- 種族
- 飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 (不明) 前翼脚竜上科 ベリオ科)
- 別名
- 風牙竜(ふうがりゅう)
- 英語表記
- Sand Barioth
- 危険度
- MH3G:★5, MHP3:★7
- 登場作品
- MHP3, MH3G, MHXR, MHST, MHST2
- 狩猟地
- 砂原
目次
生態・特徴
- 砂漠地帯に生息する、氷牙竜ベリオロスの亜種。
後述する特異なブレスを放つことから《風牙竜》と呼ばれる。
飛行能力と瞬発力は通常種の時点でかなり高かったが、亜種はそれをも上回り、
総合的な機動力は砂原に縄張りをもつ肉食モンスタ―の中でも群を抜いていると言える。
- 通常種と同じく背面は荒れ狂う砂嵐に晒されても傷一つ付かない堅牢さを誇る甲殻に、
また腹部は非常に高い衝撃吸収率を誇る毛皮に覆われているが、
まず見たものの目を引くのは、全身に纏う派手な赤銅色であろう。
これは端的に言うと、屠った獲物の返り血が全身の甲殻や毛皮に染みついたものである。
観察報告によればベリオロス亜種は外殻に獲物の血を塗り込む習性を持っており、
その返り血によって砂塵を甲殻に接着させ固めてしまうことで、その色合いと強度を作り出しているという。
- 口から伸びる一対の牙もやはり獲物の血に彩られており、通常種以上に特徴的。
丹念に磨き上げこびり付いた血液を落とすと、美しい群青色に輝くという。
堅い甲殻さえも容易に突き通すその脅威は健在であり、
小型モンスターでは稀に見るほどの強固な甲殻を持つリノプロスすら一撃で仕留めてしまう。
その鋭さから武器の素材としての需要は高く、これを加工した刃は荒れ狂う砂嵐の如く獲物の命を奪うという。
- 通常種との最大の相違は、非常に強靭に発達した「胸膜」と呼ばれる部位を持つことであろう。
この胸膜は風牙竜がブレスを吐く際に行う呼吸運動を助ける働きを持っており、
自らが吐くブレスに通常種のそれとは比較にならないほどの強烈な気流を加えることが可能。
放たれた空気の弾丸は周囲の空気を巻き込みながら飛び、着弾地点に砂嵐を巻き起こす。
極めて強力な個体であれば、発射するブレスの威力を微調整することで
砂を巻き上げながら移動する小規模の竜巻ブレスを放つこともできる。
双方とも着弾時の竜巻はしばらくの間立ち上り続け、外敵や獲物の行動を制限し、その退路を塞ぐ。
さらにはこの竜巻に自ら飛び込み、翼で気流を捉えて加速、そのまま獲物に突撃するという離れ業を持つ。
この攻撃の後には地面に激突するような凄まじい勢いのまま着地する事となるが、
腹部の毛皮が緩衝器の役割を果たしており、風牙竜にはほとんどダメージが入らない。
- 目撃報告は少ないが、砂原の近辺で竜巻や砂嵐の発生率が急激に上昇した場合、
本種の出現が原因である可能性が考えられる。
戦闘能力や危険性の高さから、一定以上の実力を証明したハンターでなければ狩猟を認められていない。
概要
- MHP3にて登場した、氷牙竜ベリオロスの亜種。
生息地は通常種と異なり砂原であり、体色も砂色の混じった橙色をしている。
設定を見れば、なんとベリオロス亜種自ら獲物の返り血を体表に塗り込み、
その血が砂と共に沈着することで赤みがかかったオレンジ色の甲殻を形成しているらしい。
生息地や体色のせいで、通常種共々ますますドドブランゴを想起させるようになっている。
- 通常種同様に翼の棘をブレーキ代わりにして素早い攻撃を行うため、棘を壊せば通常種と同様に滑るようになる。
デルクスら魚竜種が泳げるほど柔らかい砂地なれど、
あれだけ巨大なスパイクを叩き込めば勢いを殺すなど造作もないのだろう。
- 通常種と違って属性ダメージのある攻撃は行わないが、ブレス攻撃は通常種よりも強烈になっており、
