ヨン・ワン

シンジケートの最新武器の一つ。そのエネルギー消費量は、高い発射速度とダメージ量によって補われている。「ドラゴン」によって奇襲や前哨基地の防衛のためによく使用される。爆発物を詰め込んだほぼ不可視の球体で戦場を埋め尽くすことができるため、失敗しても有利になる。
敵に接触するか、短いタイマーが切れると爆発する5つの投射物を一斉に発射する。

形状

概要

スペック

基本情報

パワースコア	必要電力	耐久値	重量	リチャージ方式	弾薬数
2475	9	423	495kg	リロード	40

攻撃力

攻撃属性	爆破半径	ダメージ (単発)	連射回数	ダメージ (1連射)	連射間隔	BDPS	リチャージ	DPS
爆破	1.5	48.6	5/5回	243			3.5秒	69.43

ゲーム内グラフ

ダメージ	射撃速度	射程距離	命中率
4.9	5.2	6	3.7

オプション

テキスト
ハードウェアが消費するエネルギー1ポイントに付き、ダメージが12％増加する。
効果

　

入手先

製造外の入手法

ミッションバトル
配布
収録クレート
収録パック	「トライアド：キーパー」パック

　

解説

アップデート0.12.50と同時に販売された課金パック、「トライアド：キーパー」パックに付属するグレネードランチャー。
これだけ大型化しても分類名には特に修飾語は付かず、ただのグレネードランチャー呼ばわりである。
いろいろと特筆すべき部分は多いが、結果的に使用している人が稀な武器という位置に落ち着いている。

武器の性質は5連発のグレネードランチャー。
グレネードランチャーの系譜らしく高火力低耐久で、精度と弾速は劣悪。
外れた弾は地面にあたっても即座に爆発はせず、タイマーが着れるまで慣性のままに転がり跳ね、敵にぶつかると爆発する性質を持つ。やや回避が難しい。

使用電力はEN9とかなり多めで、同格ターレットキャノンの1.5倍の電力消費で2倍ほどの単発攻撃力を持つ。
とはいえ5連射なのでフルヒットさせることは難しく、耐久力や精度や弾速などの問題から、素の能力でメリットとデメリットが釣り合うとは言い難い。

特殊効果は、「ハードウェアによるエネルギー消費1ポイントにつきダメージが12%増加する」というもの。
ダメージ増加系であるならばどこかに上限があるのだろうと思いきやまさかの青天井。
EN16構成で消費ENのあるハードウェアを7つ装備すればダメージが84％増加する。
リヴァイアサンで運用するならばさらに上を目指すこともできる。……強いかどうかは別にして。

概ね、ヨン・ワン＋大量のハードウェアというビルドに落ち着きやすい。
とにかくハードウェアを大量に積むのが一番強いかというと、その分パワースコアも上がって敵も強くなるので微妙。あまりパワースコアを上げすぎない範囲でシナジーを考えて有効なものを選別していきたい。

そのほかにも、射出される弾にプレイヤーの移動速度が干渉する、射出速度が遅いためか水平に撃っても驚くほど手前に弾が落下する、ハードウェアによる消費ENの量によって弾の色が青から黄色に変化するなど、ユニークな特徴を持つ。

上記の性質から、攻撃のイメージは同系統のスローターに近い。
基本的な戦法は下記の4パターン。

• 低リスク・低命中
  • 安全圏からレーダー頼りの適当射撃
  • 何らかの要因で動きの止まった敵に圧力をかける
• 高リスク・高命中
  • 近寄ってくる敵への引き撃ち
  • ショットガン並に近寄って打ち込む

これらを状況や敵に合わせて使い分けていくことになるが、武器の性質から、ハードウェアを潤沢に使って立ち回りを補助していくことができる。

搦め手的な運用に強みを持つ代わり、距離を置いてお互いに攻撃し合うタイプのノーマルな射撃戦は苦手。
弾速も遅く耐久力も低く精度が大変に悪かったりと、様々なデメリットがあるので、普通に撃ち合うとまず勝ち目はないと思っていい。
敵をあしらいながら偶発的な命中に期待した安全圏からの攻撃を繰り返し、美味しいシチュエーション、一方的に叩けるポジションを探して柔軟に動き回ることが基本になる。
しかし、安全圏から殴りつけるだけではやメージ効率はかなり悪いので、状況次第では素早く敵に近寄り一気に攻撃力を流し込み、状況が悪化する前にすぐに逃げ去る、という動きが必要となる。中々にテクニカルな武器。

グレネードランチャーらしく耐久性の低さや弾速・弾道などのクセの強さも随一で、相当に扱いにくいものの、長所も強烈なので全く見どころのない武器ではない。
プレイヤーの能力が試される武器といえるだろう。
　

