マップ/聖者の地/オズマレイド/混沌の消滅/エリノス

Last-modified: 2022-03-10 (木) 16:08:57

啓示の塔 エリノス

その昔、ペル・ロス帝国の栄光と呼ばれた都市、エレリノン。
エレリノンの繁栄の象徴であり、知識の象徴だったこの塔は、オズマの手下であり最初の偽装者であるエムフェルヌアが占拠している。
栄光の塔とされていたエリノスも今やオズマの啓示を伝える啓示の塔と呼ばれるようになった。

混沌の啓示者 コーリング・ジェイド

コーリングジェイド.gif
CV:酒井美沙乃

ストーリー

ある女性が、塔を登っていた。
一時はエレリノンの眼であり、知識の象徴とも呼ばれた塔。
塔の頂上に辿り着くと、そこにはエレリノンを一望する景色が広がっていた。

"ああ…あなたの栄光が輝く地に足を踏み入れました。"

だが、女性が感傷に浸ったのはその一瞬だけだった。
荒々しい摩擦音と共に、地震でも起きたように塔がぐらぐらと揺れた。
空に、大地に、目の前の全てに影が落ちる。
世界を覆うほどの巨大なムカデが、塔に巻きつくように登ってきた。
そしてついに、ムカデはその巨大な頭を女性の目の前に現した。

ズリリリリ

ムカデの鱗がぶつかり合い、毛の逆立つような音をだした。
誰もがその姿と大きさに慄き、逃げ出しそうなものだったが
女性は恍惚の表情でムカデを見上げていた。
しばらく女性を見定めるように見つめていたムカデは、静かに巨大な頭を女性の前へ寄せた。
その行動が意味することは、女性にとってはあまりにも喜ばしいことだった。
女性はムカデに向かって静かに歩み寄る。

"これが…最初の偽装者、エムフェルヌア…!
混沌よ、あなたの啓示を受け止めました。"

この上なく濃い混沌の気運が、彼女を覆った。
一歩踏み出すたびに、体を覆っていたぶ厚い塊が嘘のように剥がれ落ちていく。
一歩、また一歩…新しく生まれ変わるのを感じ、
ついに完全な羽化を終えた女性は、ゆっくりとムカデの頭に上り立った。
女性を乗せたムカデは、塔の頂点まで体を巻き付ける。
混沌に染まった美しい光景が、再び目の前に広がった。

"混沌の啓示者として、この世の全ての者たちにあなたの啓示を聞かせましょう。"

ムカデの咆哮が黒き大地に響き渡った。

行動パターン