人格ストーリー
人格/イサン/W社3級整理要員
(▌=案内放送)
がたがたいう鉄馬の中の空気はなかなかに重し。
なんぴとも口を開かず。聾唖ならむや?いや、鉄馬に座れる者どもは皆一人なり。彼らは誰も他人と絡まんとせず。隣にも前にも常にさなり。
ある方向より見ると、彼らは唇を動かす力だになさそうに見ゆ。
ただ肩を落とし、首もさせるまま手にぶら下がれる小さき道具を叩き、ぼんやり眺めたるばかりなり。
私も彼らと変わりあらず。
時々立ち止まりする私の意志とは露似ぬ鉄馬の中にて、阿呆が如し目つきで、前に座りし人やいかなる物のいづこにも至らぬ視線を持ちて、つと座れるばかりなり。
仕事を休みしより、いかばかり経きや。
数うることは無用なり。もしやすると数えられぬやもしれん。
会社は時間を奪い、記憶を奪うことに長けたり。
清掃係は彼らのサァビスを用いずといえど、欠片になりし彼らの肉組み合わせたると、私も彼らのごとく壊れ、付きし身ならぬや分からぬ立場ならん。
もしやすると私は知らぬまま、人の一生より多くの労働せしやもしれず。されど、体の困じたるを見ると、げにさりかもしれず。
されどさりとも何の意味やあらん。
...私の人生はこの鉄馬と変わりあらず。
私の両足にて歩むことも、両手に操舵することもあらぬまま、ただ群れに押され動ける様が。
自ら把握したらぬやもしれぬほどの困ずを持てりとも、出勤と退勤繰り返すということが。
他の人が何すとも自由に止まりゆく鉄馬のごとく、私が組み立て積み上ぐる肉がそもそも誰で、いかなる由にてこの地獄のごとき列車に乗りしや知ることも、知らんともせぬ私が。
皆が似たる気す。
そのため、その列車もこの鉄馬もそう変わらぬ気もす。
ぱっと感覚おどろく。腰につけし短剣におのづから手が及ぶ。私は知らぬほどにその車の乗客になりしやもしれぬ。それならば...。
▌...駅です。出口は...。
鉄馬止まり、人降り登る。熱き息がふうと吹き出だす。
また憂し空想にとらわれきや。ひやりとせる心は尚深く下がり、疲労感の上に沈む。
私は...。
私の会社の描かれしベィスボォルキェップを深く被り、席を立つ。出勤しに行く。
その他の選択肢は特にあらず。
少なくとも半分は新入生を教えん。肉を切りて盛るよりは心が困じはせじ。
少しにも癒やしの得しことに安堵し、私は鉄馬より車に足を運ぶ。
その歩みに意志はあらずということを改めて感じ、生臭き空笑いが私の口元に浮かぶ。
人格/ファウスト/W社2級整理要員
▌[22:32:40][ワープ、次元移動は…。]
▌[23:02:11][…23時02分、ファウスト…16番目の録音に引き続き。]
▌[23:02:15][実質的にW社の特異点はかなり利害打算的に絡まっている。]
▌[23:02:33][翼になれなかった特異点をあれが購入し、ただ目標だけが定められた「次元」の中に投げ入れただけ。]
▌[23:02:59][実際の特異点が何か把握できなかったが…出回っている噂を集めて情報化してみると。]
▌[23:03:13][(髪の毛を掻き上げる音) 恐らくそれはコンピューターの「取り消し」機能と酷似していると思われる。]
▌[23:03:21][保存されていた過去の形態があれば、いくらでも戻せる技術があるということ。]
▌[23:03:30][結果的には乗客たちが素早く到着したと受け入れるから大丈夫なのかもしれないが。]
▌[23:03:48][はぁ…私は、ファウストとしては私たちのような整理要員が「掃除」をする過程が不合理だと思われる。]
▌[23:04:02][非可逆的な行動が、いくつかの特異点を経て可逆的現象として現れるという事実は興味深くはあるが。]
▌[23:04:33][…これで録音を終えようと思う。]
▌[23:04:41][いつもと同じことを言うが、これは公益のための分析ではない。]
▌[23:04:58][私は、ファウストは。]
▌[23:05:00][ただ…都市を全部知りたいだけ。]
▌[23:05:08][…23時05分、ファウスト。録音終了。]
人格/ドンキホーテ/W社3級整理要員
▌先輩!質問がありまする!