ガード性能+2を発動させたランス・ガンランスでも削られる。
雪だるま状態にこそならないものの、強靭な胸膜を使って放たれたブレスは
巨大な竜巻となってハンターをかち上げ状態で吹き飛ばし、更には一定時間その場に残り続ける。
残った竜巻に触れれば当然ダメージを受けるが、この竜巻の本当の恐ろしさはそんなものでは済まない。
ベリオロス亜種はこの竜巻に自ら身を任せて上空に舞い上がり
ハンター目掛けて「滑空→着地と同時に高威力の回転攻撃」という
離れ業を仕掛けてくるからである。
初見で唖然となったプレイヤーも多いのではないだろうか。- この大滑空攻撃は見た目こそ派手だが、竜巻に乗るモーションの最中にハンターから見て左に数歩進み、
突っ込んでくるタイミングに合わせて前転回避を行うことで回避性能なしで回避できる。
機動力最低と名高いヘビィボウガンを担いでいても、タイミングさえ掴めれば容易に回避可能。
また、竜巻が消える直前にベリオロスが風に乗ろうとすることがあり、
この際は当然舞い上がらずにその場に着地するだけである。
- ちなみに、この竜巻自体は発生後消滅するまでずっと残るが、当たり判定は一度しか存在しないため
一度ハンターが吹き飛ばされた竜巻は残っていてもなんの影響もない。
荒れ狂う竜巻の中を何事もなかったように素通りするハンターの様子は非常にシュールである。
- ただ、G級個体になるとタックル直後にサイドステップ、サイドステップから即突進などなど
隙が目に見えて減り、更に後述の移動竜巻まで習得し搦め手まで手に入れ、
なにより通常種を上回る攻撃力を誇るため、上位と一転してかなりの難敵へと変貌を遂げた。
- この大滑空攻撃は見た目こそ派手だが、竜巻に乗るモーションの最中にハンターから見て左に数歩進み、
- MH3GのG級個体はフィールドを動き回る竜巻を吐き出すようになる。
動く竜巻は通常のそれと比べ若干小規模だが、接触すればハンターを上空に吹き飛ばすためやはり侮れない。
更に大抵忘れた頃にやってくるため、基本的に戦闘中は常にこの竜巻に注意を払う必要がある。
また、基本的に竜巻は蛇行するかUターンしながら亜種の元へと戻るような軌道を描くが、
地味に不規則に動くので予測しづらい。
ダウンやスタンを取ってさぁ攻撃だ、という絶好のチャンスに絶妙なタイミングで横槍を入れてきたり、
本体の攻撃で吹き飛ばされた後に狙いすましたかのように起き攻めに迫ってきたりと
注意を怠れない状況になり、
ベリオロス亜種との戦闘では最も、それこそ前述の大滑空攻撃よりも断然警戒すべき攻撃と言える。- さらに、今作ではブレスをガードするとブレス本体と着弾時の竜巻の2回の判定があり、
スタミナをごっそり持って行かれる上に削りダメージが半端ではない。
特にガード主体のランスやガンランスで挑む際には、強走薬や体術を使うといいかもしれない。
- 一応、この動く竜巻は障害物に当たったりフィールド外に飛び出すと消えてしまう上、
竜巻とベリオロス亜種本体が離れると、竜巻がこちらに戻ってくる危険性も低くなる。
また、吐き出す際は通常の竜巻に比べて溜め動作が短い
…というより通常のブレスの溜めがとても長くなったので、判別自体は容易である。
加えて、「金剛体」を使えば竜巻に巻き込まれた際の吹っ飛びを軽減できるので、
このスキルを発動させて行くのもいいだろう。
- さらに、今作ではブレスをガードするとブレス本体と着弾時の竜巻の2回の判定があり、
- 「設置式の攻撃判定」といえばシャガルマガラが有名だが、
ベリオロス亜種の移動竜巻はその元祖と言える。- なお、MH3Gを最後にベリオロス亜種は登場していないが、
移動竜巻・巨大竜巻ブレスは風ブレスの創始者たるクシャルダオラに引き継がれた。
- なお、MH3Gを最後にベリオロス亜種は登場していないが、
派生作品
MHXR
