ボイドウォーカー

Last-modified: 2021-05-22 (土) 12:41:33
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ボイドを見つめた者は時空の法則に縛られない。

通りは混乱状態だった。カバルの銃と剣の前に敗れた。その日が赤く染まった。どこを見ても、赤。あの日だけで3回も暗黒を見た。そのたびにゴーストが起こしてくれた。目覚めると、また目の前が赤く染まった。空を見上げても、灰と化す文明の赤い反射色しかなかった。私の最後の光と共に希望も消えていった。私はここで本当の死を迎える。
その時、紫色の光がうつむいていた私の目に映った。カバルの船が傾いた状態で煙の中から出てきた。黒とも青とも言える色で燃えていた。そして、彼女が見えた。翼の上にいた。だが、船が地上に叩きつけられると同時に、彼女はブリンクで消えた。彼女は敵軍の真ん中に再び姿を現すと、一瞬にして空高く舞い上がり、これまでに見たこともないほど強力なボイドの爆弾を落とした。
私は自分をボイドウォーカーだと思っていた… イコラ・レイを見るまでは。