周囲から5つのエレメンタルキャノンを発射する
射程は短いが発動が早めで、ダメージも高い
チャレンジモードでは正面から食らうだけでHPMAXの状態から即死することも
4個はサルポザの後方から発射し1個はサルポザの目の前から発射する
連続発射
前方の狭い扇形状に大量の属性弾をばらまく
前方にいた場合、連続ダメージで回復が間に合わずに死亡するためマーカー位置から離れておくこと
エレメンタルレイン
上空に魔法弾を飛ばした後、魔法弾が大量に降り注ぐ
魔法弾の爆発範囲が広く、ターゲット1人に放たれるフィニッシュ攻撃の爆発がさらに広い
1つのダメージは大きくはないが範囲が重なってダメージを受けることも多く、追い込まれないようにこまめに移動しておくとよい
エレメンタルストライク
火・水・光・闇のうちランダムに魔方陣を敷き大爆発を起こす
魔方陣の数は3個だが、攻撃範囲が2倍あるため余裕をもって避けたい
エレメンタルフィールド(元素追撃)
サルポザの周囲から4属性の追尾型元素を発生させ1Pを追尾して一定時間後にその道筋ごと爆発させる
追跡元素は触れると持続ダメージを食らう
安置はサルポザ周囲で、ターゲットになったキャラが誘導しておけば実質的なディーリングタイムとなる
ターゲットになったキャラもサルポザにくっついていれば攻撃はできる
しかし、爆発時にほぼ密接していなければ避けられないほど安置が狭くなる
コンセントレート
魔力を貯めて前方に巨大な魔法弾を放つ
チャージ中は吸い込み効果があり、放った魔法弾はスーパーアーマーブレイカー属性を持ち食らうと浮かされてしまう
属性弾乱射
SGギミック
時間経過で発動するSGギミック
サルポザが移動しマップ上下に巨大な魔法磁場を発生させる、中央に一直線だけ磁場が発生しない安全地帯が生成される
触れると持続ダメージを受けるので中央の直線で待機しておくこと
このSGの開始時に4人それぞれに属性のオーラが付与される
サルポザが右か左かのどちらかに出現し属性弾を発射するが、この属性弾は同じ色オーラを持ったキャラで跳ね返すことができる
属性弾を受けると押し出されるので前方にダッシュして属性弾を防ぐ
属性弾は事前に生成される磁場の色と対応していて、磁場と同じ色の人がサルポザの前で阻止する
4つの属性全て防ぐと4か所に魔方陣を敷き、上空から魔法弾を落とす
魔法弾を落とした後にグロッキータイムに突入する(阻止成功か失敗に関係なく)
魔方陣の色はオーラに対応した人が入ると活性化して魔法弾を無効化することができる
1人でも阻止できなかった場合全員ダメージとともに数秒間吹き飛ばされる
魔方陣はサルポザの最後にいた方向から「青-紫-黄-赤」と固定で生成される
  • フェイズ 2
    残りHPが65%以下になった場合、全員をダウンさせオーラを放った後フェイズ2に移行する
    オーラはダメージを受けるので直前のダウン時にQSをして回避する必要がある
魔力放出
SGギミック
要注意攻撃
サルポザのSGゲージは攻撃を食らうたびに蓄積しMAXになると発動する
魔力を放出して、多段ヒットのダメージを全員に与える
この攻撃自体のダメージも高いが、一番の脅威はグロッキー誘発の深淵の玉の準備時間がリセットされる点
深淵の玉の発動は約50秒だが残り秒数に関係なくリセットされるため直前で発動すると悲惨なことになってしまう
もしこの攻撃が深淵の玉発動前にきてしまった場合、残り秒数が少なかったときは次を待つよりも総攻撃してしまったほうが早い
地面爆発
イシスのように地面をけると広範囲に爆発が起こる
イシスと違い画面全体のランダムに爆発する
広域地面爆発
サルポザが構えた後、画面全体の地面に黒い魔方陣が発生する
一定時間経過後その範囲が全て爆発する
魔方陣はサルポザに一定量のダメージを与えるごとに縮小していく
爆発終了までの時間は短めだが完全に無防備になるので積極的に攻撃していきたい
この攻撃によるSGゲージ蓄積量は他の攻撃に比べて低くなっている
突進
ターゲット一人に向かってマーカーが表示された後素早く突進する
マーカー上にいて食らったキャラは頭を掴まれて地面に叩き付けられた後に魔力を注入されて爆発する
魔力注入の持続ダメージと最後の爆発ダメージが高くこの攻撃だけで死ぬことも多い
マーカー上にいたキャラ全てを捕まえるので油断しないようにしたい
この攻撃がSGゲージ蓄積量が最も高い
複数捕まってしまうとこの攻撃だけで魔力放出に移行してしまうので絶対に避けたい
吸収
サルポザが吸収動作を行い、円形マーカー範囲に入ったキャラにダメージを与える
吸引力自体はダッシュで逃げられる程度だが、チャネリング状態だとすぐに範囲内まで引き込まれるので注意
無敵状態ではないため攻撃することも可能となっている
しかし、SGゲージ蓄積量が突進の次に高いため食らって魔力放出パターンが発動されないようにしたい
ジャンプキック
サルポザがジャンプして4回上空から蹴りを行う
蹴りの衝撃波がマーカー表示されるが蹴りを行う際にマーカーの中心へと吸引してくる
蹴りはキャラが無敵状態でも関係なくダメージを与える特殊なダメージ属性を持つ
また4回共ターゲットはランダムだが1度でも食らうと連続で来た場合、通常のダッシュでは回避が難しい
ダメージ特性上QSによる回避もできないため、間違って食らった後にQSをしないように注意
血球体放出
強攻撃
サルポザが溜め動作を行い、自分の周囲に黒い元素の霧の波を発生させて、その後全方位に血球体を放つ
攻撃範囲が非常に広く遠くで回避する際は1画面分の端位まで逃げないと回避できない
黒い霧の波の中心であるサルポザの部分には攻撃判定が発生しない
そのため基本的にサルポザから離れすぎずに霧発生時にジャンプで飛び越えてサルポザに重なることで回避する
離れないように立ち回ると突進が避けづらくなるため、いつでも回避できるようにゴリ押ししないほうが良い
深淵の玉
SGギミック
フェイズ2開始から約50秒後に発動する
中央に移動した後、深淵の玉を作り出しプレイヤー全員を中に閉じ込める
閉じ込められると中央に封印の球体が出現し破壊すると外への出口が出現する
外へ出ると力を溜めているサルポザがいてその状態のサルポザのHPを0にすると30秒間グロッキー状態になる
このパターン中にはいくつか注意点がある
①深淵の中で発生する爆発はSGゲージが蓄積される
ゲージが見えないがMAXになると外に出ると同時に魔力放出+グロッキーが発生せず初期化
②中央の封印の球体を倒した直後は光の柱が出現してもKB判定がある
光の柱は短時間で消えてしまうのでKBするとそのターン中は脱出できなくなる
脱出できるのは1回の柱出現に付き1名
③力を貯めているサルポザにも時間制限が有り、一定時間経過までに倒してグロッキーにできないと魔力放出パターンが発動する
④深淵の中と玉の外はマップが異なるためアポカリプスを中で使用しても外では適用されない
深淵の中にいるメンバーはダメージを喰らわない、脱出優先度はメインディーラーからにするとスムーズにグロッキータイムに突入できる
グロッキーパターン中に倒せなかった場合、再度深淵の玉パターンが50秒後に発動する

