No.009 | ||||
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46cm三連装砲 | 大口径主砲 | |||
装備ステータス | ||||
火力 | +26 | 雷装 | ||
爆装 | 対空 | +5 | ||
対潜 | 索敵 | |||
命中 | 回避 | |||
射程 | 超長 | |||
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
開発可、改修可、入手方法 | ||||
改修更新 | ||||
試製46cm連装砲 → 46cm三連装砲★+5 →*1 46cm三連装砲改 →*2 試製51cm連装砲 →*3 51cm連装砲 | ||||
呉海軍工廠砲熕部が極秘開発した世界最大最強の戦艦主砲です。 敵戦艦に対してアウトレンジが可能な最大射程40kmを超える最新鋭のこの巨砲は、 機密保持のため公式には16インチ砲とされていました。 「三式弾」を用いた強力な対空射撃も可能です。 |
ゲームにおいて 
- 現在、艦これにおいて開発で量産可能な最大火力・最大射程の艦載砲である。通称「46cm砲」、「大和砲」とも。
- 火力はなんと+26。2015年冬イベント『迎撃!トラック泊地強襲』で先行実装された試製51cm連装砲には負けるものの、あちらは装備できる艦が極めて限られるため高速戦艦・航空戦艦用としては変わらず最強クラスの火力を誇る。
- 2014/10/10のアップデートで二連装砲版が実装された。
- 他に射程を超長にすることができる装備はイタリア製の381mm/50 三連装砲とその改良型、試製46cm連装砲、試製51cm連装砲とその制式採用版、この装備の改良型がある。
- 場合によっては41cm砲等と併用して射程を調整し、艦隊に明確な攻撃順を付ける方が優位に働く場合がある。
- 戦艦レベリング時はMVP調整の為に射程は無視できない項目である。射程だけ長くしたいのならこれと下位砲を1個ずつ装備するとちょうど良いかもしれない。
- 対空は三式弾や高角砲を装備した場合に比べると効果は劣るが、他の(高角砲でない)主砲と比べると対空に関して若干補正が優遇されている。
- 装備倍率は他の赤主砲(0.2倍)より若干高い(0.25倍)(ソース
)。
- 装備倍率は他の赤主砲(0.2倍)より若干高い(0.25倍)(ソース
- 設定ガン無視になってしまうが大和型以外の戦艦にも装備できる。46cm砲を満載した長門……、胸が熱いな!46cm砲満載の「高速」戦艦金剛……、Wow!Congratulations!
- 上記のように、常軌を逸した性能であるがゆえに開発するのも難しい。どのレシピも開発確率は4%なので気長にやろう。詳細はこちら。
入手方法について 
- 大和型の初期装備
- 2013年 春イベント『敵艦隊前線泊地殴り込み』E-2 クリア報酬
主砲フィットについて 
- 2014/7/28アップデートより「艦型に対して大型で過重量の「主砲」系装備を多数積載した際は、命中率が低下し、フィットした主砲を積めば上昇する」というアップデート
が行われた。
- 前述の通り、この砲は本来大和型以外には到底載らないシロモノである。
- なお、この装備は大和型以外に搭載すると命中率が低下することと、大和型に搭載しても命中率は上昇しないことが確認されていたが…。
- このアップデートにより、従来は本装備の下位互換に過ぎなかった35.6cm連装砲や41cm連装砲も大和型以外の戦艦用に取っておく価値が生まれた。
- 具体的なペナルティの大きさはこちらのページを参照。
- フィットしない主砲を複数積んだ場合であっても艦娘のレベルや装備の改修次第では命中低下が誤差程度に収まる場合もある。
- 一方、支援艦隊ではフィットの効果は無視され、純粋に装備の火力や命中のステータス分が上乗せされる。
命中値こそ無いものの開発可能な装備の中では最も火力が高いため、本隊用の主砲とは別に支援艦隊用の46cm三連装砲は必要分確保しておきたい。
改修工廠について 
- 2015/2/23にてついに改修工廠に登場したが、流石大和型の主砲ということか消費資源も開発資材もネジもどれも大和級。
- 2018年1月27日に待望の改良型であり、大和型のフィット砲である46cm三連装砲改が先行実装、同年2月5日にはこの装備から更新可能となった。
- ただし更新にかかるコストも大和級。新型砲熕兵装資材2つに加えこの装備が4基も必要。
- もちろんくれぐれも破産しないように。
- 超長化主砲の比較
装備 火力 素命中 備考 51cm連装砲★ 32 1 装甲+2、一部艦限定 試製51cm連装砲★ 30 1 一部艦限定 46cm三連装砲改★ 27 2 装甲+2 46cm三連装砲★ 26 試製46cm連装砲★ 23 1 381mm/50 三連装砲改★ 21 -1 - フィット適用は上が重く下が軽くなる(命中プラスに寄っていく)?
