目次
概要
- 大型モンスターに共通して見られる攻撃「ブレス」の中で、属性効果を持たないものの総称。
ブレス、つまり息なだけあって、その多くはRPGでいう「風属性」のような印象を受けるものが多いが、
決して個性が無いということはなく、むしろそれぞれが他にはない独特な特徴を持っている傾向がある。
絶大な肺活量を生かしたもの、磁力を帯びたもの、ウイルスに近い物質を纏ったもの、
正体不明のエネルギーを解放したものなど、一口に「無属性」といってもその性質は多種多様である。- 基本的には突風や体液を吐き出すものが多く該当するが、
中には「エネルギーを持っていながら、モンハンでの5つの属性に当てはめることができないもの」
もこれに含まれる。
- 基本的には突風や体液を吐き出すものが多く該当するが、
- 単純な威力は属性効果を有するブレスにも引けを取らず、
「属性が無い」という特性上、防具の属性耐性が意味を成さない。
一定以上の防御力の無い装備では、喰らった瞬間ベースキャンプまで吹き飛ばされることにもなりかねない。
各モンスターの無属性ブレス
クシャルダオラ
- 大きく分けて二種類の型が存在し、状況によってそれを使い分け、
尚且つ地形条件によって異なる特性を得るという複雑な能力を持つ。
無属性のブレス、形式の異なるブレスを使い分ける、
そしてフィールドの状況によって攻撃の特性が大きく変化するという能力を持ったモンスターはクシャルダオラが初であった。
- 一つ目は吸い込んだ息を圧縮し、空気の弾丸として吐き出すタイプのブレス。
地上ではこのブレスを中心に立ち回る。
属性は無くてもその威力は正に古龍種の一撃であり、防具によってはそれだけで致命傷になり得る。
また、その周囲に強い風圧を伴うため、掠めるように避けると風圧によって動きを制限されてしまい、
直撃を受けると空高く吹き飛ばされてしまう。
また、ハンターを貫通するように飛んで行くため、仲間が盾になってくれてもあまり意味が無い。
滞空時でも問題なく使うことが出来、単発の威力は落ちるものの連射することも可能である。
因みに予備動作は大きめなので分かりやすいが、息を吸い込むのはほんの一瞬である。
しかしその威力は他のモンスターと同等かそれ以上という点は流石は古龍種といったところか。- 特異個体のブレスは着弾時に大タル爆弾G~G2レベルの範囲を吹き飛ばす
ドーム状の爆風を発生させるため、攻撃範囲がかなり広めになっている。
また、滞空時に閃光玉を命中させた場合、
クシャルダオラは墜落せずに耐え凌ぐだけでなく、
高位上空へ上昇し、(視覚を封じられているためか)
地上へ向けてやたらめったらにブレスを乱射する危険な技を繰り出す
(ちなみに地上で閃光玉を当てるとこの技か、一瞬ひるんだ後にバックジャンプで離脱し、
すぐさま凍結暴風滑空による反撃を繰り出す)。 - 激個体のブレスも、特異個体とは性質が異なるが着弾時に衝撃波を放つ。
- 特異個体のブレスは着弾時に大タル爆弾G~G2レベルの範囲を吹き飛ばす
- もう一つは滞空時にのみ使用する、断続的に息を吐き続ける放射型のブレス。
空中から放たれる上に予備動作がさらに小さくて読みづらい。
正面に立っていると発射の瞬間に対応しきれずに巻き込まれてしまう危険性も高い。
威力も単発のブレスとさほど変わらないため、滞空中には警戒を怠らないようにしたい。
なお、首を振りながら前進しつつ放つタイプと、周囲360度に向けて回転しながら放つタイプがある。
激個体の場合、この放射ブレスが爆風と化して周囲広範囲を吹き飛ばしていくため、
それを"吐き続ける"という攻撃判定の長さも相まって
クシャルダオラの正面では見てから回避不可能でしたというイジメレベルの技である。
