MHWで初登場した、蛮顎竜アンジャナフの素材を用いた剣斧。
目次
概要
- 蛮顎竜の牙や毛皮をふんだんに使った荒々しい外見が特徴的。
特に目を引くのが幅広の剣刃で、剣モードの見た目はまさに大剣を思わせる。
性能
MHWorld
- その性能は
- 攻撃力735
- 火属性値300
- 斬れ味は青10で匠でも青が伸びるだけ。下の緑はそこそこ
- 会心率-20%
- 強属性ビン
- スロットは無し
- 高めの攻撃力とまずまずの属性値を両立しているものの、斬れ味と会心率がネック。
強属性ビンの倍率が以前より強化されているものの、
白ゲージの出る強力な無属性武器に押されがちであまり話題に上がる武器ではなかった。
MHW:I
- マスターランクの狩猟解禁に伴いフラムシスカも更なる強化が可能に。
アンジャナフはストーリーには関わらないが、序盤から登場するのですぐに強化できる。
- マスターランクの最終強化は蛮炎剣斧ロギンシスカ。その性能は
- 高めの攻撃力945
- 大幅に増加した火属性値600
- 斬れ味は青80。しかし匠の延長分は全て白に
- 会心率-20%
- 強属性ビン
- スロット無し
- なんと属性値が倍化して600に。しかも強属性ビンの倍率が更に強化され1.45倍になったため、
剣モードの属性値は驚愕の870となり、属性強化スキルが加われば容易く1000を突破できる。
微妙な性能だった上位までとはうって変わって強力な属性特化武器となった。
- しかし難点も存在……というか攻撃力と属性値以外は難点だらけのじゃじゃ馬と化してしまっている。 このように、運用にあたって大量のスキルを必要とする癖に融通が利かないという頭の痛い武器なのだ。
- 特に斬れ味ケアを怠ろうものなら青ゲージとマイナス会心が祟って、
物理期待値はマスターランク武器で下から二番目という惨状なので絶対にここを切るわけにはいかない。
- しかも火属性の強属性ビン武器はなんとこれ一本しかない。
ライバル不在の独自の地位と言えば聞こえは良いが、
要するに火属性特化をする場合多少性能が落ちても取り回しの良い武器を選ぶという逃げ道もなく、
嫌でもこのじゃじゃ馬と付き合う羽目になるのだ。- 属性特化までは行かず、とりあえず火属性が欲しいという場合は、
ディノバルドのディノスマッシャーが対抗馬になる。
攻撃力、属性値ともにこちらより低い数値だが、マイナス会心は無く強撃ビン搭載。
また属性値も強撃ビンにしては高く、斬れ味も素で白50、匠3で紫まで出る。
更にはレベル1のスロットを2つ備えており、スキル自由度においては大きな差がある。
- 属性特化までは行かず、とりあえず火属性が欲しいという場合は、
- しかし幸運なことに、真・属性会心のシリーズスキルを持つEXシルバーソル防具のα版には火属性強化が付いてくる。
これでスキル問題は解決……しない。
というのも、シルバーソル防具は真・属性会心が備わっているにもかかわらず、
会心率をアップさせるスキルは一切無いという謎仕様のため、結局スキルはカツカツのままである。
- シルバーソル装備で運用する場合、どうしてもある程度生存系スキルは切る必要が出てくる。
しかも悪いことに火属性特化で挑みたい相手はよりにもよってキリンやネロミェールといった面子。
水、雷耐性が壊滅的なシルバーソル防具を着込み、ただでさえ防御面に難のあるスラアクで、
防護スキルを投げ捨てて彼らに挑むなど自殺行為もいいところ。とんだ上級者向け武器である。
- 全ての条件が揃った時の破壊力は凄まじいの一言。
圧倒的な属性値に並み以上の物理火力が合わさり、歴戦古龍すらも焼き尽くす驚異の武器となる。 - また属性値600という数値は火属性強化LV6を積んだディノスマッシャーをも上回る数値。
すなわち、アルバトリオン戦にて必須級スキルである属性強化を完全に切ることができるという強みを持つ。
アルバトリオン本体は属性肉質がさほど柔らかくはなく物理寄りのため、属性強化スキルの代わりに
火力特化のスキルを積むことができるのは大きなアドバンテージ足りうる。
- あるいは会心率のことは諦めて、EXテンタクルシリーズで(真・)属性加速を利用するのもあり。
火力は数段落ちるが、整備や体術といった便利なスキルが付き、
斬れ味ケアをする余裕も十分あるので、よほど腕に自信があるのでなければこちらが無難だろうか。
- 火属性の強属性ビン武器はこれのみだが、火属性武器としての総合性能でのライバルは存在する。
リオレウス希少種の武器、煌竜斧シルバーギアである。