- ★は改修可を示す。
アップデート履歴 
- 2014/07/28のアップデートでグラフィックが変更された。
主要な大口径主砲の性能比較表(装備最大値/大口径主砲上位早見表/テーブルより転送) 
装備名 | 火力 | 対空 | 命中 | 回避 | 装甲 | 火ボ | 空ボ | 回ボ | 装ボ | 射程 | 国籍 | 入手方法 | 改修 | 備考 | 追加 |
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試製51cm三連装砲 | 36 | 5 | -2 | -10 | 2 | +2 | +8 | 超長 | 日 | 任務 | - | 大和型、長門型改、長門型改二のみ装備可 | 編集 | ||
51cm連装砲 | 32 | 5 | 1 | -1 | 2 | +1 | 超長 | 日 | イベント、改修 | ◯ | 大和型、長門型改、長門型改二のみ装備可 | 編集 | |||
試製51cm連装砲 | 30 | 5 | 1 | -1 | +1 | 超長 | 日 | 初期装備、イベント、ランキング、改修 | ◯ | 大和型、長門型改、長門型改二のみ装備可 | 編集 | ||||
46cm三連装砲改 | 27 | 6 | 2 | 2 | 超長 | 日 | 改修、ランキング | ◯ | - | 編集 | |||||
46cm三連装砲 | 26 | 5 | 超長 | 日 | 開発、初期装備、改修、イベント | ◯ | - | 編集 | |||||||
試製46cm連装砲 | 23 | 4 | 1 | 超長 | 日 | 任務、イベント、ランキング | ◯ | - | 編集 | ||||||
41cm三連装砲改二 | 23 | 6 | 5 | +3 | +2 | +1 | 長 | 日 | 任務、ランキング、改修 | ◯ | 航空戦艦に装備ボーナス。対空電探混載でボーナス(対空+2、回避+3) | 編集 | |||
41cm三連装砲改 | 22 | 6 | 4 | 1 | 長 | 日 | 改修、ランキング | ◯ | - | 編集 | |||||
試製41cm三連装砲 | 22 | 5 | 2 | 長 | 日 | 初期装備、改修、イベント、ランキング | ◯ | - | 編集 | ||||||
41cm連装砲改二 | 21 | 5 | 5 | 1 | 2 | +3 | +2 | +2 | 長 | 日 | 任務、ランキング、改修 | ◯ | 長門型改二、伊勢型航戦、扶桑型改二に装備ボーナス | 編集 | |
41cm連装砲 | 20 | 4 | 長 | 日 | 開発、任務、初期装備 | ◯ | - | 編集 | |||||||
35.6cm三連装砲改(ダズル迷彩仕様) | 19 | 5 | 3 | 2 | +2 | +2 | +2 | 長 | 日 | ランキング | △ | 金剛型改二に装備ボーナス。金剛改二、榛名改二のみ水上電探混載で火力ボーナス(+2) | 編集 | ||
試製35.6cm三連装砲 | 18 | 5 | 2 | 長 | 日 | 改修、任務、イベント、ランキング | ◯ | - | 編集 | ||||||
35.6cm連装砲改二 | 17 | 5 | 5 | 2 | 2 | +4 | +1 | +1 | 長 | 日 | ランキング、任務 | - | 金剛型、伊勢型、扶桑型に装備ボーナス | 編集 | |
35.6cm連装砲改 | 16 | 4 | 3 | 2 | 2 | +3 | +1 | 長 | 日 | 改修、ランキング、初期装備 | ◯ | 金剛型、伊勢型、扶桑型に装備ボーナス | 編集 | ||
35.6cm連装砲(ダズル迷彩) | 15 | 5 | 1 | 1 | +2 | +1 | +2 | 長 | 日 | 初期装備 | ◯ | 金剛型改二に装備ボーナス | 編集 | ||
35.6cm連装砲 | 15 | 4 | 長 | 日 | 開発、初期装備 | ◯ | - | 編集 | |||||||
16inch三連装砲 Mk.7+GFCS | 24 | 3 | 7 | 1 | 1 | 長 | 米 | 改修 | ◯ | - | 編集 | ||||
16inch三連装砲 Mk.7 | 24 | 3 | 4 | 1 | 長 | 米 | 初期装備、イベント、ランキング | ◯ | - | 編集 | |||||
16inch三連装砲 Mk.6+GFCS | 23 | 3 | 6 | 1 | 2 | +4 | +1 | +1 | 長 | 米 | ランキング | △ | 金剛型、Bismarck、Littorio、Roma、Richelieu、Гангут、Iowa改、Colorado改、South Dakotaに装備ボーナス | 編集 | |
