BGM/アイルー音頭

Last-modified: 2024-01-20 (土) 21:21:43

MHP3で、村クエストで出現するジンオウガを狩猟した後で鑑賞できるムービーで流れる楽曲。
(収録:モンスターハンター 狩猟音楽集III)

目次

概要

  • 英雄の証」を盆踊り風に編曲したもので、実際に夏祭りなどで流してもなかなか映えるかもしれない。
    しかし、曲そのものよりも、後述する映像の方に思い入れのあるハンターの方が圧倒的に多いことだろう。

「英雄の祭」

  • このBGMが使われるムービー。
    ユクモ村に平和が訪れたことから、各地から人々を集めて行われる祭りの様子を映している。
    日本の祭りに似ており、金魚すくいやお面売りなどの露天商、盆踊り、花火のある盛大な祭典である。
  • この映像とその直後に流れるスタッフロールでは、歴代シリーズの村人や村長など多くの人物が登場し、
    これまであまり直接的に描かれてこなかった世界観の繋がりを見ることができる。
    かつて慣れ親しんだ村の人々の元気な様子に、古参のハンターは思わず笑みがこぼれるニクい演出である。
    • しかし、とにかく登場するキャラクターが多すぎることから、
      一度見ただけではどこで誰が登場するのか完璧に把握しきることはできないだろう。
      ただ、それは逆に言えば、見るたびに新しい発見がある面白いムービーだということでもある。
      一度観てしまったという方も、たまには息抜きも兼ねて観返してみてはいかがだろうか。
      一度目の鑑賞では気づかなかった色々なものが見えてくるかもしれない。
    • なお、スタッフロールでは歴代拠点BGMが次々と流れる演出が入っており、
      懐かしい拠点BGMに涙した古参ハンターも多かったとか。

登場順に確認できる人物*1 (カッコ内は登場作品*2)

