SandBox: お砂場(練習ページ)です。
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- SandBox/モンスターハンターワイルズ:シリーズ概要
- SandBox/モンスターハンターワイルズ2:その他要素
- SandBox/モンスターハンターワイルズ3:武器関係
- SandBox/モンスターハンターワイルズ4:システム・オトモ関係
- SandBox/モンスターハンターワイルズ6:登場人物関係
- SandBox/MHWilds新モンスター:大型モンスター1
- SandBox/MHWilds新モンスター2:大型モンスター2
- SandBox/MHWilds新モンスター3:小型モンスター
環境生物/アワウタイズク
MHWilds?で初登場した環境生物。
本記事ではレア種である「ビセイウタイズク」についても併せて解説する。
概要
アワウタイズク
- 緑色の羽毛に包まれた小鳥のような姿をした環境生物。
羽毛の無いツルツルとした皮膚に覆われ、嘴のないカエルのような顔には
尖った耳のような角、横長の瞳孔がある黄色い大きな目を持つ。
側頭部には丸い模様があるが、こちらは皮膚に覆われた鼓膜のようにも見受けられる。- 丸くて小さい身体は、前面は黄色と白の短い羽毛に覆われたぽっこりしたお腹になっており、
背中側は頭部と同じように羽毛の無い緑色の体色を持ち、
先端にはペンギンやカエルのような短くてかわいいお尻がある。
翼は翼爪が付いており、先端が丸い羽根が並んだ長めの翼になっている他、
両脚は小さい腿と細く黄色い脛、黒い爪が生えた小さな脚先という構成。
全体的なシルエットは小鳥でありながら、
細部の特徴は鳥類らしくないものもあるという個性的な外見になっている。
- 丸くて小さい身体は、前面は黄色と白の短い羽毛に覆われたぽっこりしたお腹になっており、
- 本種の存在が初めて明かされた2024年5月31日に公開されたPV1で、
飛び回る様子がほんの数秒だけ映り、ハンターたちの間で話題になった。
どう話題になっていたのか?ズバリ、MHWorldで初登場した毒妖鳥プケプケにそっくりだと話題になったのである。
緑色で角のある三角形の頭に黄色い大きな目玉、
翼の先にある丸い羽根の形など、多くの特徴が非常に似通っており、
界隈ではプケプケと何か関係がある、もっと言えばプケプケの赤ちゃん(幼体)なのではないか、
という考察が多く為されるようになった。
これは日本どころか、むしろ海外で大きな騒動となっており、
本種は“BABY PUKEI-PUKEI”と呼ばれ、多くのファンアートやミームが生み出され、
SNSにはプケプケの赤ちゃんのイラストや動画が舞い踊る一大ムーブメントとなった。- ところがその後、海外の開発者インタビューにおいて開発陣が「本種はプケプケの幼体ではない」と発言。
プケプケの赤ちゃんという夢は儚く散ってしまう事となった。
この期間、実に2024年の5月31日から6月12日までのわずか2週間足らずであった。
更にその後、2024年9月2日に行われたPAX West 2024というアメリカのイベントで、
“BABY PUKEI-PUKEI”ブームに触れられた後に辻本Pがそれを否定、
「アワウタイズク/Amstrigian」という名前と生態について解説がされた。
- という訳で、残念ながらプケプケの幼体でない事が確定してしまったが、
それ以前にも指の形が違う事*1、繁殖方法の違い*2などもあり、
元から両者が違う種である事は分かっていたとも言える。
ただ、両者があまりに似すぎていることも事実なので、
もしかしたら近縁種などである可能性はまだあるかもしれない。
- 余談だが、本種の人気は特に海外で凄まじいものとなっており、
PAX West 2024で本種の詳細が明かされた際には会場から歓声が、
チャット欄からはNOOOOOという悲嘆の声が挙がっていた。
いち環境生物に過ぎない本種の立場からすると凄い事態であり、辻本Pも「こんなに盛り上がるとは」
「こんなにスポットが当たってイベントで発表する事になるとは」と驚いていた。
- ところがその後、海外の開発者インタビューにおいて開発陣が「本種はプケプケの幼体ではない」と発言。
- 普段は小さい体でパタパタと飛び回ったり、木の枝に止まって休んでいたりする。
枝などに止まる際には、体を垂直に起こして周囲の様子を窺うような様子を見せる。
小鳥らしく昆虫食であるようで、バッタなどの獲物を啄む。
歌声が有名なようで、美しい鳴き声を持っているとか。
MHWilds
- 禁足地においては渡り鳥のような生態を持っている。
普段は湿度の高い森林地帯である緋の森で生活しているが、
生命の溢れる豊穣期になると河を下って隔ての砂原にまで渡ってきて、
河の流れるサバンナのような草原地帯で繁殖を行うのである。
一方、隔ての砂原が荒廃期になると姿を見せなくなり、
荒廃期、異常気象が過ぎて再び豊穣期になると再びやって来る。
- 隔ての砂原では豊穣期になると草原地帯のエリア8に姿を現し、
背の低い樹木の枝に巣をぶら下げるように作る。
この巣は枝に雫のような形でぶら下がっており、
現実世界で言うならばハタオリドリの仲間が作る
繊維の長い植物を籠状あるいは袋状に編み上げたような巣によく似ている。
だが、実際には泡を用いて作られた巣であるようで、
実際に巣を作っている時はシュワシュワと泡立っているのが分かる。
どちらかと言えばモリアオガエルが作る卵塊に近いのかもしれない。- 巣の中には小さなヒナが4羽ほど生まれており、ピィピィと可愛らしく鳴く。
このヒナを育てるためにつがいは役割分担をして子育てに励み、
片方が枝に止まって周囲の警戒を行っている間、
もう片方は周囲を飛びながら獲物を捕まえてヒナにエサやりを行う。- 獲物はバッタのような昆虫であり、低空飛行しながら獲物を見定め、
急滑空して呑み込んでしまう…という狩りの方法を取る。
エサを与えるときには呑み込んだバッタを吐き戻し、一度に複数羽に食べさせるようだ。
- 獲物はバッタのような昆虫であり、低空飛行しながら獲物を見定め、
- 昼の間は見張りとエサやりを行うが、夜は親も2羽とも眠ってしまう。
下を向きながら目を薄くさせ、うつらうつらとしている姿は可愛らしいが、
あくせくと働いていた昼間の事を思うと育児疲れにも見える。
- そして豊穣期が終わり、荒廃期に差し掛かるといよいよ巣立ちの時が訪れる。
ここでなんと親鳥が卒業を喜ぶように翼を広げて唄を歌い始めると、
更に別のアワウタイズクが2羽出現し、親鳥に釣られて歌いだす。
この4羽によるお祝いムードの中、親と同程度まで成長したヒナが巣から現れ、
同時に役目を終えた巣がボロボロと崩れ去ってしまう。
こうして無事に繁殖を終えたアワウタイズクたちは、
エリア8からエリア10方面、つまり緋の森に向かって群れで飛び立ち、隔ての砂原から姿を消すのである。
- 巣の中には小さなヒナが4羽ほど生まれており、ピィピィと可愛らしく鳴く。
- これらの生態行動は実際にゲーム中でも見る事が出来る。
MHWildsにおけるフィールドの気候の変化、それに紐づいた環境生物の行動などの
細かい挙動を緻密に再現できるハードスペックと、
様々な要素が実現され、リアルな生態系が描かれる本作を象徴するような環境生物の1体と言えるだろう。- この生態のため、隔ての砂原では豊穣期でしかその姿を見ることが出来ない。
普段は緋の森で暮らしているので捕獲するのはそちらの方が良いかもしれないが、
早く採りたい、隔ての砂原しか解放されてない段階でも捕まえたいという場合は、
豊穣期の時に探しに行くしかないだろう。
- この生態のため、隔ての砂原では豊穣期でしかその姿を見ることが出来ない。
ビセイウタイズク
- アワウタイズクに紛れて出現することのあるレア環境生物。
ベータテスト時から捕獲の報告は上がっていたが、
目撃例は非常に少なく情報が錯綜していたようだ。- MHW(:I)振りに登場した通常個体に交じって配置されるレアな環境生物である。
ただし、スナノリュウセイのような捕獲時にネットが光る特殊演出は存在しない。
- MHW(:I)振りに登場した通常個体に交じって配置されるレアな環境生物である。
- 大きさはアワウタイズクと大きく変わらないものの体色が変わっており、
頭部はアワウタイズクよりも青白い色になっている他、
腹部が紫色の羽毛に覆われているのが特徴的。
また、首元には金色の差し色が入っており、アワウタイズクと比べて高貴な印象がある。- プケプケに似た通常種に対し、本種のカラーリングはどことなく夜鳥ホロロホルルを連想させる。
体色はホロロホルルほど鮮やかというわけではないが、首元に差し色が入っている点が共通しており、
