ドイツ RankIII 駆逐戦車 15cm Sturm-Panzer 43(L/12) IV "Brummbär" / IV号突撃戦車 "ブルムベア"
概要
Update 1.61 “Road to Glory”で実装された課金車両。
IV号戦車の車体を元に、市街地における大口径歩兵砲での直接火力支援を目的として設計された自走砲で、その初速の遅い150mm砲の弾道は非常に大きな放物線を描く。
車両情報(v2.17.0)
必要経費
車両購入費(GE) | 2980 |
---|---|
乗員訓練費(SL) | 10000 |
エキスパート化(SL) | 270000 |
エース化(GE) | 630 |
エース化無料(RP) | 870000 |
バックアップ(GE) | 200 |
護符(GE) | - |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
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バトルレーティング | 4.7 / 4.3 / 4.3 |
RP倍率 | 1.6(+100%) |
SL倍率 | 1.4 / 2.7 / 3.3 |
最大修理費(SL) | 3700⇒3700 / 1700⇒1700 / 1500⇒1500 |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 13.2⇒26.12 / 8.9⇒15.0 |
俯角/仰角(°) | -8/30 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 22.4⇒17.2 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 100 / 40 / 20 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 100 / 50 / 80 |
重量(t) | 27.8 |
エンジン出力(hp) | 426⇒525 / 265⇒300 |
3,000rpm | |
最高速度(km/h) | 43 / 40 |
実測前進~後退速度(km/h) | 43 ~ -8 / 36 ~ -7 |
視界(%) | 98 |
乗員数(人) | 5 |
レーダー
なし
光学装置
倍率 | 暗視装置 | 種類 | 世代 | |
---|---|---|---|---|
IR投光器 | - | 有/無 | - | - |
車長 | **x-**x | 無 | 赤外線/熱線 | 第一/第二・三 |
砲手 | 1.9x-3.5x | 無 | 赤外線/熱線 | 第一/第二・三 |
操縦手 | 1.0x | 無 | 赤外線/熱線 | 第一/第二・三 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
---|---|---|---|---|
主砲 | 150 mm Stu.H 43 L/12 榴弾砲 | 1 | 38 | 0 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
150 mm Stu.H 43 L/12 | J.Gr.38 | HE | 38.0 | 8.6 | 240 | 61 | |||||
J.Gr.39 HI/A | HEAT | 24.58 | 5.32 | 280 | 185 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
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I | 履帯 | - | - | - |
I | Ostketten | |||
修理キット | ||||
砲塔駆動機構 | ||||
II | サスペンション | - | - | - |
ブレーキシステム | ||||
手動消火器 | ||||
砲火調整 | ||||
III | フィルター | - | - | - |
救急セット | ||||
昇降機構 | ||||
IV | 変速機 | - | - | - |
エンジン |
カモフラージュ
研究ツリー
前車両 | - |
---|---|
次車両 | - |
解説
特徴
二号自走重歩兵砲やホロのような一撃必殺の150mm榴弾砲を搭載しており、さらに重戦車並みに分厚い正面装甲を備えているが、その分機動力が犠牲になっており、150mm榴弾砲の扱いが難しい特徴も相変わらずである。また機銃がないため、榴弾の障害となる柵などが薙ぎ払えず地味に不便である。
照準のしやすさや機動力の関係もあり、ABでは使いやすいがRB/SBでは格段に扱いづらくなる車両。
敵として見た場合、特にABでは視界外からでも山なり弾道で一撃必殺を狙ってくるうえに装甲も硬いので遠距離から仕留めるのが難しく、いるだけで取れる進路や隠れる場所を制限され、少し油断すると問答無用で一撃死させられる恐怖の存在である。
敵にブルムベアのマーカーを見た味方全員に等しく上記プレッシャーを与える為、ブルムベアを十分撃破できる車両に乗っていて試合の勝利を狙うのなら優先的に排除もしくは牽制したい相手である。しかし上手いブルムベア乗りからするとかえってブルムベア排除の為に身を乗り出そうとする相手こそ獲物なので、相手をする場合は当てる事よりも自分が被弾しない事を意識したい。
【火力】
弾はHEAT弾と榴弾(HE弾)の2種類から選択できる。