  • スタッフロールに登場している人物は赤色
    そのうちニャン次郎から招待状を受け取った人物は青色で記述する。
  • トレジィ&トレニャー(MHP2、MHP2G)
    祭の始まろうとするユクモ村から、温泉マークのフタがついた壷を抱えて門を後にしている。
    実はスタッフロールの最後でもちらりとユクモ村を後にしているトレジィとトレニャーの姿が確認できる。
    壷の中身は花火だったようで、ムービーの最後では花火を打ち上げているが、
    最後は誤ってトレニャーが花火の砲台の中に入ってしまい、トレジィが助け出そうとするも間に合わず、
    彼ら自身が打ち上げられてしまう。
    明らかにトレニャーだと持て余すサイズのデカい花火玉を渡してたり、
    砲台の中にトレニャーを押し込めようとしているようにも見えるなど
    トレジィが意図的にやらかしたように見えなくもない。
  • レザー装備のハンター(MH3、MHP3)
    MH3のオープニングにいたハンターのひとり。
    MH3のOPのハンターたちはMHP3のOPにも登場している。
    村入り口の階段を登ろうとしている。
  • モガの村の女性たち(MH3、MH3G)
    2人の女性が門から村に入っていくのが確認できる。その後も画面内にちょくちょく登場してくる。
    • なお、モガの村の女性たちは、アイシャと漁港の女主人を除いて見た目がすべて一緒なので、
      雑貨屋のお姉さん」、「武具屋のお姉さん」、「普通の村の女性」のうちの
      誰なのかは判別できない。
  • ハンター装備のハンター(MH3、MHP3)
  • アロイ装備のハンター(MH3、MHP3)
  • レウス装備のハンター(?)
    ガーグァの荷台に引き連れられて登場。
    ハンター装備とアロイ装備のハンターはMH3のオープニングにいたハンターであろう。
    右手前に腕と脚のみレウス装備(MH3以降のデザイン)のハンターも乗っている。
  • モガの村の子供たち(MH3、MH3G)
    村の入り口の階段を駆け上がっていく。
    その後もキッチンアイルーからご飯をもらったり、美容師ネコの早業を見ていたり、
    アイルー達磨を転がすニャン次郎から逃げたりするなど、
    画面内にちょくちょく登場してくる。
  • 狩猟船のメンバー (MH3、MH3G)
  • ユクモ装備のハンター(MHP3)
    村の入り口の階段を登っている。
    狩猟船のメンバーは、その後もモガの村の女性たちと露天を回っていたり
    アイルー達磨に乗っかっているニャン次郎を見て驚いたりしている。
    ユクモ装備のハンターはMHP3オープニングの人物であろう。
  • 番台アイルー(MHP3)
    2匹のアイルーが太鼓を鳴らし、その上で扇子を両手に音頭を取っている。
  • 船大工の親方(MH2)
    他の村人やアイルーたちに混ざって左奥で音頭に合わせ踊っている。
  • チャチャ(MH3、MH3G)
    太鼓に合わせておどるアイルー達の横を猛スピードでかけぬけてゆき、
    そのあと目にも止まらぬお面の早替えを披露してみせる。
    なんとMH3Gに先駆けてダルマのお面が初登場している。
    MHP3はMH3(G)より後の話なので、モガの村のハンターやカヤンバも来ていたのかもしれない。
  • チェーン装備のハンター(MHP3)
    チャチャが通り過ぎる際の画角の奥の方で話しこんでいる。
    MHP3のオープニングで武器屋のあたりにいた人物であろう。
  • ドリンク屋アイルー(MHP3)
    お面屋の露天商をしている。チャチャの早業を目撃し思わず目を疑う。
  • キッチンアイルー(MHP2、MHP2G)
    同じく露天商。コックと板前の格好で、こんがり肉・焼きそばを振る舞っている。
  • さすらいのコック(MH3、MH3G)
    同じく露天商。こんがり魚を振る舞っている。
    スタッフロールでは釣りの最中にニャン次郎から招待状を貰うが、
    労働要員としての突然の招集のためか、こちらを向いたまま固まってしまう。
    ユクモ村までの船酔いを気にしているのかもしれない…。
  • 歴代の受付嬢(ベッキー、パティ、アイシャ、コノハ)(初代、MHG、MHP、MH2、MH3、MHP3)
    キッチンアイルーやさすらいのコックから仲むつまじく料理を受け取る。後のシーンでは4人一緒に踊っている。
    その際に巨大アイルー達磨と共に転がってきたニャン次郎に驚くが、アイシャだけリアクションが大げさ。
    • …と思いきや、コノハに至っては達磨が通り過ぎたに慌てて逃げており、
      単にアイシャの反応が素早かっただけなのかもしれない。
    • 見た目が完全に同じギルドガールズは複数存在したりするが、
      招待状の関係から上の人物たちで間違いないであろう。
  • プーギーたち(全作品)
    様々な衣装を着たプーギーが、祭の中を一列に歩いていく。
    登場順に、はだかの王様、天使のレオタード、思い出ストライプ、
    魅惑のピンク、眠りを誘う白、赤と緑の衝撃、マフモフウォーマーである。
  • 教官(MH2、MH3、MH3G、MHP2、MHP2G、MHP3)
    音頭に合わせて人々が踊る中、やたらキレのいい動きを見せつけている。
    が、よく見ると踊りの振り付けがずれていたりする。
  • 交易船の船長の部下(MH3、MH3G)
    画面手前の階段を駆け上がってきて、音頭に合わせて踊る人々を眺める。
  • 美容師ネコ(MH2)
    露天の金魚すくいに挑戦、両手にポイを掴み、持ち前の凄まじい早業で魚をすくいあげる。
    ちなみに水槽にはハレツアロワナ・バクレツアロワナと思われる魚影も見える*3
    これでは魚竜すくいでは…。爆発してめちゃくちゃにならないか心配である。
  • モガの村の村長のセガレ (MH3、MH3G)
    美容師ネコの隣で金魚すくいに挑んでいる。
  • ミナガルデの食材屋(初代、MHG)
  • ロックラックの交換所の女主人(MH3)
  • ロックラックガイド(MH3)
  • 交易船の船長(MH3、MH3G)
  • ミナガルデの道具屋(初代、MHG)
  • ロックラックの道具屋(MH3)
    美容師ネコがポイを出す前の場面の奥で歩いている。
    ロックラックガイドはおそらく女主人を案内している。下見をしていたのだろうか…。
