MHRiseで初登場した風神龍イブシマキヒコの素材から作られた防具シリーズ。
目次
概要
MHRise
- 製作にあたって、胴と腕に下位素材の火竜の翼膜を要求される点には注意。
Ver.1.0
- 全身にバラバラのスキルが1ずつ付いており、スロットが一切付いていないという
かなり癖のある構成。属性耐性は一式で火が-5、龍が-10となっている。
防御力は作れるようになる段階としては妥当な一部位あたり66(合計330)。 発動スキルを見る限り一応、ランスや弓向けのスキルが多めに発動すると言えるが…。
- 上の表のように、一式装備しても複数レベル発動するのは「風紋の一致」のみである。
他はバラバラのLv1スキルが発動しまくるようになっており、何も考えずに一式装備すると
死にスキルになったりLv1だけでは恩恵が薄いスキルが大抵の武器で出るので中々難しい。
防具自体のスキルが貧弱なラスボス装備としては過去にもMHXXのネセトシリーズ等があったが、
あちらは異様に多いスロットと秘術+護石強化による圧倒的自由度がウリだったのに対し、
こちらはそもそもスロットが一切無いのでこれ以上はどうしようもない。- 専用スキルである「風紋の一致」は「古龍イブシマキヒコの力を得る。」と解説には描かれているが、
実際の効果はLv1~Lv4ではそれぞれ+1ずつ龍属性耐性が上がっていきLv5で初めて強運の効果が発動する。
さらに、他にSPの付いている防具は存在しないため、
Lv5の効果を使いたい場合は強制的にこのLv1スキルの群れがセットで付いてくる。
物欲装備は防御力面やスキル面でデメリットが出てしまう事自体は珍しくない。
だが、今作は超会心や弱点特効、攻撃Lv7が容易な環境な為、パーティメンバーから良い顔はされないだろう。
重ね着装備でぱっと見は誤魔化したりも出来るけど
あくまで使用はオフラインか小型モンスター討伐くらいに控えたい。- ちなみにこの防具、本体の龍耐性は一部位あたり-2である。
一式装備では-10になるところに耐性ボーナスを得て-7となる。
風紋の一致で得られる龍耐性は最大で+4なので、一式ではマイナス耐性を打ち消せない。
- ちなみにこの防具、本体の龍耐性は一部位あたり-2である。
- 対となるナルハタタヒメ装備のなるかみシリーズはストーリーラスボス防具らしく、
Ver.1.x時点では最高の防御力を誇っていたが、しまきシリーズにはそれがない。
この後に解禁されるディアブロシリーズや金色シリーズに普通に負けてしまう。
つまり、大して固くない強運防具である。
- 専用スキルである「風紋の一致」は「古龍イブシマキヒコの力を得る。」と解説には描かれているが、
- というか、どうしても強運効果が欲しいならば幸運スキル持ちの装備を使った方がいい。
あちらは防具だけでも3部位で最高ランクまで発動可能であり、空いた部位やスロットがある分、
5部位装備必須でスロットのないこちらと比べて圧倒的に物欲系以外のスキルが積みやすい。
護石や装飾品の状況によってはより柔軟性が上がる。
さらに、有志の検証によれば、
唯一の売りである強運スキルすらも、幸運スキルを3レベルまで上げたほうが報酬期待値が高い始末。- 過去作で一式では貧弱でも部位ごとにお呼びがかかる装備にリベリオンシリーズなんかもあるが、
この防具はそれすら無い。基本趣味装備である。
女性用装備では装備の見た目に脚がお呼びにかかることもあるが、それも重ね着で充分。
- 過去作で一式では貧弱でも部位ごとにお呼びがかかる装備にリベリオンシリーズなんかもあるが、
- ゲーム上は中ボス格とはいえラスボス級のモンスター装備なのに
控えめに言っても微妙としか言いようがないスキル構成が多くのプレイヤーを驚かせたが、
これについては本作のストーリー上、イブシマキヒコとナルハタタヒメがお互いに求め合う一対の龍であるという点から
あえて伏線として設定されたものであると考えられる。
Ver.2.0時点のストーリーではまだ2体は合流しておらず不完全な状態で、
更に討伐したわけでもなく撃退した時に落としていった素材から防具を作ったにすぎない
…と、真の力を発揮していないと考えるのが妥当な要素が多い。
- なるかみシリーズと同様に、雷神龍の魂付きのナルハタタヒメ武器の性能を上げる効果がある。
スキル説明文に鑑みると、風紋の一致は事実上そちらを表現したものとも解釈できるか。
