マップ/レギオン/奪われた地、イスフィンズ/出現モンスター

Last-modified: 2023-08-02 (水) 23:38:27

裏切り者の邸宅

金竜ヌマウグ

1.gif2.gif
担当声優:富岡佑介

ストーリー

虫を殺す時に浮かべるような、不快感がこもった表情。
自分自身がより上の立場にいるという快感の時に浮かべる薄い笑み。
ヌマウグは、自分が作り出したオブジェクトによって潰された天界連合軍の兵士を見下しながら、静かに呟いた。

「天界人は本当に野蛮ですね」

ヌマウグは、礼儀を基準にして他人と自分の差を表現していた。
そして一度判断を下したら、礼儀知らずの者達は皆殺しにしてもいいと言わんばかりに、簡単に無慈悲な態度を取った。
まるで最初からその権利があったように、少しも迷わなかった。

「バカル様のもとに訪れていて留守にしていた間に、虫けらどもが湧きましたね」

兵士は仲間が苦しむ姿を見て、怯えて身動き一つ取れずにその場に立っていた。

「き……金竜ヌマウグ、どうやってもう屋敷に戻って……」

ヌマウグは光の流れを変形させ、一瞬で兵士の前に移動した。
間近で竜人を目にした兵士は、自分の体が凍り付いていくのを感じた。
降りしきる雪による寒さのせいではない。冷え切っているヌマウグの眼差しのせいなのだ。

「あなたはまるで今まで私がどこにいたのか、ご存じだったような口ぶりですね」

感情が一切感じられないほどに冷え切っていたヌマウグの表情が途端に和らぎ、少しの温かみを帯びた。
彼の周りから感じられた冷静さが一気に消え失せ、その場を親切さが埋める。

「天界連合軍の皆様は、一体何をされるおつもりですか?」

竜人はその瞬間を逃さずに、相手の隙をついて声をかけた。
ヌマウグの柔らかな表情に緊張の糸が切れてしまった兵士は、つい口を開いた。

「さ、作戦が……」

ずっと言ってはいけないと自分に言い聞かせていた文章が、兵士の口から零れようとしていた。

「うぅ……」

その時、血まみれになった仲間の口から呻き声が漏れた。
低いが怒りに満ちている仲間の声を聞いた兵士は、その瞬間我に帰った。
兵士が手に握っていた銃を前に向けると、ヌマウグの表情はたちまち非情なものに変わった。

「本当に、礼儀というものが全くない虫けらどもですね。人の家にこっそり入っただけでは飽き足らず、この狼藉とは……」

ヌマウグの手振り一つで、兵士は自分の命を手放し倒れこんだ。
竜人は自分の服に跳ね返った血を、まるで汚物でも付いたかのように眺めた。
遠くから、屋敷にまだ残っている兵士達が右往左往する音が聞こえてきた。

「まだまだ虫けらたちがたくさん残っていますね」

ヌマウグが懲り懲りだという表情を浮かべ、兵士達に向かって動き出そうとしているその時だった。
彼は突然何かを気配を察知し、その場に留まった。初めて感じる、見知らぬ力だった。
しばらくの間思案していたヌマウグは、何かを決めたように自分の力を集中させ始めた。
屋敷周辺が全て巨大な金色の結界で覆われ、屋敷の中に残っていた兵士達はそのまま閉じ込められてしまった。

結界の外に悠々と抜け出してきたヌマウグは、雪降る山を眺め始めた。

「バカル様がおっしゃっていた、例の人物かもしれませんね」

光が揺らぎ、ヌマウグが姿を消した。

  • 種族:竜族・人間型
  • 攻撃属性:光属性
  • 状態異常:なし
  • 弱点属性:闇属性
  • 弱点状態異常:暗黒・石化・混乱
詳細情報
属性抵抗火属性20状態異常出血0.0%中毒0.0%火傷0.0%感電0.0%
水属性20氷結0.0%鈍化0.0%気絶0.0%呪い0.0%
光属性20暗黒-15.0%石化-15.0%睡眠0.0%混乱-15.0%
闇属性0拘束0.0%