- 通常種と共に登場。メインシリーズで砂原に登場するためか、土属性モンスターとして扱われる。
主に一部の島クエスト、襲来クエスト、炸裂個体強襲クエスト、
修練クエスト、極地強襲クエスト、及びその前段階である登竜門クエストに登場する。
襲来、炸裂、修練、極地強襲、登竜門でそれぞれ異なる装備が入手可能であり、
本作では5種類のベリオUシリーズが存在している。
しかし見た目は全て同じ。ひとつくらいZ装備の見た目にしてもよかったのでは……。
- 炸裂個体はベリオロス亜種の敏捷性と設置竜巻による妨害が爆発の時間制限とのシナジーを形成しており、
ステップやら竜巻やらで思うように高熱化部位を攻撃することが難しい難敵に仕上がっている。
報酬からは「ベリオU・炸」シリーズが入手可能。
武器は同ランク同属性のシャガルマガラが14武器種を揃えていたためか無し。
- 修練クエストの個体は炸裂個体のようないやらしい性質はないが、
ステータスがより上がり、修練クエスト共通のソロ限定かつ使用可能武器の著しい制限があるため中々の強敵。
前座のアグナコトル亜種もこちらに劣らない戦闘能力を持っており、クリアは一筋縄では行かなくなっている。
報酬からは「ベリオU・修」シリーズが入手可能。こちらも武器は無し。
- 極地強襲クエストは修練以上にステータスが上昇しているが、
あちらと違ってマルチプレイが可能で武器制限もないので狩りやすくなっている。
しかし極地クエスト特有の時間経過によるダメージには注意。
報酬からは「ベリオUα」シリーズが入手可能。
久々に武器も排出されるようになったが、たったの3種類しかない。
MHST
- 通常種と共に参戦。クバ砂漠に生息している。
登場時期はかなり遅く、上位モンスターに挑めるようになる直前あたり。
特定のサブクエストをクリアすることで、クバ砂漠東部の石柱地帯に低確率で現れるようになる。- これまでは上位以上の個体しかいなかったベリオロス亜種だったが、
MHSTでは下位個体も登場するため、ここにきて初めて下位素材が実装された。
- これまでは上位以上の個体しかいなかったベリオロス亜種だったが、
- 適正レベルなら脅威的な威力を持つ攻撃は無いと言ってもよいが、
継続ダメージを与える「トラップサイクロン」は防ぐ手立てがない上に
デザートファングの威力も上昇してしまうため注意が必要。
また、通常種と同じでたまにこちらの攻撃を受けた際にカウンターで「回避の構え」を取ることがある。
行動パターンもほぼ通常種と同様、HPに余裕がある間はスピード重視、
少なくなるとパワー重視という戦法を取ってくるため、三すくみ負けしないように。
- 帰巣の条件が通常種と異なるという、本作に登場する亜種モンスターとしては珍しい特徴を持つ。
火属性攻撃で討伐すると帰巣しやすかった通常種に対し、こちらは氷属性での討伐で帰巣率が上がる。
- ちなみにベリオロス亜種が持つ赤色の甲殻は、上記の通り獲物の血を塗り込んだことに由来するものだが、
本作ではタマゴから孵った時点で顔あたりが若干赤らんでいる。
スピリッツの幼体は完全な黄土色の甲殻だったのだが…
オトモン
- 通常種と比較すると、耐久が高くやや攻撃力が低い。
本作の亜種モンスターは通常種よりも攻撃力が高く耐久が低い能力配分がほとんどなのだが、
ベリオロス種は珍しく逆の配分になっている。
- スキルとしては、敵として登場する時と同じく「トラップサイクロン」を覚える。
更に「デザートファング」はトラップサイクロンによる竜巻の発生中に攻撃力が上がるという性能で、
パッシブスキル「竜巻回避性能」は竜巻の発生中に回避率が上がるという効果。
トラップサイクロンを起点とし、そこから攻め立てていく戦法を得意としている。- トラップサイクロンは固有の絆遺伝子技のため、もちろん他のオトモンへ伝承可能。
1ターン当たりのダメージが敵全体へ50というのはなかなか大きく、馬鹿にできない。