Ver.3.0
- 真の力が解放されるのは真のラスボス討伐後。
強化の後限界突破を施し、新しいスキルが追加されてからである。
詳細はリンク先に任せるが、
要約すると「しまき/なるかみの5部位構成にすると、防具のスキルのレベルが2つ上がる」。
一式での装備を行った場合となる。部位 スキル スロット 頭 風紋の一致+1 - 集中+1 回避距離UP+1 風雷合一+1 胴 風紋の一致+1 - ガード性能+1 ひるみ軽減+1 風雷合一+1 腕 風紋の一致+1 - 体術+1 スタミナ急速回復+1 風雷合一+1 腰 風紋の一致+1 - 強化持続+1 回避性能+1 風雷合一+1 脚 風紋の一致+1 - KO術+1 ガード強化+1 風雷合一+1 一式 風紋の一致Lv5 - 風雷合一Lv5 集中Lv3 回避距離UPLv3 ガード性能Lv3 ひるみ軽減Lv3 体術Lv3 スタミナ急速回復Lv3 強化持続Lv3 回避性能Lv3 KO術Lv3 ガード強化Lv3
雷属性と龍属性の強化は、風雷合一の属性強化効果と重複するため、特にナルハタタヒメの双剣や弓といった、
スタミナを消費しやすい手数武器は百竜スキルと合わせ強力。
イブシマキヒコの武器は残念ながら属性が低いので、龍属性を活かすならバルク武器などがいいだろうか。
ひどい浮気である
- しまき一式で運用する場合、「雷か龍属性の榴弾チャージアックス限定」と武器の選択肢がまるで無くなる。
風雷合一はなるかみシリーズにもついているため、両者の混合装備での運用がほぼ前提となっている。
たとえば、胴と脚をなるかみシリーズにする事で発動スキルが風紋の一致・雷紋の一致・集中・回避距離UP・
回避性能・体術・スタミナ急速回復・強化持続・抜刀術【技】・ランナーとなり、
鬼人化【獣】採用型の双剣装備としては悪くないラインナップになる。
火力増強が抜刀術と風雷合一しかないのが難点であるが。
スキルシミュレータ使えとか言わない。
雷神龍の魂運用について
- 相方であるナルハタタヒメの武器全般に付いている百竜スキル「雷神龍の魂」は、
しまきシリーズの装備数に応じて会心率が上昇する効果。
最大倍率は+40%と極めて大きいが、一部位でも外すと会心率12%まで落ちてしまうため
どうしても使うならフルしまきが前提となる。
ただ、全スキルを活かそうと思うとチャージアックスぐらいしかまともに活かせない…
そのため、いくつかのスキルは死ぬ前提で最初から割り切って運用した方が結果的には使いやすいと思われる。- 構成を見ると、ガード性能、回避性能など、生存系のスキルはかなり充実しているため、
ランス、ガンランスならば一式で着てもそれなりに使いやすい。
これらの武器では抜刀術が使いづらいが、無理に抜刀攻撃をコンボに組み込むよりは
「抜刀直後だけ火力が上がるボーナスタイム」と割り切って運用した方が結果的には使いやすい。 - その他では、属性特化では使いづらいが大剣や、納刀と抜刀が早い片手剣辺りも立ち回りは比較的楽な方。
- 一方、ガード系スキルが死ぬ太刀や双剣はなかなか運用には厳しいものがある。
ガンナーにとっては役立つスキルがあまりにも少なすぎ、スロットもないので運用は困難を極める。
体術やランナーは弓に向いているが、他のスキルがあまりにも使いづらいので結局これもネタの域か。- 本気で火力を出そうと思うと、ナルハタタヒメ武器が属性特化であることと、
風雷合一で属性値が強化されることから、
属性会心を護石で組み込むことが必要になってくる。
そこまでしても火力は微妙だが…。
- 本気で火力を出そうと思うと、ナルハタタヒメ武器が属性特化であることと、
- 正直装備を揃える手間に対して火力はあまり期待できず、
もっと優秀な装備構成はいくらでもあるのだが、あえて述べるならば
「立ち回りを強化するスキルが複数発動する上、強運まで付いてくる」
…というのがこの一式の強み。
タイムアタックなどのとにかく火力を求められる運用には向かなくとも、
素材集めの用途には問題無く使っていけるだろう。
- 構成を見ると、ガード性能、回避性能など、生存系のスキルはかなり充実しているため、
MHR:S
- MR20でMRイブシマキヒコが登場し、そこからしまき・真シリーズが作成可能。
当然防御力は上がっているが、スキル構成は上位のしまきと全く同じ。
