ウミガメの習性

Last-modified: 2024-03-19 (火) 07:48:05
収録拡張種別効果
MenagerieWaySet this aside. If you did, play it at the start of your next turn.
移動動物園習性これを脇に置く。そうした場合、あなたの次のターンの開始時にこのカードを使用する。

概要

アクションカードを脇に置いて次ターンに使用する習性
カードを保留するという点では停泊所保存に少し似ているが、脇に置く時にはアクション権を消費してしまうのが難点。つまりターミナル被りを根本的には解消できない。
脇に置いたカードを次ターンに使用する際に再度習性の適用を宣言できるため、ひたすら繰り越して任意のタイミングで重ね掛けする動きが可能。

利用法

  • 次のターンの開始時に再びウミガメの習性を選択することで効果を無限に先延ばしできる。
    • アクションを増やせないサプライでの効果を先延ばしにし続け、7枚溜めてから一気に通常使用することでもビッグブリッジを達成できる。
    • 揃わなかった宝の地図Joustも脇に置いておき、目当てのカードと揃った時に使用する。
    • 密輸人での獲得カードを厳選する、という動きもできる。
    • なお、これらは1回先延ばしにする度に、アクションの正規の効果を得られる回数が減ってしまうというデメリットはあるので注意。
  • 先延ばしによって疑似的にデッキから取り除くことができ、実質的な圧縮が可能と言える。不要なアクションカードなら狙い目。
    • 共同墓地を初巡から脇に置き続ければ実質圧縮となる。また、必要な時が来たら使用できるのも良い。
    • アクションさえ潤沢なら、撒かれた廃墟も脇に置き続け、実質デッキ汚染を無くすことができる。
    • ゲーム後半で働きが悪くなる礼拝堂金貸しなどは、ある程度で見切りをつけて脇に置き続ければ実質圧縮できるので、「最終的に自身が邪魔になる」という弱点を解消できる。
    • 旗手暗躍者といった獲得時効果が強力(だが使用時効果は力不足)なターミナルアクションも、脇に置き続けて実質圧縮してしまえるので、通常のゲームよりも獲得枚数が増えやすい。
  • 次ターンではあるが、ターンの開始時にアクション消費なしで打てるので、追跡者司祭貸し馬屋などの「ターンの開始直後に打ちたいターミナルカード」と組み合わせるのも良いだろう。
    • 悲劇のヒーローに至っては、次ターンの開始時に打つ都合上「手札8枚以上」が簡単に成立する。
  • 他にも、有効なタイミングが限られるカードの使用タイミングを計ることができる。
    • 前駆者開拓者(+騒がしい村)、山村など、捨て札に適切なカードが無いと残念なカードも、シャッフル直後などの不適切なタイミングに手札に来たときは、ウミガメの習性で次ターンに回すことでそのジレンマが解消される。
      特に、山村は、ウミガメで次ターンに送ると、「そのターンに購入したカードを(シャッフルされない限り)即座に次ターンに手札に加えられる」ので、地味に強力。
  • 引き切りデッキや購入が増えない場などで、「これ以上アクションを使用してドローやコインを増やしても無駄」となる場合は、ウミガメの習性で次ターンにアクションを回せば、次ターンの安定を図れる。
  • 購入フェイズにプレイできるアクションカードを、次ターン開始時に回してより効果的に使用する。
    • 牧羊犬鷹匠といったカード獲得にリアクションで使用できるカードは、カード購入時にリアクションすると手札に持ってきたカードが使用できないが、ウミガメの習性で次ターン開始時に回せばそのジレンマが解消される。
    • 技術革新購入後に、「ドローアクションを購入した場合」における同様のジレンマも解消できる。
    • その他、王笏水晶球等の財宝、進軍苦労等のイベントで購入フェイズにアクションカードをプレイする時、次ターンに回せる。
    • 村系カードが無い場でも、上記によりキャントリップを次ターンに回すと、アクション権を増やすことができるので、見逃さないように。