後述のフクロウがモチーフの一つであるという点を鑑みると、あながち当たらずとも遠からずかもしれない。
- プケプケに似た通常種に対し、本種のカラーリングはどことなく夜鳥ホロロホルルを連想させる。
- 本種の最大の特徴は名前にもなっているその美声。
カエルと鳥の鳴き声を合体させたようなアワウタイズクに対し、
こちらはまさに歌声のような美しい鳴き声を披露してくれる。
その歌声はかつてMHW:Iで登場したレア環境生物、ブルーディーヴァにも劣らぬ美声であり、
特徴的な歌声で出現しているのが丸わかりなのもよく似ている。
なお、アワウタイズクが翼を広げて踊るように歌うのに対し、
ビセイウタイズクは翼を広げずに歌に集中する。
- 出現条件はレア環境生物らしく少々複雑で、
上記のアワウタイズクが繁殖を終えるタイミングでのみ登場が確認されている。
詳しく言うと豊穣期が終わり、荒廃期が始まった直後というわずかな時間であり、
後述するように出現条件自体は難しめに設定されている。- 実際に確認されている出現パターンは、
巣立ちのタイミングでアワウタイズクの親鳥が歌いだし、
追加で別個体が祝いにやってくる時、更にビセイウタイズクも追加で現れるというもの。
迎えにやってくるアワウタイズクにビセイウタイズクが混じっているかはランダムだが、
ヒナが巣立った直後にようやく遅刻して現れる場合もあるようなので、
アワウタイズクが群れで緋の森に向かうまでは様子を見ても良いだろう。
現れた場合はその特徴的な鳴き声で判別できる。
- 親たちと共に木の枝に止まって歌声を披露し始めるが、
歌に夢中になっているのか緋の森に向かうまでが結構遅いので、
捕まえるならこのタイミングがいいだろう。
ここを逃すと、そのまま群れに交じって飛んで行ってしまい、
最後はフィールドの境界手前あたりで姿を消してしまう。
これは少なくともオープンベータテスト時点ではかなり厳しい条件であると言える。
というのも、豊穣期→荒廃期→異常気象のサイクルはリアル1時間かかる*3上、
通常の探索状態では任意で時間を変更させる事が出来ず、特定の気候までスキップする機能がなかったのである。
つまり、チャンスは1時間に1回、そのチャンスを掴んでも出現するかどうかは運次第。
…恐ろしい出現条件になっているのがお分かりいただけるだろうか。- 今までも朝や夕方など、時間に指定のあるレア環境生物はいたものの、
リアルタイムで変化する気候のわずかなタイミングのみとなると流石に次元が違う。
とはいえ、ベータテスト時点でもフリークエストであれば特定の気候・時間に赴ける他、
実際に出現した際の捕獲難易度はそこまで高くないので、
根気強く待てる忍耐と周回に耐えられる精神力さえあればいずれは捕まえられるだろう。
…超大型DLCで環境生物の金冠が追加されない事を祈るばかりである。
- 実際に確認されている出現パターンは、
- なお、説明文では「アワウタイズクと似た生態を持っており、それらの群れに混じってみられることもある」
と記述されており、アワウタイズクとは別種である模様。
シンリンシソチョウとコダイジュノツカイのような関係性なのだろうか。
巣立ちの時期に現れ、美声を披露する以外の生態は不明であり、
何の目的でアワウタイズクの群れに交じっているのかは謎である。
余談
- 現実世界では様々な生物が環境の変化に合わせて「渡り」を行うが、
モンハン世界においてそのような生態を持つ生物は意外と少ない。
大型モンスターではイャンクックが寒くなる時期に暖かい地方を目指して渡りを行う他、
新大陸のレイギエナが歌に導かれてか本来の棲み処から海を渡った寒冷地に群れで大移動を行っている。
作中において、前者はMH2及びMHFにのみ存在した季節に合わせてモンスターの数が増減する仕様に組み込まれていた。
後者はMHW:Iのストーリーの始まりとなる大きな出来事であり、
調査団がその性質から寒冷地を「渡りの凍て地」と名付けている。
特にこちらは物語の中枢に関わってくる為、印象深く思い出に残っているハンターも多いだろう。
- アワウタイズクという名前は何が由来なのか公式からの解説は今のところない。
というか発表時に辻Pが噛んだため「アワウタイズク」と「アワタイズク」の表記揺れが発生した
由来を考えるなら、泡で作られた巣、歌のような鳴き声が前半部分の由来になっており、
最後の「ズク」という部分は現実世界の「ミミズク*4」を彷彿とさせるため、
おそらく「泡+歌い+木菟」というネーミングなのだと思われる。- 角と大きな目を持つ顔、枝に垂直に止まる姿などはフクロウやミミズクにも通ずる特徴であり、
モンハン世界にもフクズクやマネキキズクなどの種類がいるため、
もしかすると本種もこれらに近縁の猛禽類なのかもしれない*5。
- 英名の“Amstrigian”は、おそらく両生類を意味する“Amphibian”と、
フクロウを意味する“Strgidae”のかばん語から来ていると思われる。
- 角と大きな目を持つ顔、枝に垂直に止まる姿などはフクロウやミミズクにも通ずる特徴であり、
関連項目
環境生物
世界観/鳥
世界観/幼体
フィールド/鳥の巣
モンスター/プケプケ
環境生物/カザキリカケリ
MHWilds?で初登場した環境生物。
本記事ではレア種である「クロカゼカケリ」についても併せて解説する。
概要
カザキリカケリ
- MHWildsから登場した環境生物の一種。
小型鳥竜種をそのまま小さくしたような見た目と、群れで連携し合って共に行動する性質が特徴的。
スナチリュウツツキと共にアナウンストレーラーから登場している、
ワイルズ新規組の中でも最初期に公開されていた環境生物の1体。
- 見た目は恐竜のコンプソグナトゥスを彷彿とさせるデザインで、
ハンターの膝下よりも小さな肉食恐竜といった体。
骨格も獣竜種骨格、外見も小型鳥竜種を1/10くらいに縮めたような姿をしており、
仮にドスカザキリカケリが居たとしても小型鳥竜種よりも遥かに小さくなるだろう。
彼らがフィールドを駆ける光景は非常に中生代を感じさせると言えよう。- 砂地に紛れる赤褐色の皮膚と正中線に沿って縦に走った黒褐色の模様が特徴的。
3つの指がある細く小さい前脚と太ももががっしりとした後脚、細長い首と尻尾を持ち、
小さな頭部には比較的大きな薄緑色の眼と、橙色をした大きな矢印状のトサカを持つ。
上述の通り小型鳥竜種の超小型版のような見た目でありながら鱗や皮膚の質感もしっかりしており、
何ならMHXXまでの鳥竜種たちよりも美麗なグラフィックをしている。
シリーズのが積み重ねてきたモンハンの進化を窺えるだろう。
- 砂地に紛れる赤褐色の皮膚と正中線に沿って縦に走った黒褐色の模様が特徴的。
- 禁足地では隔ての砂原の草原エリアに棲息しており、
自身の体高よりも背の高い草むらに隠れるように過ごしている。
フィールド上では地面を啄むようなしぐさを見せる事があるが、
何を食べているのかは不明。小さな昆虫などだろうか?- 特筆すべき生態として群れを形成する事が挙げられ、
基本的には10匹程度の集団で集まって動いていることが多い。
彼らはその矢印状のトサカを用いて他の個体と連携し合っているようで、
外敵の接近や異常気象などの脅威を感じると群れで一目散に逃げ去ってしまう。
- 隔ての砂原で広大な草原を形成しているエリア8では、
こうしたカザキリカケリの群れが複数グループ存在しており、
エリア内を移動しながら足元に目をやるとカザキリカケリの集団が逃げる様子が良く分かるだろう。
基本的にはどの気候でもフィールド上に居るようで、
ハンターや大型モンスターの接近、落雷などから逃げ回り、
背の高いトゲ草の近くまで避難するような姿を見せる事もある。
- なお、稀にケラトノスに蹴っ飛ばされてひっくり返っていることがあるが、
意外にも元気そうでそのまま起き上がって復帰する。
ただし流石に落雷は耐えられないようで、直撃すると死んでしまう。
- 特筆すべき生態として群れを形成する事が挙げられ、
- 逃げ惑う性質を持つものの、複数個体で固まっている事や、
小さいためにそこまで速くない事から捕獲自体はそこまで難しくない。
万が一にも逃げられたくない人や、じっくり観察したい人は隠れ身の装衣を着ていれば問題ないだろう。- むしろ問題なのは小さすぎて草原に居ると見つけづらい事である。
特にフィールドに降り立ってからしばらく経過すると、
様々な大型モンスターの到来によってあちこちに逃げ回ってしまうため、
エリア中を探し回っても全然いない事が良くある。
まだ捕まえていない状態でカザキリカケリを見かけたら、早いうちに捕獲してしまったほうが良いだろう。
- むしろ問題なのは小さすぎて草原に居ると見つけづらい事である。
- 隔ての砂原の内部にある集落、クナファ村でもたまに姿を見ることが出来る。
家畜であるセクレトやダルトドンのエサでも狙っているのだろうか?