16inch三連装砲 Mk.6 mod.2 | 23 | 2 | 3 | 2 | +4 | +2 | 長 | 米 | ランキング、初期装備 | △ | 金剛型、Bismarck、Littorio、Roma、Richelieu、Гангут、Iowa改、Colorado改、South Dakotaに装備ボーナス | 編集 | |||
16inch三連装砲 Mk.6 | 22 | 2 | 2 | 1 | +3 | 長 | 米 | ランキング、初期装備 | △ | Iowa、Colorado、South Dakotaに装備ボーナス | 編集 | ||||
16inch Mk.VIII連装砲改 | 21 | 6 | 4 | 2 | 2 | +2 | +1 | 長 | 米 | ランキング、改修 | ◯ | 長門型、Colorado、Nelsonに装備ボーナス | 編集 | ||
16inch Mk.V連装砲 | 21 | 2 | 2 | 1 | 2 | +2 | +1 | 長 | 米 | 初期装備、ランキング、改修 | ◯ | 長門型、Colorado、Nelsonに装備ボーナス | 編集 | ||
16inch Mk.I連装砲 | 20 | 1 | 1 | 1 | +2 | 長 | 米 | 初期装備、ランキング | ◯ | 長門型、Colorado、Nelsonに装備ボーナス | 編集 | ||||
38cm四連装砲改 | 22 | 2 | 3 | 1 | 中 | 仏 | 初期装備、改修 | ◯ | - | 編集 | |||||
381mm/50 三連装砲改 | 21 | 4 | -1 | -1 | 超長 | 伊 | 初期装備、改修、イベント | ◯ | - | 編集 | |||||
320mm/44 三連装砲 | 16 | +2 | +1 | +1 | +2 | 長 | 伊 | 初期装備 | - | 伊戦艦、Гангутに装備ボーナス | 編集 | ||||
320mm/44 連装砲 | 15 | +1 | +2 | +1 | +3 | +1 | 長 | 伊 | 初期装備 | - | 伊戦艦、Гангутに装備ボーナス | 編集 | |||
16inch Mk.I三連装砲改+FCR type284 | 23 | 7 | 6 | 2 | 1 | +2 | -3 | +1 | 長 | 英 | イベント、ランキング | - | Nelson、Warspite、金剛型改二に装備ボーナス | 編集 | |
16inch Mk.I三連装砲+AFCT改 | 22 | 4 | 1 | +2 | -3 | +1 | 長 | 英 | 初期装備、ランキング | - | Nelson、Warspite、金剛型改二に装備ボーナス | 編集 | |||
16inch Mk.I三連装砲 | 21 | 2 | 1 | +2 | -3 | +1 | 長 | 英 | 初期装備、ランキング | - | Nelson、Warspite、金剛型改二に装備ボーナス | 編集 | |||
38.1cm Mk.I/N連装砲改 | 19 | 3 | 2 | 長 | 英 | 改修、ランキング | ◯ | - | 編集 | ||||||
30.5cm三連装砲改 | 17 | 3 | 3 | 1 | 1 | 長 | 露 | 初期装備 | ◯ | Гангутに高いフィット補正有 | 編集 | ||||
38cm連装砲改 | 17 | 2 | 3 | 長 | 独 | 初期装備 | ◯ | - | 編集 |
- 本表による固有ステータスの他、積載艦個別のフィット・過積載補正による命中補正(-16~+10程度)がある
- 薄桃色は海外艦装備
- 火ボ:火力ボーナス、空ボ:対空ボーナス、回ボ:回避ボーナス
- 数値は艦個別加算の最大値(絶対値)
- 電探混載時の相互シナジーの詳細は個別装備ページか相互系統ごとのボーナス有無確認表を参照のこと
小ネタ 
- 元ネタは「45口径九四式46cm3連装砲」である。これを装備した艦艇は勿論、大和型戦艦のみ。艦船に搭載された世界最大の艦砲としてギネスにのっている*6。
- ちなみに正式名称は「四五口径九四式四〇糎砲」である。そう、40cm砲とある*7。これは大和が極秘建造された艦艇であり、46cm主砲の存在も隠蔽するための名前だと思われる。
- 40cm砲ではなく46cm砲が搭載される事となった経緯は、米艦艇の場合パナマ運河通行の為に40cm砲以上の砲の搭載は不可能であり、無条約時代には,新造の戦艦には40cm砲に比し弾量で46%大きく,射距離20,000mの落角で40cm砲の17.3°に対し、16.5°,存速490m/sに対し522m/sと弾道性において優れている46cm(18インチ)砲を搭載するべきであるという松田中佐の提案*8に対して当時の軍令部第1部長であった嶋田繁太郎少将が決裁を下し、それが昭和9(1934)年の軍令部の要求となった事で実現した。
射程距離について 
- 最大射程は42kmだが、射撃指揮所の高さから艦上観測での有効射距離は他の戦艦と同じく30,000mである。*9