    • こちらに登場しているのは銀髪のミナガルデの食材屋(マサコ)。
      ジャンボ村の食材屋の女将はよく似ているが茶髪のため判別できる。
      ちなみにドンドルマの食材屋の服装は青なので全くの別人。
    • スタッフロールで登場しているのはロックラックの交換所の方だが、
      全く同じ見た目のモガの村の漁港の女主人の可能性も大いにある。
    • ロックラックにはロックラックガイドが複数存在しているが、
      スタッフロールからすると街中心部にいるガイドのようだ。
    • スタッフロールで登場しているのはおそらくミナガルデの道具屋。
      しかし、ミナガルデのゲストハウス管理人の方の可能性もある。
      一応、スタッフロール未登場だがココット農場の組合長と
      ジャンボ村・ドンドルマの道具屋も同じ見た目である。
    • ロックラックの道具屋と見間えやすい
      ロックラックのゲストハウス管理人は服装色違いの別人。
  • ジャギィ装備のハンター(MH3、MHP3)
    MH3のオープニングにいたハンターのひとり。
    美容師ネコの金魚すくいを後ろから覗きこんでいる。
  • モミジィ(MHP3)
    射的の露天の店番をしている。伝説のガンナーの百発百中の腕前に驚く。
    ちなみに、射的の景品の中には、ニャイ博士の作成したインテリアも置かれている。
    • 景品はいずれも左から
      上段:輝竜石の彫刻、泡々の噴水像、マグマの噴水像、(アオアシラの木彫り)、極彩ペッコランプ
      中段:ギルドール【緑】、エッグプーギー、プーギー、レウスプーギー、(アイルー達磨)
      下段:(番台の扇子)、(ガーグァ・ペッコのラバー・ダック)、虹のキノコランプ、(タル)
    • 射的の受付なので、ドンドルマ大衆酒場の"雑貨屋お手伝い"の配役でも良さそうだが、
      パティと見た目が被るためか未登場。
  • 伝説のガンナー(初代、MHG)
    モミジィの店の射的で百発百中の腕前を見せる。
    • MHP3までに同じ見た目の登場人物は山ほどいるが、
      その腕前から伝説のガンナーで異論はないはず。
  • 2頭身アイルー(ぽかぽかアイルー村)
    伝説のガンナーが撃ったタルのおもちゃから飛び出す。
  • 竜人族のお姉さま(MH2)
  • ユクモ村の村長(MHP3)
    二人でベンチに座り、酒を飲んでいる。
    • ドンドルマにいる竜人族の女性は複数人いる。
      まず、服色と髪色から大老殿の女性たちは異なる。
      全く見た目の同じ人物は、"古龍予報士"と"竜人族のお姉さま"だが、
      酒を好んでいる様子から、竜人族のお姉さまの方であると判別できる。
      ちなみにポッケ村のギルドマネージャーは服色が異なる別人。
  • ドンドルマの守護兵(MH2)
    おそらく大老殿へ続く階段を通せんぼしていた人物。
    職業病なのか、やっぱり集会浴場へ続く階段の横で堂々と構えている。
    • もちろん広場前や大老殿の中の人物の可能性もある。
    • ちなみに、MHXで登場した際には「いつもの癖」という台詞が聞ける。
      やっぱり職業病なのだろうか……。
  • インナーのハンター(?)
    ガーディアンズに立ち入りを断られているように見える。
  • ボーン装備のハンター(MH2、MHP2G、MH3G)
    MH2、MHP2G、MH3GのOPに登場しているボーン装備のハンター。
    階段で酒を飲んで酔っぱらっている。
    ちなみに、MHP3のOPでも登場しているが、そこでもやはり酒をかっ喰らって酔っ払っている。
  • 転がしニャン次郎(MHP3)
    ユクモ村のギルドからアイルー達が持ちだした巨大なアイルー達磨に乗っかっている。
    が、途中でバランスを崩してしまい、達磨ごと池に転落してしまう。
    ラストでは達磨の上から花火を見上げている。
  • ユクモ村の農場管理人(MHP3)
    ギルドの門からニャン次郎の様子をうかがっている。
  • カリスマ美容師ネコ (MH2)
    集会浴場の番台の辺りでトレードマークのアフロを外している。
    温泉に浸かる以下の人物らの衣装も転がっている。
  • ココット村の村長(初代、MHG、MH2)
  • ジャンボ村の村長(MH2)
  • モガの村の村長(MH3、MH3G)
    温泉中央手前で晩酌している。
    • 村長繋がりの文脈的にココット村の村長で間違いないであろうが、
      ミナガルデとドンドルマのギルドマスターもニャン次郎から招待されている。
      服を脱いでしまっているので、これら3人の判別は極めて困難。
      つまり、このうち二人は招待されているにもかかわらず未登場ということになる。
      記事の作成者・追記者らの見落としの可能性もあるので注意されたし。
  • 工房のばあちゃん (MH2)
  • モガの村の加工屋 (MH3)
  • ユクモ村の加工屋 (MHP3)
    温泉右手前で武具について語り合っているのであろうか。
    加工屋に関しては後ろ姿のみで、湯煙のためにわかりづらい。
  • 大長老(MH2)
  • 大老殿の大臣(MH2)
  • ロックラックのギルドマスター(MH3)
    温泉右奥のグループ。大長老は巨体なので足湯状態…だが上も脱いでいる。
    ギルドマスターは大長老の腿の上で川柳もとい俳句を詠んでいる。
    湯煙で見えにくいが、奥の方に大臣もいる。
    • こちらの大臣風の人物も判別が困難。ドンドルマ広場前の"古龍学者"の可能性もある。
      あるいは、ロックラックの調合屋の可能性もわずかながらに残されている。
  • 山菜ジイさん(全作品)
    よく見ると浴場の左奥の岩場に登頂している。山菜でも見つけたのであろうか…。
  • 以上である。ただし、ここでは書ききれないほどの住人も多数存在する。
    住人はユクモ村の村人、モガの村の村人、ロックラック街人系の人物がほとんど。
    婦人系NPC、女性ハンター系NPCや、見た目の被る主要人物の登場している
    男性竜人族系NPC、とがった帽子の男性NPCなどは登場しない模様。
    また、見た目が他の登場人物と被らなさそうな
    ヘルブラザーズ発掘マニアなどなども意外にも未登場のようだ。