なお、集落内では捕獲用ネットを使用できない他、近づくと岩肌の隙間に逃げ込んでしまうので捕獲する事は出来ない。
- 名前の由来はそのまま「風を切る+駆ける」だろう。
砂原を駆ける本種と、風を切るようにたなびく大きなトサカが思い浮かぶ。
間違えやすいが「カザキリカケリ」であり、「カゼキリカケリ」ではないので注意。- 英名は“Windrustler”。“Rustler”はそのままでは「家畜泥棒」を意味するが、
スラング的には「活発、エネルギッシュ、形式ばらないもの」などを表す。
また、原語である“Rustle”は「カサカサと音を立てる」事などを意味する。
風を切る姿や砂原を駆けまわる姿などを加味してのネーミングだろうか。
- なお、先行試遊では何故か“Windrustlers”と複数形になっていた。
- 英名は“Windrustler”。“Rustler”はそのままでは「家畜泥棒」を意味するが、
クロカゼカケリ
- カザキリカケリの群れに交じって出現している事があるレア環境生物。
通常種よりも少し大きな体躯と、黒く変色した体表が特徴的であり、
フレーバーテキストによればカザキリカケリの変種であるとの事。
黒い鱗に包まれたスマートなその姿は、なかなか渋くてカッコいい。- こちらも間違えやすいが「クロカザカケリ」ではないので注意。
英名はそのまま“Black Windrustler”。
“Black Diablos”とか“Black Gravios”みたいな直球さである。
- こちらも間違えやすいが「クロカザカケリ」ではないので注意。
- カザキリカケリの群れの中に一匹だけ黒くて大きい個体が混ざっていたらコイツ。
走る速度や基本的なふるまいなどは大きく変わらないので、
セクレトで追いかけるなり隠れ身の装衣でステルスするなりで捕まえてしまおう。- 出現率自体はそこまで低くないようで、意識していなくてもたまに見かける程度。
必死に求めなくてもその内すぐに現れてくれる事だろう。
出現している時はオレンジ色の群れに明らかな黒色が混ざっているので分かりやすい…と見せかけて、
豊穣期以外の荒廃期・異常気象では視界が暗いせいで少々分かりづらくなっている。
目を凝らせば分からない事もないが、探すなら豊穣期にすると良い。
- 群れの中に一匹だけレア環境生物が交ざっている、といった仕様はMHW(:I)以来である。
過去作で言えば茶色のヨリミチウサギに紛れて出現する、
身体が大きく白いミチビキウサギの性質によく似ていると言えよう。
探してなくても「あ、出現してる」となりがちなところも似ている。
- 出現率自体はそこまで低くないようで、意識していなくてもたまに見かける程度。
- 変種という単語が用いられているが、実はMHFにも「変種」というシステムが登場している。
こちらは凄腕クエストに登場するモンスターを指した名称で、
亜種や希少種の様な分類ではなく単にクエストのランクを表したものであり、
通常種から変じたという意味であろうクロカゼカケリとは事情が異なる。
…流石にクロカゼカケリも特定のランクでしか姿を現さない、なんて事はないだろうが…。
関連項目
環境生物/カンランアミア
MHWilds?で初登場した環境生物。
本記事ではレア種である「コモチアミア」についても併せて解説する。
概要
カンランアミア
- MHWildsより登場した、魚系の環境生物の一種。
全身を覆う黄緑色の鱗が特徴的で、背中に行くほど濃い緑色になっている。
大きな丸い目と円筒形の身体を持ち、背ビレや尾ビレは小さく極端に尾に寄っているなど
外見は全体的に原始的な風貌をしており、まるで古代魚のようにも見える。
サイズは概ね100cmほどで、個体によってプラマイ20cm程度の個体差がある。
- 禁足地においては隔ての砂原に棲息しているのが確認されている。
同地における代表的な魚で、キレアジやサシミウオ、黄金魚や白金魚などのいつメンの中、
数少ない本作新登場の魚系環境生物になる。
棲息地は主にエリア13のオアシスやエリア14の地下水脈で、
気候や時間帯を問わずに見かける事が出来る。- 釣りで手に入る魚だが、MHWildsの釣りは簡略化されていたMHR(:S)から打って変わって
かなり複雑な要素が色々追加されたリアルな釣りゲーになっており、
慣れていないと巨大魚どころか本種を釣り上げるのにも苦労するだろう。
砂原に出現する魚の中でもカンランアミアは捕まえやすい方であり、
後述するようにアイテムを落とすわけでもないので、
開き直って本種で練習し、釣りの感覚を掴むというのもアリ。
輝く緑色の魚を手に掲げる事が出来れば、貴方も立派な釣り人である。- 幸か不幸か、MHWildsではMHW(:I)とは異なり捕獲用ネットを射出しても逃げにくくなっているようなので、
フィッシングを完全にあきらめて全部網漁で捕まえるのも一つの手ではある。
釣り人としてのプライドはズタボロになってしまうだろうが…
- 幸か不幸か、MHWildsではMHW(:I)とは異なり捕獲用ネットを射出しても逃げにくくなっているようなので、
- なお、新規登場の魚系環境生物という事で察していたハンターの方もいると思うが、
キレアジなどとは異なり釣りあげても捕まえてもアイテムは手に入らない。
純粋に観賞魚として楽しむ以外の価値は見出されていないようだ。つまり外道
このあたりの采配は新大陸のピンクパレクスを思わせる。
- 釣りで手に入る魚だが、MHWildsの釣りは簡略化されていたMHR(:S)から打って変わって
- 「アミア」という名前は現実に存在するアミア目の魚を彷彿とさせる。
というか英名に含まれる“Bowfin”はアミア目の代表的な魚であるアミア・カルヴァの英名まんまであるため、
設定上でもアミア目の仲間か、あるいは近い種に含まれると思われる。- アミア目は中生代に繁栄したマジモンの古代魚グループであり、
現在ではそのほとんどが絶滅して化石として姿を残している。
数少ない現生種であるアミア・カルヴァはまさしく生きた化石と呼べる。
なお、カンランアミアとはそこまで姿かたちが似ているわけではない。
- 名前の前半にある「カンラン」はおそらくカンラン石に由来すると思われる。
漢字では橄欖石と書く鉱物の一種であり、光沢のある黄緑色をしている他、
宝石として扱われるほど美しいものはペリドットと呼ばれる。
おそらく本種の鱗の色に合わせてこの名前を付けたのだろう。
なお、橄欖という名前の果実も実在しており、それがカンラン石の名の由来となっているが、
流石にそこまで考慮されているのかは分からない。
- 英名は“Virid Bowfin”だが、“Bowfin”は前述の通りアミアの事、
そして“Virid”の方は色名のビリジアン(Viridian)に由来すると思われる。
色とカラーコードはこんな感じ。→「#00896B」
ちょっと色味は異なるが、カンランと同じく緑の体色に関する名称を付けたと見るべきか。
- アミア目は中生代に繁栄したマジモンの古代魚グループであり、
コモチアミア
- カンランアミアと共にMHWildsから登場した魚系環境生物の一種。
群れに交じって出現するというよりは、カンランアミアとは別に単体でポップするようで、
出現率が低いため珍しい環境生物であると認識されている。
- 隔ての砂原ではオアシスにのみ棲息しており、現状のところ豊穣期に目撃証言が集中している。
捕まえる場合は豊穣期に絞って探したほうが良いだろうが、
やはり珍しい環境生物らしく出現率は低めに設定されているようで、
豊穣期ごとにオアシスを訪れても全然沸いてこないという事もあるようだ。- 水の中にいる魚はグラフィックが歪んで見えるため、もしかしたら見逃しているだけという可能性もある。
特に同じ赤系統の体色をしているサシミウオと見間違えやすいので、
赤い魚がいると思ったら双眼鏡などでじっくり見てみると良いかもしれない。
光の加減でも印象は大きく変わるため、時間帯を変えて探すのも効果的である。
- 釣りの難易度はカンランアミアよりも難しくなっている。
大型種という訳ではないので釣りの手順自体はカンランアミアと同じだが、
誘いをうまくかけないと寄ってくるばかりか逃げてしまうため、
本種を釣り上げたいなら今作の釣りには慣れておいた方がよい。
まごまごしていると天候が変わって消えてしまう可能性もあるので、
釣りに慣れておらず、ただ捕まえたいだけなら捕獲用ネットの使用を推奨する。
珍しい環境生物という立場や釣りの難易度を考慮すると捕獲の最適解は本気でネットになってしまうので、
逆に本種を釣って捕まえたというハンターは立派な釣りマニアであろう。