- MHP2G以前の作品において、通常のフィールドでは無属性だがフィールドが雪原の場合に限り、
その氷雪を巻き上げることで氷属性を得る。
また、特異個体では無条件に全てのブレスが氷属性になっており、
MH4以降の個体も一部のブレスに氷属性が付与されている。
- 錆びたクシャルダオラ特異個体は通常の特異個体のブレスに加え、「溜めブレス」という技を繰り出す。
ふわりと後方に浮かびながら大きく息を吸い、
ハンターを中心に円を描いて動いた後、着地すると同時に単発の高威力ブレスを放つ。
この技の特徴はブレスを放った後に、周囲数か所&全ハンターの足元へ竜巻を発生させるという点であり、
当たると上空へ吹き飛ばされるため、傍で空気が渦巻きだしたらすぐに回避をするようにしよう。
- MHFのG級クシャルダオラは、着弾と同時に2つの超巨大竜巻を生成するブレスを使用する。
真根性こそ有効であるものの絶大な威力を誇るため、被弾すればまず瀕死になる。
ラージャン
- ラージャンの使用する2種類のブレスのうち、「気光ブレス」と呼ばれるものは無属性である。
詳細はリンク先を参照。
ドドブランゴ亜種
- 詳細はこちらを参照。
ベリオロス亜種
- 大きく息を吸い込んで吐き出すという点は他のモンスターと変わらない。
しかし、驚くべきはそのブレスが着弾した後である。
なんとその瞬間に竜巻と化し、しばらくの間その場に残存する。
竜巻は立ち昇っている間は常に攻撃判定が存在しており、
接近すると巻き込まれてダメージを受け、空高く巻き上げられてしまう。- 攻撃判定は一度だけという良心設計なので、竜巻に巻き込まれた後、
もしくはガードした後ならそのまま素通りできたりする。
巨大な竜巻の中を平然と走り回るハンターの姿はもはやシュールギャグ。
- 攻撃判定は一度だけという良心設計なので、竜巻に巻き込まれた後、
- 「ブレスで竜巻を作り出す」という能力は当時は古龍種でも前例がなく、この攻撃には誰もが驚いたが、
この竜巻を起点とし、ベリオロス亜種は初見のハンターでは想像もつかないとんでもない動きを見せる。
なんと自らこの竜巻に飛び込み、翼で風を捕えて加速し、
その勢いのままにこちらへ向かって突撃してくるのである。
あまりにダイナミック且つ衝撃的なこの動きに多くのハンターは度肝を抜かれた。
しかしこの攻撃、突撃してくるベリオロス亜種の下に潜り込むように回避すれば、
意外なほど簡単に避けることが出来る。
また、翼の棘を破壊していれば着地時にスリップし、落とし物を落とすこともある。- 竜巻が消えるタイミングでこの攻撃を繰り出そうとした場合、気流に乗れずにその場に着地する。
そしてそのまま威嚇に移る。
その感情は嘆きか、負け惜しみか…
どことなく虚しさを覚える光景である。
- 竜巻が消えるタイミングでこの攻撃を繰り出そうとした場合、気流に乗れずにその場に着地する。
- MH3Gでは発射までの溜めの時間が長くなった。
しかし、G級クエストでは短い溜めの後に周囲を駆け抜ける竜巻ブレスを放つ新技を習得した。
規模は小さくなっているものの、このブレスは大きく曲がりながら移動し、
場合によってはベリオロス亜種の側へ戻っていくような軌道を取ることもあるため油断できない。
この小竜巻は壁に接触すると消失するため、壁を背にすれば安心…
と思いきや相手は起き攻めの危険性が高いベリオロス亜種。
不意打ち以外で一回も被弾しない自信がある場合を除きつかず離れずの位置をキープするべきだろう
(ベリオロス亜種自身もかなり動き回るが)。
- MHSTでは「トラップサイクロン」という名称で登場。野生の個体、オトモンのどちらも使用できる。
1ターンごとに相手に50ずつダメージを与えていくほか、
竜巻が発生している間はスピード系特技の「デザートファング」の威力がアップする。