通信対戦で人気の「根性」潰しにも便利。毒などと違って無効化される心配もない。
どうせ伝承させるのであれば、竜巻回避遺伝子を持っているオトモンへ与えるのが良いだろう。
- ちなみに、ベリオロス亜種自身は最初から竜巻回避遺伝子を持っている場合が多いが、
レベルを上げれば自力で竜巻回避性能を会得できる。
そのため、低レベルでの運用にこだわらないのであれば他の絆遺伝子で上書きしてしまっても構わない。 - 竜巻回避性能だけでなく、野生個体が使ってきた「回避の構え」もレベルアップで覚える。
これらに加えて回避性能【大】や回避本能のスキルまで覚えさせることで、
本作最強の回避オトモンに育てることが可能である。
その圧倒的な回避率を最大限に生かすのであれば、真っ向勝負を極力避けられる運用が求められる。
各種ブレス系など、ノータイプの攻撃特技をメインに覚えさせると良いだろう。
- トラップサイクロンは固有の絆遺伝子技のため、もちろん他のオトモンへ伝承可能。
- ライドアクションは通常種と同じく「飛行」と「岩砕き」、
絆技も「グラウンドサイクロン」。- なお、通常種のグラウンドサイクロンは「寒暖差で気流を巻き起こす」との説明があるが、
亜種のものはただ単純に砂嵐を起こすものであるようだ。
- エフェクトに関してはデフォルトだと、ブレスで岩石を隆起させて最後に砂嵐を発生させるという内容だが、
やはり例によって与えた属性によってエフェクトは変わる。
もちろん氷属性を与えると、通常種のものと全く同じ内容になる。
- なお、通常種のグラウンドサイクロンは「寒暖差で気流を巻き起こす」との説明があるが、
MHST2
- 今作でも続投。
初登場は終盤のハコロ島とやはり遅い。
- 通常はスピードタイプ、怒るとテクニックタイプの攻撃を行う。
ただし傾向は決まっているものの、ノータイプの行動が多いため真っ向勝負になりにくい。
通常と怒りで共通して「キープサイクロン」と「デザートストライク」、
怒り限定で一回だけ攻撃を確定回避する「見切り」を使用する。
特に危険なのが全体攻撃の「キープサイクロン」、およびそこからの「デザートストライク」。
キープサイクロンは竜巻を発生させて継続ダメージを与えてくる。
デザートストライクは目潰しを付与してくる上に、竜巻が発生していると被ダメージが増える。
前作と同様に竜巻は無効化できないため、技そのものを回避するしかない。
キープサイクロンを使用すると飛行状態に移るため、閃光玉でダウンを奪うことができるが、
この技は閃光玉が効かなくなる怒り状態でも使ってくるので、必ず止められるわけではない。
2回行動などは行わないが、対処しづらい行動が多いためになかなか厄介である。
オトモン
- 無属性のスピードタイプ。
ステータスは通常種の無属性版といった感じ。
体力と会心率、そして攻撃力が少し強化されている。
- アクティブスキルは「トラップサイクロン」、「サイクロンチェイサー」、「見切り」。
名前は変わっているものの、基本的には野生の個体と同様の構成である。- トラップサイクロンはテクニックタイプの全体攻撃で、竜巻を発生させる。
前作と違いすくみがある関係で真っ向勝負に持ち込まれ邪魔される場合があるので気をつけたい。
クシャルダオラが同じ遺伝子を持っている。 - サイクロンチェイサーはスピードタイプの単体攻撃。
竜巻発生中の相手に与えるダメージが上昇する。要は前作のデザートファングが名前を変えたもの。 - 見切りはリオレウスが持っているものと同様の、モンスター版「絶対回避」。
遺伝子を最大まで強化すると、1ターンのみだが相手の攻撃を3回も回避できるようになる。
前作とだいぶ性質は異なるが、やはり今回も回避オトモンとして活躍させたい。
- トラップサイクロンはテクニックタイプの全体攻撃で、竜巻を発生させる。