特に豊穣期ともなるとケラトノスの群れがやってきたり、
チャタカブラが水に浸かりに来たりなどひっきりなしにモンスターが訪れる。
前者の場合は団体で来るのでめちゃくちゃ釣りの邪魔であり、
特にスナチリュウツツキが居ると視界も悪ければ鳴き声もうるさいという全く釣りに適さない環境になる。
一方、チャタカブラの場合は1体だけだがオアシスのど真ん中で寝転び始めるのでやっぱり釣りの邪魔。
彼ら以外にも大型モンスターが水を飲みに来ることも多いので、
快適な釣りを楽しみたいのならモンスターが来ないことを祈ろう。 - 水の中にいる魚はグラフィックが歪んで見えるため、もしかしたら見逃しているだけという可能性もある。
- コモチアミアという名前であるが、実際に子持ちなのかは不明。
英名である“Gravid Bowfin”の“Gravid”は「妊娠した、子持ちの」を意味する単語なので、
子持ちシシャモのような状態である可能性は高いが。
そもそもカンランアミアと同種なのか別種なのかも謎であるが、
もし同種ならば妊娠したメスの姿という事で、ディアブロス亜種と同じ状態と言える。
関連項目
環境生物/スナノリュウセイ
MHWilds?で初登場したレア環境生物。
概要
- MHWildsでデビューを飾った希少な環境生物の一体。
星くずのように輝くキラキラした身体で砂原を駆ける姿からか、
「スナノリュウセイ」という名前で呼ばれている。英名は“Sandstar”。そのまんまである。
- 外見は青白く仄かに光る毛玉といった風体で、非常に小さくかわいらしい。
頭部にはネズミのような大きな耳と細長い枝のような口吻があり、
目は毛におおわれて確認する事が出来ず、目が無いようにも見える。
胴体には非常に小さな黒い前脚と、びっくりするほど非常に長い後脚、
そして長く伸びた尻尾の先端には水色の毛束が生えている。
ビジュアルや淡い色彩も含め、全体的にファンタジー感の強い見た目であると言える。- 過去作の環境生物で言えば、あの幻の鳥ことフワフワクイナと実にそっくり。
耳と尻尾を無くせば丸いフワフワした胴体と長い脚がよく似ており、
知らない人に説明するなら水色のフワフワクイナと言えば伝わるだろう。
- 過去作の環境生物で言えば、あの幻の鳥ことフワフワクイナと実にそっくり。
- その大きな耳からも察せられるように、非常に聴力が発達している。
夜行性であり、夜間にのみに姿を現して活動する姿が目撃されている。
反対に目が確認できない事から視力は退化している可能性があり、
暗い夜にしか活動しない事も併せ、主に周囲の索敵は聴力に頼っている様子。
一方でその発達した聴力のため轟音は苦手としている様子。
また、性格は非常に憶病であり、外敵の接近を感知すると長い脚で即座に逃げ出してしまう。
キラキラとした光の粒子を纏いながら暗い夜の砂原を全力疾走する姿は正に流星のようである。- 夜が終わると砂に潜る姿が目撃されている事から、昼間は地中で暮らしていると考えられる。
ただ寝ているだけなのか何かしら活動しているのかは不明だが、
いずれにせよ砂の中にいるスナノリュウセイをハンターが確認する事は出来ない。
- 夜が終わると砂に潜る姿が目撃されている事から、昼間は地中で暮らしていると考えられる。
MHWilds
- 初登場作品。禁足地の一角である隔ての砂原に棲息しており、
この地以外では今のところ目撃情報が無い様子。
発売前では初めて先行試遊が行われたGamescom 2024の時点で
徳田Dから「レア環境生物も登場する」と言及があったが、まさしく本種の事であったと思われる。
だが残念な事に先行試遊の段階では確認できる限り捕獲報告が存在せず、
初めてその存在が発覚したのは第1回ベータテストからであった。
- 前述の通り隔ての砂原に棲息しており、主に広大な砂漠のエリア13に1匹だけ出現する。
異常気象を除く豊穣期・荒廃期のみに目撃報告があり、更に夜間にしか登場しない。
夜間が訪れると砂の中からポーンと飛び出して砂漠に現れ、周囲の様子を窺いながら過ごす。
外敵が近づいてくると得意の逃げ足を披露するほか、夜明けになると再び砂に潜って消えてしまうようだ。- 気候と時間の指定があるが、これは探すのに少々厄介な要素となる。
ベータ版では、気候の移り変わりは約60分で1周、時間の移り変わりは約50分で1周する。
この10分のズレのため、固定の環境でない様々な光景が見られるようになっているのだが、
これはつまり望む気候と時間の組み合わせがすぐに起こる保証はないという事であり、
最悪の場合は豊穣期と荒廃期のほとんどで太陽が出ているという事態も起こり得るのだ。
流石に夜が一回も訪れないという事態はそう起こらないだろうが、
本種を探すなら生態マップをよく見て、今後「豊穣期or荒廃期」と「夜」の
組み合わせが出現するのか、それはいつからなのかをしっかり確認しておくと良いだろう。
- 基本的な行動範囲はエリア13内に収まるが、追いかけたりなどした場合はそのままエリア12、
さらにその先の草原地帯であるエリア8にまで行ってしまう事もある。
特に豊穣期となると背の高い草や草食種の大規模な群れなどが登場するため、
エリア8まで追い回してしまうと見逃してしまう確率が大幅に上がってしまう。
ただし、見逃してしまってもしばらくするとエリア13に戻ってくるようなので、
夜の間ならばエリア13を探しなおせば見つけられるだろう。
夕方や夜に始まるフリークエストを用いてリセマラを行っても
すぐに出るという訳ではないようなので、見つけるには忍耐が必要。
とはいえ、さすがに確率はフワフワクイナほど鬼畜ではないし、
一度出現したら朝あるいは異常気象になるまではフィールドから立ち去らないので、
発見すること自体は(レア環境生物としては)そこまで難しくないと言える。
しかし、本番はスナノリュウセイを見つけてからなのである…。 - 気候と時間の指定があるが、これは探すのに少々厄介な要素となる。
- 捕獲に成功すると捕獲用ネットがキラーンと光る特殊演出が入る。
少なくとも隔ての砂原において同じような演出を持つ環境生物は他に居らず、
通常種の群れに交じって登場するレア環境生物でもこのような演出は入らないため、
これは本種が隔ての砂原における最も希少な環境生物である事を表していると考えられる。- なお、環境生物を捕まえた時に入手できる調査ポイントだが、
ベータテスト段階では何故か本種を捕まえた時には手に入らない仕様になっていた。
他にもレア環境生物を中心に何種類か同じ仕様になっている環境生物が存在しており、
バグなのかそれとも意図された挙動なのかは不明である。
MHW(:I)ではご褒美と言わんばかりに1000ポイントほど貰えたのだから、
こちらでも同じようにして欲しいものだが…。
- なお、環境生物を捕まえた時に入手できる調査ポイントだが、
捕獲について
- さて、主な仕様は上記の通りだが、本種は押しも押されぬレア環境生物。
たったこれだけの特徴では簡単に捕まえられてしまうだろうし、
何か別のヤバい要素があるという事は想像に難くないであろう。
本種をレア環境生物たらしめる最大の特徴は、その超人的な逃げ足である。- その走力はかのフワフワクイナと完全に同レベルであり、
もはやハンターが走ったところで追いつける要素は微塵もない。
更に言うならば本作のハンターの脚となる乗用動物、セクレトの全力疾走でさえ全く届かない。
目の前を通過されても反応できない程であり、人力で追いかけようとするのはほぼ不可能と言っていい。
- また、フワフワクイナは逃げ出すとすぐに周囲の草むらに隠れて消えてしまうが、
本種は夜が続く限りずっと砂原の砂漠地帯に留まってくれる。
お分かりだろう、砂漠全体を使った死に物狂いの追いかけっこの開幕である。
全く追いつくことが出来ないスナノリュウセイを何十分も追いかけ続け、
気付いたら朝になって消えてしまっていたという報告も珍しくない。
- 更に面倒な事に、本種の臆病さはハンターや大型モンスター相手だけではなく、
その辺を通りかかっただけの小型モンスターに対しても発動する。
このため、ケラトノスの群れなどがやって来ると華麗に何度もUターンを繰り返す挙動となり、
あっち行ったりこっち行ったりで非常に忙しくなってしまう。
当然、ハンターがビビらせないよう遠くに居たとしても、
周囲を小型モンスターが通れば逃げていってしまい、努力が水の泡となってしまう。
なんと全ての環境生物に通用したあの隠れ身の装衣を完全に無効化してしまうのだ。
おそらく驚異的な聴力によってハンターの接近する音を聞き分けているため、