1フェーズ

基本ギミック

  • ヌマウグに一定のダメージを与えるたびに、紋様のついたつキューブを生成します。
    このキューブを壊すと色のついた紋様がドロップします。
  • ネマウグは定期的に色のついた四角い結界を障害物として召喚します。
    結界と同じ色の紋様を獲得した状態で攻撃すると、結界を破壊することができます。

燦爛たる黎明

  • HP60%以下で発動。
    すべてのプレイヤーの頭上に紋様がランダムに生成されます。
    ヌマウグが連続で結界を召喚するので、頭上の紋様と同じ色の結界に通常攻撃をおこない破壊してください。
    所持している紋様と異なる色の結界を破壊すると、結界が爆発して周囲に大ダメージ。攻撃力が高いので注意。
    結界を破壊するたびに画面中央に出ているパターンゲージ上の数字が1つずつ減少します。
    数字が0になるとヌマウグが短時間グロッギー状態に陥ります。
    時間内に数字を0にできなかった場合、マップ中に召喚された結界が爆発して即死級ダメージを受けます。

2フェーズ

1フェーズで使用していた基本ギミックは続投。

開かれた眷属
不要なものを消すこともまた、美学なのです。

2フェーズ開始直後に発動。
ヌマウグが13個の結界をマップ中央に召喚します。召喚される結界の配置は以下の通り。
※中央にある結界の色はランダム
   
    
     
    
   
ギミックが開始すると、現在いる部屋を中心に周囲8方向の部屋が開放されます。
開放された各部屋には1部屋につき1つキューブが存在し、破壊すると紋様を獲得できます。
紋様を獲得した状態で中央の部屋に戻り結界を通常攻撃で攻撃すると破壊することができます。
獲得した紋様は一定時間が経過すると消えてしまうため、速やかに破壊するよう気を付けてください。
また、破壊されたキューブは一定時間後に再生成されます。
※再生成されるキューブの紋様はランダムです。
時間内にすべての結界を破壊するとギミック成功。ヌマウグの無力化ゲージが大幅に減少します。
この時、中央以外の部屋にいるプレイヤーは演出とともに中央の部屋へ強制的に移動させられます。
時間内に結界を破壊できなかった場合はギミック失敗。
成功時同様に演出とともに中央の部屋に強制的に移動させられた後、即死級ダメージを受けます。
この時、演出で拘束される前に設置型バリアスキル*1でダメージを回避できます。

霊妙な輝き
あなたたちの能力を認めましょう。
この美しい結界…人間には理解できないでしょう。

HPが60%以下になると発動。
マップ中央でヌマウグが結界の中に隠れます。
『開かれた眷属』同様に周囲8方向の開放された部屋にキューブが存在し、破壊すると紋様を獲得できます。
ヌマウグが隠れた結界と同じ色の紋様を獲得し、通常攻撃で攻撃して結界を破壊してください。
時間内に3回結界を破壊するとギミック成功。ヌマウグの無力化ゲージが大幅に減少します。
成功時および失敗時の流れは『開かれた眷属』同様。
●攻略●
ヌマウグの隠れた決壊の色は3回とも同じ。対して、各部屋のキューブの紋様はランダム。
なので「結界と異なる紋様のキューブを破壊→再生成」を繰り返す必要に迫られる可能性があります。
そのため『開かれた眷属』後、「バッファーの真覚醒をキャスト→ヌマウグ撃破」で
ランダム要素の強い『霊妙な輝き』を発動させず3フェーズに移行する、という攻略法が人気。

3フェーズ

名前が狂喜の金竜ヌマウグに変わります。
全体的に攻撃密度が高くダメージも大きいため、回避を優先しながらの戦闘を推奨。
ほとんどの攻撃範囲には赤いターゲットエリアが表示されるため、落ち着いて対処してください。

