ソル

Last-modified: 2024-04-13 (土) 00:19:12

 

 

  • 性能:豪快に相手をねじ伏せる超攻撃ストライカー
     
    • 『GG』シリーズ通して主人公を務めるバッドガイ。シリーズが進むごとに体格がパンプアップしていき、より屈強かつ精悍なイメージに進化を遂げた。
       
    • 使いやすさは☆4/5。実際に総合的に見ると主人公らしく使いやすい性能ではあるが、射程の短い飛び道具のガンフレイムをはじめとしてガン攻めに特化した技構成であり、個々の技に目を向けるとスタンダードとも言い難い個性的な性能の技を多数持っている。しかしそれらがソルの固有の長所・強みを構成する要素となっている。「格ゲーの主人公らしいのはカイ、ギルティギアの主人公らしいのはソル」とは20年以上前からよく言われている話。
       
    • 本作では従来のシリーズに比べて通常技周りの大幅な変更や必殺技の性能変更が行われ、従来はどちらかと言えば堅実さが求められやすい性能だったのに対し、多少大雑把に振り回しても対戦相手に困難な対処を強いる技が与えられ、ソルのキャラクター像である豪快さ・ぶっきらぼうさを一層強調した仕上がりになっている。
       
    • 特に強い技の筆頭に挙げられるのが遠Sで、ワンボタンで出せて前進しながら繰り出す発生の早いパンチ攻撃でありながら、小パンをガードさせても有利が取れないのが基本の本作においてガードさせて有利かつ距離を詰められるという破格の性能を誇る。この技を中心にした固めでリスクゲージを溜めてからコンボを決め、誇張なしに10割を消し飛ばす展開も十分あり得る。基本的には打撃と投げの二択を中心に攻めるキャラだが、威力の高いコマンド投げ・ぶっきらぼうに投げるを持っているのに加え、ゲージが50%あれば見切りにくい空中からの中下択を仕掛けることも可能。
       
    • いわゆる昇龍拳であるヴォルカニックヴァイパーはソルの攻撃力・防御力の両方を支える、ソルを象徴する必殺技。
      S版は発生の早い無敵技で、投げに対する無敵こそ削除されたとはいえ、攻め側が圧倒的に有利なゲーム性の本作においては持っているだけでも極めて頼もしい。
      そしてHS版は発生が遅く割り込みには使いにくいが、根本から当てることで覚醒必殺技にも引けを取らないダメージを叩き出す代物で、ややテクニカルながら使いこなせば多くの状況から高火力コンボを決めることが可能。
       
    • 無敵技以外にも発生の早い技を多く持つことから防御面は恵まれている。立ちKは密着状況なら通常技として最速発生の3フレ技であり、全体的に発生が鈍化した本作の環境においてはこれまた破格の性能。6HSはキャンセル不能ながら発生がこのリーチ帯では同じく最速発生の9フレであり、割り込みや確定反撃に大いに役立つ。さらに防御係数が0.98とこのゲーム全体では高めの数値を誇っている。
       
    • 空中からの強判定突進かつガードされてもむしろ逆択を押しつけやすいブリンガー、様々な技から繋げられるほど発生と攻撃判定が優秀なリヴォルヴァー、長距離の低姿勢・弾抜けからカウンター始動で超火力を出せるヴォルテックス、と突進技にもかなり高性能なものが揃っている。前作で猛威を振るったファフニールは今作ではマイルドな技となっており、立ち回りでは使わないもののダウンに重ねることで優位を取ることができる。必殺技コマンドに慣れさえすれば、これらを横暴に押しつけまくる戦い方でも十分爽快な試合を楽しめる。
       
    • 以上の特徴から、攻撃・防御の両面で全キャラ屈指の強さを誇る高水準でバランスが取れたキャラである。接近戦に特化したキャラではあるため、通常技のリーチが比較的短いことが難点と言えば難点だが、ゲームシステム上ガードをしながらの堅実な接近がしやすい点は追い風であり、通れば一気に接近できる強力な突進技も多数持つ。相性の良し悪しが出る組み合わせはあるものの、高い自由度と破壊力を武器にしつつ地道なキャラ対策も積んでいけばどんな対戦相手にも勝ちに行くことが可能。
       
    • レバー入れ通常技の6Sはリーチの長さと判定の強さが強力でありソルの弱点であるリーチの短さを覆しうる性能だったが、何度も弱体化されたことで現在は鳴りを潜めた性能に落ち着いている。一方、6Sは出始めを必殺技でキャンセル可能な仕様があり、テクニカルながら使いこなせば攻めに大いに役立つという上級者向けのやり込み要素も持っている。
       
    • 良くも悪くも本作の「主人公」と呼ぶに相応しい存在感を放っており、このソルをどれだけ使いこなせるか、もしくはどれだけ対策できるかは「GGST」攻略の中核を成すと言えるだろう。発売初期においては誰もが認める最強キャラクターとしてその名を轟かせたが、時間が経って攻略・対策が進んだことや数多くのバランス調整の影響で当初ほどの手放しでの最強キャラ評価ではなくなった。しかし一方で公式大会(AWT2022Final)の優勝者の使用キャラでもあり、やり込みに応える高いポテンシャルを持っていることは保証できる。