見た目だけをステルスする隠れ身の装衣が意味を為さないのだと思われる。
それにしても今まで環境生物を捕まえるのに必須であった隠れ身を無効化するとは、
実に常識はずれでとんでもない環境生物である。- 隠れ身を着て近づいてもすぐに逃げてしまうので、もはや着ていく意味はない。
当然ながらしゃがみで近づいても全く意味はない。
それどころか捕獲用ネットの音にも反応しているようで、
中距離からネットを投げても避けられてしまうという報告も上がっている様子。
- その走力はかのフワフワクイナと完全に同レベルであり、
- 上記の通り、捕獲難易度は過去作に登場した環境生物の中でも随一である。
何せ隠れ身の装衣の効かないフワフワクイナ強化版といった性能な上、
フワフワクイナと違って常に1匹しか出現しない事も難易度に拍車をかけている。
考えなしに追い掛け回しても時間を浪費してしまうだけであろう。- しかし安心されたし。本種にも捕獲の助けとなる明確な弱点が存在する。
その弱点とはズバリ音爆弾。発達した聴力を逆に利用して動けなくさせるのである。
音爆弾をヒットさせると倒れてしばらくバタバタともがき苦しむため、恰好の捕獲チャンスとなる。
ただし立ち直るとすぐさま再び爆走を始めるため、捕獲するなら素早くネットを発射しよう。
特に慌てていると音爆弾とネットの切り替えでグダりやすいので気を付けられたし。
- 音爆弾がなくなってしまっても安心である。
砂漠エリアにはお誂え向きに音爆弾が剥ぎ取れるバオノスが生息しているため、
遠慮なくフックスリンガーで響羽を採取し、音爆弾を補充させていただこう。
大きな耳や隠れ身の装衣が効かない事から聴力が発達しているという事、
そして聴力が発生しているならば音爆弾が効くだろう事まで
自力で導き出せたならば、貴方は立派な環境生物ハンターであろう。- なんと音爆弾なしのパワープレイで捕獲したという報告もある様子。
捕獲例としては、小型モンスターやエリア端などでスナノリュウセイが
折り返してターンする場所に先回りしてネットを発射する事で成功した例や、
逃げない距離から砂丘の高低差を利用してネットを遠くまで飛ばして捕らえた例がある様子。
その他、朝が近づくと減速していくため、その隙に捕獲する事も可能である。
- しかし安心されたし。本種にも捕獲の助けとなる明確な弱点が存在する。
- 捕獲に際して隠れ身の装衣以外のアイテムが必要になる環境生物は史上初である。
出現率の低さや気候・時間帯の指定がある事、隠れ身無効や別のアイテムが絡む事も含め、
隔ての砂原で最も希少な環境生物に相応しい捕獲難易度になっていると言えよう。
関連項目
環境生物
フィールド/隔ての砂原?
アイテム/音爆弾
環境生物/フワフワクイナ - 外見、性質ともに似ている部分が多い
環境生物/アシアトノコシ
MHWilds?で初登場した環境生物。
概要
- MHWildsでデビューを飾った、トカゲによく似た環境生物の一種。
ゲーム紹介映像にも代表的な環境生物として取り上げられており、
その愛らしさで多くの視聴者ハンターを悩殺した。
- 外見は藍色の艶めいた鱗に覆われたフトアゴヒゲトカゲのようで、
三角形の頭部と首元に生えるトゲトゲが特にそれらしい。
長めの胴体と小さな手足、そして大きく発達した尻尾が最大の特徴と言える。
まるでうさ耳のように伸びた小さな突起はもちろんの事、
目はくりくりっとして、口角はまるで微笑んでいるようであり、非常に可愛らしい外見をしている。
- 主に砂地に棲息しており、禁足地では隔ての砂原で目撃されている。
常にペアで行動を共にしているようで、
明言されているわけでは無いが、もしかすると夫婦なのかもしれない。
基本的には砂丘の上を2匹で歩いている事が多く、
豊穣期から荒廃期にかけて砂地を一周するように移動しているようだ。- アシアトノコシの特徴的な行動が、尻尾だけで立ち上がる事。
大きな尻尾で体を支え、小さな手足は空中に投げ出したまま直立する。
まるでリスやミーアキャットが周囲を確認するかのような動作であり、
周囲に危険がないかどうか見渡す警戒行動であると考えられる。
近くにハンターや大型モンスターが要る場合、そのまま砂に潜り込んで逃げてしまう。
- ペアの両方ともが尻尾で立ち上がっている場合、
寄り添い合うように体を預けているかのような光景がよく見られる。
意図された挙動なのか、それとも2匹の距離が近すぎてそのように見えるだけかは不明だが、
いずれにせよ非常に仲睦まじいように見えて微笑ましい。
- その他、日中の日差しの強い時間帯では尻尾を上に折り曲げて日傘のように使用し、直射日光を避ける様子も見られる。
周囲の偵察のみならず日除けにも使うなど、様々な用途に利用しているようだ。
この跡はまるで一回り大きな竜の足跡のようにも見える。
本来の小さな手足の跡は残らない事、英名が“Tracktail Lizard”である事を考えると、
この性質から「アシアトノコシ」と呼ばれているのだろう。- 上記のような跡を残す理由は定かではないが、
本来の足跡とは別の跡を付ける事で追跡者を混乱させたり、
あるいは大きい足跡に見せかける事で身を守っているという可能性もある。
ただ、単に尻尾で立っていたらそれらしい跡が付いたというだけで、
さしたる意味があるわけでは無いという事も考えられる。
- アシアトノコシの特徴的な行動が、尻尾だけで立ち上がる事。
- 豊穣期・荒廃期なら昼夜を問わず出現するようだが、
おそらく1つのフィールドに1ペアぐらいしか出ないので希少性はそこそこ高い。
背が低いからか、或いは広くて高低差のある砂丘のせいで見落としやすいのか、
会いたいと思っても中々出会えないこともあるようだ。
オアシスなど特徴的な出現ポイントを押さえ、
砂丘エリアでも見逃さないように周囲に目をやれば見つけやすいだろう。- 普段こそゆっくりと砂地を移動しているだけだが、
危険を感じるとすぐに砂に潜って姿を消してしまうため、
捕獲に万全を期すならば隠れ身の装衣は欲しいところ。
一応、砂丘の高低差を利用して警戒範囲外から捕まえたり、
逃げる隙も与えずセクレトで全速力で近づいての捕獲も無理ではない。
上手くいけばペアを両方とも捕まえられるのが美味しいが、
逃してしまうと一瞬で逃げてしまうので狙いは良く定めよう。
- 本種に限った事ではないし、なんならMHW(:I)でも良くあった事例だが、
捕まえる際はしっかりと捕獲用ネットを装填しているか確認して発射しよう。
ネットを装填していないとフックスリンガーやスリンガー弾が発射され、
最悪の場合はアシアトノコシに当たって死んでしまう。
悲しい事態を引き起こさないためにも、
今スリンガーに装填しているものが何なのかはちゃんと把握しておこう。
- 普段こそゆっくりと砂地を移動しているだけだが、
余談
- 上述した様に、英名は“Tracktail Lizard”。
尻尾で跡を残すトカゲという、本種の性質を表した名称である。
ただし、各種イベントにおける先行試遊版においては別の名前だった事が分かっている。
その名前とは“Sand Lizard”。砂のトカゲという余りにも直球な英名だったのである。
流石にひねりがなさすぎると判断されたのか、或いは仮の名前が残ってしまっていたのか、
オープンベータテストが配信された段階で上記の英名に変更されていたようだ。- 他にも先行試遊版とベータテスト版で英名が異なる環境生物が居り、
カザキリカケリは“Windrustlers”→“Windrustler”と単数形に、
クラマシゲッコーは“ABSCONDER GECKO”→“Smokeshroud Gekko”と大きく変わっている。
ゲッコーは何があってそうなったんだよ
- 他にも先行試遊版とベータテスト版で英名が異なる環境生物が居り、
関連項目
環境生物
世界観/パートナー
モンスター/マッカォ - 尻尾だけで立つモンスターその1
モンスター/ビシュテンゴ - 尻尾だけで立つモンスターその2
モンスター/イソネミクニ - 尻尾だけで立つモンスターその3
環境生物/カイフクコロモムシ
MHWilds?で初登場した環境生物。
概要
- MHWildsにおいて良く見かけられる代表的な環境生物の一種。
見た目は緑色の蓑を被ったイモムシのようで、壁に張り付いている事が多い。
本体は白灰色をしたカブトムシの幼虫に似た姿をしており、
縦の長さと横の長さがほぼ同じというイモムシとしては異常に太った胴体を持つ。
側方部には黒と白の目玉模様が描いてあり、小さな頭部には青いつぶらな複眼がある他、