サルポザ攻略

サルポザのSGパターンはメンバー全員に対しての攻撃のため火力が高いPT以外は無理をしないほうが良い
サルポザ登場時、少ししてから全員を強制KBさせて演出が発生ため移動後すぐに攻撃をすると無駄になってしまう
小ネタだが、置きスキルの拘束をマップ移動後サルポザに最速で設置すると演出後サルポザを拘束した状態で戦闘開始できる
(トラブルシューターのオプレッションは敵が動き出してから拘束作動するのでほぼ不可能)
攻略法は2パターンあり、1つ目はフェイズ1で30%ほどHPを削りグロッキー中に残り70%を全て削るか削れるところまで削る方法がある
このパターンの場合比較的サルポザ自身が激しく動かないので多少無理をしてもSGまで行く前に倒せるか、深淵の玉発動前までに倒しやすい
2つ目はフェイズ1で開幕でまとめてダメージをできるだけ与えて、あえてフェイズ2まで移行させて倒す方法
この方法は100エピックなど揃った火力が高めのPT推奨だが、SGギミックの属性弾乱射を待たないのでクリアタイムをかなり短縮できる

チャレンジモード攻略

ヒカルドは行動パターンに変化がないため通常と同じ攻略で問題ない
サルポザは属性弾乱射から画面全体に属性魔法陣のマーカーが表示され、一定時間後爆発するパターンに変更されている
自分のオーラと同じ魔法陣に入ると無効化することができ、これを5回全て成功させるとグロッキータイムに突入する
失敗するとまた時間経過でしか発動しないため待ち時間が長くなってしまう
苦手な場合はフェイズ1で35%以上ダメージを与えてしまってフェイズ2に移行させてしまうと良い
ダメージこそ大きいが行動パターンは変わらないためフェイズ2のグロッキータイムを待ったほうが楽な場合も