また、スキル「竜巻回避性能」を保有していると、竜巻発生中に回避率が大幅にアップする。
常に竜巻を発生させながら、相手の攻撃を回避しつつ、隙あらばデザートファングを叩き込むのが
ベリオロス亜種の基本戦術となる。- なお、このトラップサイクロンは伝承させることで他のオトモンも使用することが可能になる。
また、ストーリークリア後に戦闘できるとあるモンスターもトラップサイクロンを使用してくる。
- なお、このトラップサイクロンは伝承させることで他のオトモンも使用することが可能になる。
ジエン・モーラン
- 詳細はこちらを参照。
ガララアジャラ
- ティガレックスやアカムトルムの「音圧」に酷似したブレスを持つ。
咆哮による攻撃を得意とするガララアジャラの真骨頂とも言える攻撃。しかし、意外にもバインド効果は無い。
身をたわめて溜めモーションに入った後、大音響と共にブレスを放つ。
威力もさることながら、横にかなり広い範囲をカバーしているので、
半端にガララの正面から離れただけだと直撃する可能性がある。
ただ、「音」なので範囲がわかりにくいが、正面への有効範囲は意外と狭い。
鳴甲が設置されているのならば当然炸裂するのでそちらの位置も把握しておきたい。- なお、背中の部位破壊を行った後は、反動が抑えられないのか使用後に短時間ダウンしてしまう。
- MHXではエフェクトが一新され、攻撃範囲が視認しやすくなった。
ゴア・マガラ、シャガルマガラ
- 双方ともに狂竜ウイルスを大量に纏った禍々しいエフェクトのブレスを吐く。
これらは鱗粉であるため無属性(正確に言うなら狂竜属性)。
詳しくはこちら。
ダラ・アマデュラ(亜種)
- G級では上記の閃光爆発ブレスのチャージを行わず、即座に発射してくるブレスも使用してくる。
当然ながらチャージを行った場合より予備動作は短いが、代わりに着弾時の爆発が1回だけに減っているという、
言うなれば(サイズ以外は)ごく一般的なブレスとなっている。
ゴグマジオス
- ゴグマジオスは体内の「超重質龍骨油」と呼ばれる重油をブレス攻撃に転用してくる。
- 1つ目は6足歩行時に繰り出す「重龍油ブレス」というもので、重油を濁流のように吐き出す攻撃となっている。
直線状に攻撃判定が持続する所謂ビーム系のブレスであり、
ダラ・アマデュラのそれに次ぐ程の超極太である上に、エリアの端から端まで届く程の長射程を誇る。
このブレスは短い溜めの後に直線状に放つ場合と、長い溜めの後になぎ払いながら放つ2パターンがある。
直線時は地上のみならず高台の上にいるハンターも狙い撃ってくることがあるので、
その長射程と地形貫通の特性ゆえにどこにいても警戒を怠ることはできない。
なぎ払い時は地上にいるハンターしか狙ってこないが、非常に攻撃範囲が広いだけでなく、
終わり際で首を振り上げるため、高台にいても運が悪いとブレスに当たってしまうことがある。
- 2つ目は「爆熱重龍油ブレス」という必殺技。
ゴグマジオスの代名詞的な攻撃であり、公式のCGイラストでもこれを発射する様子が描かれている。
自身の体内で重油を熱してから吐き出しているらしく、ブレス本体の外見は熱線に近い。
しかし他の熱線とは違い、このブレスは着弾点でドロリと広がって重油溜まりを形成し、
やがて膨れ上がったかと思うと凄まじい規模の大爆発を起こす。
この時の判定は無属性のブレス本体、触れたハンターを重油拘束状態にする重油溜まり、
火属性の大ダメージを与える爆発の3種類となっている。
無論、重油溜まり以外の2種類に巻き込まれると即死級の超大ダメージを食らう。
こちらもいくつかの攻撃パターンが存在する。
- 直立時にハンターを狙って発射する場合、重油の爆発時に強烈な熱波のエフェクトが同時に発生し、