▌どうぞ。
▌ワープ列車は高速走行中、衝突を防止するために外郭を経由し加速しながら戻ってくるという話を聞いた。これは本当か?
▌いいえ。
▌そ、そうであったか…それなら!一等席を利用する乗客が17次元ワープ空間に存在するといわれている「真空ワインセラー」を通じて食前酒を提供されるというのは事実か!?
▌いいえ。
▌うぉっほん…ほ、当人もこれはありえないと思っていたぞ!それなら、我が管理職員は…。
▌ドンキホーテ、とおっしゃいましたか。後輩さん。
▌いかにも!
▌…とりあえず座ってください。どうせもうじき、直接列車を見ることになりますから。
▌うほぉおっ!!!!で、ではそうしようか!
でも子供は知らなかっただろうね。
どうして先輩がちょうどそのあたりで止めたのかを。
どうして答えがそんなにも簡潔で明瞭だったのか。
それでも、子供は間もなく真実を知ることができたんだ。
▌…いずれにせよ幻想を抱くのは自由ですが、ドンキホーテさん。
▌こ、これは…。
▌現実と幻想に乖離が存在し得るということも知っておいてください。
まもなく到着した列車のドアの中を見ることになった子供は、戸惑いと嫌悪が入り混じった青白い顔をして、その場に座り込んだ。
うん、誰だってそうしただろう。
あの列車の…本当の正体を知ってしまったのならね。
人格/良秀/W社3級整理要員
どう思う?
適当な労働を対価に毎日、何度も新しい芸術品が勢揃いの展示館が到着してくる日々についてだ。
ああ、これは答えを期待して書く文じゃない。誰かが読むとも思ってもいない。
芸術品を見てから書き下す...短縮できないーつの観覧後記ということにしておこう。
この会社へ入ることになった契機は単純だった。あまり期待もしてなかった。
整理要員という仕事を提案されたときは単に固定依頼元ができただけだ、と思ってばかりいた。
そうだ。翼なんぞになりやがられると、あれこれ気をつけなきゃあならんことが身の回りに増えるんだろう。
俺を無駄にイラつかせなきゃそんなもん知ったこっちゃない。そんな風に思って契約書に捺印した。
だけど...はっ!
今まで堂々と走り回ってたあの列車が...。
時間を通じて編み出された芸術品が融け込んだ展示館だったとはな!
こんなもん良く上手いこと隠し通せてたな。そんなことを考えもしたが、それと同時に、そして俺の頭の中を大きく占めたものは。
意想外。その三文字の単語だった。
思い浮かべてみると、近ごろ俺は自ら「芸術」を追求して創り出しただけ。
他者の「芸術」を観覧したことは無かった。
これは恥すべきことだ。いかなる芸術であれ見ることを通じて視野を広げ、より味を深めていかにゃならんのに。
そのときになってやっと、今まで俺の作品にマンネリズムが宿っていた理由を悟った。
状況を覗き込まなきゃ、生々しい制作をすることも不可能だから。
列車と列車の間に伸びて引っ付き、新たな「扉」の役割をする作品だの、
椅子の厚くて柔らかな部分を、より厚く重ね塗りして自分自身が新たな椅子になった作品だの、
お互いに絡み付いて生命体の様相を呈しながら歩いてくるモノ...これはまだ作品とはいえない。
芸術行為ともいえない。これらは自らが「芸術」を遂行するという意思もなかったから。
確かな意思を示さないまま動いているならそれは結局、仕上けが済んでいない未完成作品だから。
俺はこういったモノを主に切りつける。整理しやすくしろという会社の命令があるから。
意図せす芸術品になろうとしていたモノに手出しすることは俺の性に合わないが...そこまで多くあるわけじゃない。そんなモノよりも手に入る価値がとても高い。
会社で出してくれる支給品も、とても気に入った。
空間妖刀、屈折魔刀、ディメンションアートナイフ...様々な候補の中から俺は、次元魔剣という名前を付けてやった。
準備ができてない状態で未完成品を切りつけると、俺の体力を吸い取っちまうのが一番イイ。
まともな心構えもなしに芸術品を扱おうとすれば血を見るって感じがな。
はあ...このまま、眠ることもなく、この仕事を続けられたら...