- 一応傾向としては早熟なのだが、いかんせん野生の個体がいるのが終盤のハコロ島なので、
ストーリーにて使用するには、共闘クエストなどでかなり寄り道しなければならない。
- ライドアクションと絆技は変わらず飛行と岩砕き、グラウンドサイクロンとなっている。
MHSP
- 通常種の出演(第02弾)から一度休みを挟んだ後、狩魂01弾にて亜種が参戦した。
亜種は「連続攻撃」なる新システムを搭載しており、
これは稀に1ターンに2回攻撃を行い、被弾すると「気絶寸前」という状態異常にかかってしまう、というもの。
この状態で次のターンの攻撃に被弾すると確定で気絶してしまう。もちろん、そのまま追撃コース。
「無属性トモは不遇」という本作での傾向に対する解決策の一つだろうか。
が、そのせいでナルガクルガの完全劣化になってしまった。
しかも、出るのはナルガの後である。おまけにナルガには更に強力な歴戦個体まで存在する。
- MHSPでは各モンスターの幼体の姿を見ることができ、ベリオロス亜種もまた非常に愛らしい。
体色は完全な黄土色であり、赤色は混ざっていない。
これが後に獲物の血で自身を塗ったくるモンスター中のモンスターに変貌してしまうとは…
余談
- ベリオロス亜種の武器は一発生産するもののほか、通常種武器の強化途中から派生する場合もある。
通常種武器と比較して、無属性となり会心率も少し落ちついてしまうが、
斬れ味と攻撃力が非常に優れた武器となる。
- ベリオロスと言えば、武具への要求数が多い割に入手性の悪い「氷牙竜の棘」が有名。
しかし亜種は棘が素材として扱われておらず、
「風牙竜の棘」といった素材が入手できることも、通常種のものと区別されずに扱われるということもない。
「ベリオロス亜種武器に棘が要求されなくてよかった」と胸をなで下ろすプレイヤーがいる一方、
「亜種からも氷牙竜の棘が入手できれば楽だったのに」と歯噛みするプレイヤーもいる。- なお、通常種がMHXXで復活を果たした際、その棘が鱗の一部である事が明かされている。
亜種の棘も同様に鱗の一部だとすると、通常種のそれとは性質が異なるので、
素材として使えないのも頷けるかもしれない。
- なお、通常種がMHXXで復活を果たした際、その棘が鱗の一部である事が明かされている。
- 通常種はMHFへ遷悠種として登場したが、亜種は未登場。
公式Twitterで行われた「遷悠種として導入を期待するモンスター」のアンケートに
ベリオロス亜種が含まれており、登場させる予定はあったのかもしれないが、
残念ながら、MHFのサービス終了に伴い登場の可能性はなくなってしまった。- ちなみにアンケートの投票結果としては、残念ながらベリオロス亜種は最下位。
とはいえ他の面々を見てみると、人気の高いジンオウガ亜種に、
ネタ枠としてあのドスギアノスやクイーンランゴスタが入っていたため、
彼(彼女)らのインパクトに押されてしまった感は否めない。
- ちなみにアンケートの投票結果としては、残念ながらベリオロス亜種は最下位。
- 新大陸が舞台となるMHWorld、その拡張コンテンツであるMHW:Iにて通常種が復活。
新大陸には砂漠地帯である大蟻塚の荒れ地が登場している為、本種も復活の噂が流れたが、
結果として本種の復活は叶わなかった。
その代わり特殊個体である氷刃佩くベリオロスが新たに登場している。
- MHRiseではベリオロスが続投、さらにホームの砂原も復活したが、またしても未登場。
というのも亜種が三たび総リストラされたので仕方がないところはある。
大型DLCのMHR:Sでは亜種モンスターの再登場が判明しており、
上述の通り砂原もあるので本種の復活の期待は一時期かなり高まってきていたが、
アップデート含めて亜種の追加は終わってしまい残念ながら不参戦となった。
- 上の事情が重なってMHP3・MH3Gの砂原でしか狩れない為に、
