モーターチビ

◆忍◆ ニンジャ名鑑#239 【モーターチビ】 ◆殺◆
非ニンジャ。オムラ社の試作ドローン兵器であり、ダークニンジャが通信や画像記録に用いる。握り拳大の正十二面体強化フレームにジャイロを搭載し、ヒトダマめいた青い光を放って浮遊。モーター理念にそぐわないとされ、実用化されなかった。

登場エピソード

• 「カース・オブ・エンシェント・カンジ、オア・ザ・シークレット・オブ・ダークニンジャ・ソウル」
• 「アット・ザ・レルム・オブ・ブラックウィッチ」
• 「アウェイクニング・イン・ジ・アビス」
• 「リブート、レイヴン」
• 「ザ・マン・フー・カムズ・トゥ・スラム・ザ・リジグネイション」
• 「トビゲリ・ヴァーサス・アムニジア」

「灯籠重点！」
「重点！」「重点！」「懲罰ミッションな！」

機体概要

• オムラ・インダストリ製の小型インテリジェント・デヴァイス。サイズは握り拳大で、形状は正十二面体。
• 後述の各種機能を鑑みるに、直接戦闘よりも調査・支援めいた用途が主と思われる。
  • 物理書籍版では、野戦小隊指揮官サポート用に開発されたとの説明がある。
  • デッカーやマッポの業務にも大きく貢献しそうである。
     
• 数体の試作機がザイバツに提供されたものの、社長（47）の提唱する「大きい・強い・かっこいい」重点のモーター理念にそぐわなかったせいで開発中止となり、量産には至らなかった。
  • 作中で披露された数々の機能は実際優秀なものばかりであった。これをリリースすれば、モーティマーの念願であった業績V字回復を果たせたかもしれない。
  • アルベルト会長としても、金食い虫のポンコツ兵器なんかよりこっちを推進したかったようである。
     
• 「重点！重点！」とノーティスを発しながら飛び回る様や、処理を実行する際の独特な効果音「ヌンヌンヌンヌン」などからスゴイ級にカワイイと感じるヘッズも多く、第2部のマスコット的存在となっている。
  • 登場するや使用者を差し置いてヘッズの心を鷲掴みにした。サンダーフォージの反省の庵に続く道を守っていたケンドー・オートマトンに困惑して影に隠れるなど、仕草も愛らしい。
• ダークニンジャも気に入ったのか、ザイバツから与えられた邸宅にもモーターチビを持ち込み、懲罰ミッション等の連絡を受けている。
  • 最終的には「高性能だが脆弱、ニンジャが命を賭けるには繊細過ぎる」という評価を下した。
• 第2部終盤にはいかなる経緯かシャドウウィーヴに渡され、その後の物語において重要な役割を果たすことになる。
   
• モーターチビのTwitterアカウントもある。本タグである#njslyrとネタ用のタグである#njslyr7kの使い分けに関して、大喜利めいたポストを自動grepしタグ誘導をリプライする高性のうな半自動botだ。
• また、曲名をプレイリストめいて投稿していることもあり、音楽プレイヤーとしても使えるようだ。各エピソードのタイトルの元ネタだったり、そうじゃなかったりする。

スペック

• 12個のジャイロを用いてハチドリめいて空中を飛行する。
• 高度な音声認識機能を搭載。オーナーの口頭による命令を理解し、自律行動することができる。
• カメラ、コンパス、レーダーソナーなどを内蔵し、それらを用いて適切なナビゲーションを行える。
• 中心にはLEDライトが備わる。光量は微弱だが、鋭いニンジャ視力の持ち主であれば周囲を照らすランタン代わりとすることもできる。
  • 青色LEDの機体と赤色LEDの機体が存在する。
• IRC通信端末としても使用可能。
• LANケーブルの機能を有した触手状マニピュレータを内蔵しており、直結してのハッキング行為等にも対応。
• 機体下部にホログラフィ映像の投射装置も搭載。マップナビゲーションや通信時の映像表示に使用される。
• 拡張性も高く、新たな機能をインストールすることでさらに多機能となる。
• 作中でも言及されていないが、戦闘行動中のダークニンジャに追従してノーティスを出せる辺り、小型ながら相当な機動力を持つことが窺える。

モーターチイサイ

登場エピソード

「起動重点！」
「重点！重点！」「重点！」
「ヌンヌンヌンヌン……」

機体概要

• ジャッジメントが所持していた赤色のモーターチビをディテクティヴが回収し、キンギョ屋が修理したのが「モーターチイサイ」である。カワイイ！
  • ガンスリンガーによって破壊されてしまった時は、ヘッズの間で悲鳴が巻き起こった。
  • 「オムラ社がザイバツに提供した試作機」との記述があること、及びジャッジメントが「ザイバツから派遣された用心棒」であることから、ザイバツから彼に貸与されたものと思われる。

• 第2部最終章「キョート・ヘル・オン・アース」において、重要な役目を果たし力尽きる。
  • ……が、しっかり回収されており、第3部で復活を果たした。その後、ディテクティヴからナンシー・リーに譲渡された模様。
• 他のモーター兵器が復活しても数ツイートでしめやかに爆発四散することを鑑みると、実際優秀。
  • 後の「モータードリヴン・ブルース」でも大きく取り上げられることになるモーター理念の虚しさが、逆説的に証明されたようなものである。

スペック

• 従来のモーターチイサイの機能の他、確認できる限りの追加機能としては、ナンシーによってインストールされた「電磁パルス反応を用いた位置測定機能」が挙げられる。
• スカラムーシュによって投擲武器代わりに野球ボールめいてぶん投げられる場面もあった。「ピガー重点！ピガー重点な！」

モーターツクモ

登場エピソード

• 「カレイドスコープ・オブ・ケオス」
• 「バック・イン・NS」
• 「ヴェルヴェット・ソニック」
• 「ビースト・オブ・マッポーカリプス」

『ドーモ。はじめまして。私はモーターツクモです』
『イエイ。イエイ』

機体概要

• ウシゴームの地下室を訪れたタキとノボセ・ムギコの前に現れた、自らを「モーターツクモ」と名乗る正十二面体浮遊ドロイド。
• これまでのチビ＆チイサイとは打って変わって饒舌な喋りを披露しており、恐らくはナンシーが所有していたモーターチイサイがツクモ化した（自我を宿した）存在と思われる。ユンコ・スズキとも面識があるようだ。
  • ツクモについてはニンジャスレイヤープラスのシャード・オブ・マッポーカリプス（32）：アイアンオトメを参照のこと。
• タキとムギコの携帯端末を利用して電子音でアンサンブルを生んだり、カラフルなライトを四方八方に投げかけ、回転しながら舞い踊るなど、コミカルな動作が多い。カワイイヤッター！
   
• 本編に登場する前に、ニンジャスレイヤープラスのニンジャセンタ試験模試2017（第2回）にてモーターツクモが採点を行っている。
• また、モーターチビのTwitterアカウントも2018年9月前後にモーターツクモに改名されており、2019年8月25日まで「ニンジャスレイヤー（コミカライズ版）」の同時読書会のページカウントを行っていた。

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