- 実際、レイテ沖海戦では金剛さんが「24kmより遠くは観測がディフィカルト(困難)でうまくファイアー(発射)できないヨー!」と証言しているなど、射程超長の威力が発揮できる場面は少なかった模様。
なお、この海戦時にはスコール、煙幕、航空機による攻撃によって元々観測が困難な状況であった点を考慮する必要がある。
大和型戦艦の測距儀は海面から約40mの高さにあり、敵艦の全体像をはっきりと確認出来るのは約24km程度が限界であった*10。そのため、敵艦が水平線の向こうにあるという遠距離や、煙幕越しでも砲撃を実施するため、観測機などの実用化が進められた*11。 - 参考として、当時最も進んだ射撃管制装置を持っていたアイオワ級戦艦の主砲命中率は、同航する戦艦大の目標に対して距離27000mで2.7%、18000mで10.5%、9000mで32.7%と計算されていた。
ちなみに大和は、距離30,000mで5%、距離25,000mで14%と見積もられていたという説もある。戦艦砲の命中率は条件の良し悪しによって大きく変動するため単純比較できるものではないが。
- 実際、レイテ沖海戦では金剛さんが「24kmより遠くは観測がディフィカルト(困難)でうまくファイアー(発射)できないヨー!」と証言しているなど、射程超長の威力が発揮できる場面は少なかった模様。
- 当時の砲撃法は「公算射撃」という。まず測距儀などで得た敵の位置や針路などのデータを元に射撃盤が各砲の志向する方位を割り出し、各砲がそれに合わせる。
準備が整ったら一斉に発砲するが、初弾で命中する事はまずなく、砲弾は「散布界」と呼ばれる円形エリアのどこかに着弾する。この時の水柱と目標の位置を見て修正を加え、目標を「散布界」の中に捉えるまで砲撃を続ける。- やがて目標を散布界の中に捉える*12ことが出来れば、あとはひたすら撃ち続ければいずれ命中する。これが「公算射撃」と呼ばれる訳だが、夾叉してても必ず命中するわけではない割とアバウトな方法であった。
- 誘導装置もない当時では遠距離の目標に「確実に当てる」のは不確定要素が多すぎてまず不可能であり、今から見ればアバウトにも見える方法で砲撃していた訳だが、当時としてはこれが最も効果的な砲撃法だった。
- なので夾叉状態を如何に持続できるかが命中弾を与える重要な要素だが、散布界が狭すぎると目標が増減速したり、針路を変えたりすると散布界から外れてしまう可能性が高いので、「散布界が小さい=命中率が高い」訳ではない。
- ちなみに公算射撃というのは20世紀に入ってからの新戦術であり、19世紀までは戦艦も直接射撃で戦っていたのだが、これを変えたのは「日本海海戦」であったと言われる場合がある。
だが当時の測距儀の性能では公算射撃に必要な情報を得るのは困難だし、そもそも「射撃盤」が実用化されていない*13ので、日本海海戦では公算射撃は行われていないのが実際のところである。
日本海海戦で行われていたのは、測距儀で得られた距離情報を各砲に伝え、あとは砲手が目視で照準して各自のタイミングで撃っていただけで、19世紀の直接射撃と根本は変わらないものだった。
- ちなみに公算射撃というのは20世紀に入ってからの新戦術であり、19世紀までは戦艦も直接射撃で戦っていたのだが、これを変えたのは「日本海海戦」であったと言われる場合がある。
- やがて目標を散布界の中に捉える*12ことが出来れば、あとはひたすら撃ち続ければいずれ命中する。これが「公算射撃」と呼ばれる訳だが、夾叉してても必ず命中するわけではない割とアバウトな方法であった。
廃艦所要弾数 
- 廃艦所要弾数とは、その火砲が目標艦艇に何発命中させたら戦闘不能に持ち込めるかを示した指数だが、46㎝砲の場合、試算によれば扶桑型戦艦だと9発と見積もられている。
発射速度について 
- 46㎝三連装砲の発射速度を40秒/発とする文献もあるが、あくまでもこれは砲の俯角速度と装填速度から単純に出した数値*15で、要は「命中を考慮せずに取り敢えず撃てるようになるまでの時間」であって、実戦でその間隔で撃つことはまずない。
- 戦艦同士の砲撃戦では撃った弾丸の着弾位置を確認して修正作業をし、其の上で次弾を発射する「着弾観測射撃」をするのだが、46㎝砲でも日本海軍の想定砲撃戦距離で最大の30,000mまで砲弾が届くのに50秒ほどかかり、そこから着弾位置から再計算をしたうえで目標位置を修正して砲撃するのだから次弾発射まで1分前後はかかる。これはアメリカも含めどの海軍でも程度の差こそあれ同様のシステムで射撃しており、どの海軍でも戦艦の主砲の発射速度は1分/発程度で差があるわけではない。発射速度は実はカタログススペックとはあまり関係ないものなのである。
- そもそも装填速度などは訓練次第では大きく短縮できるものであり、米戦艦ノースカロライナではマニュアルで30秒とされた装填速度を15秒までに短縮する事に成功している*16し、長門型の41cm砲も構造的に16秒程度に短縮する事は可能だった。
努力と根性で何とかなる!
