収録拡張 | コスト | カード種別 | 効果 |
基本 | 2 | アクション | +2カードを引く |
リアクション | 他のプレイヤーがアタックカードを使用した時、手札からこのカードを公開できる。 そうした場合、あなたはそのアタックカードの影響を受けない。 |
概要 
手札から公開することで、アタックカードの効果を受けなくなる防御カード。
アタックカードによるいかなる攻撃もこれ1枚で効かなくなるが、手札に無ければリアクションできない点で安定しない。
また、アタックカードではない一部の「攻撃のような効果」も防ぐことができない。
使用時の効果は単なる2ドローだが、2コストという安さだけで集めやすいため採用されることもある。
利用法 
アタックカードによる攻撃を防ぐ効果は一見魅力的に見えるが、ただデッキに1~2枚入れた程度では手札に来るかどうかという運の要素が強い。
かと言って防御力を高めようとやみくもに投入しても、+1アクションが付いていないため手札で被ったり使用したとき引いてきてしまったりと、邪魔になりやすい。
例えば手札破壊アタックを回避するために、使わない堀を手札にダブつかせるのでは本末転倒である。
仮にうまく防御が効いたとしても、アタックの単なる無効化は、民兵に対する書庫のようなアンチカードと比べて消極的な対策になることも珍しくない。
堀を使うか、アンチカードを使うか、攻撃を甘んじて受けるかは、そのアタックカードの強さや対抗策の有無によって決めたい。
堀を利用し、効率よく防御するには以下のような方法が考えられる。
- +2ドローアクションとしても堀を活用し、大量に投入しても無駄になりにくくする。
- 中庭・画策・保存などで次のターンの手札に堀を仕込むことで使いまわす。
- 圧縮カードを利用してデッキの枚数を少なくし、堀が高確率で手札に来るようにする。
- クリーンアップフェイズに手札を増やす効果(探検、リスの習性など)は民兵のような一定枚数までの手札破壊アタックが天敵となるが、堀がある場合、増えた手札に堀が入りやすくなり頭を抑えられにくくなる。
- 防御以外の使用法として、3金-4金スタートでデッキ2週目に5金を出したい場合、鍛冶屋-銀貨スタートより堀-銀貨スタートが有効な場合もある。
詳細なルール 
仕切り線より下は他のプレイヤーがアタックカードを使用した時に誘発する使用時誘発効果である。
- リアクションのタイミングは、アタックカードが使用されて場に出た直後、その効果を処理する前である。
- 寵臣など効果を選択するアタックカードの場合、使用した人が効果を選択する前に堀を公開する。
- このようなアタックカードを使用する人は、効果の選択前に他のプレイヤーにリアクションの有無を尋ねるのが望ましい。
- 暗躍者など効果によって処理内容が変動するアタックカードの場合も同様に、呪詛の山札をめくる前に堀を公開する。
- 沼の妖婆など持続中に攻撃するアタックカードに対しては、そのカードが使用された時点で堀を公開する。
- カードの使用時に堀を公開できなかった場合、持続カードの予約されたアタック効果をその処理時に防ぐことはできない。
具体的には、(他プレイヤーが沼の妖婆を使用し、)自分のターンで購入によってカードを獲得する時、堀を手札に持っていたとしても公開できず、呪いを獲得することになる。
- カードの使用時に堀を公開できなかった場合、持続カードの予約されたアタック効果をその処理時に防ぐことはできない。
- 遺物などの「財宝-アタック」カードに対してリアクションする場合、財宝カードとしてそのカードが使用された時点で堀を公開する。
- 寵臣など効果を選択するアタックカードの場合、使用した人が効果を選択する前に堀を公開する。
- 次の効果に対してはリアクションできず、防ぐことができない(※具体例は一例)。
- アタックカードの効果の一部あるいは全てが実行されない場合も、カードの種類が「アタック」を持つならばリアクションすることができる。
- リアクションした場合、アタックカードの効果を一切受けない。
- 例えば、辺境伯の使用に対して堀を公開した場合、カードを1枚引くが手札は捨てない、といった行動は取れない。
- 手札以外の場所にある堀は公開できない。
- 公開したプレイヤーがアタックカードの影響を受けないだけで、アタックカードの効果は通常通り処理される。
関連カード 
拡張 | 名前 | 関連 |
海辺 | 灯台 | 次ターンまで、アタックカードの影響を受けなくなる効果を持つ。 |
冒険 | チャンピオン | プレイした後、永続的にアタックカードの影響を受けなくなる効果を持つ。 |
夜想曲 | 守護者(■) | 次ターンまで、アタックカードの影響を受けなくなる効果を持つ。 |
略奪 | 盾(■) | 手札から公開したとき、アタックカードの影響を受けなくなるリアクション効果を持つ。 |
余談 
第二版が出るにあたり王国カードの中で唯一イラストの色調が変更された。初版のイラストがリアクションカードの青い外枠と合わなかったことをイラストレーターのMatthias Catreinが残念に思っていたようだ*1。
コメント 
- 封鎖は堀で防げますか? -- 2023-01-03 (火) 01:12:40
- 封鎖が使用されたタイミングでリアクションした場合のみ可能です。封鎖のページの詳細なルールも参照し、リアクションのタイミングを覚えて下さい。 -- 2023-01-03 (火) 02:27:39