カイ

Last-modified: 2024-04-13 (土) 00:20:32

 

 

  • 性能:優れた技が揃う正統派オールラウンダー
     
    • ソルと並ぶギルティギアシリーズの顔であり、シリーズが進行するたびに髪型が変化するイケメン剣士。ソルがどちらかというとダークヒーロー的なイメージであるのに対し、カイはいかにも正統派のヒーロー像を体現している。
       
    • 使いやすさが全キャラ唯一の★5/5の満点。それが示すように性能面においてもカイは「格闘ゲーム」の主人公らしい性能にまとまっており、ソルが圧倒的に「ギルティギア」の主人公をしている分だけ、この二人で対照的かつわかりやすい構図を作り上げられている。ソルはハイリスクハイリターンな一触即発さが魅力であり、カイは真面目にプレイすればするだけ応えてくれる高く広範な基礎能力、それ故に幅広いプレイヤーの受け皿となってくれる懐の深さが魅力となっている。
        
    • 中でも飛び抜けて優秀な性能を持つのが、中距離技としてリーチ・判定・ヒット時のリターンを兼ね備えた通常技の6+HS、ガードされれば確定反撃を受けるが1F低姿勢発生5Fで画面半分を制圧できる下段突進技のスタンディッパー、ジャンプ周りを大きく巻き込みながら攻め継続になる押し付ける突進技フードゥルアルク、発生が早く高速で突進するため射程が長くヒットすればかなりの距離を押し込むためウォールブレイクに到達しやすい覚醒必殺技のライド・ザ・ライトニングなど。
       
    • 以上に加えて全体的に扱いやすく幅広く技を揃えているため、とにかく対応できる状況が多く、極端な相性差がつくキャラクターはまず存在しない。無敵対空技のヴェイパースラストをも備えており、防御面も優秀。プレイヤーのやりこみや個性がはっきり反映される素直な性能であり、初心者から上級者まで誰でもが成長を実感しつつ扱える入門にも最適なキャラ。
       
    • 他方でいわゆる「尖った部分を押し付けて勝つ」ような要素は控えめで、起き攻めをループさせたり画面端で固め続けるような攻めは展開しづらく、充実した下段技の対となるような優秀な中段を持たないため崩し能力も低め。火力面も重い始動がヒットすればしっかり減らせるものの、ソルやメイのようにとにかく何かを引っかけたら4割5割という手軽さはない。カイの持つイメージ通りに真面目で手堅い立ち回りが求められる。
       
    • いわゆる波動拳である使いやすい飛び道具・スタンエッジを持っており、加えて通常技のリーチが比較的長いが、本作のゲーム性もあって「飛ばせて落とす」と言うように相手に対応するような立ち回りはそこまで強力ではない。代わりに地上の移動速度はやや優秀な水準にあるため、攻めや立ち回りは積極的に動く方が強力に見える。
       
    • 弾や通常技の牽制、上記の強力な技で怯ませてから走り込むことで相手に接近し、主に打撃と投げの二択でダウンを奪う。そこからシリーズ定番の動きでもあるスタンエッジ・チャージアタックを重ねる起き攻めで攻めを仕掛けるプランがシンプルかつ強力。中段やめくりなどによる強力な崩しを持っていないキャラだが、代わりに有利フレームを取る手段が豊富であり、ダッシュの速さから投げも通しやすい。ダストアタックもリーチがやや長めなので崩しとして扱いやすい。
       
    • 「ショックステート」という固有システムを持っており、これは一部の必殺技をヒット・ガードさせると相手が「帯電状態」になり、次に必殺技を当てた時に食らい・ガード硬直が伸びるなどヒット・ガード時の効果が少し強化されるというもので、特に意識しなくても使いやすい飛び道具のスタンエッジや近距離打撃技のダイアエクラを出していれば恩恵を得ることができる。
       
    • GGSTで最初の公式オンライン大会では、2S単発ヒット確認ライドなども印象的に活用して優勝したのがカイだった。格ゲーキャラとしてのスペック上は圧倒的な差があるソルという存在がありつつ、攻略が不安定な発売初期において、シンプルなカイのやりこみで公式大会を制したのはひとつの象徴的な出来事と思われる。やればやるだけ応えてくれる地力が最大の魅力と言える。
       
    • 以前はスタンディッパーが初心者向けらしからぬ連続ヒットのしにくさにより牽制からリターンが取り辛かった。そのため初心者向けキャラとしてはソルやメイに流れがちだったものの、Ver1.09でこの点を中心に大幅に改善。遠Sの強化や2K>2Dも繋がりやすくなったりと、「牽制からダウンを奪って起き攻めをする」という形により持っていきやすくなった。ドラゴンインストールも逆転技として十分実戦投入になるなど、痒い所に手が届く調整を貰っている。