「私の立つ場所が最後の戦いの地となる。一歩先でも後でもない」――セイント14
息子よ。
お前は、暗黒の中に失われていった者たちの希望の砦だ。
この聖なる力を使って試練の時を乗り越えろ。
それは最も孤独を感じた時の力となり、
道を見失った時の道標となる。
お前の光が輝き、我々を平和へと導くだろう。
未来に対する我々の献身の象徴とするのだ。
お前を誇りに思う。
――父
碑文はかろうじて読める状態で、フレームからほとんど削り取られている。その傷ついた文字の下に、5つの記号が刻まれている。エリクスニーの言葉で次のように小さく書かれていた。
「死… 小さな… 盗人たち…」