攻撃力は同値だが、属性値は半分、良質な斬れ味、プラス会心、強撃ビン、Lv2スロット×1……
と、ことごとくロギンシスカの真逆を行く性能をしている。
基本的には負けている面が多いのだが、属性値の差があまりにも圧倒的なため、なかなか良い勝負になっている。
相手の肉質にもよるが、極限まで火力に特化すると伸び代の大きいロギンシスカに軍配が上がることが多い。
一方でシルバーギアは非常に高レベルの火力と快適さを両立できる柔軟性と高い基礎スペックがある。
一点突破で徹底的に長所を伸ばすか、総合力を見て短所を補うか、中々に対照的な二振りである。
MHRise
- 本作でも骨武器からの派生でフラムエルシスカが作成可能。ただし登場時期の都合上、上位からとなる。
発売時点ではフラムエルシスカIIで強化が打ち切られていた。その性能は、- かなり高い部類の攻撃力220
- 会心率-20%
- 冗談みたいに下がってしまった火属性14、IIで17
- そのせいで活かしづらくなってしまった強属性ビン
- Lv2スロット1つとLv1スロットがひとつずつ空いている
- 素の斬れ味は青10。その下の緑ゲージも50しかない。
- 百竜強化は会心率強化I、属性強化【火】II、痛恨の一撃
MHWorld時代の半分以下になってしまった火属性値だが、
幸いスラッシュアックスのビン爆発ダメージは属性値依存ではないためそこまで問題ではない。
生まれた時代が悪かったどこぞの白き神の剣斧が恨めしそうな目でこちらを見ている。
貴重な枠を使うことにはなるが、百竜強化で23まで補強できるのも救いか。
なによりMHRise発売時点では火属性で唯一の強属性ビンスラアクなので、ちゃんと活躍の場は設けられている。
重いマイナス会心を百竜強化の痛恨で誤魔化すか見切りスキルなどで取り戻すかは好み次第だろう。
百竜強化はどれもぱっとしない効果のため、派生前のパワーブロウニーIIから攻撃力強化IIIを引き継ぐのも手である。- この武器に限った話ではないが、一発生産に対応して
しまっているため、
フラムエルシスカIからパワーブロウニーへ強化を巻き戻すことはできない。
百竜強化を引き継ぐ場合は骨素材派生の最初からコツコツ強化する必要があるので注意。
中にはこの罠にハマってフラムエルシスカを何本も作るハメになったハンターも…
鈍器運用でもタイラントアックスのように長時間使用できるような長さではないため、何らかのケアは必要。
匠の発動が極めて難しい今作では、良お守りが前提の剛刃研磨型もアリ。
青ゲージが90秒とはいえ維持できるようになれば、その間の火力が劇的に向上するので採用する価値はあるだろう。
そうすると今度は高速変形と剛刃研磨を持ったデスギアに呪われる。
Ver.2.0以降
- Ver.2.0にて、最終強化の蛮顎剣斧フラムシスカが実装。
- 剣斧トップクラスの攻撃力230
- 会心率-20%は改善せず
- 若干マシになった火属性20
- 強属性ビンが属性値を補強
- スロットLv2-Lv1は変わらず
- ほんの僅かにしか伸びなかった青20。緑も伸びていない。匠で白は出ない。
- 百竜強化は会心率強化II、属性強化【火】III、痛恨の一撃
短い青を維持するための剛刃研磨がLv2スロットの装飾品となったことも追い風と言える。
また、重ね着装備が生産できるようになったため、デスギアの呪いからも解放された。
- この攻撃力を以てしても強撃ビンのリオヴェルグレイブに剣モードでの物理火力は及ばないが、
強属性ビン故の覚醒速度の速さで十分に差別化ができる。
- 素の属性値が向上し属性強化のレベルも上がったため、十分実用的な属性値を得られるようになった。
そのためVer.1までとは異なり、百竜強化は攻撃力強化ではなく属性強化IIIを選び、
強属性ビンであることを活かせるバランス型の方が総合的に見て火力を出しやすくなっている。
せっかく引き継いだ攻撃力強化を上書きしてしまうが、その気になればいつでも復元できるので気にする必要はない。
リオヴェルグレイブも弱点特効【属性】を用いて属性を伸ばせるのが辛いところだが、
あちらは物理にも属性に弱い部分を攻め続けないことには武器の長所を引き出せないという欠点が存在し、
対してこちらは強属性ビンの扱いやすさと総火力の高さでバランスが成されているため、絶妙な調整である。
- Ver.3.0では百竜剣斧に肉薄されてしまった。
同じ属性値かつ同じ強属性ビンにされても攻撃力ではこちらが勝っているが、
あちらも攻撃力を伸ばすなり匠Lv1から白を出すなりして追い上げてくる強敵。