他の場合よりも攻撃範囲がかなり広がっている。
具体的にはハンターのすぐそばにブレスが着弾した場合、納刀ダッシュで全力で逃げても
(爆発までは猶予があるのにもかかわらず)攻撃範囲から逃れられないことさえある程。
さらに驚異的なのが、爆発そのものが終了しても熱波が漂っている間は暫く攻撃判定が持続していることで、
緊急回避でも相当にタイミングを計らない限りは無敵時間が切れたと同時に被弾する。
爆熱重龍油ブレスの中では最も使用頻度が高いため、この独特な攻撃範囲と判定時間については
しっかりと頭に叩き込んでおきたいところ。
なお6足歩行時に突如立ち上がってこのブレスを放つ場合もあるが、終了後は直立状態が持続する。
- 同じく直立時には、ゴグマジオスが左右どちらかに頭をもたげて地上にブレスを発射し、
重油を爆発させるとすぐに逆方向へブレスを振り抜いて軌道上の4か所に比較的小さな重油溜まりを作り、
連続してやや小さな爆発を巻き起こすパターンもある。
こちらは最初の大爆発、続く4連続の小爆発ともに熱波のエフェクトがなく、
概ね見た目通りの素直な判定となっている。
とは言え後半の爆発でさえ、あくまで通常と比較した場合に小さいというだけであって
単体で見た場合はとても小規模だなどと言えない程の広範囲に渡る爆発であり、
総合的な攻撃範囲は非常に広いため油断は禁物である。
- さらにゴグマジオスの体力が減って飛行を行うようになると、このブレスを滞空時にも使用してくる。
大型モンスターならばいざ知らず、50m級の超大物が滞空ブレスをかますなど前代未聞である。
地上のハンターに狙いを定めて放つ場合、その性質は直立時とほぼ同様。
すなわち爆発には異様な判定を持つ熱波が付随するので要注意。
- そして非常に厄介なのが、滞空しながら身体を揺すってあちこちに重油を撒き散らした後、
地上にブレスを放ち、さらに激しく旋回して縦横無尽に熱線を振り回す大技。
身体から撒き散らされた重油とブレスの軌道上に出来た重油溜まりが次々と膨れ上がり、
地上にて大小様々な爆発が無数に巻き起こされる様はさながら絨毯爆撃の如しである。- 幸いにもこちらの爆発には例の熱波は発生しないため単体の攻撃範囲はまだマシだが、
爆発の起こらない確実な安全地帯など存在しない。
その上ブレスの軌道も予測が難しく、それ自体に当たる可能性も他のパターンより遥かに大きい。
空中にいるゴグマジオスにはハンターはバリスタでも使わない限り手が出せず、
かと言って無差別爆撃の中で悠長にバリスタを構えているというのは危険極まりないため、
いっそのこと別エリアに退避してしまうのも手の一つである。
なおゴグマジオスは覚醒時に飛翔してこの攻撃を行うのが確定行動になっている
(イベントクエストの最初から覚醒状態の個体はその限りではない)。
- 幸いにもこちらの爆発には例の熱波は発生しないため単体の攻撃範囲はまだマシだが、
- いずれのパターンでも重油溜まりに触れて重油拘束状態になった場合、
最速で拘束を振りほどこうとも続く爆発を避けることはまず不可能となる。
しかもこの状態では火属性のダメージが増加するため、大抵の場合は爆発で即死してしまう。
不安なら粘着無効を発動させておこう。- なお爆熱重龍油ブレス本体が見た目に反して無属性であることは先述の通りだが、
さらにダメージも通常の重龍油ブレスと変わりがない。
どうやらブレス自体に備わった高熱はハンターに対する殺傷力には寄与してくれなかったようだ。
もっとも、その後の大爆発こそが脅威なので高熱が無意味な要素などということは全くないのだが。
- なお爆熱重龍油ブレス本体が見た目に反して無属性であることは先述の通りだが、
パオウルムー
- たっぷりと空気を吸い込んで滞空状態に移行すると、圧縮空気をブレスとして放つようになる。