代わりに全部位にLv2スロットが空いたので火力スキルが組み込みやすくなった。
また、スキルの融通が利きやすくなった事で、
1部位を他の防具に入れ替えてしまき・なるかみに無いスキルを強化し、
下がったスキルレベルをLv2スロットで補填するという使い方も実用的になった。
元々相性の良かったチャージアックスが強属性ビンの強化を貰った為、
雷・龍属性のチャージアックスで扱いやすい。
- Lv2の百竜装飾品となった雷神龍の魂も効果が変更されており、
しまきシリーズ1部位につき会心率+5%に強化されている。
その代わり5部位揃えた時の大幅な強化は失われており、最大でも会心率+25%止まりとなる。- デメリットがなく百竜スロットがLv2止まりの武器でも使える利点はあるが、
当然しまきシリーズの装備が必須になることに変わりはない。
しかし5部位時の補正が弱体化したことで逆にフルしまきである必要がなくなったので、
上位のときよりも柔軟性は大きく改善している。 - 上記の4部位運用においても会心率20%を無条件で得られる。
他に装備するスキルや、武器自体の会心率にも影響されるものの、〇〇特効に近い火力増強が可能。 - 流石にしまきが3部位以下になると特効の方が使いやすくなる…が、
本作では龍属性かつ会心率高めのマガラ武器が復活しているため、
しまきなるかみ混合ならばマガラ武器に雷神龍の魂を付けて会心特化というのもありだろう。
スロットが増えているため、超会心や弱点特効を搭載しやすくなっているのも追い風。
夫婦混合装備なので浮気にならないのも利点。
- デメリットがなく百竜スロットがLv2止まりの武器でも使える利点はあるが、
- 傀異錬成で1レベルのスキルが増やせれば風雷合一で強化……と思いきや、
しまき・なるかみシリーズは傀異錬成でスキルがつくことがない。
その代わりにスロットが高レベルのものになりやすいため、ここでスキルを補っていくといい。
また、強化されるのは「防具に元々ついているスキルだけ」であり、
4部位+1運用で+1側に傀異錬成で追加されたスキルも強化されなくなっている。- また、Ver.13で追加されたスキル特化型も残念ながら対象外。
- Ver.16で追加されたスロット特化型についても対象とはならなかった。
加えて、風紋の一致、風雷合一のいずれも装飾品、錬成の抽選スキルにはならなかったため、
これらを発動させるには相変わらずしまきシリーズを装備する必要がある。
ただ、アップデートに伴いスキル自由度が大幅に上がったことで、本防具(となるかみ)を4部位装備してまで
スキルLv+1を発動させる意味は少し薄れたか。
オトモ装備
しまきのねこシリーズ
- 風神龍の上/重端材を使用して作成できる、オトモアイルー用の装備。
見た目はまさに「風神」といったものとなっており、
胴装備を着ると雲に乗って宙に浮くことができる。
防御力については110と、★6のモンスターの防具より高いが★7のモンスターの防具より低くなっている。
- 武器は「しまきのねこぐんばい」。遠隔特化型の斬撃武器で、龍属性を持っている。
近接攻撃力160、遠隔攻撃力180、龍属性15と、攻略段階では優秀な性能。
しまきのがるシリーズ
- オトモガルク用の装備。こちらは地に足が付いている一方で、
6つに分かれた鬣が目立つデザインとなっている。
- 武器は「しまきのがるつるぎ」。遠隔特化型の斬撃龍属性武器。
赫双翼のガル剣が完成するまでは、数少ない龍属性武器として活躍できるだろう。
余談
- イブシマキヒコのページでも名前の由来に触れられているが、
しまきとは「風巻き」と書き風が吹き荒れる様やその風そのものを指す。
また、晩冬の季語にも使われるため、ニュアンス的には雪混じりの暴風としても扱われる。
イブシ‐マキヒコだと思っていたハンターが防具名を見て一瞬戸惑うのはご愛敬。
- 見た目のモデルはそのまま風神雷神図屏風等に見られる風神の姿だろう。
首の後ろに袋状のパーツが付いているが、このモデルは風神が持っている風袋という
ふいごのように使って自在に風を起こす道具であると思われる。
関連項目
モンスター/イブシマキヒコ
モンスター/百竜ノ淵源ナルハタタヒメ
防具/なるかみシリーズ - 対の防具
スキル/○○の一致
スキル/風雷合一
システム/二つ名装備 - 強化しなければ真価が発揮できない防具の仲間