脚は腹部1節につき1対あり、合計6本の極めて短い脚で壁にくっついている様子。- 背には緑色の草を編んで作られたようなミノと、
それにくっつくようにして黄緑色のミツが付いている。
回復ミツムシが持っているミツによく似ており、
光を反射してキラキラと輝く透き通ったミツはさながら宝石のよう。
また、稀に細長い葉っぱが2本前方に生え、触角やうさ耳のようになっている事もある。
ミノは薬草由来であり、ミツは薬草を発酵させて作った代物であるようだ。
- 大きさは人間の顔と同等かそれ以上のデカさがあり、
可愛いと見るべきかデカくてキモイ虫として見るかは人それぞれ。
コロコロとした丸い体やミノを背負った姿、
目玉模様によって生じるマスコットのような愛らしい顔つきからか、
現状はかわいらしいという意見の方が多く、好意的に受け止められているようだ。
青いのが本当の眼だと教えたり、脚の生えた裏側を見せたら嫌いになる人もいそうだが…
- 背には緑色の草を編んで作られたようなミノと、
- 禁足地?では極めてメジャーな環境生物の一種で、
隔ての砂原?や緋の森?など様々なフィールドで見かけることが出来る。
フィールド内においてもエリアを問わず色々な箇所に棲息しており、
環境への適応力と繁殖力はかなりのものであるようだ。- 多くの場合で壁に引っ付いてもぞもぞと動いており、
特段大きく移動したり何らかのアクションを起こしたりはしない。
壁に張り付くタイプの虫系環境生物やスタミナライチュウもそうだが、
食事も排泄もしないで四六時中何をやっているのだろうか…。
特に本種の場合、蓑を作ったりミツを集めたりする様子も見てみたいものだが。
- 豊穣期など一部の気候ではカイフクコロモムシが大量発生する事もある様子。
一部のエリアの壁にカイフクコロモムシがびっしりと張り付くようになるが、
背中側から見ればそこまで虫っぽくない事が幸いしてか、気持ち悪い光景という訳ではない。
緑色のスライムがいっぱいいるみたいな光景である
- 多くの場合で壁に引っ付いてもぞもぞと動いており、
- 本種は環境生物の中でも狩猟に有用な性質を持ち合わせている種である。
名前や外見からも推測できる通り、背負っているミツには回復効果があり、
ハンターが飲むことで体力を中量ほど回復する事が出来るのである。
実際のゲーム中ではスタミナライチュウの様に手掴みで拾い上げ、
ミノを手にもってミツをゴクゴクと飲む様子が確認できる。
いわばスタミナライチュウの体力版といったところか。- スタミナライチュウを例に挙げたので戦々恐々としているハンターもいるかもしれないが、
こちらは幼虫を丸かじりするのではなくミノに含まれるミツだけ食べる。
そのため、本体のコロモムシは無事であるため安心されたし。
ハンターがミノを取ると本体はバウンドしながら転がり落ちて消えてしまう。
地面に潜っているのか瞬時に逃げたのかは定かではないが、流石に生きてはいるだろう。- 転がり落ちた際、腹部の方に2本の尻尾のような突起物が見える。
おそらくこの突起を用いてミノを固定しているのだと思われる。
- 転がり落ちた際、腹部の方に2本の尻尾のような突起物が見える。
- また、MHWildsでは近づいてからの手掴みだけではなく、
フックスリンガーを利用して遠距離からミノを採取することも出来る。
利便性は非常に高く、かなりの遠距離から取る事も出来るし、
セクレトに乗って移動しながらお手軽に回復する事だって可能な他、
フックスリンガーの自動エイムでカメラ外から取るという芸当も可能。
飲む動作も回復薬より早いので、妨害を受けて中断される事も少ないだろう。
固定の位置でピンチを救ってくれるといった趣旨のあちらに対し、
こちらはモンスターの追跡中など移動中に気軽に使えるギミックになっており、
いわば即興で使える回復薬の代わりになるような環境生物と言える。- 戦闘前や戦闘後、体力が心もとない時に目に入ったら是非とも気軽に使ってみよう。
回復薬の節約にもなる上、わざわざ近くまで寄る必要もないのが非常に便利である。
- ギミック的性質を持つ環境生物であるため、生態マップ上に位置が記されている。
セクレトに指示して連れて行ってもらう事も出来るため、居場所が知りたい場合はマップを見てみると良いだろう。
なお、アイコンが載せられているのだが、見た目がどう見てもイモムシじゃなくてカメ。
- スタミナライチュウを例に挙げたので戦々恐々としているハンターもいるかもしれないが、
- 環境生物であるため、当然ながら捕獲用ネットで捕まえることが出来る。
ほとんど動かない上にそこら中に居るため捕獲は容易であるが、
捕まえてしまったら回復効果の方は得られないので注意が必要。
回復ミツムシと同じく、捕獲は体力に余裕がある際に行うと良いだろう。
余談
- MHWildsのプロモーション映像5は「油涌き谷」という新フィールドがメインのPVだが、
そこにカイフクコロモムシとよく似た環境生物が写りこんでいる。
背中のミツは水色がかった灰色となっており、飲み干したハンターから清涼感あるエフェクトが出ている事、
油涌き谷は灼熱地帯のあるフィールドである事から、
クーラードリンクの効果を持つコロモムシではないかと考察されている。
- イモムシのような姿をしている事から何かしらの幼虫だと思われるが、
成虫が一体どんな姿をしているのかは不明である。
スタミナライチュウもそうだが、幼虫の時点でかなり大きいので
成虫もそれなりの大きさを持っているのではないかと予想されるが、果たして…。
- 地味な点だが、何故か名前に含まれる「回復」がカタカナになっている。
回復ミツムシのように「回復コロモムシ」とするのでは何かダメだったのだろうか。- ちなみに英名は“Vigormantle Bug”となっている。Bug=虫はともかく前半の単語だが、
“Vigor”は活力を意味し、回復ミツムシや回復ツユクサの英名にも含まれている。
また、“Mantle”はマントや外套を意味する単語で、装衣の英名に使われている。
つまり本種は「回復の装衣」を着ている虫という事になる。なにそれ欲しい
- ちなみに英名は“Vigormantle Bug”となっている。Bug=虫はともかく前半の単語だが、
関連項目
環境生物
世界観/虫
アイテム/回復薬 - 回復薬の代用として使用できる。
環境生物/回復ミツムシ - MHWorldで初登場した回復関係の環境生物。
環境生物/アメフリツブリ - MHRiseで初登場した回復関係の環境生物。
フィールド/スタミナライチュウ - 拾って摂食する事でステータスアップになる環境生物仲間。
環境生物/ヤミテラシバチ
MHWilds?で初登場した環境生物。
概要
- 外見のフォルムはスズメバチなどの攻撃的なハチによく似ており、
大きさは同じハチ型環境生物である回復ミツムシを二回りほど小さくしたくらい。
それでもハンターの拳大よりは大きく、現実のハチと比べたらかなり巨大である。
全身の甲殻は闇に紛れる黒で、腹部には黄緑色の縞模様が入っている。
腹の先にはハチらしく毒針が生えているが、
これが腹部そのものに匹敵するほど長い上、2本並んで生えている。
刺されたら胴体を貫通してしまうのではないかと思ってしまうほどである。- そして最も特徴的なのが黒々しい頭部の外見だろう。
なんと頭のど真ん中に巨大なライトが付いているのである。
この発光器官は実際に眩い光を発しており、懐中電灯かの如く夜闇を照らしている。
まるで単眼の昆虫のようにも見える異形の特徴であり、
奇形のようで恐ろしいといった声や、逆にメカメカしい印象を抱いたという声もある様子。
- ライト部分はレンズが集合してできた複眼状の組織となっており、
その奥に一回り小さい発光器官が位置する、といった構造になっている模様。
この円形の発光器官がどうやって発生したのかは不明だが、
ライトの横には細長い本物の複眼が存在している事から、
眼が変化して発光器官になった訳でも、一つ目だったりする訳でも無いようだ。
額付近に存在する事から、単眼が発達した器官の可能性も考えられる。
- そして最も特徴的なのが黒々しい頭部の外見だろう。
- 基本的に夜行性のハチであり、昼間に見かける事は稀。
夜間になると巣から出てきて棲み処の付近を飛び回り、
発光器官をサーチライトのように用いて夜間の警戒に当たっているようだ。
夜の闇にライトが差す光景は、まさしく「闇照らし」の名に相応しい。- 小型モンスターにも満たない小さな環境生物ではあるが、その性格は激しく獰猛。
なんと彼らのサーチライトにハンターやモンスターが引っ掛かると、