- そもそも装填速度などは訓練次第では大きく短縮できるものであり、米戦艦ノースカロライナではマニュアルで30秒とされた装填速度を15秒までに短縮する事に成功している*16し、長門型の41cm砲も構造的に16秒程度に短縮する事は可能だった。
- 戦艦同士の砲撃戦では撃った弾丸の着弾位置を確認して修正作業をし、其の上で次弾を発射する「着弾観測射撃」をするのだが、46㎝砲でも日本海軍の想定砲撃戦距離で最大の30,000mまで砲弾が届くのに50秒ほどかかり、そこから着弾位置から再計算をしたうえで目標位置を修正して砲撃するのだから次弾発射まで1分前後はかかる。これはアメリカも含めどの海軍でも程度の差こそあれ同様のシステムで射撃しており、どの海軍でも戦艦の主砲の発射速度は1分/発程度で差があるわけではない。発射速度は実はカタログススペックとはあまり関係ないものなのである。
砲身と寿命について 
- ライフル砲の宿命として、発砲の度に内筒のライフリングが削られるため砲身には寿命(砲齢)があり、常装薬330kgで200発とされていた。加算される砲齢は装薬の量で異なり、常装で1、強装363kgで2、弱装165kgで1/4、減装82.5kgで1/16とされ、砲暦簿に記録された砲齢が200になると重量15.9tの砲身内筒(1A筒)を交換する必要があった。幸か不幸か一回も交換もしていない……
- 装薬は薬嚢と呼ばれる絹製(42年まではウール)の袋に詰め込まれており、46cm砲の薬嚢は1個辺り約55kgで、装填する薬嚢の個数で装薬量を調整していた。
- 終戦までに大和、武蔵用に18門、信濃用に7門、発射試験用に2門の計27門が製造され、終戦時には9門が残存し、広島の亀ヶ首射撃場に保管されていた。
この内、射撃試験用の2門は45年11月に、信濃用の5門も46年に現地で破壊された。
残りの2門(内1門は閉鎖機無し)はアメリカに運ばれ、ヴァージニア州ダールグレン海軍弾道試験場に搬入されたが、特にテストも行われず1950年代にスクラップにされたという。ああ、もったいない……
- ちなみに砲身を作った旋盤は現在も健在
で、未だに100分の1ミリ単位で削れるそうな。胸熱。
- この旋盤は2013年に稼働停止していたが2020年に呉市に寄付されることが決まった。大和ミュージアムでの展示が検討されている。*17
- しかし、輸送設置費用4800万円はクラウドファンディング
で賄われる事となり不成立の際は処分される可能性が高い*18。
- この砲は東洋一の設備を誇る呉海軍工廠でしか製造できないため、呉以外で大和型を建造する造船所(武蔵:三菱重工長崎造船所、信濃:横須賀海軍工廠)に砲を運ばなければならなかったのだが、砲自体があまりにも大きく、海軍の手持ちの輸送艦では運べなかったことに加え、機密保持を図るためもあって、この砲を輸ぶための給兵艦「樫野」がわざわざ新造された。
- 樫野の船体には巨大な壺のような船倉スペースが3つ備えてある。甲板にその「壺の口」たるハッチが開いており、ここからクレーンで砲身や砲塔各部等を運び入れた。
前部甲板の船倉には砲身、中央部の船倉には砲塔基部及び砲塔内部機構等を格納したが、さすがに砲塔本体は船倉には入りきらず、甲板上に繋止して運搬していた。 - 樫野は竣工すると武蔵搭載用の砲3セットを呉から長崎に運んだのだが、その後大型艦の建造が中止となって本来の用途が無くなり、輸送艦として運用中に台湾沖で米潜水艦に撃沈されわずか2年の生涯を終えている。なお、樫野を撃沈したのは霰、敷波らを沈めた"あの"SS-215「グロウラー」。またお前か…
- 樫野は新型機関の実験艦としての側面を持ち、アメリカから輸入したラモント式ボイラとスイス製のABB社製のタービンを装備していた。
- 樫野の船体には巨大な壺のような船倉スペースが3つ備えてある。甲板にその「壺の口」たるハッチが開いており、ここからクレーンで砲身や砲塔各部等を運び入れた。
爆風圧について 
- 砲弾重量は九一式徹甲弾が1,460kg、三式弾と零式通常弾で1,360kgあり、炸薬量は徹甲弾は33.8kg、零式通常弾は61.7kgとなっていた。そんな巨弾の発射時の爆風圧は凄まじく、長門型の41cm砲と比較すると以下の通りとなる。