HEAT弾の貫徹力は185mmを誇り、ほとんどの相手を正面から貫徹可能だが、加害範囲が広い一方で奥まで届きにくいというHEAT弾の性質上、同格が全体的に大型化しているこのBR帯では榴弾の方が効率が良いため、バージョン2.17現在は榴弾一本に絞るのが基本となっている。
榴弾は実にKV-2をも上回る凶悪な炸薬量があり、貫徹さえすれば一撃で相手を粉砕できる。ホロの記事などに詳しく書かれているが、榴弾は命中した時点で大爆発を起こして全方位に貫徹力が発揮されるので、本車のものほどの大口径であれば相手が全周カチカチの格上重戦車であっても砲塔に当てる事ですぐ下の車体上面を貫徹したりして、本来被弾を想定していない脆弱な部分から車内に爆圧を叩き込んでの一撃必殺が可能である。しかも弾体の運動エネルギーではなく爆発によって貫徹力を発揮するので、理論上ではあらゆる距離から敵を撃破可能である。
一方で本車の榴弾も例に漏れず初速が非常に遅いため、落差が大きく着弾にもかなり時間がかかる。中距離程度の砲戦でも相当上を狙わねばならず、敵が照準からはみ出してしまいやすいのでゼロイン*2を活用しよう。ABでは着弾点が表示されるので問題ないが、表示のないRB/SBではかなりの熟練が必要となる。逆にその山なり弾道を生かして、障害物越しに一方的に攻撃したりもできるので活用しよう。
再装填時間は二号自走重歩兵砲やホロよりもさらに遅い。同格の150mm級の大口径榴弾砲の中では比較的早い方ではあるが同格全体からすれば最も遅い部類であり、1発外せば敵に2~3回の攻撃機会を与えてしまうのでしっかり狙って行きたい。
【装甲】
戦闘室正面は100mm、傾斜込み125mm相当の厚みとなり、これは昼飯したティーガーI並みの硬さである。傾斜を生かすよう心がければ敵弾をガインガインはじいてくれるだろう。
車体はIV号戦車のものだが正面は装甲が二重化されており、垂直ではあるが100mmの厚みを持つ。ただ上部は傾斜込みでもせいぜい60mmと薄く、操縦席のバイザーと合わせて本車の弱点となっている。車体はなるべく障害物などを利用して隠しておきたい。
また、戦闘室上面が傾斜しており、薄い天板が正面から見えてしまうのも欠点。緩い上り坂でハルダウンすることで、車体とおでこを隠しつつ正面装甲の厚みを増やせるので活用しよう。
なお、昼飯をすると両サイド部分の傾斜を殺してしまうので注意。ここを抜かれると車体両脇にある弾薬庫に直撃爆散コースを辿る。
【機動性】
車体はIV号戦車が元になっており操作性は割と良好だが、大口径砲と分厚い装甲によって重量が大幅に増加しており、総じて重戦車以上中戦車以下といった機動性である。
(AB)
エンジン性能がIV号戦車C~E型から少し向上しており、走り出しはやや鈍いものの中戦車に少し劣る程度には動ける。
重装甲の大口径自走砲としてはそれなりに軽快に移動や陣地転換を行えるので、基本的な戦法となる遠方からの狙撃にはさほど不自由しないだろう。
(RB/SB)
エンジン性能がIV号戦車C~E型から変わらないまま重量だけ増大しており、ティーガーI並みの鈍重さである。加速は鈍く、遮蔽物の間を細かく移動するような場面では20km程度しか出ず、ちょっと曲がるだけで速度を失い、陣地転換にも苦労する。
当てるのが難しい砲であるため確実性を考えるとなるべく敵に近づく必要があるが、砲塔がないのと足回りの悪さのせいで近接されるとかえって対処できないことが多い。側背面から襲われないよう常に気を配ろう。
史実
アルケット社によって四号の車体を素に作られた突撃砲。
突撃砲といえば一、二、三号戦車の改造型を連想しがちだが、これらはオープントップが多い上、砲も戦車や対戦車砲を排除することを想定していたため、歩兵との近接戦闘が想定されるにも関わらずその歩兵の狙撃や手榴弾に弱く、火力面でも広い加害半径と防御陣地をまとめて吹き飛ばすには低いため、火力支援車としては不十分であった。
一応、三号戦車であれば全周装甲であり、75mmクラスだった砲も105mm榴弾砲に換装することで火力面でも解消されたために前線からの評価も高く、歩兵支援車としては完成の域に達する。それでも車体のアンダーパワー及び馬力不足、車体容積の狭さもあって正面からでも対戦車兵器で貫通されかねない装甲厚であった。
後により強力な榴弾砲15cm歩兵砲sIG33を装備した三号突撃歩兵砲が製造されたのをきっかけに、同砲を本格的に運用するために四号の車体を素に設計されたのが本車になる。
結果、105mm榴弾砲装備の三号より火力が優れていながら対戦車兵器にも対抗できる前面装甲厚と広い車内容積を確保した。
設計図をヒトラーに見せた後すぐにツタデレ作戦用に40両、追加で20両の製造が指示され、最終的には306両が生産された。中期型以降では戦闘室設計の簡素化、対歩兵用の機銃が装備された。
実戦では四号の保守的設計も相まって固定砲塔特有の問題以外は大きな支障もなく、三号突撃戦車ともども歩兵に信頼される火消役として終戦まで戦い続けたようだ。
小ネタ
・「ブルムベア」ってなんぞや
ブルムベアと呼ばれている本車だが実はドイツ軍がつけた名前ではなく鹵獲した連合軍による命名であり、ドイツ軍はもっぱら"StuPa"(仏塔の意味)特にゲン担ぎのような意味はなく突撃戦車を意味する"Sturm panzer"を略しただけで呼んでいた。ブルムベアの呼び名は戦後ドイツに逆輸入され定着した物のようだ。
(ちなみに「ブルムベア」はクマの名前と思われがちだが実際は「気難し屋」といった意味である。)
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
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