自ら攻撃を仕掛けにいく。更にこの攻撃を喰らってしまうと、
微弱なダメージと共に一発で毒に侵されてしまうのである。
たとえ相手がハンターだろうが中型モンスターだろうが、
生態系の頂点に君臨するモンスターだろうがお構いなしに突撃していってしまう。
- これまでもハンターが起動する事でギミックが発動し、
モンスターないしハンターをも巻き込んで攻撃する環境生物は存在したし、
特定の場所にいるだけで大型モンスターを襲う環境生物はいたものの、
自発的にハンターまで襲いに来る環境生物など前代未聞である。
それだけには飽き足らず状態異常までしっかりと付与していく様は、彼らの執念深さすら感じる。
- 小型モンスターにも満たない小さな環境生物ではあるが、その性格は激しく獰猛。
- ただし攻撃力と獰猛性は小型モンスターも顔負けだが、防御力は環境生物と変わりない。
ハンターやモンスターの攻撃は勿論、スリンガーが当たっただけでも力尽きてしまう。
当然ながら死体から剥ぎ取る事も出来ず、十秒程度で消えてしまう。
相手を毒状態にまで追い詰めたヤミテラシバチが、
何も言わずポトリと落っこちて消えていく姿はどこか物悲しい。
MHWilds
- 初登場作品であり、小型モンスターと同等の扱いを引っ提げて現れた。
今作では隔ての砂原と緋の森の2つのフィールドで確認されている。
緋の森における森林エリアの一角にフィールドギミックとしての巣を持っており、
折れた樹木の枝に釣り鐘状の巣がぶら下がっているため、ハチの巣である事が分かりやすい。
昼の間は巣の中に居て出てこないが、夜間になると隔ての砂原を含めたフィールド上に現れる模様。- フィールド上にヤミテラシバチが出現している時は
生態マップにもアイコン付きで掲載される。
これは閃光羽虫やシビレガスガエル、カイフクコロモムシ?など、
ギミックとして有用な環境生物に対する扱いと同じである。
- なお、アイコンは丸みを帯びた黒い四角が2つと、虫の羽根が生えた黒い円という極めて簡素な作りになっている。
他の環境生物はかなり原型を残したアイコンになっているのに、
何故か本種だけデフォルメが激しすぎてハチである事すら分からなくなってしまっているのである。
ハチである事よりも集団で襲いかかる事をクローズアップしようとしてこうなったのだろうか…。
- フィールド上にヤミテラシバチが出現している時は
- ハンターやモンスターが視界に入ると襲い掛かるが、
これは上記の通り狩猟に有効活用できるギミックとして利用可能。
ターゲットを巣の前まで移動させれば簡単に毒状態に出来るのである。
たとえ毒を扱うババコンガや頂点捕食者のレ・ダウであっても一発で毒に出来るため、
通りがかったら刺激して狩猟を手伝ってもらうのも良いだろう。- また、緋の森に存在するヤミテラシバチの巣は
フックスリンガーなどで破壊する事で中から怒ったヤミテラシバチが飛び出す。
近くに大型モンスターが居ればハンターではなくそっちを攻撃してくれるため、
スリンガー誘導弾などで連れてくると使いやすいだろう。
大型モンスターにとっては冤罪のとばっちりだが…
- また、緋の森に存在するヤミテラシバチの巣は
- 攻撃性ばかりに目を向けがちであるが、今作の環境生物は全員が捕獲用ネットで捕まえられる。
当然ヤミテラシバチも簡単に捕獲できるため、
襲われて困っている場合はネットを繰り出せば対処可能。
捕獲したい場合は夜間を待たなければならないのが少々ネックか。
- 余談だが、今作には「蜘蛛恐怖症対策モード」という設定が存在する。
これは蜘蛛恐怖症を持つユーザーへの配慮として、
蜘蛛に近しい見た目を持つ多脚小型モンスターや一部の環境生物の見た目を差し替えるというもので、
現状では甲虫種のブブラチカがスライム状の生物になるという事例が報告されている。
このヤミテラシバチも現実のハチそっくりな見た目であるが、
今のところこのモードの対象にはなっていないようだ。
昆虫である皇帝バッタや回復ミツムシも差し替えの対象にはなっておらず、
「一部の環境生物」がどの種の事を指しているのかは不明。
まぁサーチライト出しながら飛行するスライム軍団とか出てこられても困るけど…
余談
- 英名は“Dark Hornet”であり、闇を照らすとされる日本名とは対照的である。
“Hornet”とはスズメバチの英称の1つで、
同じような意味を持つ“Wasp”よりも更に大型で攻撃的なハチを指す事が多い。
回復ミツムシの英名が“Vigorwasp”である事を考えると、
彼らより狂暴な本種に付けるにはぴったりの名前であろう。
つくづく同じハチ型でも回復ミツムシとはあらゆる面で大違いである。
- 自発的にハンターを攻撃してきたり、小型モンスターの戦闘BGMが鳴るような環境生物は本種が初だが、
プレイヤーへダメージを与える環境生物なら以前のシリーズにも登場していた。
一例としてはサボテンダーやニトロ・ドク・ボムのガスガエル達、キガニアなどが存在している他、
コラボモンスターであるレーシェンはニクイドリを狂暴化させ、
アプトノスを殺戮させたり使役してハンターへの攻撃手段として用いてきたりしていた。
その他、MHRiseの罠型生物を筆頭にモンスターを攻撃する環境生物も多いため、
環境生物のポテンシャルは元々かなり高かったと言えるだろう。
関連項目
環境生物
世界観/ハチ
システム/毒
環境生物/回復ミツムシ - ハチ型の環境生物仲間。
世界観/キュリア - モンスターでも環境生物でもない小型生物だが、極めて脅威的な危険生物である。
環境生物/ノベムシ
MHWilds?で初登場した環境生物。
概要
- MHWildsより登場した環境生物の一種で、広義の虫に分類される。
墨で染めたような青黒い甲殻を持つカブトガニに似た生物で、
その性質を一言で表すなら「屍肉食のルンバ」である。
- カブトガニ類によく似た姿をした節足動物であるが、フレーバーテキストには虫と記載されている生物。
全身は兜のような濃い藍色の甲殻に覆われており、表面は構造色によってセピア色や緑色など複雑な色彩が入っている。
また、甲殻の前面から伸びる隆起線の下に、概ね六角形をした黒く大きな複眼が1対ある。
特徴的なのが脚部で、最前面には王蟲のものに似た短い触肢のようなものが2対ほど見えるが、
その横にまるでモップのようにみっちりと毛が生えた前脚が存在しているのである。
また、甲殻後方からも体毛が生えており、残りの脚がどのようになっているかは確認できない。- やはり最も目につくのが円盤状に毛の生えた分厚い前脚であり、
全体のシルエットは大きなブラシのついた自走式のロボット掃除機のよう。
丸っこい外見やふさふさな前脚を動かすチアリーダーを思わせる動きから可愛いとする意見もあれば、
かのクンチュウを彷彿とさせるモーションや、薄暗い場所を好み死肉に集う習性から、
多少の嫌悪感を抱くプレイヤーも少数ながら居る様子。
- やはり最も目につくのが円盤状に毛の生えた分厚い前脚であり、
- 前述した通り、死骸を求めてどこからともなく現れ、屍肉を喰らって分解するスカベンジャーである。
普段は地下水脈や骨塚の転がる洞窟など光の差さない薄暗い場所に棲息しているが、
地表でモンスターが死ぬと匂いを嗅ぎつけたのか真っ直ぐに向かってくる。
そして死骸に到着すると張り付き、毛の生えた前脚を用いて肉を集めて食事を始めるのである。- 死骸を求めて地面を彷徨う姿は地面のゴミを集めるロボット掃除機によく似ているが、
モンスターの死骸に張り付いて前脚を死骸に押し当てて震わせ、
表面をこそげとるように捕食する姿はどちらかと言うと洗車機のようにも見えるかもしれない。
- 死骸を求めて地面を彷徨う姿は地面のゴミを集めるロボット掃除機によく似ているが、
- MHWildsの舞台である禁足地では、少なくとも隔ての砂原で確認されている。
基本的には岩盤地帯のエリア4、地下水脈のあるエリア14などで見かけられ、
前者の場合は骨塚の近くに屯している事が多い様子。
また、エリアを問わず小型・大型モンスターが死ぬと周辺に数匹が現れ、
死骸に張りついて捕食を開始する様が見られる。
性格は臆病なようで、周囲にモンスターが表れると地面に潜って逃げてしまう。- ノベムシやタリオス、バオノスなどが群がった死骸はやがて腐敗して周囲に黒いシミを作り、
更に風に晒されると風化して骨塚へと変貌する。
死骸に虫が集う光景に対し忌避感を抱く方もいるかもしれないが、
本種もまた禁足地における生命の移り変わりを表現する、大事な分解者の一種であると言える。