ブレス本体に当たると危険なのは当然だが、着弾地点には風圧が発生し、
これに拘束されて思うように身動きが取れない事態も頻発する。
- レイギエナやオドガロンとの縄張り争いでも、この圧縮空気ブレスを使用する。
しかし機動力に優れる2種には通用せず、あっさりと避けられて反撃を喰らってしまう。
イズチ、オサイズチ
- 子分・親分ともに「砂利ブレス」という無属性ブレスを持つ。
意外なことだが、小型モンスターで無属性ブレスを使うのはイズチが初の事例である。
- 砂利の名の通り、口から水飛沫の混じった石片のようなものを吐き出して攻撃する。
威力はかなり低く、当たっても尻もちをつくだけでさしたる脅威ではないが、
オサイズチの隣に精鋭イズチがスタンバイしている場合、
ボスと一緒にブレスを吐いて実質3wayブレスと化す連携技となる。
また、高台に陣取っているハンターにはこのブレスで応戦しようとする。
- 吐いてくる石片の正体だが、これは消化を助けるために飲み込んだ胃石とのこと。
ということは一緒にぶちまけられている水飛沫は胃液ということになるが、
喰らっても腐食やられになったりはしない。
また、そのエフェクトから当初は水属性ブレスではないかとも言われていた。
イブシマキヒコ
- 口から青に輝くビーム状の暴風を放ち、それを薙ぎ払って地上を一掃する。
薙ぎ払われる範囲は180°近くと非常に広く、威力も大技たる浮遊岩飛ばしに次いで高い。
百竜夜行の場合、軌道上の設備や関門に一気にダメージが入ってしまうため連発されると厄介。
- 岩飛ばしと異なり阻止手段はないが、簡単な回避手段が用意されており、
ビームの直前に地上から発生する上昇気流に乗れば、飛び上がってやり過ごすことができる。
もちろん疾翔けでも避けられるし、一部の武器種なら鉄蟲糸技で飛び越すことも可能。
また、イブシマキヒコの頭の後ろ側も安地になっており、
潜り込むことに成功すれば攻撃チャンスになりうる。
- この他にもイブシマキヒコは赤黒い球状のブレスを吐くことがあるが、
こちらは見た目通り龍属性のブレスである。
各モンスターの無属性ブレス(MHF)
パリアプリア
- 剛種パリアプリアやG級パリアプリア、特異個体などは横に範囲が広い水ブレスを吐く場合もあるが、
無属性となるブレスも吐く場合がある。
それが「嘔吐ブレス」であり、パリアプリアを呑竜というモンスターたらしめている特徴。
- パリアプリアは唾液の色に対応した生肉や罠肉を食べ続けると一時的に満腹となり、
動きが鈍重になって大きな隙を晒すが、このときに攻撃して怯ませるとキレる。
怒り状態となった直後、体内の異物とともに胃液ごと戻した肉をハンターに向けて浴びせかける。
ババコンガのフン投げに匹敵するかそれも上回りかねないとんでもない攻撃方法の通り、
ダメージとともに悪臭状態へ陥り、さらに泥酔も併発するなど非常に危険なブレスである。- ちなみに、ブレスで吐き出された汚物は地面に採取ポイントとして残る。
パリアプリアを狩猟する本当の目的はここであり、
ただ倒すだけでは決して手に入らず、嘔吐させる以外に入手できないレア素材も多い。
- ちなみに、ブレスで吐き出された汚物は地面に採取ポイントとして残る。
- パリアプリア特異個体は前述の嘔吐ブレスのほか、
ハンターを丸ごと飲み込まんと凄まじい吸息で引き寄せ、
至近距離で嘔吐ブレスを直撃させる攻撃を繰り出す。
食らえば悪臭状態に陥るので吸い込み切ってからブレスを吐くまでの一瞬の間に
何としてでもパリアプリアの眼前から脱出したいところ。
- 覇種パリアプリアは「覇食」という大技の全方位吸引嘔吐ブレスを放つ。
特異個体の吸引嘔吐ブレスの超絶強化版で、