爆圧 46cm砲 41cm砲 距離 1門 3門 距離 1門 2門 5m 10.0kgf/cm² 20.0kgf/cm² 5m 8.0kgf/cm² 10.0kgf/cm² 10m 5.8kgf/cm² 11.0kgf/cm² 10m 4.0kgf/cm² 6.0kgf/cm² 15m 3.1kgf/cm² 7.0kgf/cm² 15m 2.5kgf/cm² 3.5kgf/cm² 35m 1.0kgf/cm² -- 30.6m 1.0kgf/cm² -- 50m 0.5kgf/cm² -- 38.4m -- 1.0kgf/cm² 53.5m -- 1.0kgf/cm² 46.0m 0.5kgf/cm² -- 77.5m -- 0.5kgf/cm² 59.0m -- 0.5kgf/cm²
爆風 46cm砲 41cm砲 距離 1門 3門 1門 2門 5m 10.0m/s 20.0m/s 8.0m/s 10.0m/s 10m 5.8m/s 11.0m/s 4.0m/s 6.0m/s 15m 3.1m/s 7.0m/s 2.6m/s 3.5m/s - ちなみに、圧力の強さについては0.28kgf/cm2でボートが破損、0.5~0.8kg/cm2で飛行機が破損する。
人間が耐えられる圧力は0.5kgf/cm2以下で、1.16kgf/cm2以上で衣服が破れ一時的に意識朦朧となり、2.04kgf/cm2で肺出血により死亡、3.86~4.57kgf/cm2だと圧死するとされている。- 3門斉射なんてされた場合「ミンチよりひでえや」状態になる。そのため主砲発射時には警告のブザーが鳴り甲板から退避させられる。
まあ表からも判る通り、41cmでも斉射なんかしたら最低でも15mは離れてないとミンチ肉待ったなしなのであるが…。*22
- 3門斉射なんてされた場合「ミンチよりひでえや」状態になる。そのため主砲発射時には警告のブザーが鳴り甲板から退避させられる。
- ちなみに、圧力の強さについては0.28kgf/cm2でボートが破損、0.5~0.8kg/cm2で飛行機が破損する。
海外の巨砲たち 
- 46cm砲の次の大きい艦載砲はイギリスの45.7cm砲で、大型軽巡洋艦フューリアス
に載せていた。バルト海での対地艦砲射撃を念頭に置いた特殊な設計だったとはいえ、何やってんだお前。
一応彼女の名誉(?)のために補足すると、彼女に搭載されている45.7cm砲は単装砲である。と言うか、たかだか巡洋艦にこげな大口径砲の連装砲塔なんぞ積めません。
いや雷装とか装甲防御とか色々切り捨てれば積めなくはないのだろうが、友鶴事件まっしぐらはほぼ確実だろう。
水上艦との交戦を殆ど考慮せず、艦砲射撃の威力のみを追求したことから出来た離れ業ではあるが、流石に無理があったらしく、38.1cm連装砲2基を搭載した準同型の2隻を除いて類例は存在しない。というか3隻も作ったのかよ。- 参考までに、46cm三連装砲塔の1基あたりの重量は2,800tと実に35.6cm連装砲(650t)4コ分。1基で金剛型の全主砲に相当
駆逐艦では日本海軍最大だった秋月型1隻分に相当する。大和と武蔵はこれを3基搭載。
実に9,000t近い(基準排水量比で約13%相当)重量が主砲で占められていたのだ。大和型が「コンパクトな戦艦」と呼ばれるのはこの為である。ホントはこっちが本題なんだけどね - 蛇足だがフューリアスは厳密には大型軽巡洋艦(Large Light Cruiser)という艦種に属する。軽巡洋艦相当の構造で建造された大型砲艦という意味であり、排水量は約2万tもあった。つまりサイズ的には戦艦クラス。
海軍卿ジョン・アーバスノット・フィッシャーの暴走の産物で、極秘のバルト海直接侵攻作戦のため「だけ」に建造された通称「ハッシュハッシュ(秘密の)クルーザー」である。
まあ建造中にその極秘作戦の必要性が消し飛んじゃったんですけどね。 - さらにその軽巡洋艦が空母化された後、取り外した45.7cm砲を小型のロード・クライブ級モニター艦
(対地艦砲射撃に特化した艦種)に載せてしまった。
30.5cm連装砲と45.7cm単装砲を搭載した、たった6000t級の軍艦である。
対地攻撃に特化したモニター艦なので撃てれば問題無いし、装甲どころか旋回機構も省いた固定砲にしてわずか390tという重量に抑え込んだ事により6,000tの小兵に搭載可能となっている。
- 参考までに、46cm三連装砲塔の1基あたりの重量は2,800tと実に35.6cm連装砲(650t)4コ分。1基で金剛型の全主砲に相当
- 試作されたものに目を向ければ、ドイツの52口径53cm砲(ゲレート36)が世界最大である。
全長27.7m(砲尾込み)、重量335t(尾栓機構込み)という巨砲で、砲弾の寸法は徹甲弾で全長262.1cm、重量2200kg。1941年頃に製造され、数回の試射が行われたという。