良かっただろうに。
クソッ...上のドタマたちは何考えてんだ、俺をひよっ子どもの教育なんかやる場所にブチ込みやがった。
はあ、あの横のヤツがブツブツ言ってるザマを見ろよ。あいつはこれがさぞかし楽しいらしい。
変なヤツじゃないわけない。どうして鉱山から絶えす金が転がってくるってのに、他の仕事に興味を感じられるんだ?
いっそ俺がこのタチの悪い冗談に付き合ってる間、あいつが代わりに全部やることになれば...
はっ、そんなワケないか。
クソッ。こうしてる間も、通り過ぎる芸術品たちを見る時間が惜しいな。
人格/ムルソー/W社2級整理要員
(▌=頑固なチーム員)
▌あいつを見てみろよ。ずっと何も言わずに自分の仕事ばっかやってるだろ。あいつの半分でも…。
見習え、子供はきっとそう結びたかったのだろうけど口を噤んだ。
そうして他の話題で話を続けた。
▌いや、あいつは見習うな。正直あれも見てて愉快じゃないからな。
さてはともあれ。
槍玉に挙げられた子供は黙々と自分の仕事をしている。
高い身長と冷やかの目つきをしたその子は、特に耳に何かをはめているわけじゃなかったけど、誰も自分のことを話していないかのように淡々としてるんだ。
▌…おい、自分のこと言われたら返事でもしろよ。
その様子がイライラしていた子供には、かなり気まずかったみたい。そうしてやっとでくのぼうみたいな子供が彼を見つめて口を開いた。
▌特に私に対して答えを要求したわけではないと思ったのだが。
▌それでも空気ってもんがあるだろ…お前は悪口言われたのに何もしないのか?
▌私に危害を加えるものでさえなければ。
そう言った子供は再び黙々と仕事の片付けに戻っちゃった。
イライラしてた子供は冷たい目線をずっと送っていたけど…。
子供には届かないみたいだね。
人格/ホンル/W社2級整理要員
▌あ~おいしかったですね!次はどこへ行きますか?
▌関・無。今日は気まぐれで一緒に行っただけだ。次は勝手にしろ。
▌残念なんですけど~。
子供は拗ねた声でそう言ったが、他の子供は気にも留めずに煙草の煙を吐き出すだけだった。
▌あ、そうだ。新入社員の教育は面白いですか?そっちの仕事も興味深いんですけど。
▌はっ。お前とメシ食いに行く方がまだ退屈じゃないだろうな。ひよっ子どもなんか引率してろだとは癪に障る*1な。
▌ありゃりゃぁ…それでも少しは新鮮じゃないですか?人によって反応も違うでしょうし。
▌気・無…。はぁ、そんなことがいちいち気になんのか?じゃあお前がやればいいだろ?
▌僕もそうしたいですね~。2級なんかが簡単に狙える仕事じゃないですしね?
