アーカイブ/キャラクター/フック

Last-modified: 2024-02-11 (日) 17:40:18

冒険集団「モグラ党」の親分、自称「ドスクロのフック様」。
子供だと思われることを嫌がり、大人に頼らずとも自分の力で生きていけると思っている。
大人たちは裂界へ行き、サンポは地上で冒険し、病人たちは危険を冒してナターシャの治療を受ける…フックの指揮のもと、子供たちだって冒険するのだ!

  • ストーリー詳細1

「██年██月██日  天気:すごくいい  気分:さいあく」

「今日は、まじょばばぁの式けんかん 試けんかんをこわして、怒られた」

「まじょばばぁは、すっごく怖かった。お昼は、あそぶのを禁止されたから、お昼ねだけした。うんざりだ!」

「ばばぁの、きょうふ正治 生治 政治を止めなければならない!ばばぁの好きにはさせない!」

「あたしは『モグラ党』をつくって、しんりょう所の子供たちを 捕まえ たい捕 要せい 招待した!いっしょにまじょばばぁに立ち向かうんだ!そして、いっしょにおいしいものを食べて、いっぱいあそぶ!だれもあたしたちを止められない!」

「あたしがモグラ党の親分だ!そして、しんりょう所の親分だ!毎日、まじょばばぁを思いきり怒って、毎日、そう字 そう治 そうじをさせる!ははは!」


  • ストーリー詳細2

「██年██月██日  天気:すごくさむい  気分:さいこう」

「今日は、『きかい ぼん ぼち』に行って、あたしにぴったりな武器をさがした。親分として、すごい武器が必要だからな!」

「そこで女の子に会った。たぶん、あたしより年上(でもあたしが親分!)で、きれいな赤いコートをきてたけど、くつははいてなかった。なんでくつをはいてないのか、知らないけど、すごく寒そうだった!でも、女の子は寒くないのかも」

「その子のかみの毛は、白くて、雪みたいで、きれいだった!あたしも白くて、長いかみの毛がいい」

「さいしょは、ずっとはずかしそうにして、話もしてくれなかったけど、大丈夫!あたしは 話すのが大好き 友だちを作るのがとくいだから!女の子とずっとお話ししてた。女の子のパパは、でっかいロボットだった!」

「かっこいいパパだったけど、あたしのオヤジには負ける!あたしたちはすぐに友だちになった。それから、すごい『ホールマスター』を見つけてくれた!だから、かわりにモグラ党のめいよたいいんに任命した!」


  • ストーリー詳細3

「██年██月██日  天気:ずっとさむい  気分:よくない ふつう」

「今日、アリーナのパパとママが来てた。アリーナはすっごく楽しそうで、あたしもうれしくなった」

「パパとママを思い出した。もうずっと会ってない!オヤジはあたしにすごくすごくすごくよくしてくれるけど、それでもパパとママに会いたい!」

「夜、オヤジはまたパパとママがかえってこない理由をおしえてくれた。でも、実は全部おぼえてる…オヤジが何回もきかせてくれたから!」「オヤジ、自分が言ったことをすぐわすれちゃうみたいだ!まじょばばぁにきいたら、オヤジが年だからって言ってた。治せるかきいたけど、オヤジのこのびょう気は治せないって、ごめんなさいって言ってた」

「まじょばばぁは、最近あたしが悪さしてるからって、うそをついてるんだ!町で一番のいしゃなのに、どんなびょう気だって治せるのに、オヤジを治せないわけがない」

「よし、決めた。オヤジが話したことは、あたしがオヤジのかわりにおぼえる!だって、あたしはすごいモグラ党の親分だから!」


  • ストーリー詳細4

██年██月██日 場所:診療所 フックとの会話記録:」

「オヤジはずっと前からパパとママの友達なんだって。昔はみんなで北の小さな町に住んでた。ある日、ママが裂界に行ったまま戻ってこなかったんだ。ママは岩焼き洞窟イモリが大好きだった。パパはママに会いたがってたから、毎日あたしに岩焼き洞窟イモリを作ってくれたんだ」

「ある日、あたしが家に帰ったら、パパがベッドで寝てた。すごく苦しそうだった。あたしはびっくりして、泣きながら隣に住んでたフェスマンのオヤジを探しに行った。オヤジは『パパは病気だ』って言って、町の医者のところに連れていってくれた」

「あたしたちは何日もパパと医者のところに泊まってた。でも、最後にはお金がなくなっちゃって…そしたら、パパが小声であたしにお金を貯めろって、ここは居心地が悪いから家に帰りたいって言ったんだ。だからあたしはオヤジを探して、パパを家に連れて帰ろうとした。なのに、オヤジと一緒に戻った時、パパはもう何も話さなくなってた」

「オヤジはずっと地面に膝をついて泣いてたけど、あたしは何が起こったのか理解できなかった。オヤジは、パパはママに会いたくて、会いたくて、すごく会いたかったから、夢の中にママを探しに行ったって説明してくれた。じゃあいつ起きるんだって聞いても、オヤジはずっと泣いてるだけで、答えてくれなかった……」

「あ、あたしは泣いてない!いい…ナターシャお姉ちゃん、ティッシュなんかいらないってば……」

「…実は、後でこっそり医者に聞いたんだ。あたしは知ってる。パパが死んだってことも、もう戻ってこないってことも。ママも同じ…知ってるけど、オヤジはあたしを悲しませたくないから、ずっと嘘をついてる……」

「あたし知ってるよ、親父が世界で一番いい人だってこと。あたしもオヤジが大好き……」

「だから、あたしはみんなと一緒にお宝を見つけて、オヤジにでっかい家を建てる!それから…オヤジの病気も治してあげるんだ!」