イタリア RankV 高速魚雷砲艇 P-494 Saetta
概要
WT初のミサイルを搭載したミサイル艇。
BR4.7という小型艇クラスでは圧倒的な高BR
艦隊防空性能が高く周囲3~4km程度なら相手爆撃機は接近することはできないだろう。
自分だけではなく、周囲の味方を守ることができる一方で、大変目立つため射撃の的になりやすい。
ボフォース 40mm/L70を搭載する。名前が似ているが「L60」と「L70」では連射力がまるで違う。
L70なら非装甲の駆逐艦なら撃沈できる連射力を持っている。圧倒的な対空性能を持つので接近してきた相手を
返り討ちにしよう。
艦艇情報(v1.99)
必要経費
必要研究値(RP) | 270,000 |
---|---|
艦艇購入費(SL) | 200,000 |
乗員訓練費(SL) | *** |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 4.7 / 4.7 |
RP倍率 | 1.96 |
SL倍率 | 1.2 / 1.3 |
最大修理費(SL) | 4520⇒*** / 5570⇒*** |
艦艇性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB】(初期⇒全改修完了後) | |
船体 | 鋼, 8 mm |
上部構造物 | 鋼, 4 mm |
排水量(t) | 210 |
最高速度(km/h) | 73⇒99 / 63⇒*** |
乗員数(人) | 36 |
武装
種類 | 名称 | 砲塔 | 搭載基数 | 弾薬数 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
主砲 | 40 mm/70 Bread-Bofors type 107 | 単装 | 2 | 4000 | 7 |
弾薬*1
機銃
武装名 | ベルト名 | ベルト内容 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
40 mm/70 Breda-Bofors type 107 | HEI-T | HEFI-T | 5 | |||||
HE-PFF | HE-VT | 5 |
追加武装*2
分類 | 名称 | 搭載数 | 費用 (SL) | 搭載条件 |
---|---|---|---|---|
ミサイル | Nettuno | 5 | 60 | Rocket Launcher |
ロケット(実際はミサイル)
名称 | 弾種 | 弾頭重量 (kg) | 弾速 (m/s) | 誘導 システム | 射程 (km) | 爆薬量 (kg) |
---|---|---|---|---|---|---|
8.1 inch*3 Nettuno | SSM | 168 | 280 | SACLOS | 10 | 25.28 |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
--加筆求む--
【火力】
40 mm機関砲はボフォースL/70機関砲であり、高初速高レートを誇る。徹甲弾は利用できないものの、そのかわりに近接信管付きの榴弾が追加されている。
目玉のNettunoミサイルは射程約10kmのビームライディング誘導式の艦対艦ミサイルで、敵艦の弾薬庫を狙えば駆逐艦程度なら簡単に撃沈することができる。
ちなみにミサイルの貫徹力は80mm、HEに準じた特性を持つため装甲部位に対しては加害力が大きく減ってしまう。
一方で1.99の艦砲HEには無い特徴として直撃時に破片がある程度指向性を持つ(1.97以前のHEの加害範囲に近い)。
【防御】
特に無い。
【機動性】
そこそこ高速。
立ち回り
【アーケードバトル】
理想をいうと、島影に隠れつつ、味方艦隊を誘導ミサイルで守り、通りがかる非装甲の艦やボートを倒していくことができると良い。この船がいるだけで、相手には相当なプレッシャーを与えることができるため、うまく目立ったり隠れたりして有利に進めていこう
■小型艇相手
どちらの武器を使ってもボート相手なら簡単に撃沈できる。相手がボフォースL70と同等の武器を持っているボートならミサイルを使って撃沈してもよい。(ミサイルを使うと大変目立つ)