▌ちっ。3級がこれしきの扱いを受けるとは知らないんだ。いっそ2級に格下げされたいよ。
タバコを咥えていた子供は吸い殻をトンと叩き、歪んた表情のままどこかへ消えてしまった。
▌まあなんというか…だからといって仕事を頑張る気にはなれないんですけどね…。
残された子供は舌舐めずりをして、片手に持っていた飲み物を飲み干した。
ここへ入社して以来、子供は仕事に満足できていなかった。
満足できないというよりかは、何の考えもないという方がより正しいのかもしれないね。
ここは子供が望んで入社した場所じゃないから。
ただ家門の大人の言うとおりに…そういう風に過ごしながら、言われた通りW社に入っただけなんだ。
翼に入社することは都市の誰もが羨むようなことだけど、目上の人はそんなことなんか関係ないという風にとても簡単に、W社に入社させることができたみたい。
そんなコネみたいな入社背景とは裏腹に、子供の実力は優れていた。本家にいたときから、たゆまずに武術を覚えてきたからだろうか。
そのおかげで、W社の勤務自体には困難がなかったけど…。
▌はぁ~羨ましいですね、良秀さん。それでもそっちの仕事の方がまだ退屈じゃなさそうに思えるんですけど。
毎回同じ状況で働かなきゃいけないせいか、子供はどんなときより退屈そうに見えるね。
近頃は会社の外にある様々なレストランを訪れることで、なんとかその退屈さを晴らしてるだけ。
子供と一緒に入社した同期は既に優れた才能を認められて3級の職員になったけど、子供は未だに2級に留まってるだけ。
▌はぁ~どうしようもないですね。夕食は一人で食べても良さそうな場所を探しましょうか。
でも子供は、そんなことには全く興味が無いみたい。
認められる必要も、認められることを望んでもいないから…だろうね。
台詞
人格/イサン/W社3級整理要員
人格獲得 | 出勤中は成る程触らで欲しけれど…なんなりや? |
---|---|
朝の挨拶 | この時に座りゆかるということばかりに、小さからぬ幸運なり。少し…眠れ…ん。 |
昼の挨拶 | これにて半日や過ぎし…。しかし、また半日が二たび過ぎばここにまた働くらん。断ち切る術すら見えぬくびきなり。 |
夕方の挨拶 | 夜にならば月も無き晦日の漆夜に…真黒く、いかなるものも見えやせず。我はかかる時間がいと恋し。人が寝所に入るべく…考えも暗闇にいと消えぬれば。 |
対話1 | 特別何かを考えたらず。何か考うまじく努めるたる*2と言いしこそ正しきやもしれず。かくて眠りに就かば…少しは楽にならん。 |
対話2 | かかる列車に働きつつ、また別の列車に身載せ何処かへ行くということはいと腹痛し。そなたもさ思わずや? |
対話3 | 日ごろは新しく入社せる社員にこの会社を教うる仕事を頼まれき。なかなか楽しかりぞ、列車を整理するよりもなお。もしやすると、私は誰かを教ふる才能がありもこそ。あるい興味など。 |
同期化後の対話1 | かかることするとき、特別に何も考えず。いや、何か考うまじくす。あ、いつか言いし試しやありし。心得なむ。崩るる前に引き締めたるところなれば。 |
同期化後の対話2 | 共に社友を教うる仕事を発令せられし社友におかれば、そのいとなみあいなしめり。いっそ私の仕事をその者持ちゆくべからむ。無論、会社がさは置かじ。 |
放置 | はぁ…いつほど終わらむ…。 |
同期化進行 | 私に才能ありというや?…さりや。教うる方の才能も買われまほしけれど。 |
人格編成 | 出勤す。 |
入場 | 整理を始む。 |
戦闘中の人格選択 | 他に仕事か? |
攻撃開始 | ……。 |
敵混乱時 | 漸く…。 |
混乱時 | あ…。 |
敵討伐 | 休みたまえ。 |
本人死亡 | 遂に…くびきを外され…き? |
選択肢成功 | 解決せりな。 |
選択肢失敗 | …此度は解決せられざりき。 |
戦闘勝利 | 整理は終わりき。次の整理まで僅かに寝ばや。 |
EX CLEAR戦闘勝利 | 何とやら他の社友たちの分まで解決せめり。報酬なきや、しばし他のしごとするにてもよろし。 |