詳細なルール

  • 次のターンの開始時に脇に置いたカードを使用する時、アクション権は消費しない。
  • この効果で次のターンの開始時にカードを使用した際、再びウミガメの習性を使用してもよい。
    • 前述したようにこの時はアクション権を消費しないため、好きな枚数のカードの使用を好きなターン数だけ先延ばしにすることが出来る。
  • 玉座の間系のカードで複数回使用したときにウミガメの習性を使用した場合、持続カードのように玉座の間系カードを場に残すことはしない。
  • 他にターンの開始時に行う処理がある場合は、ターンプレイヤーが自由に処理順を選べる。
    そのため、ウミガメの習性で複数のアクションを脇に置いていた場合、どのアクションから使用するかは自由に選択できる。
  • ターンの開始時はアクションフェイズである。
    • ウミガメの習性の効果で使用したは、必ず「アクション2回使用」の効果となる。
    • ウミガメの習性の効果で使用した人狼は、必ず「+3ドロー」の効果となる。
  • アタックカードを使用された際に誘発するリアクションカード(秘密の部屋馬商人物乞い隊商の護衛外交官番犬)でリアクションするのは、習性を選択するである。
    よって、プレイヤーAが魔女の集会を使用⇒プレイヤーBがでリアクション⇒プレイヤーAは魔女の集会に対してウミガメの習性を選択…という動きを行い、防がれたアタックを次ターンに先送りすることもできる。

コメント

  • 鍛冶屋をウミガメの習性で脇に置きました。王笏で鍛冶屋を選択できますか? -- 2020-05-23 (土) 21:33:59
  • できません。「脇」に置いたカードは「場」に残っていません。 -- 2020-05-23 (土) 21:46:32
  • 玉座の間系のカードで複数回ウミガメの習性を選択した場合、次ターンには習性を選択した回数分そのカードを使えるということでしょうか? -- 2021-04-20 (火) 12:37:31
  • いいえ。一回目にウミガメの習性を選択した時点でそのカードはプレイエリアから脇に移動しているので、二回目以降にウミガメの習性を選択しても「脇に置く」ことに失敗し、「そうした場合」以下の次のターンに使用する効果を発揮できません。 -- 2021-04-21 (水) 00:53:36
  • なるほど。「そうした場合」があるのをわすれていました。 -- 2021-04-21 (水) 08:49:01
  • +1カードトークン等が置かれたカードでウミガメの習性を使えば、次のターンもトークンの効果を受けられますか? -- 2021-06-09 (水) 07:38:39
  • 受けられます。ウミガメの習性で前のターンから持ち越しているアクションカードは、次のターンの開始時に「使用する」ので、プレイヤートークンの効果も誘発します。 -- 2021-06-09 (水) 15:53:26
  • ありがとうございます。永久に先送りし続ければプロジェクトのように毎ターン効果が得られるということですね。 -- 2021-06-10 (木) 17:53:38
  • 玉座の間系のカードによって馬などのプレイエリアを離れるカードを使ってさらにウミガメの習性を選択する場合、 -- 2022-03-19 (土) 22:43:41
  • 一度目:馬、二度目:ウミガメとすると二度目のウミガメの効果は得られない(脇に置けない)。一度目:ウミガメ、二度目:馬とすると一度目のウミガメの効果は得られる(脇に置ける)。という解釈であっていますか? -- 2022-03-19 (土) 22:44:23
  • あってますよ。 -- 2022-03-21 (月) 00:34:25
  • 上の質問に関連して、「玉座の間で鍛冶屋を使用、1度目ウミガメ、2度目馬」とし、次のターンにウミガメの効果で使用した鍛冶屋にウミガメを適用した場合どうなりますか? -- 2023-06-04 (日) 18:09:35
  • 質問意図を図りかねますが、ただウミガメで脇にある鍛冶屋が使用された以上のことは何もありません。再度ウミガメを適用したならまた脇に置くだけです。前にも後にも経緯は関係しません。 -- 2023-06-04 (日) 19:35:00
  • オンラインで試してきました。ウミガメした時点で場からいなくなってしまうので、馬ろうにも移動済だから出来ないようですね。 -- 2023-06-04 (日) 19:52:27
  • あ、なんか色々勘違いしていました。てっきり「脇から山に戻ったが、一度脇には置いたのでそうした場合以降の効果が発揮される」のかと思っていましたが、もしそうだとしても次のターンには脇にあると期待されているので使用出来ないし、そもそも山に戻す時にも場にあると期待されているので山に戻らないですね。お騒がせしました。 -- 2023-06-04 (日) 20:22:22