本棚/収録なし/シエン先生講談抜粋

Last-modified: 2023-12-31 (日) 04:43:21

条件:仙舟「羅浮」金人巷イベント「金人旧港、市店の喧騒」クリア後
同坊坊のテーブルにある録音映像調べると閲覧可能

妙見騎士と匪賊の戦い

妙見騎士と匪賊の戦い
危機一髪、賊艦の後方の宙域から「ひゅんひゅん」と2本の光線が飛び、賊首の座席に命中した。刹那、火花が散り賊首が蹲る!状況を理解する前に、1隻の白銀の戦闘艦が飛んできた。そしてそれに乗っている者が一喝!「我は妙見天君の騎士である!今日は妙見天君のために、必ずお前という妖邪を排除してみせよう」

さて…誰もが疑問に思ったはずだ!この妙見天君の騎士の実力はいかほどか?一騎当千の活躍で悪をくじき、羅浮の商隊を災難から助け出すことができるのか?しかし、皆さん、かたじけない。続きは次回!またお越しください!

御空、単騎で賊を討つ

御空、単騎で賊を討つ
御空は息を殺して固唾を飲んだ。数えると毛賊は14人!山の斜面に沿って登ってきている姿が見えるではないか…彼女は目を開けるのすら億劫で、物音だけを頼りに弓をめいっぱい引いた。「ひゅんひゅんひゅん!」矢の音だけが聞こえ、十数人のアナイアレイトギャングは皆地面に倒れ伏した!

このような取るに足らない賊など数人死んでも構わないのだろうが、賊の拠点は大いに驚き、数百もの奇怪な姿をしたアナイアレイトギャングが飛び出して、御空の足元の丘を埋め尽くした!御空はその様子を見ても、少しも怯えず、大声で叫ぶ。「賊ども!かかってこい!」

さて皆さん――1人で多数の敵を相手にすることになった御空様は、どうやってそれらの賊を掃討してみせるのか?続きはまた次回!

十二雲騎、螟蝗を滅す

十二雲騎、螟蝗を滅す
数人の雲騎が降りてきた。そして状況を見ると、何も言わずに街の若者を集め、彼らに言った。

「我々は仙舟羅浮から来た者だ。帝弓の命を受けて寰宇の間で妖邪を一掃している。諸君らは平凡な肉体しか持たぬ身だ、あれらの悪との戦いを恐れて当然だろう。しかし、人として生まれたというのに、どうして虫に負けることがあろうか?あれらに、誰が万物の霊長であるかを教えてやらねばならぬ!」

この数名の雲騎はスウォームに勝ち、パンフェニーの故郷を再建できるのか?

はは、慌てずに…また次回の講談をお待ちください。

巡海レンジャー、誅羅を斬る

巡海レンジャー、誅羅を斬る
帝弓の司命を信仰しているのは、何も我々仙舟同盟だけではない。「巡海レンジャー」もまた帝弓の旗下にある豪傑たちである。この豪傑たちは銀河の各所から集まり、気性は各々違うが、優れた技を持ち、仇のように悪を憎み、帝弓を信仰している。

ある年、燼滅禍祖の配下である「誅羅」という名の絶滅大君が多くの賊を率い、人々を苦しめた。

その時、巡海レンジャーの豪傑たちが正義を以て介入し、徹底的に誅羅の無謀な夢を断ち切り、更に彼がスウォームによって命を落とすよう仕向けてみせた!
螟蝗禍祖の残存は数えきれぬほどにおり、天を呑み込み地を喰らい尽くすほどの牙を持ってはいたが、知性はまったくといっていいほどなかった。巡海レンジャーは、その虫たちが絶滅大君の艦隊を襲うよう仕向けたのだ。

それは実に見事な駆虎呑狼の計であった!あるいはもっと適切に例えるのなら…まさに虫たちは「飛んで火に入る夏の虫」であった!

伶人作歌し、帝弓を弔う

伶人作歌し、帝弓を弔う
仙人は元より歳陽の敵、千歳の戦いすら惜しまず。
よもや羽人が万騎だとは思わず、仙人は勇敢にもそれを迎え撃つ。
羽人は翼を広げ雲に並び、穹桑を天高くに造化す。
仙人は、牢の中の古き英傑を見つけん。
英傑は火皇を探し当て、それに言う。
『今や羽人は山河を揺らし侵犯す、仙人と歳陽は共に橋を渡る』
『汝、もとより冥府に向かうのみ、だが今は我と共に妖邪を洗い流し、死の牢獄から出でよ』
火皇は英傑に憑りつき、神弓乾坤を震わす。
穹桑は元より羽人の巣、なぜ英傑は火で全てを燃やしたのか。
火皇、力を尽くして神形を壊し、羽人の双翼焼かれて天高く飛ぶは難し。
仙人死して魂は尚泣き、英傑はもはやそうとは呼ばれず。
今巡りて、流血を伴う激しき戦が仙人を襲う。許しを乞う、許しを乞う言葉は英魂を慰めん。