ボイドから力を引き出し、道を照らす。
ブレードダンサーは動きが遅いと我々を嘲笑する。ガンスリンガーは我々の精度不足を指摘する。「ナイフのほうがましじゃないか?」「火炎ピストルのほうがいいんじゃないか?」
私のブーツは歩く度に数センチ地面に沈む。私の呼吸器は空気から悪臭を除去してくれる。だが私の目は電池酸を浴びたようにヒリヒリしている。
「もう少しで着きます」とゴーストが甲高い声で言った。私は歯を食いしばった。そのとおり、もう目の前だ、小さき光よ。
この不快な湿地を進んでいると黒い洞窟の入り口が現れた。その中で無数の小さな緑の瞳が不吉な星々のように瞬いている。バン! 私がそこに一発の弾丸を撃ち込むと、中にいた群れが悲鳴を上げて洞窟から逃げ出した。
「準備はいいか、お前たち」ウォーロックとタイタンが後ろの湿地から飛び出してきた。私は弓を手に持つと、影から拘束の矢を放った。
辺り一面に力のオーブが散らばっている。腹を満たせ、我が友よ。腹を満たすのだ。