装備相性

武器自体の脆弱さを移動速度とハードウェアで補うか、キャビンや装甲でガチガチに守るかという運用になるので、基本的に他の武器種を組み込む余裕はない。
武器デザインとして明らかに「1積みで使え」と言わんばかりの武器なので、デッドマンと圧倒的なシナジーを持つ。
装填速度ではなく単発攻撃力を高めるなら、侵略者、コックピットなどが候補。
装甲化する方向ならバスティオンなどの重量キャビンが候補。
　
ヨン・ワンの耐久値で敵の攻撃を受けるのは難しいので、ステルスを検出するヴァリファイアはなるべく搭載しておきたい。
走り寄ってくる敵を察知できればバック走で距離を取りながら地雷をばら撒くシチュエーションに持ち込めるので、ヴァリファイアとバック走の得意な武器を組み合わせて是非とも狙っていきたい。グリフォン突撃だけは勘弁な。
精密レーダーまであれば色々と立ち回りやすいが、レーダー2種搭載はコストが重いので、他のハードウェアとの選択になりがち。
　
正面きっての打ち合いを想定してイージスプライム(+チーター)を積むか、イージスプライムを外して正面からの殴り合いを徹底的に回避するかがビルドの分岐点となる。
イージスプライムを積む場合は補助装備はある程度諦めざるを得ないが、ここぞという場面をバリアでゴリ押したり、敵の突撃をバリアで受けながらいじめたりと、ヨン・ワンだけでは対応の難しい状況で大きく戦果をあげることができる。
イージスプライムを積まない場合は、色々と使い道の多いステルスに、確実な火力向上を見込めるフライウィールなど、様々な補助装備をふんだんに活用した高性能な火力支援車両として立ち回ることができる。
ただし、イージスプライム抜きで殴り合いに持ち込まれると、武器を狙い撃ちで叩き壊されそのまま退場、といった状況が普通に起きるので、繊細な立ち回りを必要とする。
　

回避者

ヨン・ワンの耐久値はそこそこあるとはいえ、たった一つしか無い武装を守らなければならない点と、出来る限りハードウェアを積みたい2つのニーズを見事に満たしてくれる一品。
回避者自体は小型だが、単門運用故に武器への接続も容易で組み込みやすい。

コックピット

ハードウェアで攻撃力を上げるヨン・ワンと、ブースターの大量積みを前提とするコックピットの組み合わせ。
キャビン効果でヨン・ワンの攻撃力を強化し、ブースターでヨンワンの効果を十全に活かし、打たれ弱さを速度でカバーし、といった具合で各方面にシナジーを持つ。
基礎攻撃力を50、ハードウェア2つ、ブースター3つ程度でざっくり乱暴に計算してみても、ヨン・ワンの弾一発一発がターレットキャノンの一撃に迫る攻撃力を持つようになる。
　
とはいえ良いことばかりではない。
武器旋回や弾速の問題から、高速度で運用は難度が高く、オプレッサーが事実上の必須装備となるだろう。敵との接触タイミングを測る為に精密レーダーなども欲しい。
また、ブースターを活用するには速度制限が付かないタイヤやホバー*1など、ムーブメントの選択肢がかなり限定される。
　
立ち回りとしては、敵の頭数が減って動きやすくなる試合中盤までは精密レーダーや味方の肉盾などを活用して安全圏から引き気味に戦い、いい感じに空いたスペースに孤立した敵を見つけ次第、ブースターを吹かして高速ですれ違いながらヨン・ワンを叩き込んだり、敵の裏に回り込んでヨン・ワンを流し込んだり、というのがベターだろうか。
ブースターで敵に肉薄しながら上手くグレネードを叩き込める自信があるならば、だが。

デッドマン

武器の数が少ないほどリロード短縮効果が強くなるキャビン。
フライウィール＋デッドマンで運用することで、ヨン・ワンのリロード時間は2.33秒まで短縮される。
あとは納得がいくまでEN消費のあるハードウェアを満載してヨン・ワンの特殊効果で火力を盛るだけ。
この組み合わせのためだけにヨン・ワンのナーフが検討されたほど、驚異的な効果を発揮する。

バスティオン

ビッグフットなどで車高を上げ、ヨン・ワンを車体下に設置すれば、バスティオンに攻撃を吸われがちになりヨン・ワンの被弾率がかなり下がる。
おまけに、地面を転がっていく弾は敵の車体に潜り込み、キャビン下のジェネレーターなどにクリティカルヒットしやすい。
その代償として、ほぼ正面にしか撃てなくなり、動き回る敵に当てるのは至難の業となる。ホバー相手には完全に無力になるといっていい。

アップデート

関連項目

• グレネードランチャー
• ハードウェア

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