デストリエ

Last-modified: 2022-07-31 (日) 21:57:01
収録拡張コストカード種別効果
移動動物園6*アクション+2 カードを引く
+1 アクション

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あなたのターンの間、このカードのコストはこのターンに獲得したカード1枚につき1少なくなる。

概要

カードの獲得数に応じてコストが下がる研究所
単に買うだけでは5コストの研究所に比べて高い買い物だが、コスト変化を使いこなせれば研究所を遥かに上回る価値を見出すことができるだろう。

利用法

  • 掘出物配給品など、カード獲得効果を持つ財宝があるゲームでは、デストリエを購入しやすい。
  • 素のコストが6であることを活かし、属州改築する。

詳細なルール

  • 仕切り線以下のテキストは、厳密には「ターン中、このカードのコストはそのターンにターンプレイヤーが獲得したカード1枚につき1少なくなる。」と解釈するのが正しい。*1
    • 例えば、ターンプレイヤーがそりを使用し、ターンプレイヤーが2枚のを獲得した場合、デストリエのコストは2少なくなって4になるため、工房などで獲得できる。
    • 例えば、ターンプレイヤーが魔女を使用し、他のプレイヤーが呪いを獲得しても、デストリエのコストは少なくならない。
      • 同じセットに収録されており、やはりターン中にコストが変動する行人は、他のプレイヤーのカード獲得でもコストが変動する。混同しないように注意。
    • 全てのプレイヤーにとって、デストリエは「ターンプレイヤーがカードを獲得した枚数分、コストが1少なくなる」ということに注意。
      • 詐欺師蝗害など、他プレイヤーがカード獲得を伴うアタックの処理や、聖なる木立ちにより大地の恵みを受けた場合や総督など、ターンプレイヤー以外のプレイヤーが(指定のコストの)カード獲得処理を行う際に特に注意。
        一言で言うと、『ターンプレイヤーと他のプレイヤー間でデストリエのコストが異なる』という状況は発生せず、デストリエのコストは常にターンプレイヤーの獲得カード枚数分コスト減されている。
  • 交換によるカードの入手やサプライから追放マットへの移動は獲得ではないので、獲得枚数にカウントしないことに注意。
  • 墓暴きなどによりサプライ以外から獲得したカード、望楼のリアクションで廃棄置き場に移動したカードは、獲得枚数にカウントされる。
  • 一連の処理で2枚のカードを獲得する場合も、カード獲得の度にデストリエのコストは変動することに注意。

    (これまでのターン中、何もカードを獲得せず)石工を使用し、デストリエを廃棄した場合

    1. 石工の効果で、デストリエより少ないコストのカードを1枚を獲得する。
      このタイミングではデストリエはコスト6コインであるので、例えば公領(コスト5コイン)を獲得することができる。
      カードを獲得したことにより、デストリエのコストが1少なくなる。
    2. 続く石工の効果で、デストリエより少ないコストのカードを1枚を獲得する。
      このタイミングではデストリエはコスト5コインであるので、例えば銀貨(コスト3コイン)を獲得することができる。
      カードを獲得したことにより、デストリエのコストが1少なくなる。
  • ある購入時効果を解決するとき、購入したカードはまだ獲得していないため、デストリエのコストが下がっていないことに注意。
    • 例えば、値切り屋(エラッタ前)が場に出ているときに金貨を購入する場合、値切り屋の「購入したカードよりコストが少ない勝利点カード以外のカード1枚を獲得する」という購入時効果が発揮される。%%
      このタイミングでは購入した金貨はまだ獲得されていないため、デストリエのコストは6のままである。よって、この場合は値切り屋の購入時効果でデストリエを獲得できない。
      • 似たような処理を行う国境の村が持つ効果は獲得時効果であり、国境の村を獲得した後でカードのコストを参照するため、問題なくデストリエを獲得することができる。

余談

  • デストリエ(destrier)とは、中世に存在したと言われる軍用馬の種類の一つのこと。

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*1 英語版カードのテキストは"During your turns, this costs 1 less per card you've gained this turn. (あなたのターン中、これのコストはあなたがこのターンにカードを獲得するたびに1少なくなる。)"