プリズム生成

3フェーズに突入以降、ヌマウグはプリズムという無色透明のオブジェクトを生成して戦闘を行います。
形態は以下の2通り。
  • 特定のパターン以外の通常使用する攻撃(光柱、キューブ落下)を使用すると、
    光柱とキューブのオブジェクトのうちランダムなオブジェクトが破壊され、
    プリズムが周辺の不特定の場所に跳ね返ります。
    この時、プリズムの着地点にいるプレイヤーはダメージを受けます。
    また、こうして召喚されたプリズムは、最も近くにいるプレイヤーにレーザーを発射してから消えます。
  • 結界が召喚され、その結界が破壊されると、より大きなプリズムが空中に浮上します。
    このプリズムは、周辺のランダムな場所に落下しながらプレイヤーにダメージを与えます。
    これを3回繰り返した後、最後の着地時に破壊されて最初のプリズムを生成します。

縄跳び
人間ごときに可能だとでも?

ヌマウグが上下に連結させたプリズムを約8個生成します。プリズムは3回ほど左右に移動します。
プリズムに接触するとダメージを受けます。ダメージが大きいので注意。
ジャンプなど*2で回避が可能です。

交差

ヌマウグが左右に、プレイヤーを追跡するレーザーを発射するプリズムを多数生成します。

死の森

黒竜ネーザー

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担当声優:中村光樹

ストーリー

本来強い者の人生とは気だるいものであり、ネーザーはいつも退屈な時間を過ごしていた。
ネーザーは五月蠅いのが嫌いだった。
彼自身もその理由は分からなかったことに加え、好みの制限というものは彼にとって気にするほどの事でもなかった。
ただ自分の望み通り動く、まるで幼子のような暴力が即ち黒竜の人生そのものだったのだ。
どこまで行っても終わりのない闇、その中で待ってくれている沈黙だけがネーザーの唯一の友であり、日常であった。

しかし、変化というものは相手を選ばず押し寄せてくるものなので、ネーザーもまた迫ってくる変化から逃れることはできなかった。
そうやって自分の静かな居場所から離れ、バカルの名によって居座った所。
活気あふれる天界の森は、ネーザーに取ってただただ五月蠅い場所に過ぎなかった。
虫の音、風が木の葉を揺らす音、湖の魚たちが立てる水の音。
文字通りあらゆる生き物たちが喚き散らしていたのだ。
その驚愕すべき光景をみて、ネーザーは一つ決心をした。その決心とは、
耳障りなものたちを少し「静粛に」させることだった。
これは退屈な時間を楽しんでいた彼にとっては、かなり大きな決心だった。
面倒くさいけど致し方ない、必要なことだと、ネーザーは大きく息を吸って自分自身を説得した。

たちまち、生きているものたちを「静粛に」させる作業は何の予告もなく突如始まった。
その全ては、まるで家の掃除や家具の配置を変えるような、日常的なこととして行われた。
ただ予想外に彼を苦しめたのが「人間」という、飛んで火にいる夏の虫のような存在だった。
こいつらは五月蠅さではピカイチで、轟音を発する鉄くずを引っ張ってきて大切な沈黙をかき乱した。
天界の森を取り戻すとか、この地から退けなどの言葉のせいで、ネーザーはノイローゼになりそうだったのだ。
結局、彼は本当に仕方なく人間達を見つけ次第撲滅し始めた。
細々な仕事を処理するように、人間一人一人音を立てずに動く闇黒精霊に作り変えた。
闇黒精霊達はネーザーに命に従って、一時は同族であった者達を今の同族に変えた。
そうやって超人的な、いや超竜的な努力(もちろんネーザーの基準で)の末に、やっと人間達も落ち着いて
横になっている方法を学んでいき、
ネーザーは初めて自分が丹精込めて整えたこの場所が気に入った。

「どうして……こんなことを……」

人間の中の一人が小刻みに体を震わせる。
小さな断末魔を聞いて、ネーザーは舌打ちした。
苦労して整いて置いた森を何故こんなにも嫌うのか、その不条理さを問い正しかった。
500年間人間どもは休まず騒いでいて、今になってやっと静寂を楽しめるようになったのだ。
ネーザーはぼやきながら、まるでボリュームを減らすかのように人間の頭を足で踏みつぶし始めた。