余談

  • 上記の通り、村クエストで登場するジンオウガを1頭狩猟することがムービー出現の条件だが、
    ざわめく森」にて乱入してきたジンオウガを倒しても観ることはできない。
  • それにしても、地理的に比較的近いと思われるモガの村などの人物はともかく、
    ドンドルマの大長老やココット村などの村長たちといったお偉いさん方がなぜユクモ村にいるのだろう?
    もともとユクモ村は遠方からも多くの湯治客が訪れているようだし、
    スタッフロールのムービーやMH4Gのニャン次郎の「各地の村長を招いたお祭り」という発言を見る限り、
    ユクモ村の村長直々に彼らを招待したと考えるのが妥当だろう。
    • しかし、村に深刻な影響を与えていたとはいえ、
      たかだか一介のモンスターであるジンオウガを討伐した程度で
      モンハン世界各地のお偉いさん方を大勢招待するのはいささか大げさな気もするが…。
      そもそも、これだけの重要人物が不在の状態で、他の地域は大丈夫なのだろうか?
      まあ今回の祭りにはタル配便の報告から、ハンターとジンオウガは関係ないのかもしれないが
    • 更に、モンハンフェスタのある企画にて、「3rdは2ndGより10年ほど時間が経過している」と、
      開発者である藤岡要Dと小嶋慎太郎APは答えている。
      だが竜人族はともかく、人間海の民の面々に変化は見られない。
      この世界の時間の流れはやはり現実とはかなり違うようだ。
    • まあ一種の古参ユーザーサービスにそこまで突っ込むのも無粋というものではあるが。
  • そしてこの平和も束の間のものであった事は言うまでもない。
    というよりも実は対策会議のために要人が集まる口実だったのでは…

関連項目

世界観/ユクモ村
BGM/トラベルナ - 同じく、歴代の登場人物たちが総出演するお祭りムービーが流れる。


*1 引きの構図も多数存在するのでおおよその登場順。
*2 MHP3以前の作品。なお、MH3GはMHP3の後に発売された作品だが、時間軸上はMHP3より前の話(MH3と同じ)なので記載する
*3 もちろん、同じ色と魚影の食材系・トレジャー系の魚もいるため違う可能性もある