戦闘敗北 | …これをみたまえ。私はこの仕事合うまじ。私に対する評価のあやまちたらずや、再考をば…。 |
人格/ファウスト/W社2級整理要員
人格獲得 | 迅速に…処理して差し上げましょう。 |
---|---|
朝の挨拶 | ファウストは列車に乗ることを楽しみません。必ずしも身体が場所を移動するべきというわけではありませんので。 |
昼の挨拶 | 物事の本質を見抜くことが重要です。あなたの時計は時計ではなく、ワープ列車はワープをしていないように。 |
夕方の挨拶 | 噂を聞き流さないでください、ダンテ。噂の全ての始まりは、一片の真実に由来しますから。 |
対話1 | 実のところファウストは掃除を楽しみはしませんでした。むしろ逆でした。 |
対話2 | 結果さえ優秀なら過程はどうでも良いのでしょうか?あなたが死にそうな苦痛と等価交換して彼らを生き返らせるように。 |
対話3 | 私と比べ、あなたは自らの立場についての質問が少ないですね。あるいはただ受け容れることを決心したのですか? |
同期化後の対話1 | いつか都市の全ての秘密を集め、一つの絵にしたためたいです。そうしてからゆっくり鑑賞するのです。 |
同期化後の対話2 | ファウストは都市のあちこちを回ることを好みます。ここほど適した場所はないでしょう。 |
放置 | …度々何も言わずに消えることがある模様だ。録音終了。 |
同期化進行 | ここも段々と把握され始めました。 |
人格編成 | はい、出発しましょう。 |
入場 | ファウスト。戦闘開始します。 |
戦闘中の人格選択 | 今は少し忙しいです。 |
攻撃開始 | 迅速に処理しましょう。 |
敵混乱時 | 弱点把握完了。 |
混乱時 | チッ! |
敵討伐 | 処理しました。 |
味方死亡 | これが列車を嫌う理由です。 |
選択肢成功 | ファウスト任務完了。 |
選択肢失敗 | 迅速に片付けようとしたせいでしょうか? |
戦闘勝利 | 次にはもう少し迅速に終わらせましょうか。 |
EX CLEAR戦闘勝利 | ファウスト、今回の作戦も完璧に終了。 |
戦闘敗北 | 数人に不必要な動作が見られました。 |
人格/ドンキホーテ/W社3級整理要員
人格獲得 | 乗客の皆さまこんにちは!!!私、が、到着したぞ!!! |
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朝の挨拶 | 黎明を切り開く最初の汽車のように、今日も前に向かって走り抜けてしんぜよう! |
昼の挨拶 | 昼も用意してくれる会社とは…!私、ここを本当に好いておりまする!千年、いや万年ここにいたいでござる! |
夕方の挨拶 | 今日は会議のとき、筆記を本当に頑張ったのであります! これを見よ、色を分けてペンで綺麗に書いたのでござる!星も、花もありまする、しかも…。 |
対話1 | 管理人殿はW社列車を利用されたことありまするか?無いと!?ちょっと…ちょっと時間をくだされ。 |
対話2 | あとで一緒に列車旅行行くのはどうでござるか、管理人殿?弁当は私が拵えてしんぜよう! |
対話3 | ところでロージャさん見なかったでござるか? いやまぁ、W社の歴史について私自ら説破してしんぜようと約束したのに、さっきから見当たりませぬ! |
同期化後の対話1 | 管理人殿。ずっと鼻先に漂うこの生臭い匂いは、私にだけ感じられるものにござりましょうか? それともずっと、空気中に漂っているものにござりましょうか? |
同期化後の対話2 | ご存じでしょうか?人間は意外と簡単に死にませぬ。血が溢れかえるくらい流れ、数えきれぬ程骨が折れても息をしておりまする。 |
放置 | そうしてW社の成果が広く知られるようになったこ…あれ?管理人殿? |
同期化進行 | 私もついに重要な役割を任されるのでありまするか!? |
人格編成 | 出発進行! |
入場 | 汽車のように走り抜けてしんぜよう! |
戦闘中の人格選択 | 私はいつであれ走り抜ける準備が出来ておるぞ! |
攻撃開始 | 私の前を遮る者はおらぬ! |