飛んで火にいる虫けらどもめ。
ただ飛んでくるだけの者達。
永遠の炎?
ここのどこに光があり、飛びいる炎がある。
無駄に情熱的な奴ら。
ここは暗黒の地、即ち死の森よ。
一握りの情熱すら許されない完璧な夜なのだ。
沈黙で満ちている、ボクの大切な…

その足元で、天界の地は哀悼の意を表すように、黙々と一人の兵士の血を飲み込むだけだった。

  • 種族:竜族・人間型
  • 攻撃属性:闇属性
  • 状態異常:出血・中毒
  • 弱点属性:光属性
  • 弱点状態異常:感電・混乱・火傷
詳細情報
属性抵抗火属性20状態異常出血0.0%中毒0.0%火傷-15.0%感電-15.0%
水属性20氷結0.0%鈍化0.0%気絶0.0%呪い0.0%
光属性0暗黒0.0%石化0.0%睡眠0.0%混乱-15.0%
闇属性20拘束0.0%

1フェーズ

闇黒精霊召喚

召喚された暗黒精霊が中央の槍に向かって移動します。
精霊はプレイヤーとぶつかると硬直します。
硬直した精霊の周囲に白い円ができるので、ここに3秒間留まる*3と、精霊を吸収することができます。
精霊を吸収するとMPが10%回復する他、頭上の円のゲージが増加します。
合計3回、精霊を吸収すると、周囲8方向の部屋へ移動が可能になります。
※中央の槍が精霊を吸収した場合、ネーザーの通常攻撃である暗黒の目の数が増えるので注意。

ダークフラワー

周囲8部屋にランダムで1つずつ青く光る花が生成されます。
周囲8部屋に花が揃った場合、ネーザーがマップ中にほぼ回避不可能な攻撃な全体攻撃を行います。
この状態になると全滅するまで攻撃がやまないため、クリアは十中八九不可能となってしまいます。
手遅れになる前に、闇黒精霊を吸収した状態で部屋を移動して花を壊しましょう。
※花は多段ヒット(約6ヒット)で破壊可能です。
なお、頭上の円のゲージがなくなった状態で中央以外の部屋に留まると、
プレイヤー目掛けて頭上からレーザーが発射されます。
ゲージ残量に注意して、花を破壊したらすぐに中央の部屋に戻るようにしましょう。

2連爆発

HPが85%以下になると発動。
ネーザーの周囲に円が出現した後、円の中が爆発します。
その後、爆発が起こった範囲を除くマップ全体に2回目の爆発が起きます。
円が出現したら外に出て、爆発を確認後、円の中に入ると回避が可能です。

2フェーズ

1フェーズに続き『闇黒精霊召喚』と『ダークフラワー』が続投。

闇黒の石

周囲8部屋に『ダークフラワー』の花とは別に石碑が生成されます。
花同様に、暗黒精霊を吸収して部屋を移動し、多段ヒット(約6ヒット)で破壊することができます。

闇黒の槍
ハハッ…死というものをはっきりと見せてあげる

HP80以下で発動。
マップに5つの回転する槍が召喚されます。
槍が回転を続けるにつれ、爆発範囲の表示(赤い円)がだんだん広くなっていきます。
槍に連続で攻撃をすることで回転が止まり、爆発範囲も狭まります。
また、爆発発生直前に安全地帯や他の部屋に移動することでも回避が可能です。

黒き衝撃波
我の前に跪くがよい…!

HPが23%以下で発動。
ネーザーがマップ中央に移動し、衝撃波を4回発生させます。被撃時HP、MPへ大ダメージ。
画面中央下段にバーが表示されるため、タイミングよくジャンプすることで衝撃波を回避できます。
最後に、マップの至る所にある多数の槍が爆発します。
爆発範囲は赤い円で表示されるので、範囲外に移動して回避が可能です。

3フェーズ

名前が絶叫する黒竜ネーザーに変化します。
2フェーズまでの『闇黒精霊召喚』『ダークフラワー』『闇黒の石』が撤廃される代わりに
全体的に攻撃速度および攻撃範囲が大幅に強化されます。
攻撃密度も高くダメージも小さくないので回避を優先しての戦闘を推奨。
攻撃範囲はいずれも赤いターゲットエリアが表示されます。
また、ネーザーのHPが時間経過で減少するようになります。