最大射程は仰角50度にて47.5kmとあの有名な80cm列車砲とほぼ同じ。 - また、架空戦記でお馴染みの超大和型戦艦に搭載予定だった51cm砲も実際に試作されていたが、砲身部分はアメリカに輸送された後、行方不明になった。
- プランだけのものでは、その80cm列車砲の艦載版を装備したバケモノ戦艦がある。言わずと知れたヒトラーの妄想、その名も「H45」。そう、有名な「H44」の、さらに次があったのだ。
- 設計局が正式に承認したプランではなく(というか細部詰める前に戦争が終わった)、あくまで非公式扱いのものだが、カタログデータはまさに「狂ってる」としかいいようがない。是非Wikipediaを見てほしい。
- 駆逐艦1隻にも匹敵する重量を持つ規格外の砲塔は、旋回させるだけでも特殊な技術を必要とした。戦後その技術を活用し、戦後復興の象徴・東京オリンピックのために建造されたのがホテルニューオータニ東京の回転ラウンジ
(直径45m)。建設にあたって現場技術者が「大和の主砲より軽いんだろ?余裕余裕」と答えた挙句、改修を経たとはいえ開業から50年以上回り続けていた*23。オーバーテクノロジーも甚だしい
この装備についてのコメント 
- 支援用に戦艦3隻分もしくは6隻分残しておいたほうがいいのかねぇ。46改持ってなくて、ちょうど46改を1本作れる程度の数はあるが作っていいものか。これ作るのも大変だしなぁ… -- 2020-11-26 (木) 12:08:22
- イベント前に一回支援艦隊組んでみたらいかが? -- 2020-11-26 (木) 12:14:06
- 46改って悩むぐらいならまだ作らなくていい装備だと思うけど。自分はそんな余裕無いし必要とも思わないから当分作るつもりは無い。 -- 2020-11-26 (木) 18:30:34
- うちはもう46cm砲は支援には使ってないなあ。命中+付きで火力そこそこの大型主砲が増えたから「46砲*2+32号*2」より「命中+3程度付き主砲*3+32号*1」の方が火力、命中共に高くなるようになったから46砲は開発出来次第すぐに改修素材として運用されてる -- 2020-11-26 (木) 23:22:40
- 木主さん言うようにこの装備は決して高くはない開発率と、そのために弾と鉄だけ吹っ飛ぶことが問題だと思う だから陣容にもよるけど「これが大量にある」のと「46㌢改が一基だけ」だと前者の方がいいかなと ただタッチ用に46㌢改は欲しくもあるけど(パスタ主砲でもいいんだが) -- 2020-11-26 (木) 23:51:19
- 撃ちてしやまむ大和砲 -- 2021-03-04 (木) 09:00:27
- 今日のデイリー開発で計4回回したら全てこれが出て目が点になったわ。 -- 2021-03-05 (金) 21:58:43
- 改修餌として無限に欲しい。 -- 2021-06-18 (金) 12:30:32
- 明石旗艦で10/251/250/10で20回回したところ46cm三連装砲が2回、41cm連装砲が3回、35.6cm連装砲が3回、20.3cm連装砲が3回、12.7cm連装高角砲2回、15.5cm三連装副砲、15.2cm単装砲、61cm三連装魚雷(残りはペンギン)いいのか?わるいのか?さっぱりわからん。 -- 2021-06-26 (土) 06:08:59
- いいと思って自慢したいから書き込んだんでしょ? -- 2021-06-27 (日) 19:46:13
- 十分良すぎるわ。今日弾薬鋼材約20000使って2つしか来なかった私も居るんだぞ。というか明石旗艦で開発できるんだな・・・大型砲は毎度大和武蔵任せにしてるけどそっちの方が確率良いのか・・・? -- 2021-08-17 (火) 12:54:17
- 有用な大口径主砲にかぎってエサに46cm砲が大量要求されるから、今11個あっても全部使いたくなる。支援用に幾つ残すべきか分からなくなってきた -- 2021-07-06 (火) 11:06:14
- 今更ながら、支援用のはどうせ★付けないから多すぎた分は改修餌に回せるし、多めに確保しといていいと思う。私の場合は本隊12基(=2基×6隻)支援18基(=3基×3隻×2艦隊)で30基をとりあえずの目標として開発中。 -- 2022-02-07 (月) 23:24:44