ベリオロス自体は人気モンスターなのだが亜種はマイナーモンスターと呼ばれる事も多々ある。
ただ、他の不参加組と違ってMHSTシリーズで皆勤なのが救いだろう。
ストーリーにこそ絡まないものの、1のトラップサイクロン、2のサイクロンチェイサーなど
風のモンスターならではの風変わりな技を持っていて人によってはむしろ印象に残っているかもしれない。
素材
- 風牙竜の堅殻
- ベリオロス亜種の体表を覆う赤銅色の甲殻。荒れ狂う砂塵の中でも傷一つ付かないほどに堅牢。
赤色はベリオロス亜種の「獲物の返り血を甲殻に塗り込む」という習性により得たものであり、
そこに砂塵が付着、固まる事でより高い強度を得る。
堅殻以上に強度を増したものは「重殻」と呼ばれる。
見た目に反するその軽さは、まさに驚嘆の一言しか思いつかない。
MHSTでは下位素材の「甲殻」が登場している。
MHXRに登場する炸裂個体の物は「風牙竜の炸甲殻」と呼ばれ、
修練クエストに登場する個体からは「修甲殻」が入手できる。
- 風牙竜の上毛皮
- ベリオロス亜種の、さらっとした手触りの赤銅色の毛皮。
衝撃吸収率が非常に高く、防具素材して最適。
衣類の素材としても人気があり、赤銅色で好みが分かれる事もある。
より分厚く発達したものは「厚毛皮」と呼ばれる。
MHSTでは下位素材の「毛皮」が登場している。
- 風牙竜の鋭爪
- 砂地の上でも踏みこたえる事のできる、ベリオロス亜種の鋭利な爪。
その一撃は、凄まじい力を誇る。
より鋭さと硬度を増したものは「剛爪」と呼ばれる。
MHXRでは「風牙竜の爪」が登場する。炸裂個体の物は「炸爪」と呼ばれ、
修練クエストに登場する個体からは「修爪」が入手できる。
- 風牙竜の尻尾
- ベリオロス亜種の尻尾。美しい赤銅色の甲殻に覆われた尻尾は、希少価値が高い。
特に強靭な個体からは「靭尾」と呼ばれるものが得られ、こちらは更に希少価値が高い。
- 群青色の鋭牙
- ベリオロス亜種の牙は通常種のそれ以上に鋭く大きく発達しているが、
入手した時点では獲物の血や砂塵によって色がくすんでいる事が多い。
しかし磨き上げれば美しい群青色が表れる。
より鋭く発達したものは「重牙」と呼ばれる。
通常種の「琥珀色の鋭牙」や「琥珀色の重牙」以上の高額で取引されており、武具の素材としても非常に優秀。
MHSTでは下位素材の「牙」が登場。磨けば群青色になるのは変わらない。
- 強靭な胸膜
- ベリオロス亜種の胸膜。
吸い込んだ息をこの胸膜で圧縮する事で竜巻のブレスとして吐く。
非常に薄いもののとても丈夫で、基本的に破れる事は無い
…との事だが、落し物で拾える事がある。だがブレスを吐く事には何の支障も無い。
用途が限られるためか、取引価格はそれほど高くはない。
特に強力な個体から得られるものは「強靱な大胸膜」と呼ばれ、
大自然並の強力な竜巻を引き起こす潜在能力を秘めている。- 余談だが、ゲーム中のアイコンはハチミツと同じである。
- 風牙竜の骨
- ベリオロス亜種の骨。
MHXRで追加された固有素材。炸裂個体の物は「炸骨」と呼ばれる。
修練クエストに登場する個体からは「修骨」が入手できる。
- 風牙竜の炸土崩玉
- 炸裂個体のベリオロス亜種が持つ玉石。
MHXRで追加された固有素材。修練クエストに登場する個体からは「修土崩玉」が入手できる。
関連項目
モンスター/ベリオロス
モンスター/氷刃佩くベリオロス
防具/ベリオシリーズ - ベリオロス亜種素材の防具についての記載あり
武器/ベリオ武器 - ベリオロス亜種素材を用いた各武器へのリンクあり
クエスト/塵雪の乱気流
モンスター/ドドブランゴ亜種 - 通常種は寒冷地に、亜種は砂漠に生息するという点が本種と共通している。
モンスター/ザボアザギル亜種 - 同上。こちらの場合、通常種は氷海、亜種はデデ砂漠(旧砂漠)に生息。