鉄の墓

真竜イトレノッグ

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担当声優:五味洸一

ストーリー

ドスン-

乾いた大地に地鳴りが走った。
僅かの間だが「兵器」と呼ばれていた「鉄くず」が力なく崩れ落ち、
そしてこの荒涼とした砂漠には、また一つガラクタが増えた。
鉄くずの上に乗っかり、イトレノッグは自分の髪を荒々しくかき乱した。

「つまらんな」

イトレノッグは自分だけの領域を持とうとしなかった。
自分に向かって体面や品格をつける必要があるというくだらない戯言をいう野郎が、あの方に天界人達の屋敷を賜った時も、
陰険極まりない小僧が大きな森一つをまるっきり飲み込んだ時も、
自分の忠誠心を示す事が人生の全ての奴が自ら門番を買って出た時も、
イトレノッグはただあっちこっちを歩き回り、強そうな奴にケンカを売るだけだった。
たまにはあの方の命令を受けるため宮に出入りすることもあったが、その命令というものもいつも面倒くさい、つまらないものばかりで、
今回もそういう類の命令だろうと思っていた。
しかし、少なくとも今回受けた命令だけはイトレノッグの胸を騒がせた。
未知の地から来た者達とは……!あの方が気にされるほどの存在なら、一体どれほど強いのだろうか。
もしあの者達と出会う事があったら、決して簡単には殺さない。

怒りという荒々しい感情も悪くないと、イトレノッグは思った。
虫けらの分際で、イトレノッグを侮辱する言葉を吐き出すのを聞くと気分を害する事もあったが、
最後には自分がいかに無力な存在かに気付き絶望する奴らを見ていると、イトレノッグは自分がどれほど強いか改めて気付き、
その時に感じた高揚感は、まるで全能な存在になったような気分にさせてくれるのだった。

だから、自分が飽きるまでゆっくり、ゆっくりとその力を出し切れるように細心の注意を払って扱うのだ。
戦闘が長引き彼らが疲れたら、また頑張れるように一番大切な者を奪うのだ。
人間とは元々そういう事に憤る、理解しがたい種族なのだから。

……という風にしばらく考えていた。
期待に胸を膨らませながら鉄の墓まで走ってきたが、見えるのは鉄くずと鉄くずになる予定の物だけだった。
たまにくだらない有機物達が、何かを一生懸命に撃っている事がほのかに感じられる事もあったが
それすらもその内倒れた鉄くずの下で静かになっていった。

もはや「鉄の墓」ではなく、「鉄の海」と呼ぶべきかと悩み始めた頃になってやっと
イトレノッグは気にも止めていなかった有機物の中に、強い者が隠れているのではないかという期待を抱き始めたが、
その内それすらも自分の空しい望みに過ぎなかったと気付いた。

ギイン-

聞きなれた機械の起動音がまた聞こえてきた。
ああ……アイツもまたどうせつまらない奴だろうな。

イトレノッグは高く跳躍し、たちまち地軸を揺るがしながらもう一つの鉄くずを作り出した。

願わくは、ここまでたどり着いてくれ。未知の地から来た者達よ。
俺様が待った分、お前達は俺様を楽しませてくれないとな。

  • 種族:竜族・人間型
  • 攻撃属性:なし
  • 状態異常:暗黒
  • 弱点属性:火属性
  • 弱点状態異常:中毒・気絶・感電・睡眠・混乱・石化・氷結・暗黒
詳細情報
属性抵抗火属性0状態異常出血0.0%中毒-15.0%火傷0.0%感電-15.0%
水属性20氷結-15.0%鈍化0.0%気絶-15.0%呪い0.0%
光属性20暗黒-15.0%石化-15.0%睡眠-15.0%混乱-15.0%
闇属性20拘束-15.0%

1フェーズ

地鳴り

イトレノッグは通常攻撃を除いて必ず地鳴りと連携してパターンを行います。
『地鳴り』はタイミングを合わせてジャンプで回避が可能です。
※ゲージが80~90%ほど満たされたあたりでジャンプすると丁度よい。