敵混乱時 | 今がチャンスのようだ! |
混乱時 | うっ! |
敵討伐 | 次はどこであるか! |
味方死亡 | 管理人殿!終わってからよろしく頼む! |
選択肢成功 | 管理人殿!上手くやれたとは思いませぬか? |
選択肢失敗 | 大事なことだったのに、面目ございませぬ…。 |
戦闘勝利 | 会社の優れた人材がまさに、ここに、おりまする! |
EX CLEAR戦闘勝利 | これがいわゆるエリート!?私を昇進させてくだされ、管理人殿! |
戦闘敗北 | 私は…諦めませぬ…。 |
人格/良秀/W社3級整理要員
人格獲得 | 呆れたよ。ひ・引なんてしてろとは。 |
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朝の挨拶 | 朝の教育に集中しろ…面倒ごとは起こすな。 |
昼の挨拶 | 食事…?勝・食。この時間に出てるだけでイライラすんだよ。 |
夕方の挨拶 | 夜か…じき、列車が戻ってくるだろう。ようやく面白いことになりそうだ。 |
対話1 | ただ列車を整理し、清掃する…。はっ、これはそんな単純な作業じゃない。一種の芸術だ。 |
対話2 | 扉が開かれれば、そのたびに毛色の違う芸術品がその場に陳列されている。 何千年もの間積み上げられた美学を観察できる機会だなんて、想像するだけで楽しくならないか? |
対話3 | 一件でも多く列車整理に投入されなきゃならないってのに、突然新入りの教育をしろって… おい、てめぇが上に何か言ってみろよ。 |
同期化後の対話1 | たまに…まだ彫刻されていない芸術品が歩いたり飛び回ったりすることがある。その大多数は様々な乗客が固まっている状態だったな。 俺はそのままの姿で美しいとは思っているが…結局剝がさなきゃならないってのは…少し苛つくな。 |
同期化後の対話2 | 最も素晴らしい点か…もちろん話せるさ。それは、この芸術品全てがこうなるとは思わず自ら列車に乗って芸術品になったという点だ。 いや、知らなかったんじゃなくて…知ろうとしなかったというべきか。このアイロニーが素晴らしいんだ。 |
放置 | ふうぅ…このクソみてぇな待機はいつ終わるんだ。身体がうずうずしてくるな。 |
同期化進行 | ふん。実力を認めたんなら人間管理じゃなくて現場清掃作業に俺を配置しろ。 |
人格編成 | ついに現場投入か。 |
入場 | 整理の時間だ。 |
戦闘中の人格選択 | 割り込んでくるな。ちょうど…イイ時だ。 |
攻撃開始 | 俺が目に刻んでやろう。 |
敵混乱時 | もう終わろうっていうのか…。 |
混乱時 | はっ。 |
敵討伐 | 仕上げ。 |
本人死亡 | はっ、これも…かなり前衛的だな…。 |
選択肢成功 | 問・無。 |
選択肢失敗 | ク・ソ。 |
戦闘勝利 | 悪くはなかった…じゃあ、次の列車を待つとするか。 |
EX CLEAR戦闘勝利 | 見事な展示会だった。はっ、こりゃぁむしろありがたいって言う方が良いか? |
戦闘敗北 | 惨いな。…いや、降格されたら現場投入がもっと多くなるってことか? |
人格/ムルソー/W社2級整理要員
人格獲得 | 目的地をおっしゃっていただければ、ご案内いたします。 |
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朝の挨拶 | 理解できないものは多いですが、そのうちの一つが遅刻をする者たちです。会社が要求する基本的な素養だと思います。 |
昼の挨拶 | この時間帯には日光を浴びたりします。日光をいつでも見られるということに慣れていないからかもしれませんね。 |
夕方の挨拶 | 私と話すのが好きな者は稀です。そうでない管理人さんは並外れていらっしゃいますね。 |
対話1 | 死体を見るのには慣れています。それが愉快だという意味ではありませんが。 |
対話2 | ドンキホーテはW社に入社したことを誇りに思っていると言っていました。少し不思議でした。 |
対話3 | もしワープ列車をご利用になるのであれば、事前におっしゃっていただいても問題ございません。管理人様の破片は私が集めて差し上げます。 |