- 「2基(2つ)までと3基(3つ)以上装備とではかなり変わってくる~」あたりの記述おかしくないですかね? 例えば金剛だと、1本なら-10、2本なら-14、3本なら-17。 「0→-14」は誤差で「-14→-17」は大きく下がるってのは違和感ある。 -- 2021-07-24 (土) 00:32:08
- 旋盤の輸送費集まらない場合は処分になるそうです https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=778947&comment_sub_id=0&category_id=112
-- 2021-08-01 (日) 21:39:22
- 展示するならなんとしても屋根がほしいところだが1億か~・・・ -- 2021-08-01 (日) 23:17:31
- そして、1億円に到達したとのこと。すごすぎる -- 2021-08-04 (水) 23:49:25
- これ仮に昨日今日で第一ゲージすら割れてなかったら今日の掛け軸は後回しだったのかなw -- 2021-08-04 (水) 23:59:58
- 疾きこと島風のごとし…w -- 2021-08-05 (木) 00:09:00
- そして、現時点で2億円を突破した -- 2021-08-29 (日) 18:15:46
- 展示するならなんとしても屋根がほしいところだが1億か~・・・ -- 2021-08-01 (日) 23:17:31
- 悲報&速報:H45型戦艦の構想はフィクションだった! -- 2022-01-10 (月) 03:38:02
- 全然出ない。10/251/250/10であっているよな?100回回したけど出ねーぞ -- 2022-02-21 (月) 12:56:32
- 同じレシピでデイリー回してるけどちょいちょい出てるから運だねー… -- 2022-02-21 (月) 13:01:57
- 10/300/251/10でも出ない時はとことん出ないですね。任務で要る時に限って全然出ないですけど -- 2022-06-12 (日) 21:41:29
- フィット関連の記述が古いようなので修正 当wikiの命中ページへのリンクも張っておきました -- 2022-03-21 (月) 12:42:34
- 例の大和改二で開発率が上がればいいのだが・・・要求される装備は多いのに開発率の低さが酷くてね -- 2022-04-08 (金) 21:55:23
- 46系統一切改修してないんだが、坊ノ岬に向けて作った方がいいのかねぇ?流石に大和型はダコタ砲やアイオワ砲で誤魔化すわけにはいかないだろうし -- 2022-05-01 (日) 18:54:47
- ケッコンしてるなら徹甲弾やら51砲やら改修でもいい気もする…まあ装備特効とかあるかもしれんしの… -- 2022-05-01 (日) 19:02:36
- 手持ちの装備状況にもよるけど、改修必要装備の開発からとなると大量の資源が必要になるし、46㎝三連装砲/51㎝連装砲系の改修自体がそれなりに資源・資材を要求しますしの。 -- 2022-05-01 (日) 19:16:14
- 20年秋の新参なんです… 一応21春以降最終海域は乙(秋刀魚は甲)程度に安定していますが、大口径主砲の改修はまだまだ甲には届いていませんし、大和型はこの前のイベントが初入手なので結ケッコンはまだ先です -- 木主? 2022-05-01 (日) 21:36:10
- 昼キャップに到達しやすい大和型だからこそダコタ砲やアイオワ砲で胡麻化して良いのでは? ともあれ46系統は長陸奥や余、コロちゃんの特殊砲撃でセットになる機会が多いから、優先順位は比較的高め、というか無駄になり難いと思う。特殊砲撃絡みは倍率も係る関係上打点が上がり易いし。 -- 2022-05-01 (日) 22:25:23
- フィットが気になるんですよね。大和は46以外無補正でしたっけ?アイオワ砲は素の命中の方がフィットより高くなるんですかね(にわか) -- 2022-05-01 (日) 23:27:27
- こともあろうにイベント戦攻略中に46砲開発やって資源溶かした間抜けは俺だけだろな。大和任務解放すれば強装備が得られてイベントが有利になると思ったが駄目だった -- 2022-06-15 (水) 15:41:28
- 上の続き)説明の通り「くれぐれも破産しないように」だよこの装備。 -- 2022-06-15 (水) 15:43:53
- ずっと使い道ないまま死蔵していた複数の☆1の46砲、今回の工廠任務で使えばよかった… -- 2022-06-15 (水) 19:07:34