尻尾攻撃

尻尾を360度に回転させて攻撃します。

不安定地帯

いくつかの『地鳴り』パターンの後、緑色の円が生成されます。
緑色の円の中にしばらくいると円は消えます
放置しておくと地鳴り後に赤色の円に変化し、鈍化効果のあるダメージ床になります。

ウィンドミル

プレイヤーを目掛けてウィンドミルをマップ全体を巡回しながら行います。

跳躍

高く跳び上がった後、赤い円を表示した場所に着地してダメージを与えます。

突進

プレイヤーの1人をランダムでターゲットに選択して突進姿勢をとります。
マップ内に最大3本ある石柱のうち、いずれか1つの石柱の後ろに隠れると、
イトレノッグが石柱にぶつかり、無力化ゲージが大きく削られてグロッキー状態に陥ります。
※突進経路は赤いターゲットエリアで表示され、突進のタイミングはゲージが表示されます。
石柱にぶつからなかった場合、パターン失敗。
『跳躍』と同時に『地鳴り』を1回行います。

咆哮

イトレノッグがマップ中央に移動した後、『咆哮』の準備をします。
多段ヒットを加えることで攻撃範囲を減らすことができます。
※攻撃範囲は赤色の円で表示されます。
攻撃範囲内にいるとダメージ+気絶状態異常。
また、『咆哮』の攻撃範囲内に石柱があった場合、破壊されてしまう点に注意。
このパターンを使用後、後述する『臨界点突破』というギミックが追加されます。

臨界点突破

『咆哮』パターン後、毎秒2%ずつゲージが蓄積されます。
イトレノッグの攻撃を受けるとゲージが5%上昇します。
ゲージが100%になると強力な攻撃を行ってくるので要注意。
無力化したりフェーズ移行したりすると臨界点のゲージは0になります。

2フェーズ

イトレノッグが地面を破壊したことで地下に移動する演出から開始。
マップが変わったことで『不安定地帯』がすべて消え、石柱が新たに生成されます。
以後、イトレノッグの一部通常パターンと特殊パターンをのたびに天井から石が落下してダメージを与えるので注意。
ほとんどの攻撃パターンは1フェーズから続投。ただし、一部のパターンは変化します。

尻尾攻撃

1フェーズで使用したものに砂風が追加され、被撃すると長時間、暗闇状態異常にかかります。
砂風の当たり判定が長めなので注意。

ウィンドミル

1フェーズとは異なり、マップ端にぶつかるたびに方向を変えて移動して合計4回攻撃を行います。

3連撃
自分の力を抑えきれない!

イトレノッグがプレイヤーの背後に瞬間移動した後3連撃を行い、『地鳴り』を行います。

4連撃
塵あくたになれ!

4回地面に降りながら広範囲攻撃を行います。
攻撃範囲は2種類あり、1つはドーナツ状、1つはイトレノッグの周囲に攻撃判定が出ます。
いずれも安全地帯でジャンプして回避することができます。

急降下

2フェーズでのみ発動する攻撃パターン。
高く跳び上がった後、地面に着地して砂嵐を発生させます。
攻撃範囲はマップ全体に及びますが、石柱付近に安全地帯が白色で表示されます。
安全地帯に避難したうえでジャンプで回避が可能です。

天地:無雷

イトレノッグがマップの左右いずれかの端に移動し、地面を掘ります。
その後、跳び上がって地面を3回叩きつけ、地面の破片で攻撃してきます。
最初の攻撃はイトレノッグの前方を避けて移動し、その後はタイミングに合わせてジャンプで回避。

3フェーズ

名前が激怒した真竜に変更。
常時、臨界点状態になり、すべての臨界点突破パターンを周期的に使用します。

高速移動
全力を尽くせ!虫けらども!!

