飛鳥

Last-modified: 2024-03-25 (月) 13:40:13

 

 

  • 性能:願うのは善意の集積 マスターオブソーサリー
     
    • GGシリーズの世界に災厄をもたらした生体兵器・GEARを創造したギアメーカーでありGGシリーズの物語における諸悪の根源…というわけでもなかった主人公ソルの因縁の相手である「あの男」が、「飛鳥=R=クロイツ」改め「飛鳥=R♯」としてシリーズ25周年にしてプレイヤーキャラとして初登場。R♯の読み方はシャープリロードではなく元と同じくアールクロイツ。(♯をドイツ語ではクロイツと呼ぶ)
      • カラー選択時に上下に入れると「飛鳥=R=クロイツ」を選ぶことも可能。見た目や性能は全く同じで、キャッチコピー(願うのは善意の集積 贖罪のギアメーカー)と一部掛け合いなどが変わるだけと思われる。♯とクロイツは同一人物であるが同一個体ではないといった感じの関係性。
         
    • 魔法学の第一人者という設定のもと魔法を詠唱して攻撃するという特徴のキャラだが、詠唱から発動する魔法は26種類も用意されており、それらを使い分けるためにブックマーク、マナゲージ、テストケースなどの飛鳥固有のシステムが多数存在する。一見して複雑と嫌でもわかる性能だが、一連の固有システムは「カードゲーム(TCG/DCG)を格闘ゲームに落とし込んだもの」と捉えれば理解しやすい。
       
    • 公式での使いやすさは★1/5とザトーと並んで最低。ブックマークマナ回復によるマナゲージ管理、テストケース変更と相手と戦いながら管理する要素がとても多い。ザトーやケイオスのように他の動きに割り込むような操作はないものの、詠唱からのブックマークマナ回復への派生の操作は忙しく、操作難易度は決して低くはない。慣れないうちは詠唱しようとして誤ってブックマークで魔法を捨ててしまうようなことも頻発するだろう。
       
    • 特にマナゲージは魔法を使うリソースであると同時に体力も兼ねたものであり、通常飛鳥の防御係数は全キャラでも最高であるものの、マナゲージが尽きてバリアが無くなるとマナゲージが回復するまで魔法が使えなくなるどころか全キャラ最低の防御係数になってしまう。マナゲージは攻撃を食らうだけでなくガードしていても削りダメージにより減少していくため、魔法をたくさん使用してマナゲージが乏しい状態で触られてしまうと非常に脆い。また、マナゲージは回復しづらく、体力を消費するマナ回復(S版)を使用するのが前提と思われる調整のため、実際の体力は数値ほど高くはない。
       
    • そんな複雑な固有システムのもとで扱う攻撃魔法はこのキャラの最大の長所である。詠唱は次の詠唱へのキャンセルも可能であり、ブックマークとマナが許す限り途切れない攻めを展開することもできる。マナゲージの自動回復や消費の軽減、ブックマークを自動で行うといった自身を強化する魔法や、魔法の軌道などを変えられるロッドを設置する魔法などもあり、手札が揃えば近距離だけでなく遠距離からでも相手がガードするしかできない(この状態からガード方向を揺さぶることまで可能)ような状態を作り出すこともできる。
       
      • 飛び道具の攻撃魔法の数々から一見シューティングのような立ち回りが強そうに見えるためそれを行いがちだが、マナゲージという制約から常に遠距離戦を行うのは得策ではないと思われる。一方、最も標準的な性能の攻撃魔法のハウリングメトロンでも近距離でガードさせて有利でありコンボを伸ばすのにも使える事から、むしろ攻めの中で使ったほうが高い効果が見込める。
         
      • テストケース変更では初期のテストケースから2つの変更先があり、それぞれ初期のテストケースに比べて「中下段による崩しが可能な魔法」「画面の広範囲を攻撃する魔法」が多く含まれており、どちらに変えるかでプレイヤーの個性が出てくる。
         
    • 本体性能はやや鈍めの機動力に概ね不可もなくといった技が揃っているが、2DやJDなど一部の技性能が尖っており、十分戦える性能は持っている。
       
    • 従来のシリーズ作品と比べてシンプル化を目指して作られた本作だが、飛鳥は例外として難解であることを目指して作られたキャラクターとのこと。そのコンセプトに相応しく、過去シリーズの登場キャラ、或いは「格闘ゲーム史上」という大きな括りで比較してもトップレベルに難しいとの意見も見られるほどであり、お世辞にも誰でも使えるようになるとは言い難い。そのぶん、攻撃魔法による一方的な攻めや判断を要求される場面の多いアドリブ性などのギルティギアらしさも随一であり、使いこなすことができれば他キャラにはない楽しさを見出すことも可能なキャラクターである。それ故に対戦相手にも非常に特殊かつ複雑な対策を強いる一面を持ち、対戦拒否される可能性は高いかもしれない