エリア全域のハンターを一瞬のうちに足元まで引き寄せ、
飛翔しながら周囲超広範囲を飲み込む膨大な胃酸の塊を吐く。
覇種モンスターとだけあって威力はもちろんお察しだが、お約束の悪臭状態も非常に厄介。
アマツマガツチやルコディオラなど比較にもならない吸引力ゆえ、
攻撃範囲から逃げることは不可能なので、緊急回避か回避性能つきの回避行動が推奨。
このほかにも、四肢を踏ん張り、左から右へ前方超広範囲を薙ぎ払う胃酸ブレス攻撃も行う。- 特異個体の吸引嘔吐ブレスにも言えることであるが、
わざわざ吸い込んでから吐くのは「獲物を吸い込み切れなかったから追撃を行う」という意図がある。
- 特異個体の吸引嘔吐ブレスにも言えることであるが、
- 一般的に言うブレスではないが、広義のブレス攻撃として、
口に掻き込んだ石を礫状に咀嚼し、ハンターへ浴びせるという攻撃も行う
(攻略本などでも「石つぶてブレス」と呼ばれているので公式的にもブレスの一種)。
通常のパリアプリアや上位までの特異個体は上空に打ち上げて雨の如く周囲に降り注がせ、
剛種の特異個体や覇種以上になると前方へ扇状の範囲で吐きつけるパターンもある。
連続ヒットなので無効化スキルがないとほぼ確定で気絶してしまう。- 覇種のものは打ち上げるパターンの石つぶてブレスと同時に、
「跳弾液」という特殊な体液を纏うのが最大の特徴。
詳細はこちらを参照してほしいが、この跳弾液は非常に危険で、
覇種パリアプリアの全ての物理攻撃が毒、麻痺、睡眠の各種状態異常属性へと変化し、
時には自身の攻撃力を1.5倍まで引き上げることもある凄まじい能力を持つ。
- 覇種のものは打ち上げるパターンの石つぶてブレスと同時に、
オルガロン
- 雌雄揃って、強靭な肺活量をもって一気に吸い込んだ空気を圧縮し、弾丸として吐き出す。
見た目やモーションはクシャルダオラによく似ている(基本的な骨格が同じであるため)。
- 威力が高く、特に攻撃力に長けるカム・オルガロンのブレスは生半可な防御力では一撃耐えることさえ難しい。
沼地の泥や水溜りを巻き上げて水属性になったりはしない。
なお、ハンターに当たっても貫通せずにそのまま弾けて消滅する。
弾けた際に周囲に風圧が発生するが、特異個体は龍風圧になっているため無効化スキルがないと危険。
- 剛種の場合、オルガロンは番で攻めてくる。
片方に集中していると、このブレスをはじめとする援護射撃が画面外から飛んでくることもある。
ただし、その威力は「援護・牽制」ではなく、完全に「本命・必殺」のレベルである。
- カム・オルガロン特異個体はこの圧縮ブレスを3連射してくる。
また、ノノ・オルガロン特異個体はブレス⇒軸合わせステップ⇒ブレス⇒…というコンボを繰り出すほか、
剛種では伴侶であるカム・オルガロンが狩猟された後に移行する激昂状態にて、
大量の空気を一気に吸い込み、前方超広範囲を吹き飛ばす特大溜めブレスを放つようになる。
ラヴィエンテ
- ラヴィエンテでブレス攻撃と言えば、討伐フェイズ初期から繰り出す超極大の火球ブレスを思わせるが、
フォワード.1にて行われたリファインに伴う多数の新モーションのなかに、
逃げ場も一切ないフィールド全域規模の竜巻ブレス攻撃というものがある。
討伐も近いフェイズ8から用い始めるラヴィエンテの最大級技で、
約4秒間にわたって膨大な量の空気を吸い込んだ後、
首を上空まで持ち上げてからフィールドへ向かって真上から放つ。
フィールド全域というからには文字通り安全位置がエリアに一切なく、
緊急回避も空しいほどの長い判定時間なうえに、ガード性能+2がなければガード不可能、
ラヴィエンテ狂暴期が怒り状態時に繰り出すそれは、
防御力1200&体力MAXでも容赦なく一撃死と凄まじい威力を誇る。