3フェーズ開始直後に発動。
マップ全体を高速移動しながら落石を発生させ、『地鳴り』を行います。
この時、イトレノッグは無敵状態な上、マップ広範囲に攻撃判定があるので回避に専念しましょう。
4回目の『地鳴り』でパターン終了。
約2分30秒間隔で発動します。

竜の庭園

火竜アッシュコア

7.gif8.gif
担当声優:城岡祐介

ストーリー

「死にたくない……!」
弱い奴は死ななければならない。
「た……助けてくれ!」
弱い自分自身を恨みながら死んでいけ。

数十人の天界人達が悲鳴の一つ上げられずに、一瞬で灰となり消えた。
アッシュコアはまだ消えてない残り火を眺めながら大きく息を吸った。
血、灰、土埃が全て入り混じって漂うこの匂い。
風が吹き、匂いは火種と共にあっという間に消えていった。

ああ、これよりもっと酷い匂いを飽きるほど嗅いでいた記憶がある。

アッシュコアはまだ幼い竜だった時の記憶を思い浮かべた。
自分が見ていたバカルは、全てを八つ裂きにしていた。
建物、魔界人、ましてや同じ竜族であっても。バカルは文字通り目の前にあるすべての者を壊し、燃やした。
誰であろうと彼の鱗一本にも触れられないような、圧倒的な姿……
そういう彼に憧れた。アッシュコアはバカルのそういう強さに憧れた。

弱い者が死ぬのは当たり前だ。生き残れるのは強い者だけだ。

バカルの足跡を追って天界にたどり着いた彼は、自分の持論を実践し始めた。
多くの人々を殺した。理由はたった一つ、弱かったからだ。
同族だとしても気に障る奴は全て八つ裂きにしてやった。これも理由はたった一つ。弱かったから。

そして強い者だけがバカル様の御傍に堂々と立てる。

今の自分の強さなら…
思いにふけていたアッシュコアは、拳をググっと音がなるほど握りしめた。
バカル様のお目にかなうことはできるのだろうか?
彼の影を追い、力だけを求めて走って来たのだが、分かるすべもなかった。

「本当に不快極まりない光景ですね」
「イヤなヤツが来たものだ」

聞こえてくる声に、アッシュコアは振り向きもしないで答えた。

「ヌマウグ……オレの領域に勝手に踏み込んできたヤツがいう台詞ではなさそうだが?」
「おやおや、悪気があったわけではありませんよ。ただ言伝があったものですから」

言葉の内容とは裏腹に、ヌマウグの発言には気味が悪いほど過度な感情が込められていた。

「言伝だと?」
「バカル様が私達をお呼びです」
「バカル様が?」

アッシュコアは眉をピクリと動かしながら後ろを振り向いた。
周りを眺めながら嫌悪の表情を浮かべていたヌマウグは、アッシュコアと目が合ったとたん作り笑顔を浮かべた。

「はい、私達に直々にお話があると伺いましたよ」

アッシュコアはもう一度拳を握った。
しかし、今回は前とは違う気持ちだった。
笑いが弾けるのを止められなかった。
やはり……バカル様はオレの力を目に留めてくださっていたのだ!

「ふふふ……急ごうぜ。バカル様待たせるわけにはいかないからな!」

  • 種族:竜族・人間型
  • 攻撃属性:火属性
  • 状態異常:火傷
  • 弱点属性:水属性
  • 弱点状態異常:氷結・出血・混乱
詳細情報
属性抵抗火属性20状態異常出血-15.0%中毒0.0%火傷0.0%感電0.0%
水属性0氷結-15.0%鈍感0.0%気絶0.0%呪い0.0%
光属性20暗黒0.0%石化0.0%睡眠0.0%混乱-15.0%
闇属性20拘束0.0%

1フェーズ

火炎地帯

1~3フェーズで使用する基本パターン。
アッシュコアはすべての攻撃パターンの後に必ず火炎地帯を生成します。
火炎地帯にいると火傷状態異常にかかり継続ダメージを受けます。
火炎地帯は以下の方法で消火することができます。
  • ジャンプで風を起こして消火
    ジャンプ→着地で消火することができます。
    滞空時間が長ければ長いほど風の範囲が広がるため、跳躍スキルが有用。
    特性上。女スピッドファイアやドラゴンナイトは特に広範囲の消火がおこなえます。
    また、魔槍士とパラディン以外の職業では、バックステップでも小範囲ながら消火が可能です。
  • 水属性の通常攻撃で消火
    水属性を付与した状態で通常攻撃を行うと消化ができます。
    本来は水属性ではない場合でも、キューブの契約などで水属性付与をしておけば便利。
    水属性+男クルセイダーのサンダーハンマー:ユピテルは。広範囲の消化が行えます。
  • アッシュコアを無力化させて消火
    アッシュコアが無力化状態になると一斉に火炎地帯が消えます。

