青色の守護者
シルバークラウンに来る前の青色の守護者ビタラのストーリー。
オリジンでシルバークラウンがアラド次元でなくミラーアラド次元に変更されたため、
タイトルに[ミラー]と追加された。内容に変化はない。
ストーリー
- 緑色の守護者、ガウェイン
- ビタラ…もういい加減にしてください。
- 修行者ビタラ
- ………。
- 緑色の守護者、ガウェイン
- 龍族が外でどんな扱いを受けてきたのか知っていますよね?
帝国軍にバレたらそなたも収容所送りになりますよ。 - 修行者ビタラ
- ですが、このまま何もせずにいるわけにはいきません。
大転移以降、妖精たちの魔法陣がどんどん消滅しています。
私たちにできることがきっとあるはずです。 - 緑色の守護者、ガウェイン
- 龍族にできること?確かにあるかもしれません。
ですが、どうして自分を犠牲にし、
イバラの道を進まなければならないんでしょうか? - 龍族の守護者、アドリーナ
- …長年アラドで暮らし、残ったのは傷だけ。
負わない子たちは捕まりペット扱いを受け、実験の材料になり、
角をちぎられ命を落とした者も多い。
私たちを苦しめたのは帝国だけではありません。
彼らに協力したものは数え切れないほどたくさん…。
外の世界は私たちにとって死地なのです。 - 修行者ビタラ
- もちろん恐ろしく…悲しいことです。
ですが、私は帝国のおろかな実験の材料になるために行くつもりはありません。
私は…妖精の魔法陣を守るために行くのです。
龍族であるがゆえに受けた差別と軽蔑…。
その無慈悲な視線の前では私の人格や意思はゴミ同然でした。
アラドを守ろうとしたという話を聞いた時…心を打たれました。
人のために自分の命を犠牲にする…。
実に勇敢で尊い行動です。 - 緑色の守護者、ガウェイン
- これ以上引き止めても無駄のようですね。勝手にすればいい…。
ですが、そなたが外に出たら私たちは他のところに移り住みます。 - 龍族の守護者、アドリーナ
- …ビタラ。
そなたが守護者の地位にこだわったのは…魔法陣を守るためだったのか? - 修行者ビタラ
- 初めからそうだったわけではありませんが…色々考えているうちに。
- 龍族の守護者、アドリーナ
- そなたは幼いときから頑固な面があった。
そこが心配だったが、優しい心と知性合わせ持っていたから
いつも誇りに思っていた。 - 修行者ビタラ
- まだまだ至らぬことばかりです…師匠。
- 龍族の守護者、アドリーナ
- はははっ、謙遜を…。だが、さすがは私の弟子。
守らなければならないというそなたの判断は正しい。
このアラドでそれができる者は龍族の守護者しかいないのだ。
辛くて…苦しい日々を送ってきたから…。
そなたは私の唯一の誇りだ。 - 修行者ビタラ
- ありがとうございます。
師匠から教わったことを忘れず、守護者としての行動を貫きます。 - 龍族の守護者、アドリーナ
- すぐにでも向かうつもりなのだな。
だが…まだ守護者の称号を受けてはいないではないか。 - 修行者ビタラ
- はい…外の世界に出るとなると称号は受けられないでしょう。
- 龍族の守護者、アドリーナ
- そういうわけにはいかぬ。
我が龍族の守護者がアラドを守ると覚悟を決めたのだ。
それなのに名前もなく送り出すわけにはいかん。
いつかこんな日が訪れると思い、用意しておいた。
名は「青色の守護者ビタラ」。
青い海のようにみんなを包み込む守護者になってくれ。 - 修行者ビタラ
- …はい。全力を尽くします。感謝申し上げます。
- 龍族の守護者、アドリーナ
- ビタラ、そなたに龍王の勇気とネメルの知恵が共にあらんことを。