斬れ味ではまず勝てないが、こちらは素の攻撃力と百竜強化込みの属性値、
そして装飾品スロットで迫られた分を引き離すことができるため、
長所を活かした差別化を意識したい。
MHR:S
- MRでは主に蛮顎竜素材を用いることで蛮顎剣斧フラムシスカ改→蛮炎剣斧ロギンシスカへ強化され、
最終的には傀異化した鱗を使用して蛮炎剣斧ロギンシスカ改へと強化される。
- ロギンシスカ改の性能はというと、
- やはりトップクラスの攻撃力350
- やっぱり伸びない火属性29
- 相変わらずの会心-20%
- スロットも変わらずLv2-1。百竜スロットはLv2
- 上位とは打って変わって素で斬れ味紫10。白もそこそこ長い
- もちろん強属性ビン
- 最大のネックだった斬れ味が大きく改善されたことで、この武器も安泰……
とは行かなかった。
様々な要因から、イマイチ噛み合わない性能になってしまったためである。- まず上位までと違い、高属性値の武器の台頭によって低属性は悪目立ちしやすくなった事が挙げられる。
ジャナフ武器はこの点を高い物理性能と良質な斬れ味でカバーしており、
他武器種では物理特化の火属性武器として高い評価を受けているものが多い。
スラアクも額面上はそうなのだがこの武器は強属性ビンであり、
火属性物理トップとは残念ながらいかなくなってしまっている(後述)。
そして唯一の火属性強属性ビンだった上位までと違い、MRでは火強属性ビンが増えており、
特に溶翁竜武器のデストロ=Yには2.7倍近くの差が付けられてしまっている。
- また、百竜スロットがLv2止まりなのも痛い。
標準では変撃竜珠【3】を装備できないためビン変形強化を発動させられず、
立ち回り面の強化が図れないからである。
ただ、Ver.11で追加された傀異錬成で手は入れられるし、
火力面においては幸か不幸か属性値の低い強属性ビン故にそこまで強化されず、
立ち回りに不自由しないならそこは弄らないという選択肢も残されているのは救い。
- まず上位までと違い、高属性値の武器の台頭によって低属性は悪目立ちしやすくなった事が挙げられる。
- 一番の要因は強撃ビン剣斧の復権であろう。
プレイスタイルにもよるが、高出力化をスムーズに移行しやすくなったことで選択肢に挙げやすくなった。
そしてリオヴェルグレイブを強化したハイ=リュビリオンが極めてバランスの良い仕上がりになっており、
攻撃力330と実質的な期待値で互角に立ちながら、火属性47とこちらのビン補正を上回り、
紫ゲージもデフォルトで20、おまけに変形コンボの火力が明確に上がる強撃ビンでは嬉しい百竜スロットLv3と、
火属性で物理押ししたい本武器にとって目の上のたんこぶになってしまった。
- 強撃ビンはプレイスタイル次第では覚醒が遅いままであることから、
低属性強属性ビンも完全にそれの下位互換に成り下がったわけではなく選択肢として残されている。
ただ、そうすると今度は新天地からの刺客、棘竜武器のローゼンプリオンが殴り込みをかけてくる。
攻撃力こそ320だが、会心20%によって期待値は互角。
そこにこちらより高い火属性35、こちらより長い紫20が追い打ちをかけてくる。
斬れ味白は短いものの、逆に言えば研磨術【鋭】との相性がいいということ。
明確に勝てている点はスロットくらいしかなく、やや苦しい戦いを強いられる。
- Ver.11からは傀異錬成によって武器の属性値をテコ入れできるようになったが、
この武器の場合属性値を上げると変撃竜珠を搭載したくなる*1のが悩ましい。
一応必要水準レベルの属性値はあるので、
いっそ攻撃力を徹底的に上げるなどの差別化を図ったほうがいいかもしれない。
これは同じく百竜スロットLv2の強撃ビン剣斧では選びにくい芸当ではある。
余談
- 武器名の元ネタはおそらく、フランク族と呼ばれる民族が使用していた投げ斧の「フランシスカ」。
ここにドイツ語で"炎"を意味する「フラム」や、
ヘブライ語で"偉大な"を意味する「エル」をかけたものだろう。
過去作にもフランキスカの銘を持つ斧型武器(片手剣だが)が存在し、
MHFにはそのまんまな名前のスラッシュアックスFも登場している。
- 同じジャナフ武器の片手剣とは一文字違いである。
カテゴリが違うのでゲーム内で混同する事はまず無いが、
Wiki内ではどちらの使い手でもないハンターは少し混乱するかもしれない。
関連項目
モンスター/アンジャナフ
武器/ジャナフ武器
武器/パルザ=ダオラ - 「ジャナフ=ダオラ」という名義のせいで混同されやすいクシャルダオラの剣斧。