「あぁ、でもどの数? どうしてその数でなければならないの?」――ラクシュミ II
「ネクサス」ハードライン・アパーチャー・フォーク、統合ログ…
I:
統合失敗。ファイアウォール拒否。
II:
統合失敗。ファイアウォール通過。ドローン消失。
III:
統合失敗。フィードバック急増、3名死亡。派遣部隊の洗浄完了、健康診断の受診待機中。ネットワークアクセス用のハンドシェイクパラメーターを再評価中。
IV:
FWC-因果律超越アセット「ライリー」展開。
統合成功。データ量が割当済みの物理メモリを超過。キル・フィード開始。
スケジュール外統合発生-侵入、阻止失敗。00:00:00.02秒後に接続を切断。
V:
侵入、阻止失敗。3時間後に侵入を排除。92名死亡。
抑制&排除処置、再検討中。
VI:
派遣部隊部隊およびアセット行方不明。フィード破損。
接続オープン。接続オープン。接続オープン。
「いいえ、これが何に使われるのかは教えない。それでは簡単すぎる」――ラクシュミ II
補足レポート[FWC-2298j; 停電]
果てなき夜。その正体は? その影響は? 答えを全て知っているわけではないが、分かっていることを以下に記す。
「果てなき夜」を遠隔スキャンしたところ、データの受信に失敗、もしくは矛盾するデータが返ってくる結果となった。その動態から磁気の乱れが起こっていることが示唆された。これはシティにシミュレーションが投射されただけではないことを意味している。この乱れは雲の中に送られた全地点の探査機で確認され、シールドで保護された個体でも、数秒以内に急激な電気的負荷を検知した。
現在、電磁場の存在が確認されており、初期スキャンを再評価する中で新たな仮説が生まれた。我々は実のところ、矛盾するデータを受け取っていたわけではなく… 我々自身のスキャンデータが置き換えられ、新たな情報で上書きされたものを受け取っていたようだ。
このスキャンデータはやがて我々のもとに戻ると、収集データを偽装したルートプログラムを通して我々のシステムに侵入する。銃を使わずに我々の電源と浄水施設をシャットダウンした方法については、これで明らかになった。彼らは罠を設置し、我々はそれに引っかかったのだ。総意の他のメンバーにもこの情報を伝える必要がある。
同僚の中には、この「夜」の視覚化について、心理学的な戦争手段の一種だと考える者もいる。それが意図したものなのかは分からないが、それが人々に影響を及ぼしていることは明らかであり、病気と睡眠不足の報告が急激に増加している。
データ収集は全て中止すべきだと主張してきたが、毎回上層部に却下されている。もう一度言うが、全ての接続を切断し、データ収集を中止すべきだ。さもなければ、我々は自分で自分の墓を掘ることになるだろう。
まだこのアップリンクを使用している者はすぐに中止せよ。火事になってから火遊びを後悔しても手遅れだ。
—―FWC研究開発部リーダー、アルシャ・サード
「戦いに身を置け。他は何もいらない」――ラクシュミ II
潜みし者のプロキシルーターを介した暗号化プライベートメッセージ…
イコラ、これを見てほしい。我々のシステム上ではバイナリとして表示されるが、何かがハッシュを挿入している。これはタワーのネクサス分離フィードから取得したものだ。FWCネットワーク中に… 他にもいたるところに見られる。
01100011.# 01000101 01000110.# 01000100.# 01000010 01000100.# 01000101 01000001.# | 01100011.# 01000101 01000110.# 01000100.# 01000010 01000100.# 01000101 01000001.# | 01100011.# 01000101 01000110.# 01000100.# 01000010 01000100.# 01000101 01000001.# | 01100011.# 01000101 01000110.# 01000100.# 01000010 01000100.# 01000101 01000001.# | 01100011.# 01000101 01000110.# 01000100.# 01000010 01000100.# 01000101 01000001.# | 01100011.# 01000101 01000110.# 01000100.# 01000010 01000100.# 01000101 01000001.# | 01100011.# 01000101 01000110.# 01000100.# 01000010 01000100.