- …と書くと恐ろしい攻撃に見えるが、ちゃんと阻止する方法が存在しており、
もっと言ってしまえば(パーティとの意思疎通が出来ていれば)アイテム一つで完封できる。
方法とは、息を吸い込んでいる4秒間の間に大討伐専用アイテム「強臭玉」を投げ込むこと。
成功すれば、ラヴィエンテは強臭玉の臭気をモロに吸い込み失神、
十数秒に及ぶ大ダウンを奪うことが出来る。
この回避方法を覚えておけばぶっちゃけただのボーナス攻撃と化すため、
狂ラヴィ初心者は覚えておくと良い。- ただ、ラヴィエンテはハンターの攻撃では終始怯まないため、
モドリ玉を消費した上に根性スキルがなく、ガードもできない武器種、
かつパーティーが誰も強臭玉を所持していなかった場合、
ラヴィエンテが息を吸い込み始めた時点でベースキャンプ行きが確定という状況が起こる可能性も。
強臭玉のご利用は計画的に。 - ちなみに、キャラバンの仕入れの関係上、基本的に強臭玉は一度に1個しか所持できない状態になる。
そのため、2人以上が同時に投げると、その分だけのちの竜巻ブレスを防げなくなるが、
これを見越してなのか他のハンターが代わりに投げてくれるのを待ってしまうケースが少なくない。
問題は、そのいわゆる「お見合い状態」が"4秒間"続き、
最終的に誰もラヴィエンテのブレス攻撃を阻止しない場合があることである
(その場合、例によってみんなで4乙することが多い)。
- ただ、ラヴィエンテはハンターの攻撃では終始怯まないため、
- なお、怒り中はこの竜巻ブレスを吐く直前に全身から電撃を放出するが、
これによって麻痺してしまうと当然ながらモドリ玉も強臭玉も使えないまま被弾確定となる。
ラヴィの身体に近付かないように立ち回るか、
可能なら麻痺無効は発動させたほうが被弾要素を減らせるだろう。
- 上記の如く強臭玉を投げられると失敗に終わってしまう攻撃なのだが、
この攻撃、あろうことかフェーズ8開幕確定行動であるため、
大討伐の度にフェーズ開始時から失神させられるという
ある意味では非常に哀愁漂う存在となってしまっている。
- 簡単に阻止できることと大討伐の仕様も相まって、
ラヴィエンテとは何度も戦ったのにこの攻撃は一度も見たことがないというプレイヤーも少数ではないかも知れない。
むしろ一度見てみたいが他の参加者に迷惑をかけるわけにもいかない、と歯痒い思いをしている人もいそうである。
ティガレックス特異個体
- ティガレックスがハンターを発見した際、這いつくばるような姿勢で雄叫ぶが、
これと同じモーションで指向性を持った衝撃波状の咆哮ブレス「バインドウェーブ」を飛ばす。
さしずめプチ版ソニックブラストといったところか。
バインドウェーブは猛速でティガレックスの正面一直線上を吹き飛ばしていく。
しかし、これまで咆哮と肉弾戦で正々堂々と勝負を仕掛けていたティガレックスが、
ブレスというある意味小細工を得てしまったことに違和感を覚えるプレイヤーもいるとか。
- 威力はティガレックスの物理攻撃ほどのものではないが、
このバインドウェーブに直撃すると確実に気絶してしまう。
これだけならまだありがちであろうが、真の脅威はそこではない。
特定のハンターのヘイトが高すぎて連続で狙う対象となっていたり、
そもそもソロプレイで他に狙う対象がいないといった条件下で直撃してしまうと、
ティガレックス特異個体は幾度もバインドウェーブを放って
ダメージ&気絶⇒ダメージ&気絶⇒ダメージ&気絶というデスコンボを高い確率で繰り出す。
ガンナーなど遠距離にいるハンターほどバインドウェーブを誘発しやすい。
- また、他のブレス攻撃と異なる点として、バインドウェーブは咆哮の派生攻撃であるため、
バインドウェーブを放つと同時に周囲へ超咆哮が響く。
たとえバインドウェーブの軌道におらずとも、