- 場所を問わず死骸に群がる環境生物と言えば、MHW(:I)のニクイドリにも通ずる。
MHWildsでは今のところニクイドリの姿は見られないようなので、
新大陸のニクイドリと、禁足地?のノベムシとで棲み分けられているようだ。
なお、ニクイドリは渡りの凍て地を除く新大陸全域に現れるが、
ノベムシの方は隔ての砂原以外で出現するのかどうか分かっていない。
- 実は同じくカブトガニ型であるヘイタイカブトガニも屍肉食である。
こちらは死肉の降り積もる瘴気の谷に棲息しており、飛竜や翼竜の死骸に群がっている姿が見られる。
生態や外見を鑑みるとノベムシに最も近い環境生物はこちらかもしれない。
ただし目の数など細かい身体構造は異なるようなので、近縁種ではないだろうが…。
- その他、節足動物型で死骸に群がる環境生物という繋がりならばスカベンチュラも居る。
上記と同じく瘴気の谷固有の生物だが、気味の悪さという点ではノベムシとも共通点がある。
まぁ今作だと間違いなく蜘蛛恐怖症対策モードの対象になるだろうし復活は望み薄だが。
- ノベムシやタリオス、バオノスなどが群がった死骸はやがて腐敗して周囲に黒いシミを作り、
- 素早い動きをする訳でもないので捕獲は容易な方ではあるが、
一度ネットを射出すると周囲の別個体は地面に潜って逃げてしまうので注意。
ただし、ベータ版では捕獲用ネットが有らぬ方向へ飛んでしまう謎の挙動もあり、
ノベムシを捕獲しようとしてもネットが別方向へ飛ぶ、
或いは他の環境生物を捕獲しようとしたら明後日の方向にネットが飛び、
画面に映りもしていなかったノベムシが捕まるといった事例もあった様子。
過剰かもしれないが確実に捕獲するなら隠れ身の装衣の使用も視野に入るか。- 上記の通り骨塚のあるエリアや地下水脈のエリアが主な棲息地だが、
手っ取り早く捕獲したいなら死肉に集まる性質を利用し、自ら死体を作り出すのも手。
特に数十頭もの群れを作るケラトノスなら死体も多く用意できるので確率も上がるだろう。
ただし生き残っている個体がいるとノベムシが怯えて逃げてしまう事もあるので要注意である。
- 上記の通り骨塚のあるエリアや地下水脈のエリアが主な棲息地だが、
余談
- ノベムシという端的な名前であるが、おそらく由来は「野辺」+「虫」だと思われる。
野辺とは単に野原を意味する事も多いが、火葬場または埋葬地を表すこともあり、
死者を火葬場や埋葬地まで見送る事を意味する「野辺送り」という単語もある。
死肉に群がる本種の性質を考慮すれば、おそらく後者の意味か、或いはダブルミーニングであろう。- 英名も“Pallbug”とこれまた短いが、こちらは「棺/棺に被せる布/外套」などの意味を持つ“Pall”が由来だと思われる。
黒い体色や毛の生えた前脚、死骸を覆うように張り付く性質からのネーミングか。
- 英名も“Pallbug”とこれまた短いが、こちらは「棺/棺に被せる布/外套」などの意味を持つ“Pall”が由来だと思われる。
- 余談も余談だか、ルンバ(Roomba)は一般名ではなくアイロボット・コーポレーションの登録商標である。
一般名称は「ロボット掃除機」あるいは「掃除ロボット」なので、
ネット上ならばともかく公的な場所で言及する際は気をつけられたし。
関連項目
環境生物
世界観/スカベンジャー
フィールド/死骸
環境生物/カブトガニ - 姿とモーションがよく似ている。
環境生物/ハナショウジョウ
- MHWilds?で初登場した環境生物。
概要
- 緋の森に生息する環境生物。
ゲームズコムアジアにおいてクイズの後で3DCGアートが公開されるという珍しい形で初お披露目となった。- そのクイズ内容とは緋の森の環境の4枚のスクリーンショットの中に潜んでいる環境生物を探すというもの。
これがなかなかの難問で会場に来ていたハンターの大多数がどこに潜んでいるのかを言い当てることはできなかった。
- そのクイズ内容とは緋の森の環境の4枚のスクリーンショットの中に潜んでいる環境生物を探すというもの。
- それもそのはず本種は緋の森に咲き誇る花に擬態する生物なのだから。
- 具体的に説明するとネズミのような長い尾を地面に刺して立つことで茎に見立て
先が黄緑っぽくなっている巨大な耳で全身を覆い白い花に擬態する…
という初見ではまず環境生物とわからないような体勢を取る。我々の目線からすれば結構きつそう- なぜこのような擬態を行うかというと餌となる蝶を誘き寄せるため。花と勘違いした蝶を両手で掴みそのまま食べてしまうのだ。
獲物を捕らえやすいよう花に擬態するという生態は現実のハナカマキリ等を彷彿とさせる。
- なぜこのような擬態を行うかというと餌となる蝶を誘き寄せるため。花と勘違いした蝶を両手で掴みそのまま食べてしまうのだ。
- 一方で見た目は黄色い鼻にパンダのような目の隈の模様、白い上半身と黒い下半身、そして上述の巨大な耳といいまさに愛くるしい小猿である。
その姿はスローロリスやピグミーマーモセットといった実在の小型霊長類に似ており
ゲームズコム会場においても来場者からは可愛いという声が多く上がった。 - しかしWildsではWorldのように環境生物を殺すことができてしまう。
よほど悪辣でなければわざわざ殺しに行くハンターはいないだろうが
攻撃の巻き添えにしてしまう可能性も高いのが本種の可愛さに惹かれたハンターには悩みどころである。
一応猿型環境生物の先輩のギンセンザルは殺すことができない仕様なので本種も同じ仕様と願いたいところである。
- 具体的に説明するとネズミのような長い尾を地面に刺して立つことで茎に見立て
余談
- 現実にはハナショウジョウウミウシと言う名のウミウシがいるのだが猿型の本種とは当然見た目も生態もかけ離れているため別にモチーフになってるわけではなさそうだ。
- 現実だと本種のように花に擬態する哺乳類はいないがSF創作においてはそういう種は時折見られる。
関連項目
環境生物
フィールド/緋の森?
環境生物/ギンセンザル - 本種と同じ猿型の環境生物
モンスター/ビシュテンゴ - 本種のように尻尾だけで立つことがある猿型の生物、ただしこちらは地面に突き立てるのに対しあちらは尾が手のように発達しているという違いがある。
環境生物/ゲッコー/クラマシゲッコー
- MHWildsから新たに登場した、新種のゲッコー。
新たな舞台である禁足地で発見された最初のゲッコーである。
- イキサキ以外のゲッコーと同じく細身のヤモリで、
全身は薄緑色の鱗に覆われている他、背中には波打った形状のヒラヒラした部位があり、
この背中のヒレ状器官と尻尾は真っ青に染まっている。
更に、背中と尻尾は発光器官の影響で水色に光っているが、
フィールド上で光っていても月光ゲッコーほど目立つ色合いではない。
- 現状のところ、隔ての砂原と緋の森で確認されている。
砂原では乳白色に艶めく鍾乳洞のような雰囲気を持つ地下水脈エリアにしかいないため、生息域はかなり狭い。
森では樹上や岩壁など、様々な場所でその姿が見られるようだ。- 他のゲッコーと同じく数匹で壁に張り付いており、
ハンターが近づくと慌てて逃げ出し始める。
しかし、クラマシゲッコーは他のゲッコーとは一味違う。
なんとその場で水色の発光物質をまき散らし、
文字通り身を眩ませて逃げおおせるのである。
- 発光物質を出したクラマシゲッコーは光っていない地味な体色となるが、
またしばらくすると再び光りだすようになる様子。
なお、上記の通り煙幕を張って逃げる性質を持つが、
その場で逃げ惑うだけで同じ壁に居続けるので、
実のところ発光物質をまき散らされた後でも捕獲は可能。
むしろ今作の環境生物の中でも捕獲はかなり簡単な部類である。
- 他のゲッコーと同じく数匹で壁に張り付いており、
- 英名は“Smokeshroud Gekko”。“Smoke”は煙、“Shroud”は覆う事を表すので、
意訳するなら「煙に巻くゲッコー」といったところか。
姿を眩ます日本名とはまた違ったテイストで本種の性質をよく示していると言える。- だが、実のところベータテスト前に行われた先行試遊体験では異なる英名だった事が確認されており、
当時捕獲した海外の環境生物ハンターによれば、“ABSCONDER GECKO”なる名前だった様子。
名前も大きく異なっている他、何故かすべて大文字になってしまっており、
先行試遊からベータテストまでに修正が行われたようだ。caps lockキーを外し忘れたのかな?
なお、“Abscond”とは逃げ隠れる事を意味している。
- だが、実のところベータテスト前に行われた先行試遊体験では異なる英名だった事が確認されており、