# 01000101 01000001.# | 01100011.# 01000101 01000110.# 01000100.# 01000010 01000100.# 01000101 01000001.# | 01100011.# 01000101 01000110.# 01000100.# 01000010 01000100.# 01000101 01000001.# | 01100011.# 01000101 01000110.# 01000100.# 01000010 01000100.# 01000101 01000001.# | 01100011.# 01000101 01000110.# 01000100.# 01000010 01000100.# 01000101 01000001.# |
推測するに、このレタリングはある種の可聴音調コードパターンを示しているのではないかと思う。ただ、私も実際に聴いたわけではない。
部下の1人が、ここで「#」として表されているわずかな音程変動を特定した。
これらは、通常のバイナリコードからすると異質な要素だ。
バイナリコードのアーカイブ情報については添付のレポートを見てくれ。
――オノール
的確な爆破は爽快なダメージを与える。
ディレクター、ラクシュミ II
もう十分だ。お前が何をしているか分かっている。私はバンガードと話すつもりだ。多くの者を狂気へと駆り立てた原因を突き止められると考えているようだが、やはりお前の意思決定能力には疑問を抱かざるを得ない。それに私もこれ以上自分の懸念を隠し続けることはできない。上層部に次なるサンダレシュは不要だ。
お前がカバル大戦を予言していたかどうかは重要ではない。お前が都合良く無視している、予言と相反するいくつかの出来事についてはどう思っている?
お前の演説は聴いたし、協力を求めるメッセージも読んだ。未来が危険に晒されており、それに対処する必要があると考えていることは理解している。この組織は、フォールンに対する恐怖心と戦う未来を想定して作られたものではない。お前の妄想が私の考えを変えることはない。
今日、私の子供たちが道端で嫌がらせを受けた。勇敢にもエリクスニー居住区に食べ物を運ぼうとしたからだ。子供たちは泣きながら家に戻ってきた。いつこの状況がさらに悪化しても不思議ではない。私はその恐怖を広める人々の一員にはならない。シティを分断し、内乱を引き起こそうとしている人々には賛同できない。フォールン・ハウスの危険性は理解している。だがシティは一丸であるからこそ力を保つことができるのだ。
お前は歴史に詳しい。鉄の豪傑たちがどういうやり方で、ウォーロードたちを光の奴隷に転向させたか知っているはずだ。シャックス卿だけがその取り組みの価値を語ることができる。もし、フォールン・ハウスが同胞と戦うために我々との共闘を求めているのであれば――古きウォーロードたちと同じように、リーフでフォールンがそうしたように――お前にそれを断る資格などあるだろうか?
軍隊を締め出すことは可能だ。壁はガーディアンが守ってくれるだろう。お前は内部からその危険性を訴えているが、それは死に直結するようなものではない。全てが崩れ落ちたとしても、最初に撃ったのはミスラックスではないことを忘れるな。お前が先に撃ったのだ。
とにかく私は辞めさせてもらう。
ノヴァーロ
「シミュレーションにどれだけ確信を持っていても、予測不可能な要素は必ず存在する」――ラクシュミ II
ラクシュミ II: ファクションリーダー: エクソ: 政治家
1: エリクスニー居住区: 悲鳴: ポータル発生: 背信: フォールン襲撃: 現在攻撃を受けている: ガーディアンはどこに—―
2: シティ: タワー崩壊: フォールン・スカベンジャーが瓦礫を選別—―
3: シティ: 放射性塵: 廃墟の闇が深まる: トラベラーはどこに: 変異したゴースト—―
4: エリクスニー居住区: ポータル発生: アシェルの発言: 攻撃を受けるフォールン: 頭上のデッドオービット: 包囲されたセイント14: FWCが降伏—―
5: エリクスニー居住区: 果てなき夜: ポータル発生: ミスラックスによる激しい攻撃: カルト脱出: イコラの勝利—―
6: エリクスニー居住区: ポータル発生: スナイパーの攻撃: 水路を流れる血: エーテルタンク爆発: 果てなき夜: アシェルの発言: FWCの裏切り者たち—―
7: ボッザ地区: ポータル発生: フォールン脱出: FWCのバナー: ザヴァラ死亡: 裁判を受けるミスラックス: ラクシュミ IIが群衆を調査—―
ラクシュミ II: 元首: エクソ: 予言者: 救世主