特に近接武器は超高級耳栓がなければせっかくの隙を無駄にしてしまうので注意が必要。
オディバトラス
- 詳細はこちらを参照。
ヒュジキキ
- ベリオロス亜種と同じく、大竜巻を発生させる風ブレスを吐き出す。
ただし、前者とは異なり、正面と左右に3連射、竜巻を3つも作り出す場合がある。
- 竜巻の威力はもちろんお察しだが、ベリオロス亜種との大きな差別点として、
全身に生えた針を利用した独自の攻撃を持つ。
竜巻ブレスを作り出した後、針を竜巻に向けて放ち、竜巻を経由させて不意打ちを行う。
これにより、ヒュジキキの正面でブレスや尻尾を避けたと思ったら後ろから針が飛んできたり、
ここまで離れれば絶対当たらないと思える距離でも強引に当ててきたりする。
さらに、竜巻から飛んできた針はさも当然かの如くヒュジキキの身体を貫通してハンターに直撃し、
しかも竜巻から飛ばすゆえに死角が一切ないなど非常に脅威となっている。
ゴウガルフ
- 剛種ゴウガルフや通常のG級ゴウガルフはブレス攻撃を行わないが、
ゴウガルフのG級クエストをハードコアモードにすると新たに用い始める技の一つにブレス攻撃がある。
ラージャンのブレス攻撃ように上半身を大きくのけぞらせてから息を吸い、
正面へ磁力を帯びた衝撃波状のブレスを放出する。
短射程であるために遠距離攻撃というほどではないが、代わりにか横方向への攻撃範囲が異常に広い。
ゴウガルフの腕前付近ではほとんどといってよいほどに被弾しやすい。
幸いにも判定時間は短いのでタイミングを見切ればフレーム回避可能。
G級ドスランポス
- MHFのG級ドスランポスも遂に唾液を吐き出す形のブレス攻撃を獲得した。
その場で大ジャンプし、空から狙撃を行うのみならず、直後にタックルの追撃まで仕掛けてくる。
各種通常属性や状態異常属性などには該当しないので、定義的には「無属性ブレス」…
なのだが、いわゆる「追加効果」がとんでもないことになっている。
- どうやら食したものの成分を発揮する唾液という扱いのようで、吐き出されるたびにその色が異なる。
この色に応じて、食らうと悪臭まみれになったり、武器の斬れ味が落ちたり、
ハンターが泥酔してしまったり、磁場が纏わりついたり、防御力が落ちてしまったり、
挙句の果てにはモドリ玉の如くベースキャンプへ転送されるという前代未聞の効果を発揮したりする。
モドリ玉の効果はドキドキノコの作用だろうと考えることもできるが、
なぜ磁力やられの効果まであるのか、謎は深まる。
ハルドメルグ
- 流体金属を操り纏う古龍であるハルドメルグはその流体金属をブレスとしても放つ。
- 通常個体では大きく息を吸いバックステップをした後に放つ。
この流体金属ブレスは高い威力を持つだけでなく、地面に着弾すると円状広範囲に広がり、
少しの間、その範囲内にスリップダメージを発生させる。
このスリップダメージはハルドメルグ本体付近で発生するものより高速で体力が減るため、
ブレス本体に対処できた場合でも容赦なく体力を奪われる。
- 辿異種ハルドメルグも同じ性質の流体金属ブレスを使用する。
こちらは必ず左右への回り込みの直後に行うのだが、
特に近接武器では回り込みにより視界の外からの攻撃となりやすく、対処は困難。
また、左への回り込みの後は単発ブレスだが、右への回り込み後は3方向にブレスを放つ。
そのため、他人狙いのブレスにも被弾しやすい他、かなりの広範囲をスリップダメージゾーンにされてしまう。
余談
- 辿異種ドドブランゴが放つビーム状のブレスは、見た目・設定上は氷属性であるものの、
その本質は、対策不可能の氷漬け+超高速スリップダメージであり、
属性耐性もスキルも一切意味をなさず、直撃すれば即死がほぼ確定する。
そのため、内部的には実質無属性ブレスである。