ボフォースL70機関砲 :目立たず相手を撃沈できる。
Nettunoミサイル :目立って相手を撃沈できる。
■非装甲艦相手(日本駆逐艦やイタリア軽巡洋艦等)
下記方法で軽巡洋艦程度までなら撃沈可能だが、反撃を受けると即死のため島影や船に隠れる等立ち位置を調整しよう。
ちなみに、攻撃の瞬間は側面を晒すとはいえ遮蔽物に隠れたまま攻撃できるため魚雷突撃よりは遥かに安全。
ミサイルで重要箇所(弾薬庫・燃料タンク・砲塔・指揮所・舵)を狙撃しボフォース砲を打ち込む
or
ボフォース砲で削り、弾薬庫をミサイルで狙う
■装甲艦相手(重巡洋艦や戦艦等)
ボフォースL70砲ではダメージが入らないため、重要箇所を狙撃する程度の事以外できない。
そもそも島や味方艦の近くまで大型艦が接近していることはあまりないので、彼らに狙われないことが一番良い。
【リアリスティックバトル】
【シミュレーターバトル】
史実
P-494サエッタはイタリア海軍が建造したフレッチア級高速艇の2番艦。
フレッチア級についての説明は後から実装された1番艦のページを参照されたい。
「サエッタ」はCRDA社モンファルコーネ造船所で1964年6月に「MC 591」の予定艦名で起工、1965年4月に進水。
1965年に附番規則と命名規則が変わり、固有艦名をつけることになり「P-494 サエッタ」と改めて命名された。
1966年4月に就役。先に就役した「フレッチア」は進水から就役まで半年ほどであったのに対し1年かかっている。
これはその間にある改装計画が持ち上がり、実行されたからであった。
その計画の変更こそ、ゲーム内でも本艦の最大の特徴である短距離対艦ミサイル「Nettuno」の搭載である。
ネットゥーノ(海神ネプチューン/ネプトゥヌス)はスイスのエリコンの子会社コントラヴェス*4のイタリア法人である「コントラヴェス・イタリアーナ」が1963年から開発した短射程誘導対艦ミサイルシステムである。
開発当初の射程は約10km。誘導方式はビームライディングで、母艦レーダーで捕捉した目標に対して誘導される。
攻撃範囲があくまでも母艦で捕捉できる範囲内に限られてしまう欠点があるが、短射程なら大きな問題ではない、と考えられていた。
1965年には射程25km・弾頭重量を倍の70kgとした改良型のヴルカーノ(火山の語源になった火と鍛冶の神ウルカーヌス)の開発が始まる。
1967年にコントラヴェス・イタリアーナを含む関連企業5社でSistel社が設立され、以後の開発はシステル社に移った。
その後、1969年にネットゥーノとヴルカーノは輸出も視野に入れて商品名「シーキラー」と改名された。
ヴルカーノ改めシーキラーMk2はイランのサーム(アルヴァンド)級フリゲート*5に採用されたがそれ以外の採用例はなかった。
対艦ミサイルとしても射程10-25kmではまだ艦砲の射程圏内であり、さらなる長射程化が望まれたが、そうするとミサイル自体から新規に開発せざるをえないためにこれ以上の改良は行われなかった。
その後、シーキラーを母体に艦載ヘリ用の対艦対地ミサイル・マルテ(軍神マルス)が開発された。
こちらは21世紀も改良型の開発が続けられており、イタリア海軍ほか5か国で採用されている。
1983年に開発されたマルテ2以降はアクティブレーダーホーミング式となり1987年から配備された。
改良型のうちMarte2N型は沿岸警備用艦載型となり、UAEの哨戒艇に搭載されている。ネットゥーノの子孫は再び船上に戻ったのだった。
このネットゥーノ対艦ミサイルの艦載試験艦として選ばれたのが、当時建造中だった「サエッタ」だった。
ネットゥーノの5連装発射機が(中央部の40mm砲座と入れ替わりで)搭載され、就役後は実射試験が繰り返された。
またレーダーもネットゥーノの誘導のためにコントラヴェス製のものを装備した。
しかしネットゥーノはイタリア海軍の艦載用としては正式採用されることはなく、1970年代に撤去された(とされる)。
サエッタはフレッチア同様ブリンディジに配備されて活動。実戦を経験することなく1986年に退役、除籍された。
--加筆求む--
小ネタ
--加筆求む--
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。
最新の10件を表示しています。コメントページを参照