ダッシュ攻撃

アッシュコアがランダムなプレイヤーをターゲットに選んだ後、一定時間後にターゲット目掛けて突進します。
回避した場合、アッシュコアが地面を激しく叩きつけ、火炎地帯を生成します。

2フェーズ

1フェーズから続けて『火炎地帯』は続投。小まめな消火を忘れないようにしましょう。

消滅の息吹

アッシュコアがマップの左右いずれかの端に移動して、火炎ブレスの準備姿勢を取ります。
この時、アッシュコアを攻撃すると火炎地帯が生成される範囲を減らすことができます。

火の競技場

2~3フェーズで使用するパターン。
アッシュコアが直立不動になり、自分の周囲=赤い範囲円の範囲を攻撃します。
この時にアッシュコアを攻撃すると、アッシュコアの周囲にある赤い範囲円が広がりますが、
この範囲円の内側が、後に安全地帯になるので積極的に攻撃しておきましょう。
キャストバーの充填後、赤い範囲円の内側だった場所に火炎地帯を生成した後、
赤い範囲円の外側だった場所に火炎爆発を起こしながら火炎地帯を生成します。
最初に生成された火炎地帯を除去しながら安全地帯=アッシュコアの周囲に入ると、回避が可能です。

憤怒爆発

2~3フェーズで使用するパターン。
マップの左右いずれかの端に移動して、直立不動の体勢をとります。
この時にアッシュコアを攻撃すると、アッシュコアの足元に左右に広がる赤い範囲が広がります。
この範囲の内側が、後に安全地帯になるので積極的に攻撃しておきましょう。
その後、安全地帯から火炎地帯を生成した後に火炎地帯を火炎玉に変換して広範囲に乱射します。
安全地帯にいれば火炎玉を回避可能です。

炎の爆発

アッシュコアがマップ中央に移動して、直立不動の体勢をとります。
アッシュコアの周囲にある赤い範囲電が安全地帯ですが、
この時にアッシュコアを攻撃すると、赤い範囲円が狭まっていく点に注意。
その後、火炎地帯をすべて火炎玉に変換して広範囲に乱射します。
着弾地点をよくみて回避してください。

火炎爆発
煩わしい故ぶんぶん飛び回るな!

HP80%以下で発動。
アッシュコアが空中に跳ぶ上がった後、火炎地帯を火炎玉に変換して乱射します。
火炎玉はプレイヤーを追尾し、着地すると爆撃を起こします。
一通り火炎玉を乱射した後、アッシュコアがプレイヤーに目掛けて攻撃をしてきます。
攻撃範囲が表示されるため、移動していれば回避可能です。

3フェーズ

炸裂の火竜アッシュコアに名前が変化します。
1~2フェーズから引き続き『火炎地帯』が続投。小まめな消火を忘れないようにしましょう。

炎の鎖

3フェーズ突入時に発動。
アッシュコアが無敵になってマップのいたるところに火炎地帯を生成します。
火炎地帯がマップ全体に広がっているため、消火に専念すること。
その後、マップ中央に一気に飛び降りて攻撃します。

火炎大爆発

アッシュコアが大爆発を行う体勢をとります。
キャスティング時間中、ランダムなプレイヤーの1人の足元に火の輪が生成されます。
この火の輪の内側が安全地帯となるので、
アッシュコアの攻撃範囲外にパーティーで集まるようにすれば回避可能です。

*1 ネンマスターの小型念障壁、男クルセイダーのヒールウィンド(要タリスマン)、クリエイターのアイスシールドなど
*2 パラディンと魔槍士を除く職業ではバックステップでも回避可能
*3 空中やハイディング中でも有効