同期化後の対話1 | 誰かと共感するということがそれほど重要なことであったのなら…社規に明示されるべきでした。 |
同期化後の対話2 | W社は特に退社者が多い企業でした。 彼らの最後の姿はいつも涙とよだれにまみれていました。わざわざ理解しようとする努力はしませんでした。 |
放置 | 時間通りに戻ってきてください。 |
同期化進行 | 昇進には…慣れております。 |
人格編成 | はい、目的地に向かいます。 |
入場 | 目的地まで辿り着くため。 |
戦闘中の人格選択 | やはり、並外れた人間でいらっしゃいますね。 |
攻撃開始 | 障害物を除去します。 |
敵混乱時 | そこまで愉快ではありませんね。 |
混乱時 | ふっ! |
敵討伐 | 集める必要はなさそうですね。 |
味方死亡 | 破片は後ほど集めます。 |
選択肢成功 | 規定通りにやっただけです。 |
選択肢失敗 | 規定に無い内容ですね。 |
戦闘勝利 | ここの死体は、比較的頑丈ですね。 |
EX CLEAR戦闘勝利 | 皆、適切な破片になりましたね。 |
戦闘敗北 | 慣れゆく過程に過ぎません。 |
人格/ホンル/W社2級整理要員
人格獲得 | あれワープ列車って言うんでしたっけ、思ってたより狭かったんですよね? |
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朝の挨拶 | 朝に目を開くのは難しくないけど…毎回同じ業務を繰り返すことを思うと、少し退屈ではありますね。 |
昼の挨拶 | う~ん、外の天気が良かったんですよね!この店の飲み物も美味しいですしね。…僕はまた列車の清掃準備のために戻らなきゃですけど。 |
夕方の挨拶 | 夜間列車も結構あるので、働いてると今が夜だかも分からなくなるときがあるんですよね?プラットフォームはいつも明るいですから。 |
対話1 | こっちで働けってお婆さんの勧告で来たっちゃ来たんですが、似たり寄ったりの仕事をしてばかりなので退屈ではありますね~。 |
対話2 | うぅ~ん、旅行みたいなのには行かせてくれないんですか?列車整理要員って肩書きなのに。あっ!だからといってワープ列車に乗りたいってわけじゃないですけどね~。 |
対話3 | あ~他の方たちはどうして段々と口数が減るんですかね?表情も最初のときより固くて…風邪でも引かれたんでしょうか? |
同期化後の対話1 | ふぅ…今回も滅茶苦茶バラバラになりましたね。運が良いときは~乗客たちが争わずにその場で祈ってばかりいるときもあるらしいんですけど。それなら本当に楽だったかもしれませんね。 |
同期化後の対話2 | 列車の整理に疲れたりすることはないのか、ですか?まぁ…たまに変になった乗客たちを整理するのに疲れることはありますけどね。 あっ、精神的にですか?うーん…ただの仕事じゃないですか、まぁ。何も思ってませんよ? |
放置 | う~ん、ちょっと家から来た手紙を確認しますね~。 |
同期化進行 | あ~新しい教育ですか?うーん、何かしらやったことがない業務ができると嬉しいんですけど~。 |
人格編成 | 清掃準備完了~。 |
入場 | 整理作業、開始します。 |
戦闘中の人格選択 | あ~働いてる最中にいらっしゃったらダメなのに。 |
攻撃開始 | 異常乗客を整理します。 |
敵混乱時 | さぁ、落ち着いてくださ~い。 |
混乱時 | おっと! |
敵討伐 | さぁ、この方はこちらへ集めて~。 |
本人死亡 | あぁ…簡単な…整理作業だったのに…? |
選択肢成功 | ふぅむ。簡単ですね。 |
選択肢失敗 | あっ…マニュアルにはこうしろってあったんですけど。 |
戦闘勝利 | さぁ、終わりましたね。ちょっとカフェに寄っていかないと。 |
EX CLEAR戦闘勝利 | お~今日はいつもより随分早く終わったみたいですね?清掃の素質があるかも~。 |
戦闘敗北 | 今回は乗客の方々はちょっと過度に暴れ回りましたね…。 |